突然すみません。
多分バレますが形式上は匿名でやります。(色々当時やらかしたので)
なお当初は、本家2に繋げる形でやるつもりでした。
最後まで書けたら良いけども……
見やすいようにPIXIVもあります。
注釈:7話まで描き終わってるので8話から更新遅くなります。添削や加筆修正等もしてるので投稿頻度は元々遅いです。
また、アニメ版、漫画版、Nexonアプリ版の記事を参考に書いています。

(ここの文sageで更新したい)
突然すみません。
多分バレますが形式上は匿名でやります。(色々当時やらかしたので)
なお当初は、本家2に繋げる形でやるつもりでした。
最後まで書けたら良いけども……
見やすいようにPIXIVもあります。
注釈:7話まで描き終わってるので8話から更新遅くなります。添削や加筆修正等もしてるので投稿頻度は元々遅いです。
また、アニメ版、漫画版、Nexonアプリ版の記事を参考に書いています。

(ここの文sageで更新したい)
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// generating...
タイトル背景・アイコン募集中🐍
週間フレンズ+月刊けものを統合し、総合ファンスレとしてリニューアル
詳しい事はスレで
2025/2/19
本日、子どもが生まれました。ここまでこれたのはけもフレとけもねおのお陰だと思います。暫く夜泣き、お風呂、食事があるので大変ですがこれからも宜しくお願いします。
トラたぬより
2026/06/26
ゲ〜ロゲロゲロ、吾輩の映画が本日から公開であります!!
ここまでがあなたのコンテンツ
ここからもあなたのコンテンツ
更新の前に。Pixiv版にて、こちらで載せたものをさらに加筆及び修正もしております。よければそちらの方もご覧ください。
「……げ……!」
黒く、大きな塊が、パークに猛威を奮う。
「にげ……!」
その映像の撮影者は、必死に逃げ惑う人々を誘導しながら、その塊を見つめ続けた。
「げて……!逃げて……!」
その塊が巻き上げた砂が、画面を一瞬で埋め、その瞬間に音は一切聞こえなくなり、光は消え、その映像は暗闇の中へと沈んで行った。
【オープニング】
「キ、キィーーーーーーーーーーーーーーッ!」
そんな、甲高く、大きな音を立てながら、バスは緩やかに停車した――遠くにある草むらの中、何者かがその音に驚いて遠退き、その草むらがザワザワと音を奏でる。
「ココデスコシ、キュウケイシヨウカ。」
ラッキービーストは、車体が完全に停車し、辺りが静かになった事を確認すると、かばん達の居る方向を向いてそう言った後、バスを降りた。
「ここは、なにちほーなんですか?」
かばんはラッキービーストの後を追うようにバスを降り、辺りを見回しながらラッキービーストに問いかけた。
ラッキービーストは、なにやら車の前を開けながら答えた。
「ココハ、オカチホーダヨ。スコシダケヒョウコウガタカイチホーデ、ソウショクドウブツヤザッショクドウブツノフレンズガオオイケド、マレニニクショクドウブツノフレンズモイルカラ、サガシテミルノモオモシロイカモネ。」
「へぇー!」
嬉々としてかばんは再び辺りを見回すも、ラッキービーストの行動に目を向け、少しだけ困惑した表情で問いかけた。
「え、えっと……。何をしてるんですか?」
ラッキービーストはかばんのそんな疑問に、彼女に身体を向けて答えた。
「バスハタマニ、テンケンヲシナイトイケナインダ。ウミヲワタッタアトダシ、サビガデキテソノセイデウゴケナクナッテモコマルカラネ。」
「あ、この前のタイヤを付け替えた時には、特に点検はしてなかったんですね?」
「イマハスコシダケ、ヨユウモアリソウダカラネ。」
ラッキービーストの言葉を聞き終わると、かばんはサーバルが顔を出しているバスの扉へと目を向けた。
「サーバルちゃん、なにをしようか?」
かばんはサーバルに聞いた。
「なんだかさっき、音が聞こえたから、そこに行こうよ!」
サーバルはそう言って、草むらの真っ只中を指指した。
確かに、草むらの中で何かが動いているのが、草の様子から伺える。
「うん!そうしよう!」
かばんはそう、彼女の言葉に答えた。
「アライさんも付いていくのだ!」
アライグマが言った。
「じゃあ私も付いていくよー。」
アライグマに続けて、フェネックがそう言った。
そして、そんな二人に続け、
「我々も付いていくのです。」
「そうするのです。我々は、島の長なので。」
アフリカオオコノハズク、ワシミミズクもそう言った。
そして彼女達は歩き出した。
「テンケンガオワッタラマタシュッパツスルヨ。ダカラ、ソノトキマデニハモドッテキテネ。」
ラッキービーストは、彼女達の去り際に言った。
「わかりました!」
かばんはラッキービーストの言葉にそう答えた。
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の の の の の の の の
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「うーん。たしか、ここら辺から音がした……はずなんだけど……。」
サーバルがそう言って、草むらを掻き分けながら、辺りを見回す。
「博士、助手。何かあったー?」
サーバルは空を飛ぶ二人にそう聞いた。
「いや、何も無いのです。」
「ここからは何も見えないのです。」
二人はそう答えた。
続いてサーバルは、アライグマとフェネックの居る方向へと身体を向けて、彼女達に聞いた。
「アライグマー。フェネックー。そっちはどう?」
「何も見つからないのだ。」
アライグマはサーバルの問いに、そう答えた。
「私も何も……」
フェネックも答えたが、途中で言葉を止めて、再び口を開いた。
「ん? なんだろう。この白い糸の塊。」
フェネックはそう言うと、草むらから顔を出す、その白い糸の塊に触れた――
「ぴゃああああああああああああああ!」
そんな悲鳴がおかちほー全体に響き渡り、周りに居た野生の鳥達が、一斉に飛び立った。
そして、そんな悲鳴を聞いて驚いたアライグマが――、
「なな、な、なんなのだぁぁぁあああああ!?」
――連鎖的に悲鳴を上げた――。
――が、そんなアライグマの肩にフェネックは手を置いて、目の前にいるフレンズを指差しながら言った。
「アライさーん。大丈夫だよー。怖いものじゃないから。」
アライグマは震える身体を落ち着かせると、そんなフェネックの言葉に、少し怯えた声色ながら問い返した。
「じゃ……じゃあ、一体あの声は何なのだ?」
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「す、すみまひぇん! 私……、驚かせてしまって。」
白く、フサフサの毛を纏ったフレンズが、アライグマに頭を下げながら言った。
そして、そんなフレンズの目の前を、7人のフレンズが、彼女を暖かい目で見つめながら――前1列のアライグマ、フェネックを始めとして、その後ろの1列には、かばん、サーバル、タイリクオオカミ、その上をアフリカオオコノハズクとワシミミズクの二人が飛びながら――並ぶ。
アライグマはそんな彼女の言葉に、若干ゃ慌てた表情を見せながら謝った。
「つ、次からは気をつけるのだ!」
フェネックも同様、そんなフレンズを見つめながら言う。
「まあ、私が尻尾を握った(ホントは鷲掴みなんだけどね)ってのものも原因だと思うしさー、そこはごめんねー。」
そしてアライグマは、フェネックがそう言い終わった事を確かめると、そのフレンズにこう問いかけた。
「ところで、お前は誰なのだ?」
そんなアライグマの言葉に、そのフレンズは自身の真っ白な髪をいじりながらこう答えた。
「ああ、そういえば。……私はサフ。サフォークっていう、羊のフレンズです。」
▼■■■■■▼ 鯨偶蹄目 牛科 ヤギ亜科 羊属サフォーク
■ ■ ■
■ ■ ■ サフォーク
■ ■ ■
■■ ■ Suffolk seep
彼女の言葉にサーバルが言った。
「サフちゃん、よろしくね!」
そして、そんなサーバルの言葉に続く様に、他の四人が言った。
「サフさん……よろしくお願いします。」
「よろしくなのだ!」
「よろしくねー。」
「よろしくな。」
挨拶が終わると、アフリカオオコノハズクが「ところで」と言い、それに続けるように、ワシミミズクが言った。
「お前は一体、ここで何をしてたのですか?」
サフォークは、アフリカオオコノハズクとワシミミズクの言葉に、こう答えた。
「ああ……実は、家の場所を忘れちゃって。探してたら、貴方達の乗った、バス?が来て、驚いて……」
かばんは彼女の言葉を聞くと、それを遮るように言った。
「要するに、家に帰りたい……ってことですね?」
そんなかばんの問い掛けに、サフォークは答える。
「はい。」
かばんはサフォークの答えに、少し考えたのちに言った。
「それなら、ボク達も手伝います。でも、家が分からないとボク達も探せないので……家の特徴は覚えてますか?」
サフォークは答えた。
