かとかの記憶

リーンの翼 / 452

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地獄の審判官メッヘル

 ドアごしながら、そのひきつった笑い声は、胃の腑から吹き出る空気洩れのようで、リュクスがいままできいたことがないものだ。まるで、神代からかたられている地に逼塞する悪しき者、ガロウ・ランの長メッヘルの哄笑そのものである。

また新たな神話ワードが出てきたようだが、リュクスも例外ではないことに、とかくコモン人は「誰もその目でみた者はない」という暗黒世界のガロウ・ラン伝説を語ることには飽くなき絶大な興味をもっている。

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    katka_yg 2026/04/06 (月) 20:37:37 修正 >> 452

    悪いことをしたりウソをつくと地獄界でメッヘル様に舌を抜かれる……ような、子供の物語がされているのだとは思う。

    実在するガロウ・ランに他人を裁くようなどんな法律や正義や倫理観があるのか??というと、そんなものはないので、「魂の審判」を称するにしても、ものすごく独善的で専断的に罪状を決めつけているにちがいない。実態は、捕虜の魂を拷問し責め苛むことにだけ愉しみ耽っているのが地獄の獄卒や裁判官の本性だろう、と思う。

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    katka_yg 2026/04/06 (月) 20:42:08 修正 >> 453

    法服をまとってその実、法や秩序を徹底的に侮蔑し、転倒するための活動をしているのがきっとメッヘル裁判だ。バイストン・ウェル物語では各シリーズの最終巻のクライマックス頃にガロウ・ランの暗黒神のような存在もちらりと現れることがあるが、その名前は憶えていたことがない。

  • 455

    ガロウ・ランが「法秩序の守護者」を称して審判官の席に収まっているというイメージはとても気に入った。わたしはコモン人の趣味がわかるな。