エミア、コドール、アマルガンと迫水の、各場面でのそれぞれの年齢をおよそ推算できると思う。それには電子書籍版で前後を検索できたほうが少し便利だ。
コドールが前回出生したときの話のあとに、すでに二十歳頃のこと、その次には三十前頃を語っていて、文中では「ホウジョウ暦何年」という年次を書かない代わりに人物の加齢で年月の経過を語っていく。
蓼科中尉については「遺言」と書かれているから亡くなったんだろうなとわかる後で、回想として老年の蓼科中尉との談話がもう一度語られもする。迫水より少し上なので八十歳を超えているのか。老衰での死去だったんだろう。
文章ではアマルガンの訪問のあとに、
このころ、エイサップ鈴木は、地上界、日本の東京都下武蔵村山市の産院で出生したのだが、そのときアレックス・ゴレムは本国に帰国していた。
とあるのだけど、アマルガンが抱いてあやしているリュクスは三歳頃のこと。後に岩国で邂逅したときは、たしかエイサップはリュクスより二つか三つ年上だったと思う。文章の叙述の順序は曖昧に前後する意味の『このころ』かもしれないし、バイストン・ウェルと地上界の年代は厳密にシンクロしていないでオーラロードが開くたびに何年も齟齬していることもすでにいわれている。
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