「うーん。四角い部屋が2つで、入り口がある方の部屋には三角の屋根があって……。すみません。ここまでしか……。」
サフォークの言葉を聞いたかばんは、アフリカオオコノハズク、ワシミミズクの二人に言った。
「博士さん、助手さん。今、サフォークさんが言った特徴と似ている家を探して来てくれませんか?」
「分かったのです。」
アフリカオオコノハズクは言った。
そしてこう続けた。
「でも、今度“ろーるけーき”という物を作ってくれると約束するのです。」
かばんは若干困りながら答えた。
「今度、ラッキーさんに作り方聞いてみますね……;」
かばんの答えを聞くと、アフリカオオコノハズクは満足気に微笑みを浮かべ、“助手”であるワシミミズクと共にサフォークの家を探す為、飛び去っていった。
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数分が経つと、アフリカオオコノハズクが戻ってきた。
「どうですか? 何かサフさんの言ったような特徴の家はありましたか?」
かばんはアフリカオオコノハズクにそう聞いた。
そして、そんなかばんの質問に、アフリカオオコノハズクは答えた。
「あったのです。」
「そうですか。」
かばんはそう相槌をうつと――もう一人……ワシミミズクがいない事に気付き、彼女に続けて問い掛けた。
「……あれ? 助手さんは……?」
アフリカオオコノハズクは答えた。
「あいつはその家がある所で待たせているのです。案内してやるから着いてくるのです。」
そして、彼女はその場所へ向かい、ゆっくりと羽ばたき始めた。
「着いたのです。」
アフリカオオコノハズクはそう言うと、飛翔するスピードを遅めて地上へと降り立った。
「着いたのですか。博士。」
ワシミミズクがアフリカオオコノハズクに行った。
「ええ。着いたのです。ミミ……/// ゴホン。助手。」
アフリカオオコノハズクが一瞬言い間違えたようだが、二人とも微笑を浮かべているので悪い話ではないだろう。
「そうだ。家って……。」
かばんはそう呟くと、その家がある方向を振り向いた――。
「……へ?」
――そこには、サフォークの言った特徴と一致する住居が、何百軒も並んでいた。
「おお……これ全部がサフの家なのか?」
「多すぎるのだあーっ!」
タイリクオオカミとアライグマが、それを見るやいなや、そんな声を上げた。
「ち、違いますよ! 私の家はこの中のどれかです!」
サフォークは言った。
「なるほど……それで、どの家なんですか!?」
かばんは聞いた。
「えー……っとー。」
サフォークはそう言いながら指を指して辺りを見回し――。
「どれでしたっけ……。」
――そう呟いた。
「どうやって探すんですかぁーっ!」
そんなかばんの叫ぶ声が、大空に響いた。
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とある農場 ぶらいあんおにいさん(ぶらじる)
「Suffolk é uma ovelha criada principalmente para o consumo de carne de ovelha, é claro, é mantida com a finalidade de colher lã, etc.Meu rosto é preto como carne queimada e, ocasionalmente, não sei onde estão meus olhos.Suffolk é muitas vezes tratado em numerosos trabalhos de mídia, e falando em sua obra-prima, este é Suffolk, que é fácil de desenhar imagens em cores em um tipo que está aparecendo em "Sheep in Sheep".
Além disso, Suffolk é ...」
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「―――――――――――――――――
「どうやって探すんですか~っ!」
かばんがそう、大きな声で叫び、その声は目の前に広がるいくつもの建物に何度もこだまして響いた。
「……あ。」
サフォークが呟いた。
そしてそんなサフォークの呟きにかばんは気付き、こう聞いた。
「何か、思い出しましたか?」
彼女はかばんのその質問に、こう答えた。
「はい。……確か、何かの絵が描かれた看板が有ったと思います。」
かばんは聞いた。
「……絵?」
「はい。」
サフォークは頷いて言った。
かばんはサフォークの答えに、更にこう聞いた。
「どんな絵ですか?」
サフォークは答えた。
「確か、上の先端が左に折れ曲がった縦の棒が二つと、その真ん中に縦に伸びた輪があったと思います。」
かばんはそんなサフォークの言葉を聞き、その形を思い浮かべた。
「上の先端が左に折れ曲がった縦の棒……その真ん中に縦に伸びた輪……?あっ!分かりました。」
「へ?」
サフォークは突然のかばんのそんな言葉に、疑念の表情を浮かべた。
「それってきっと、数字の“101”ですよ。つまり……。」
かばんは言った。
そして続けた。
「部屋にはそれぞれ番号が振り分けられていて、サフォークさんの部屋の番号は“101”なんです!」
サフォークは思わず「何を言っているんだろう。この人は。」とでも言わんばかりに眉をひそめた。
そして彼女は口を開き、その疑問をかばんへと投げ掛けた。
「すみません……。何が何だか……。」
そんなサフォークの問い掛けに、かばんは言った。
「分からなくても良いです。まずは何か、他に手掛かりがないか探しましょう!」
サフォークはため息を漏らしながら言った。
「はあ……。」
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「ありました。……これ、部屋の番号が書かれている看板です。」
かばんはそう、その看板に指を指しながら言った。
他の七人のフレンズが、その言葉を聞いて彼女へと駆け寄る。
かばんは全員が近くに来たことを確認すると、その看板に指を指しながら話し始めた。
「まず、今場所がここなので……。」
かばんは赤の矢印が指している方向を指した。
その前方には、複数の数字が並んでいる。
左から、10を数える毎に一つずつ、0から500まで。
「ここが……250と260の前なので、左の方向に進んで行けば、サフォークさんの家は見つかると思います。ただ……。」
かばんは息を飲み込んで続けた。
「……遠い……、ですね……。しかも、明確な数字が書いてません……。」
かばんはガクリと落ち込んだ。
すると、そんなかばんに、サーバルが突然、こんな提案をした。
「とりあえず、行ってみたら良いんじゃないかなあ?」
かばんはサーバルの突発的な提案に微笑を浮かべながら答えた。
「そうだね。」
かばんは看板から目を離すと、7人のフレンズ達の居る方向を向いて言った。
「とりあえず、この看板の“100”の数字の列がある辺りまで行ってみましょう。」
かばんはその方向に指を指した。
周りのフレンズ達は頷き、その方向へと歩き出した。
かばんは頭を抱えた。
そんなかばんの様子に気づいたサーバルが、彼女に向かって振り向いて、他の六人に「ちょっと待って」と声を掛けて止めると、そんなかばんに向かって大きな声でこう声掛けた。
「かばんちゃーん! 早く来ないと、置いてっちゃうよー!」
そんなサーバルの言葉に気付き、かばんは苦悶の表情を隠して笑顔を作ると、彼女と他の六人のフレンズにこんな声を掛けながら、離れ行く彼女達の背中を追いかけて行った。
「みなさん、待って下さいよー!」
かばんが彼女達に追い付くと、軽い笑い声が辺りに響いた。
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――数分後。
「うう……。」
かばんが息を荒げながら歩き続ける。
「ちょ……、ちょっと……。待って下さい……。」
かばんはそう言うと立ち止まった。
あれから何メートル程歩いたのだろうか。
やたらと登り坂が多く進みずらい道。
こんなに進みずらい道を、ミライ達は歩いたのだろうか。
あのサーバルであってもへとへとなのだ。
何か、別の移動手段で移動していたのではないだろうか。
「そういえば、ばすの点検は終わったんでしょうか……?」
かばんはふと、そんな考えを口にした。
すると、そんな時だった。
「オワッタヨ。」
突然草むらから飛び出してきたパークガイドロボット……、ラッキービーストが、そんな声を上げた。
かばんはその声に気付くと、ラッキビーストに言った。
「ラッキーさん……! どうしてボク達がここに居ると分かったんですか!?」
ラッキービーストは答えた。
「オモッタヨリモテンケンガハヤクオワッテ、コッソリツイテキテタンダ。サフォークノジュウキョヲサガシテイルヨウダッタシ、ボクモキョウリョクシヨウトオモッテネ。バスモモッテキタヨ。」
ラッキービーストは言い終えると、瞳を緑に光らせた。
