かとかの記憶

リーンの翼 / 418

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リュクスの性格付けは、読み返すほど念入りに準備されている。エミアの人柄だけでなく、エミアから見たコドール評も。

アピアと結婚したときに祝辞を述べた十歳のロドウが成長して産んだ娘がコドールで、コドールが生まれたときに四歳のエミアが迫水と会った。その約二十年後にアピアが亡くなり、エミアと再婚した娘がリュクス。

この関係というより、その時点その時点で迫水にとって記憶(追憶)にどんな思いを残した女性達だったのかで、それは描かれているけれど章が移ると時間が流れ次々に現れ消えてゆく物語の中で読者がしっかり印象に残しているかはどうかな。『リーンの翼』の読者はおおむね文芸よりはアニメファンだろうし……。

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    katka_yg 2026/03/19 (木) 01:47:21 修正 >> 418

    コドールとハッサーン

    コドールについて、「コドールは悪妻」のようなイメージをあらかじめ固めて読むのは、避けたい。アニメではアニメの受け手に向けデフォルメするというのは、ナディア・ロナもそうだった。

    コドールが迫水の故郷の地上界を見てみたいという憧れ、それはきっと少女時代から迫水を見て抱いたのだろうことは、想像したい。

    地上世界の文明を見たい夢を抱くことでは『ガーゼィ』のハッサーンを連想するとはまえに書いた。巫女ハッサーンによるバイストン・ウェルの理解は神話的な物語よりは即物的な捉え方で、それも何かコドールに通じるように感じる。話にきく地上界の原子力や原子爆弾が「存在そのものを脅かす」と語っているのに、そういう世界も見てみたいのです――のところ。

    あってはならないことが起こっている地上界の現状は恐ろしいことだが、恐ろしいや忌むべきはそれとして、見てみたい。世界に対しては冒瀆的か、言うを憚るようなことかもしれないが、ある意味正直でもある。そういうところはコドールに好感をもってもいいはず。

    結婚前のアピアがジョン・ロンの地上由来の哲学を訊いて感激していたようだったが、少女アピアのようなたんに新しい考え方への興味でもなく、世界の成り立ちや、存在そのものの驚異を体得したい、やはり実在への志向というか、哲学や科学者ではなくてもその思いはあるはず。

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    katka_yg 2026/03/19 (木) 02:06:19 修正 >> 418

    コドールは生まれたときから迫水を間近に見て育った娘だったんだ。実存への傾きは迫水由来に違いない。

    「権力闘争を勝ち抜いて独裁者になるべき人物に求めるべきパーソナリティは孤独な実存主義者」というのも今日昨日、別件で考えていた。後で追う。

  • 421

    『オーラバトラー戦記』のルーザ・ルフトのような人は、わたしはコドールには連想しないな。