その瞬間、いつも通りの黄色く、猫耳のついた茶色の水玉模様のバスが、茂みの中から顔を出した。
「ありがとうございます。ラッキーさん。」
かばんはラッキービーストに、そう言いながら頭を下げた。
「ドウイタシマシテ。」
そんな、無機質な声が、ラッキービーストから返ってきた。
だが、その声はやけに嬉しげだった。
かばんは他七人のフレンズ達と共にバスへと乗り込んだ。
彼女はラッキービーストのいる運転席の近くの座席に座ると、ラッキービーストに言った。
「101号室の前までお願いします。」
「ワカッタヨ。」
ラッキービーストはそう答えた。
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「ツイタヨ。」
ラッキービーストが言った。
かばんがふと窓の外を見ると、そこには“101”という数字を型どられた看板が、一つの部屋の入口にピタリと設置されている光景が伺える。
「ここです! ここここ!」
サフォークは嬉しそうに微笑みながら、そんな声を上げた。
まるで、お菓子を買って貰う幼い子供のように。
彼女はバスから飛び降りた。
「~~♪ ~~~♪ ~~♪」
鼻歌が聞こえる。
そんな中、かばんはやや彼女を追いかけるように、急いでバスから降りた。
サーバルもそれを追うようにその後を行く。
するとそんな時、その場を通りかかった一人のフレンズが声を上げた。
「あれ、誰かと思ったらサフォークじゃん。」
サーバルはそのフレンズを見て一番に言った。
「ああっ! また見たことのないフレンズが居るよ!」
そして彼女は、続けてそのフレンズに聞いた。
「君は誰? 何のフレンズなの?」
かばんもそんな彼女の問いに重ねるように、そのフレンズに聞いた。
「あなたはなんのフレンズなんですか?」
そのフレンズは二人に向かって振り向くと、その問いに対しこう答えた。
「私はホルスタイン。名前が名前だから、好きに呼んでくれていいですよ。」
▼■■■■■▼ 鯨偶蹄目 ウシ科 ウシ属
■ ■ ■
■ ■ ■ ホルスタイン
■ ■ ■
■■ ■ Holstein Friesian cattle
彼女はその言葉を続けた。
「ところで……、あなた達は?」
「あ、すみません。(また忘れてた……。)」
かばんはそう答えると、続けて言った。
「……ボクはかばん。“元”ヒトのフレンズです。」
ホルスタインは聞いた。
「元……とは?」
すると、そんなホルスタインの問いに、サーバルが答えた。
「ああ、かばんちゃんは《《元》》はヒトのフレンズだったんだけど、いろいろあってフレンズじゃなくなっちゃったんだ!」
ホルスタインは言った。
「それって……。普通にヒトってことになりません……?」
サーバルは答えた。
「うーん。どうなんだろう? わっかんないや!」
辺りに静寂が訪れた――。
「サーバルちゃん、自分の紹介忘れてるよ。」
かばんがサーバルに囁いた。
「あ、そういえば!」
サーバルはそう言うと、続けて言った。
「私はサーバルキャットのサーバルだよ! 宜しくね!」
そんな二人の自己紹介が終わると、他の五人も彼女達と同じように、自己紹介をし始めた――。
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「ところで、そろそろ日が落ちて来ましたね。」
かばんが言った。
気付けば辺りは、夕凪の美しい橙色に染まっている。
「ソレジャアキョウハ、ココニトマロウカ。」
かばんの言葉を聞き、ラッキービーストが言った。
かばんはそんなラッキービーストの言葉に、とある疑問を覚え、聞いた。
「ここって泊まれるんですか?」
ラッキービーストは答えた。
「ココハモトモト、シュクハクシセツダッタカラネ。セイビモシッカリシテイルシ、アルテイドハカイテキニスゴセルトオモウヨ。」
「そうなんですか。」
かばんは頷いた。
「それじゃあ、今日はここに泊まりましょうか。」
かばんは言った。
ラッキビーストはかばんのそんな言葉を聞いて、こう言った。
「ソレジャア、ヘヤハフタツトッタホウガイイネ。103ゴウシツト108ゴウシツヲアケテオクヨ。ヘヤヲムカイアワセテオイタホウガアスシュッパツシヤスイダロウカラネ。」
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――翌朝。
「こーけこっこぉー! 起きて下さい! 朝ですよー!」
そんな、やや間抜けたようなフレンズの声が聞こえ、かばんは起きて部屋のドアを開けた。
かばんが目を擦りながらを前を見ると、アフリカオオコノハズク達が泊まっている部屋の前に、真っ白な羽を纏ったフレンズが見えた。
「あさ……。」
かばんは呟いて空を見上げた。
ライトブルーがどこまでも、果てしなく続いている光景が見える。
今日は雲一つ無い晴天だ。
白の羽を纏ったフレンズは、大きな声で言った。
「こーけこっこぉー……あれ? 見たことのないフレンズがいる~!」
彼女はかばんを見付けると、かばんに近づき、その身体をジロジロと見回した。
「な……なんですか……?」
かばんは言った。
すると、その瞬間彼女は顔を上げて言った。
「私はアヒル! ニワトリ先輩に憧れて、ここの目覚まし時計の役割を担ってるんだ!」
▼■■■■■▼ カモ目 カモ科 マガモ属
■ ■ ■
■ ■ ■ アヒル
■ ■ ■
■■ ■ Domestic Duck
「は……、はあ……。」
かばんは困り顔になりながら言った。
そんなかばんに、彼女は聞く。
「きみ、何のフレンズ? ここでなにしてたの? 名前は? おうちはどこ?朝おこしてあげるよ!」
「え……ふえええええええ!?」
かばんは戸惑ってそんな声を上げた。
寝起きだと言うこともあり、未だこの状況に混乱している。
「こら、アル。お客さんを困らせちゃダメですよ。」
部屋から出てきたホルスタインが言った。
「はーい。」
アルと呼ばれたフレンズが、彼女の言葉にそう答え、かばんから遠のく。
「すみません。あの子、好奇心旺盛で……。」
ホルスタインは言った。
「いいんです。フレンズは十人十色、ですからね。」
かばんはそう答えた。
ガチャリ、と音がし、扉中からアフリカオオコノハズクが出てくる。
その反対側にある扉も開き、そこからサーバルが出てきて言った。
「何なの~? 今の声?」
アフリカオオコノハズクも、ほぼ同時に言った。
「全く……。何なのですか……?」
かばんはホルスタインと目を合わせると、微笑しながら言った。
「そろそろ行きますね。」
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の の の の の の の の の
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サーバルがバスに乗り込むと、かばんもそれを追うように乗り込む。
かばんはバスに乗り終えると、窓から顔を出し、手を振りながら言った。
「それじゃあ、また!」
数秒が経った後、バスはゆっくりと動き出した。
【エンディング】
「次はどこに向かってるんですか?」
かばんがラッキービーストに聞いた。
「デンチノザンリョウガ、ソロソロナクナッテキタカラネ。キョウキュウヲシタイカラ、マチヘムカウヨ。」
ラッキービーストがそう言って、胸元のデバイスから、バスに入っている電池の様子を映し出す。
かばんがそれを見ると、緑の横線が四つ姿を消し、残りの一本は緑色から赤色へと色を変えている。
かばんは前を見た。
気付くと、広大な河川が目の前に広がっている。
「ら、ラッキーさん! 危ないですよ!」
かばんは言った。
「ダイジョウブダヨ。コノカセンニアルハシハ、バスガトオッタトキニジドウデ、ジメンノシタカラセリアガッテクルヨウニナッテイルンダ。」
ラッキービーストはそう答えた。
「そうなんですか……。」
かばんは頷いた。
みるみるうちに、バスは河川へと近付いていく――。
――バッシャーーーーーーーーーン!
――――――――――――――――
の の
の の
の の タイリク予告 の の
の の
の の
――――――――――――――――
どうも。
タイリクオオカミだ。
今回は「泳ぎ」について予習しておこう。
「泳ぎ」――すなわち“水泳”は、人間もしくはその他の動物が水面、水中にいる際に使う移動手段で、スポーツ等にも用いられたりする。
そのスポーツの一つとして、「競泳」がある。
「競泳」というのは、複数の選手がそれぞれ得意な泳ぎ方で泳ぎ、そのタイムを競う……まあ、一言でいえば、一番泳ぎの速い人を決めるスポーツだな。
他にも……
次回、「かせん」
サフォークというといわゆる
ヒツジのショーン的なイメージなのだ
ヒトのいなくなったパークに
まだ何百軒もの建物が残っている風景が幻想的ですのだ
4話加筆修正に手間取ってて遅くなるかもです
と思ったら意外と早く修正終わったんで早めに投稿します。
6時ごろがいいかな?
仮眠取ろうとしたら熟睡してしまった……とりあえず今から投稿します
バッシャーーーーン!
そんな音を立てて、バスがガクンと傾き、前方を川へ落として停車した。
大量の水しぶきが河川から飛んで空を舞い、一部はバスの中に、それ以外は元の場所へ向かって落ちていく。
「アワワ、アワワ、アワワワワワワ……」
ラッキービーストが慌てて、そんな声を上げた。
「ど、どど、どうしたんですか!? 一体何が!?」
頓狂な声を上げたかばんが、バスの運転席へと身を乗り出してラッキービーストに聞く。
「バババ、バスガ、アワワワ、アワワワワワワワワワワワ……」
「ラッキーさんまでー?!」
【オープニング】
大量の水がしぶきとなって空を舞い、散った水がバスの中へとどんどん入り込んでくる。
「どどどどど、どうしたんですか!? 一体何が!?」
「何が起こったのだぁぁぁーーーっ!?」
つい先ほどの衝撃に、バスの中は徐々に混乱で埋め尽くされ、かばん達一行は揃いも揃って頓狂な声を上げた。
ラッキービーストはそんなかばんの問いかけに気付くと、アワワ、アワワワワなどという声を止めて、その問いかけに答えた。
「ハシガジメンカラセリアガッテコナカッタカラ、バスノシャタイゴト、カワノナカニハイッテシマッタンダ。」
「え、でも、自動で地面がせりあがって来るはずじゃ……!」
かばんは呟くように言った。
「ドウヤラシステムエラーガオキテイタヨウダネ。オカゲデジメンガセリアガレナカッタンダ。」
ラッキービーストは答えた。
そんなラッキービーストの答えに、かばんは言った。
「それじゃあ、そのシステムエラーを直しちゃえば……。」
だがその言葉を遮るようにラッキービーストは言った。
「ソレハデキナインダ。」
「え……?」
かばんは疑念の声を上げた。
「システムエラーノシュウフクニハ、ハシノシュウリヨウプログラムガヒツヨウナンダ。ボクハハシノシュウリヨウプログラムガソナワッテイナイコタイダカラ、シュウリスルコトハデキナインダ。」
ラッキービーストは答え、続けた。
「ソレニ、シュウリヨウプログラムヲインストールスルニシテモ、スデニゴコクエリアノデータシュトクトココマデノキロクニ、カナリノヨウリョウヲツカッチャッテイルカラネ。インストールモムズカシイヨ。」
「はあ……。」
かばんはラッキービーストの言葉を聞くと、疑念と困惑が入り混じるそんな声を漏らした。
あまりにも言葉が難しすぎて、言っていることはかばんにはあまり理解出来なかった。
だが、恐らくラッキービーストが言った言葉は、「無理だ」だという理解の仕方で誤りはないだろう。
「じゃ……、じゃあ……。何か他に手は……。」
酷く戸惑い、慌てふためきながら、辺りを見回すかばん。
何か思いついたのか、彼女はフレンズたちを見て合点が言ったかのように手をポン、とする動作した後、嬉々として話し出した。
「……そうだ。力持ちのフレンズさんに、向こうまでこのバスごと運んでもらうとか……。」
そんなかばんの提案に聞き耳をたてたのか、サーバルが耳をピクンと震わせてかばんのいる方向へと目を向けて手を挙げた。
「それなら私、出来るよ!」
サーバルの言葉にかばんは彼女のほうを一瞬振り返ると、ラッキービーストの方へ半分ほど向き直りながら言った。
「そ、それじゃあサーバルちゃんが……。」
「ムリダトオモウヨ。」
――が、そんなラッキービーストの言葉に、かばんの提案は遮られた。
「え? なんでー?」
サーバルが不思議そうな顔を浮かべながら、そんな疑問を声に出す。
すると、そんなサーバルの問いに答えるように、ラッキービーストは言った。
「サーバルノジャンプリョクデハ、ココカラムコウギシマデノキョリヲジャンプスルコトハ、ケイサンジョウデキナインダ。」
少しだけ間を空けて、ラッキービーストは続けた。
「ダイイチニ、モシモサーバルノジャンプリョクデムコウギシヘワタレタトシテモ、アンゼンニワタレルトハカギラナイヨ。ソレト、ココニイルミンナノチカラヲアワセタトシテモ、タリナイカモシレナイネ。」
「もし私と助手が空の方向にちょっと手助けしたとしても、流石にキツそうなのです。」
「なのですです。」
「そうなんですか……。」
少しだけ落ち込んで、かばんは俯いた。
そして再び考えた。
何か他に、川をバスごと渡る手段はないかと。
――そんな時だった。
バスの目の前、その水の表面がボコボコと形を変え始めた。
かばん達はその異変に気付き、その水の中を覗き込んだ。
「なんだろう……?」
「なになにー?!」
「なんなのだー?」
すると突然、一人のフレンズが水を纏いながら、水中から勢い良く跳躍し――空に舞った。
「な……何!?」
サーバルが驚きの表情を浮かべながらそう叫び、そのフレンズを見上げる。
そのフレンズは逆光に纏われ黒く見え、表情こそはあまり良くは見えなかった。
だが、なんとなく緑色をしていると、サーバルには分かった。
そしてそんなフレンズは彼女達が居ることに気付くと、驚き、慌てて空中でもがき始めた。
「危なぁ~いっ!」
フレンズは言った。
やがてそのフレンズの飛ぶ力は衰え、ゆっくりとスピードを落とし、かばんへ向かって落ちていった。
かばんはそのフレンズが自分の立っている場所に落ちる事に気が付き、驚いて悲鳴を上げた。
「う……うわあああああ!」
「どいて~っ!」
そのフレンズは慌ててそんな声を上げた。
だがそのフレンズがそんな言葉を放った時、かばんとそのフレンズの距離は既に1mを切っていた。
そして。
――次の瞬間、そのフレンズはかばんの足元数mm手前に着地し――
――勢い余って、かばんが避ける間もないまま、そのフレンズはかばんに覆い被さるように、巻き込んで倒れ込んだ。
「わあああああああ!」
かばんは突然の出来事に、驚きのあまり頓狂な声を上げた。
――その時、かばんの背中……そこにかかっている鞄は砂利だらけの川岸に衝突した。
鞄のお陰でかばんは怪我こそはしなかったが、もの凄い速さでぶつかる、という、その恐怖で一瞬意識が遠退いた。
「かばんちゃん、大丈夫?!」
慌てて、サーバルが駆け寄る。
かばんはふと気付くと、自身の身体の上に横たわるフレンズを見つめ、彼女の肩をポンポンと叩いた。
「ボクは大丈夫だよ。でもこの人は……えーと、…だ……、大丈夫ですか……?」
サーバルの心配に応えつつ、かばんは自身の身体の上に横たわるフレンズに、そう声がけた。
彼女はゆっくりと目を開けると、「やってしまった……!」とも言いたげな表情で取り乱しながら答えた。
「す、すみません!わわわ、私も大丈夫です!」
そのフレンズは答えると、上体を起こしてかばんの前に正座して座り込んだ。
「良かった~!」
サーバルは言った。
「ボクの後ろのが丁度良くクッションになってくれたからね。」
かばんは呟いた。
「本当に、すみませんでした……。」
一人のフレンズは言った。
「いえいえ、大丈夫ですって。……あのくらい、サーバルちゃんとあった時にありましたし。」
かばんは答えた。
「私……カッパって言うんです。……私、魚を追いかけるの好きで……。魚を捕まえる遊びをしていて……。……夢中になりすぎて……、あんな事に……。」
▼■■■■■▼ 未確認生物
■ ■ ■
■ ■ ■ カッパ
■ ■ ■
■■ ■ kappa
そのフレンズ……カッパはそう言うと、顔を赤らめ始めた。
それが何故かは……言うまでもないだろうが、先程倒れ込んだ際に、かばんの顔と自分の顔同士の距離がとてつもなく近くなっていたから……という理由である。
だが、かばんはそれに気付く事は無かった。
倒れた時の恐怖で、それに気付く余裕が彼女には無かったのだ。
「な、なにかお礼……いやお詫びの品を……。」
カッパが言葉を間違えながら言った。
「だからいいですって。」
かばんはカッパの言葉にそう答えた。
「……いえいえ。……そうだ、泳ぎ方でも教えましょうか。」
カッパは言った。
「今はいいですよ!」
突然の水泳練習の提案に、それどころの状況じゃないかばんと一行は、真っ向からその誘いを断る。
それに続いてかばんは思いついたように声を上げた。
「……そうだ。このバスを向こう岸まで持って渡れますか?」
「あっ、やってみます!」
カッパはかばんの問いにそう答えると、バスの車体に手を掛けた。
「動かしますね!」
カッパはそう言うと、後ろへ一歩踏み込んだ。
ズシーーーーン!
「動きました! その調子です! カッパさん!」
かばんはそう言うと前方を見た。
「……あれ?」
だがそこに、このバスを動かしているはずのカッパの姿はなかった。
その姿が見えないまま、数秒が経過した。
かばんは運転席からカッパがいるであろう場所を覗き込んだ。
――すると。
「ぶは……っ! すみませn……無理です~っ!」
カッパがそう言って、水面から顔を出した。
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の の の の の の の の の
の の の の の の の の
の の の の の の の の の
の の の の の の の の
の の の の の の の の の
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「すみません……。力になれなくて……。」
カッパが俯き、申し訳なさそうに眉を八の字に傾けながら言った。
かばんはそんなカッパに、ニコリと笑い掛けながら言った。
「いえ。問題ありません。全然大丈夫ですよ。」
「で、でも……。」
カッパは呟いた。
結局あのあと、バスが沈み掛け、カッパはそんなバスに押し潰されそうになった。
バスはかばん達のお陰で引き上げられたが、そんな彼女達を向こう岸へ渡せなかった事、更にその上に迷惑までかけてしまった事に、カッパは責任感を感じていた。
するとそんなカッパの考えを逆転させるように、かばんは呟いた。
「本当はここに、橋がせりあがってくるはずなんですから。」
「……橋?」
カッパは呟いた。
そんなカッパの呟きに、かばんが答えた。
「はい。」
「それなら、上流の方にもあったと思います!」
カッパは言った。
「本当ですか!?」
かばんはカッパの言葉に、目を輝かせながら言った。
「モウヒトツノハシハ、ケイコクチホーニアルタキノチカクニアルヨウダネ。コノカワヲワタルニハ、ソコマデイドウシナイトイケナイヨ。」
ラッキービーストはそう言うと、バスを旋回させ始めた。
「途中に私の家が在るんで、私、その辺までだったら案内しますよ。」
カッパは言い、小さめの声で続けて言った。
「……魚を、捕まえながら。」
「……ラッキーさん。」
かばんは呟いた。
「カノジョノアンナイニシタガッテ、セイキルートデハナイミチヲハシルヨ。」
ラッキービーストは言った。
カッパは川へ飛び込み、水面から顔を出した。
「出発してください!」
「デモソノマエニ、バスヲイチドヒキアゲナキャダネ。チョウドココニイルゼンインガキョウリョクシタラモトニモドセルカモシレナイネ。」
「じゃあ、みんなで引き上げよう!」
ラッキービーストの言葉を聞くや否や、かばんはその場にいるフレンズ全員に声がけた。
「おー!」
「私も協力します!」
カッパもかばんの言葉に答えるように言い、再び水中へ身体を沈めて泳ぎ出した。
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の の の の の の の の の
の の の の の の の の
の の の の の の の の の
の の の の の の の の
の の の の の の の の の
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「水、綺麗になってきましたね。」
かばんが、カッパの泳ぐ川の水を眺めながら言った。
「ジョウリュウニチカヅイテキタカラネ。モウシバラクジョウリュウヘチカヅイテイッタラ、ミズガトウメイニ……スケテカワノナカガミエルヨウニナルヨ。」
ラッキービーストが、かばんの言葉にそう答えた。
「へえーっ。」
かばんはラッキービーストの言葉を聞いて、川を眺めながら頷き、そう呟いた。
「……ん?」
かばんがそのまま川を眺めていると、1人のフレンズが視界に入った。
「ラッキーさん。一旦停めてください。」
かばんはラッキービーストに言った。
「ワカッタヨ。」
ラッキービーストは答えると、バスを停車させた。
カッパはその事に気付くと、泳ぐ事を止めて岸へ上がった。
かばんはバスを降りた。
「どうしたの?」
川岸へ上がり、バスへ近付いてきたカッパが、バスを降りたかばんに聞いた。
「いえ……。あのフレンズさんが……。」
かばんは答え、そのフレンズを指さした。
カッパは、かばんの指さしたそのフレンズを見た。
彼女はやや大柄の体のフレンズだった。
耳は円く、それを含んだ髪は黒く。
川を見ながら屈み込んで、時々その水面を手で打つ。
カッパはその行動で飛び散った水を見て呟いた。
「魚だ……!」
「え?」
かばんはカッパの呟きに、疑念の声を上げた。
「あのフレンズさん、泳ぎもしないで魚を採ってるんですよ!」
カッパはかばんの疑念の声に、目を輝かせながらそう答えた。
「そうですか……。」
かばんは頷いた。
「あの、別に急いでませんよね?」
カッパはかばんに顔を向けてそう聞いた。
「え……。いや……まあ。」
かばんは呟く様にそう答えた。
カッパはそんなかばんの答えを聞くと、ニコリと微笑んでそのフレンズへ身体を向け――泳ぎ出した。
――そんな時だった。
その、名も知らないフレンズが見ている水の中、そこで青い影が蠢いた。
そして、そこから飛び出した。
それはそのフレンズの図体を遥かに越える大きさの魚。
いや、良く見るとそれは魚ではなかった。
その魚に見えた生き物には、鱗や尾びれにあるようなような線がなかった。
ましてやその体は青く、その上美しく透けていて、たった一色だ。。
そう……。
それは大きな、魚型のセルリアンだった。
だが、セルリアンだとしたら、何故川の水に触れているのに動きが止まらないのだろうか……?
まあ、そんな疑問はあとだ。
早くあのセルリアンを倒さなければ……。
カッパはそう思い、そのセルリアンへ向かって走り出した。
――その瞬間。
そのセルリアンの真下にいたフレンズが、素早く後ろへ遠退くと、そのセルリアンの、魚でいう目がある場所の石へ向かって、拳で強い一撃を与えた。
するとそのセルリアンは、見る間もなくばらばらに砕け散り、その破片が辺りへ散乱した。
その光景を走りながら見ていたカッパは、驚き、目を見開いた。
そのフレンズは地面に着地すると、照りつける日を手で遮りながら言った。
「大物ゲット。」
カッパが川岸へたどり着いた頃には、その魚型のセルリアンの砕け散った破片は、既に消滅していた。
かばんはそんな光景を眺めながら、小さな声で呟いた。
「……あっぱー……?」
「かばんちゃん、何か言った?」
サーバルが聞いた。
「え……? いや、なにも……。」
かばんは答えた。
カッパはセルリアンが砕ける前にいた場所を、口を開けたまま眺めながら、その場に立ち止まっていた。
そして、そんなカッパの存在に気付いた魚型のセルリアンを倒したフレンズは、彼女に近付くと微笑みながら、その顔を見つめて言った。
「おーい。こんな所で何してんのー?」
「え……、あの……。えっと……。」
カッパは戸惑い、そう小さな声で答えながら、かばん達の居る方向を見た。
かばんはその視線の意味を理解すると、大きな声でそのフレンズに呼び掛けた。
「あのー! すみませーん!」
「おお、あっちにも居たんだ。」
かばんの発した言葉により、そのフレンズはかばん達の存在に気付いてそう言った。
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の の の の の の の の の
の の の の の の の の
の の の の の の の の の
の の の の の の の の
の の の の の の の の の
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「私の名前、何だか分かる?」
そのフレンズがかばんに聞いた。
「……え?」
かばんが疑念の声を漏らした。
そのフレンズはニコリと笑うと、両腕を広げて言った。
「当ててみて。」
かばんは彼女の体を見回した。
先程の影からいえば、ヒグマの様にも見えた。
だが少し、色が違う気がする。
かばんは彼女が、ヒグマでは無いことを確認した。
だが、ヒグマと同じ様な姿をしているため、彼女は恐らくその仲間なのだろう。
次にかばんは、彼女の頭部を確認した。
彼女の前髪を見た時、かばんは気付いた。
そのフレンズの前髪には三日月のような印が象られていた。
そういえばヒグマには、円……いや、楕円形のような印があったはずだ。
ヒグマの楕円形の印が|陽《ひ》だとするならば、彼女は……
「ツキグマさん……ですか?」
かばんは首を傾げながら聞いた。
するとそのフレンズは、笑みを強くすると、一息ついて言った。
「……惜しいっ! 私の名前はツキノワグマ。髪にある印の、“月の輪”から名前がつけられている……らしいよ!」
▼■■■■■▼ 食肉目 クマ科 クマ属
■ ■ ■
■ ■ ■ ニツキノワグマ
■ ■ ■
■■ ■ Asian Black Bear
「へぇーっ!」
かばんはそんなツキノワグマの解説もとい自己紹介を聞いて、感心した様子でそう返答した。
「ところで、君たちは?」
ツキノワグマと名乗ったそのフレンズは、かばん達を見ながら彼女達に聞いた。
かばんはそんなツキノワグマの言葉に帽子を下げなから答える。
「あ、紹介遅れてすみません。ボクはかばんと言います。キョウシュウエリアから来ました。」
かばんの自己紹介を皮切りに、サーバルがかばんの横で手を腰に当てながら揚々と話す。
「私はサーバルキャットのサーバルだよ! よろしくね!」
「アライグマのアライさんなのだ!」
アライグマが続けて言うと、フェネックがそんなアライグマの後ろからひょっこりと顔を出して話す。
「フェネックだよー。」
……残り3人(と1台)の紹介も続いて行われた。
そして。
「わ、私はカッパと言います!」
「よろしく。」
カッパの自己紹介が終わり、ツキノワグマが言うと、カッパは彼女に更に近寄って言った。
「さっきの魚の捕り方……凄かったです! どうか弟子にしてください!」
ツキノワグマはそんなカッパの言葉に、困惑した表情を浮かべて言った。
「ごめんなさい……。私、一匹狼だから……。」
「そうですか……。」
カッパは俯きながらそう答えた。
「じゃあ、ツキノワグマさんの家の場所を教えて下さい!」
「え……。まあ、いいですけど……。」
カッパの言葉に、ツキノワグマはそう答えた。
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の の の の の の の の の
の の の の の の の の
の の の の の の の の の
の の の の の の の の
の の の の の の の の の
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ぐんまさふぁりぱーく きりゅういんおねえさん(ぐんま)
「ツキノワグマはー。そうですねー。雑食性でー。そうですねー。基本的には何でも食べましてー。そうですねー。ま、親子以外は基本的には単独生活をしててー。そうですねぇ。ツキノワグマの胆嚢はー熊胆といって薬用にされたりしていてー。そうですねぇー。まあ、そういうのに使うからか、そうですねぇー……結構ツキノワグマの個体が少なくなってるのはーそれのせいかもしれませんねー。」
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の の の の の の の の の
の の の の の の の の
の の の の の の の の の
の の の の の の の の
の の の の の の の の の
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話を聞いてみると、彼女……ツキノワグマの家も、カッパと同じく、この川の、さらに上流の方にあるようだった。
カッパはかばんと、他6人のフレンズから許可を得ると、ツキノワグマをバスの中に招き入れた。
「おー。すごいねぇ。」
ツキノワグマがそう言いながら、バスの中を見回す。
「バスって言うんですよ。」
かばんがツキノワグマにそう説明した。
「バスか……。いいな、一つくれ!」
ツキノワグマは言った。
「こ……、このバスは一つしかないので……。」
かばんは困惑した表情を浮かべ、両手を横に振りながらながらそう答えた。
「ソレナラ、ココカラモウスコシジョウリュウニイッタトコロニアルヨ。」
その話を聞いていたのか、運転席で運転をしていたラッキービーストが言った。
「バスってまだあったんですか?」
かばんが言った。
「コノエリアゼンタイデカゾエレバ、アトゴダイハアルヨ。」
ラッキービーストは答えた。
「そうなんですか! 知りませんでした……。」
かばんは言った。
「……そういえば、きょうしゅうえりあでも、他にバスってあったんですか?」
ラッキービーストは答えた。
「キョウシュウエリアデモ、ホントウデアレバ、アトナンダイカアッタハズナンダケド、レイノセルリアンノイッケンガオキテ、パークノショクインタチガエリアカラニゲルタメニ、ホトンドツカッタカラ……。アノイチダイイガイハ、ナカッタハズダヨ。」
「例の……一件?」
かばんは疑念の表情を浮かべながら、ラッキービーストのその言葉に聞き返した。
すると、ラッキービーストは声のトーンを普段より少し低くして言った。
「キミガ、エリアジュウノフレンズタチトキョウリョクシテタオシタ、アノセルリアンノコトダヨ。トウジノパークノショクインタチニハモウドウシヨウモスルコトガガデキナクデ、アエナクテッタイスルコトニナッタンダ。」
……辺りに沈黙が訪れた。
すると、そんな沈黙の中、一人のフレンズ……ツキノワグマが、まるでその話を気にしないかのように、立ち上がって言った。
「そんなことはともかく、バス、一つ貰って良いですよね!」
「モラッテモイイケド……ツカワナイコトヲオススメスルヨ。」
ラッキービーストはそう答えた。
すると、そんなラッキービーストの言葉を聞いて、あることに気付いたかばんがラッキービーストに聞いた。
「そういえば、ラッキーさん、最近普通にフレンズさん達と話してますけど……。」
「コンゴ、カバンノミニナニカ、キケンナコトガオキルカノウセイガタカイカラネ。モシモノトキノタメノヨボウサクダヨ、」
「そ、そう……なんですか……。」
かばんは頷きながら少し困惑しつつ話す。
「つまり、そのパークの、職員? さんでも太刀打ち出来なかった問題を、たった一晩で解決出来た私達は、と〜ってもすっごーい! ……ってことだよね!?」
サーバルが大きく身体を広げるジェスチャーをしながら意気揚々と話す。
「トウジハ、パークナイノキャクタチヲヒナンサセルノガセイイッバイダッタカラネ。ソレガナカッタブン、ヤリヤスカッタンダトオモウヨ。」
ラッキービーストは答えた。
サーバルはその言葉が、「凄くはない」という意味だという事を理解すると、耳をグッタリとさせながらもの悲しそうに言った。
「何だぁ……。」
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の の の の の の の の の
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しばらくすると、川のある方向とは反対側にあるバスの窓から、外を眺めていたかばんの目に、あるものが映った。
「あれは――。」
かばんが呟く。
そんなかばんが見たもの。
……それは、土の層の中に、ポッカリと空いた複数の穴。
その中には水まで浸かっているものや、地上から数m離れた位置にあるものまで、様々だった。
そして、かばんがそんな光景を眺めていると、バスに乗っていた、元のメンバー以外の二人のフレンズ……カッパとツキノワグマが、ほぼ同時に声を発した。
「「ここ、私の家です!」」
そんな声を聞いた二人は、お互いに顔を見合わせた。
「え……ツキノワグマさんも……?」
カッパがツキノワグマに聞いた。
「そう言うカッパさんも……?」
ツキノワグマが、カッパの問いに、そう聞き返した。
二人は顔を見合わせて笑い合った。
すると、そんな和やかな空気の中、ラッキービーストが更に衝撃的な事を言った。
「ドウヤラコノチカクニ、モウイチダイノバスモアルヨウダネ。」
カッパとツキノワグマは声を揃えて驚きの声を上げた。
「ええ〜〜〜〜〜っ!?」
かばんはそんな彼女達を見て、サーバルと共にかばんに付いてきたフレンズ達と、顔を合わせて静かに笑った。
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の の の の の の の の の
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「いやあ。それにしても衝撃的でしたね〜。」
かばんが語り掛けるように言った。
「みっつの目的が、一気に達成出来るなんて……。本当にまさかだったよねー!」
サーバルがかばんの言葉にそう答える。
「そうだねー。」
かばんはサーバルの答えに頷きながら言った。
そしてかばんはふと、窓の外を見た。
「きれい……。」
気付けば辺りは、今まで見たことのないような夕焼けの空に囲まれていた。
地平線を見れば、落ち行く陽が薄紅に染まる空を、徐々に幻想的な紫色へと変えて行く。
西の空を見ると、既に月が上り始めている事が分かった。
それすなわち、夜の始まりを意味する事だ。
だから出来れば、どうか夜までに、どこか泊まる事が出来る場所が、見付かればよいのだが……
【エンディング】
「それにしても私、住んでいる所がツキノワグマさんとこんなに近かったなんて、驚きましたよ〜。」
カッパがツキノワグマの顔立ちを見つめながら言った。
「私もびっくりしたよ〜。」
カッパの言葉に、ツキノワグマがニコリと微笑みながら答えた。
カッパは少し歩くと、その穴の前で立ち止まって言った。
「「それじゃあ私、家ここなんで……。」」
カッパは気が付いた。
また、ツキノワグマと声が重なった事に。
そして、そんなツキノワグマは、自分の家に当たる穴……、その隣の穴を指さしながらその場に立ち止まっている。
そんな光景も相まって、カッパはこみ上げる笑いに、耐えるに耐えきれずに、口もとを緩めて笑い出した。
すると、ツキノワグマはそんなカッパの笑いを真似するかのように、カッパと顔を合わせたまま笑い出した。
……その日、かせんちほーに楽しそうな笑い声が長く響いた。
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の の
の の
の の タイリク予告 の の
の の
の の
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どうも、タイリクオオカミだ。
この小説、「けものフレンズ██」もやっと4話まで進んだな。
さて、次は5話となる訳だが、その前に予習しよう。
今回予習しておくのは……何だっけ?
確か……。
けい……、けい……。
そう、渓谷だ。
渓谷とは、崖に挟まれた川のある所の事だ。
通常の谷には川はないが、渓谷には川があるんだ。
漢字に、さんずい?が含まれている事からも、その事は分かるだろう……。
えーと。
次回、「けいこくちほー」。
それじゃあ次回もよろしく、な!
さて、明日は第5話更新、…といきたいところですが、その前にちょっとしたショートストーリーを投稿します。第4.1話「いんく」
第4.1話「いんく」
「……さてと。今日も良い顔が見れたな。」
タイリクオオカミが、自身の所持するスケッチブックを広げて言った。
そして、そんなスケッチブックの中には、かばん、サーバル、アライグマ、フェネック、アフリカオオコノハズク、ワシミミズク、そしてカッパとツキノワグマの顔が、それぞれ描かれている。
寝静まったバスの中。
タイリクオオカミは5人全員が確かに眠っているということを確認すると、バス内のベンチ――アメリカビーバーとオグロプレーリードッグが協力して作った物だ――を机代わりに、インクを置いて、原稿を描き始めた。
タイリクオオカミは集中しながら、原稿に向かい続けた。
そして数十分が経ち、タイリクオオカミは顔を上げた。
タイリクオオカミは背筋を伸ばすと、再び自分の描いた原稿を見つめて考えた。
今日はもう、この辺で辞めておこう。
タイリクオオカミはそう思うと、ラストスパートをかけはじめた。
そして、あともう一本曲線を描けば終わり――そんな所まで進んだ、その時だった。
「オオカミさーん。なにしてるのー?」
後ろから突然現れたフレンズがタイリクオオカミにそう声掛けた。
「う、うわあっ!」
フレンズの声掛けに驚いたタイリクオオカミは、そんな声を上げて尻餅をついた。
タイリクオオカミは冷静になってそのフレンズの姿を確認した。
彼女はフェネックだった。
「ま、まだ寝てなかったのか……。(そういえばいなかったような)」
タイリクオオカミは言った。
「いやあー。さっき暗闇の中で独りぼっちのフレンズを見付けてねー。それで話を聞いたら家がここの近くだったから、送ってあげてたのさー。」
「家に送る途中、そのフレンズには何かしたんじゃないよな……?」
タイリクオオカミはフェネックの言葉を聞いて、そう問いかけた。
「い、いやー。何もしてないってばー。」
フェネックは答えた。
そして続けて、タイリクオオカミに問いかけた。
「……で、オオカミさんはなにしてたのー?」
タイリクオオカミは両手を上げて背伸びしながら、フェネックの問いに答えた。
「ああ。漫画を描いていたんだ。今、丁度描き終わ――。」
タイリクオオカミが原稿に顔を向けると、それはインクがこぼれ、真っ黒になっていた。
フェネックはその光景を見ると呟いた。
「あちゃー……。」
そして彼女……フェネックは、何か思い出した様に顔を上げると、「あっ。」と呟いて言った。
「ちょっとさっきのフレンズに返しそびれた物があったから、返してくるねー。」
彼女はタイリクオオカミから逃げるように走り去って言った。
タイリクオオカミは真っ黒になった原稿を見ながら頭を抱えた。
カッパのフレンズ登場なのだ
たぶんけもフレ初なのだ
バス水没のシーンはハラハラしながら読みましたのだ
ツキノワちゃんはキングダムで
たいへんお世話になったフレンズなので
懐かしかったのだ
https://japari-library.com/wiki/Peeping_Kappa
たぶんぱびりおんのやつだけど、アイテムとして存在はしてたみたいなのだ
全く知らんかったのだ
チラッとカッパさん!
教えてくれてありがとうなのだ
アニメ2期再履修するのだ()
※5話加筆修正行いつつ1.9期までのプロット作ってる
ついでにけもフレ2>3への創作も考えてみるのだ
色んな考察見た感じ
漫画→NEXON→けも3→けも1→けも2が自然そうだから諦めるのだ
パビリオンは多分けも3後なのだ
午前0時頃投稿するのだ!
やっぱり色々と長くなりそうだから今から投稿していきます!
突発で出したから1話のキャラとんでもないことになってたのだ
修正いれるのだ()
と思ったけどなんか話乱れそうだからオリフレとしてぶち込むのだ(ホオジロザメ)
久しぶりにイラスト描くます
カッパもついでに描くけど多分💩
がんばってくださいなのだ!
イラスト楽しみですのだ!
バスの中、サーバルの膝の上で、かばんは目を覚ました。
「うーん……。ボク……眠っちゃってたんだ……。」
辺りは既に明るく、陽が照っていた。
目を擦り大きな欠伸をしながら、彼女はバスの窓を開けて外を見る。
バスは停まっていた。
そうだ。
そういえば、昨晩――
【オープニング】
昨晩。
バスの中で。
「アライさん、そろそろ眠くなってきたのだ……。」
アライグマが目元を擦りながら言った。
すると、そんなアライグマにフェネックが手を伸べた。
「今日はもう遅いからねえ。ゆっくり眠ると良いよー。」
……日没からは、既に6時間が経過していた。
アライグマはフェネックの言葉を聞くと、そんな彼女の膝元に頭を乗せた。
「みんなおやすみなさいなのだ。」
アライグマは言うと、一回大きなあくびをして、瞼を閉じた。
かばんはバスの揺れがそんな彼女の眠りを妨げぬように、ラッキービーストに言った。
「ラッキーさん。バスを停めて下さい。」
「ワカッタヨ。」
ラッキービーストがいつもの無機質な、機械的な声でかばんの指示にそう答えた。
ラッキービーストはスピードをゆっくりと落としながら、ある程度収まったところでブレーキを掛けた。
静かに、音を立てぬよう。
……それから数分後。
アライグマが静かで、なおかつ規則的な寝息を立て始めた。
そしてそんな、己の膝の上で横たわるアライグマを見つめながら、フェネックはその頬をゆっくりと撫でた。
「……へねっくやめるのだぁ〜」
アライグマが眉をひそめながらそんな寝言を言い、バスの中にクスクスというささやかな笑い声が響く。
かばんはそんなアライグマを見て目を擦りながら、大きく口を開けて息を吸い込んだ。
それはとても大きなあくびだった。
「ボクも、アライグマさんを見てたら眠くなってきました……。」
かばんは重いまぶたを少しだけ開け、うつらうつらとしながらそんな言葉を浮かべた。
「かばんちゃん、夜行性じゃないもんね! ゆっくり眠ったらいいよ!」
サーバルが、かばんを横目で見つめながら、眠そうな彼女にそう語りかけた。
「サーバルちゃん……。」
かばんが眠たげに呟く。
「ほ、ほらほら!」
サーバルは両手でかばんの上体をゆっくりと下ろすと、そう言いながら彼女のもみあげ辺りを優しく撫で回した。
……バスの座席の上から、かばんは外を眺めた。
月は、既に天高く上り、夜もかなり更けてきた。
淀んだ視界に、サーバルの優しい手の感触も相まって、徐々にかばんの視界は暗くなり、それらは彼女に深い眠りをもたらした。
「おやすみ、かばんちゃん。」
視界が黒く染まりきる前、サーバルが言った。
かばんはその言葉に答えようと口を動かそうとしたが、全く動かさない内に彼女は眠りに入った。
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「……結局、宿泊場所を見付けるどころか、次のちほーに辿り着く前に、夜になっちゃったんですよね……。」
バスの壁にもたれ、その窓から上体を少しだけ覗かせたかばんがふと、昨晩の事を思いだしながらそう呟いた。
そんなかばんに、運転席でフレンズ達が起きるのを待っていたラッキービーストが声掛けた。
「オハヨウ、カバン。」
はっきり言ってまだ少し眠い。
だがまあ、もう起きたのだからそろそろ起きなければと彼女は上体を起こしながらそんな問いに返した。
「あ、おはようございます。ラッキーさん。」
「キョウハヨクネムレタカナ。」
いつも通りの単調な声で語るラッキービーストだが、彼(彼女?)は休まなくても平気なのだろうか……と脳の片隅で考えながら、かばんはそんな彼の声がけに答える。
「はい。……まあ、いくらかは。」
かばんはラッキービーストの問いかけにそう答えると、辺りを見回した。
ふとベンチに目を向けると、その上に頭をうつ伏せにし、正座したまま眠っている、タイリクオオカミの姿が見えた。
……いや、よく見るとタイリクオオカミが頭を付けているのは、ベンチの上ではないようだ。
タイリクオオカミが顔を付けているのは、その厚さと色からするに、真っ黒な原稿用紙だった。
そしてさらにそのそばには、黒い液体の入ったビンが倒れていた。
恐らく、あの真っ黒な原稿用紙は、元々はただの、白い普通の原稿用紙だった。
だが、あのビンの中の黒い液体――恐らく黒のインクだ――が何らかの原因……
例えば、原稿用紙を描いている途中で眠ってしまうなどする。
その時にタイリクオオカミが上体を倒したその衝撃で倒れて溢れてしまい、原稿用紙へと染み入って、真っ黒になってしまったのだろう。
だが、タイリクオオカミがそんなへまをするものなのだろうか。
まあいずれにせよ、あの原稿が完成していなかったとしても……まだ描いていなかったとしても、可哀想なものだ。
かばんがぼんやりと、そんな事を考えていると、未だ気持ち良さそうに寝入っているサーバル達の姿が目に入った。
彼女達とはこれまで、沢山旅をして来た。
そして今日も旅をする……。
そうだ、旅だ。
かばんはやっと脳を眠りから完全に覚醒させた。
そして今、自分達がどこにいるのかという、疑問を持った。
「ラッキーさん、ここはなにちほーですか?」
かばんはラッキービーストに聞いた。
ラッキービーストはそんなかばんの問いに、相変わらずの無機質な声で答えた。
「マダココハ、カセンチホーダヨ。」
かばんはラッキービーストの答えを聞くと、周りを見渡して再度聞いた。
「次のちほーまで、あとどのくらいかかりますか?」
ラッキービーストは答える。
「タンジュンケイサンデアト、イッテンロクキロクライダヨ。ジカンニスレバ、ジュウゴフンモカカラナイヨ。サーバルタチガオキタラシュッパツダネ。」
かばんはラッキービーストのそんな言葉を聞き、何か思い付いたように天を見上げると、にこやかに微笑みながら言った。
「じゃあ、ラッキーさん。あれの準備、お願いします。」
「ワカッタヨ。」
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「こーけこっこー! みんなー! 起きてー! 朝だよー!」
明け方のジャパリバス周辺に、そんな声が響いた。
この声は、アヒル――昨日の朝、かばんがアヒルとラッキービーストに頼み、録音してもらった物――の声だ。
かばんはその声を、目覚まし時計として辺りへ響かせた。
するとかばんの思惑通り、バスの中に居たフレンズ達は起き始めた、
「うーん……おはよう、かばんちゃん。」
サーバルがウトウトと頭を揺らしながら、片目を擦ってかばんに声がけた。
「おはよう、サーバルちゃん。」
かばんはサーバルの言葉に、バスに戻るハシゴを降りながらそう答えた。
「ソレジャア、シュッパツスルヨ。」
ラッキービーストは言うと、バスのエンジンを掛けて、タイヤを前転させ始めた。
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……それから数分後。
「モウスコシデツギノチホーニハイルヨ。カセンガワノマドヲミテミテ。」
かばんはそんなラッキービーストの言葉に、河川側の窓から、外を覗いた。
「うわあ……!」
かばんは驚愕し、そう呟いた。
なにせ、今まで川があったと思っていた場所が、どんどん、みるみるうちに低く、遠くなっているからだ。
「すっごーい!」
サーバルがその光景に、そんな言葉を放った。
その景色はこうざんで見た物よりも輝かしく見えた。
なにせ、かばんはトキに掴まりながら飛んで、遊覧飛行のように楽しんだものの、ここまで高度が高いところに来るのも初めてだったからだ。
バスの前方は未だ、上方に傾いている。
「ツギノチホーニハイッタヨ。」
運転を続けながら、ラッキービーストが言った。
「つまりここがけいこくちほーなんですね!」
かばんがあたりを見回しながら、ラッキービーストの言葉にそう問いかけた。
「セイカイダヨ。ムコウニミエル、モウヒトツノガケトコノガケノサカイメノコトヲタニ、サラニソノシタニカワガアルカラ、コノバアイハケイコクデアルコトガオオク、オモニコノチホーニハ、トリノフレンズガスンデイルヨ。」
ラッキービーストはそう答えた。
「へえー。」
かばんはぼんやりとそう呟いた。
目の前の川が、どんどん、どんどん遠くなっていく。
どんどん、どんどん――
「キキィーーーーーーーッ!」
甲高い音を立てて、バスは停車した。
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「キキィーーーーーーーッ!」
そんな甲高い音を立て、バスは停車した。
「うわわ! なになに!?」
サーバルが慌て、そんな声を出す。
「ラッキーさん! どうしたんですか!?」
かばんがラッキービーストにそう聞いた。
「アワワ、アワワワワ……。」
ラッキービーストは慌ててそんな声を出しながら、ただ前方を見つめている。
「ん……?」
かばんはラッキービーストの見つめる場所に目を凝らした。
「フレン……ズ……?」
かばんはそれを見ながら呟いた。
ラッキービーストが見つめる場所……バスの前には、一人のフレンズ――恐らく鳥のフレンズだろう――が立っていた。
「あの――。」
かばんがそのフレンズに話し掛けた。
「あ、あぶないだろっ!」
バスの前に立っていたフレンズが言った。
「す、すみませ……。」
かばんがそう言葉を返すも、そのフレンズはそれを遮るように言った。
「あんたみたいに、図体がめちゃめちゃ大きいフレンズが走っちゃ!」
「……へ?」
かばんはフレンズの言葉に、そんな疑念の声を上げた。
そして思った。
ははあ、これはバスを、フレンズだと思い込んでますね。と。
まあ、そう思い込むのも仕方がない。
かばんはバスの入口に向かった――
「フレンズからフレンズが!?」
そのフレンズは言った。
ああ。――これは――
――面白いことになりそうだ。
かばんは、彼女にしては珍しく、いたずらに微笑んだ。
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「も、申し訳ない! あんな大きなの、あたしあんまり見たことねえから、ついついフレンズかと……。」
そのフレンズが申し訳なさそうにそう言った。
かばんは笑みを浮かべながら申し訳なさそうに頭を下げるフレンズに言った。
「いいんですよ。」
タイリクオオカミが冷静沈着な顔を見せながら、かばんの横に立った。
「良い顔も頂けたしな。」
タイリクオオカミは言うと、笑いを吹き出して続けた。
「特に、バスだと気付いて恥ずかしがっている時の顔を。」
そのフレンズは笑みを浮かべながら言うタイリクオオカミを見つめ、軽く不満の声を漏らすと、次に表情を変えて言った。
「……あたし、ウィリアムソンシルスイゲラのウリスってんです。呼び捨てでもさん付けでもいいんで、好きに呼んで下さい。」
▼■■■■■▼ キツツキ目 キツツキ科 ズアカキツツキ属
■ ■ ■
■ ■ ■ ドングリキツツキ
■ ■ ■
■■ ■ Acorn Woodpecker
「分かりました。」
かばんが言った。
「じゃあ、ツキちゃんで!」
サーバルがややテンション高めに微笑みながら、大きな声でそう言った。
そして、そんなサーバルの言葉に、ドングリキツツキは唖然とした……。
困惑した表情で呟いた。
「ツキ……ちゃん……。」
「ダメだった?」
サーバルがドングリキツツキに聞いた。
すると彼女は慌てて表情をにこやかに変えて言った。
「いいえ! 全然そんなわけじゃねえんですよ!? だ、だけど……。あたしあまり……ちゃん付けで呼ばれたことねえから慣れなくて……。」
「じゃあ、ツキ。……でいい?」
サーバルは彼女にそう聞いた。
「いや、ちゃんで良いですよ。」
彼女はそう答えた。
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「―――――――――――――――――
せいぶつかがくけんきゅうじょ はどりおにいさん(おかやま)
「えー。ドングリキツツキはでしね。おんもに団体で移動してで〜。基本的に樹木の汁……蜜を主食にたべてるんでしよ。」
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「ところで……、ツキさんは何をしてたんですか?」
かばんが聞いた。
そんなかばんの問いに、ドングリキツツキは彼女から目を背け、手を遊ばせながら答えた。
「えと……。ジャバリまんを持ったボスを探してました……。」
かばんはそのドングリキツツキの言葉を聞くと、何か思い付いた様に顔を上げた。
そして、彼女は言った。
「それなら……、もっと良いものがありますよ。」
「……へ?」
かばんの言葉に、ドングリキツツキはぽかんと口を開けたまま、そう呟いた。
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「わあ……すごい……。」
ドングリキツツキが嗅いだ香り。
それは、何種ものスパイスとスパイス同士で混ざり合い、実に濃厚で、己の心に深い安心感を与えてくれる、そんな香しい匂い。
だが安心感だけではなく、多めの刺激も与えてくれるのがそれ……その料理の特徴だ。
彼女の目の前にあるのは、かばんがキョウシュウエリアで、初めて作った料理……カレー。
インド発祥で、フランスを経由してジャパリパークのある国、“ニッポン”で、国民食とまで言われたこのカレー。
かばんは彼女が草食(?)動物であることも考慮し、卵や肉といった食材は使用せずに、材料にハチミツやリンゴを加え、彼女が食べやすいように作った。
かばんはアフリカオオコノハズクやワシミミズクが食べてしまわないかと警戒したが、生憎彼女達は肉食。
“甘ったるい物は食べないのです。我々は長なので。”
食べようとする気配は全く無く、かばんは少し悲しくもあったが、一安心した。
「ツキさん。食べても構いませんよ。」
かばんは言った。
「うぇ……? あ、はい!」
ドングリキツツキは戸惑いながら、そう答えた。
彼女は己の目の前のスプーンを鷲掴みして、それをすくい上げ――口へ運んだ。
彼女はそれをいくらか噛んで、飲み込むと、驚いた様に口を開け、目を見開いて言葉を失った。
「ツキ……さん?」
かばんがそんな彼女の顔を覗き込みながら言った。
彼女はかばんの言葉を聞いて、かばんに目を向けると、頭を振ったのちこう言った。
「うぇ……あっ、美味しかったです……! と……、とっても……!」
かばんはそんな彼女の反応に、ニコリと微笑みながら言った。
「どんどん食べていいですよ。まだまだ沢山ありますから。」
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「ごちそうさまでした!」
ドングリキツツキが両手を合わせながら笑顔で叫んだ!
「おそまつさまでした。」
かばんがドングリキツツキの言葉にそう答えた。
かばんが鍋の中を覗くと、その中は何も無かったかのように空っぽだった。
よっぽど腹を空かしていたのか、夢中で食べていた為に、彼女の口もとにはカレーがぺっとりと付いていた。
かばんはそれを見て口もとを歪めた。
ドングリキツツキはそれに気付くと、口もとに付いたカレーを片手で拭うと、おじぎをしながら言った。
「マジで美味しかったです! どうも有難う御座いました!」
「いえいえ、こちらこそ、ありがとうございました。」
かばんはそう答え、ニコリと微笑みながら、お辞儀をした。
「え? あたし何か、お礼されるような事しましたっけ?」
ドングリキツツキはかばんの言ったことに首を傾げて問うた。
そんな彼女の言葉に、かばんは答えた。
「美味しそうに食べてくれてたので。口もとにカレーを付けるくらい、夢中に。」
ドングリキツツキは首を傾げながら顔を赤らめ、疑念の表情を浮かべた。
「さあ、行きましょう! ラッキーさん!」
かばんの言葉に、ラッキービーストは答えた。
「ワカッタヨ。」
ラッキービーストはバスの近くで燃え盛る薪に水を掛けた。
その間にかばんは座席へと乗り込んだ。
ラッキービーストは運転席に乗り込むと、一息ついて言った。
「ソレジャア、シュッパツスルヨ。」
かばんはそんなラッキービーストの言葉に「はい。」と答えると、窓から顔を覗かせ、ドングリキツツキに手を振った。
「それじゃあ、またー!」
「またねー!」
サーバルがかばんの後に続けて言った。
「ま、またいつかー!」
ドングリキツツキは答えた。
……バスが発車し始めた。
彼女の姿は徐々に、少しずつ小さくなって行く。
彼女の姿は、点になって、そのうち、いつの間にか消えた。
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……それから小一時間が経って。
「何だか水のはねる音がするねー!」
サーバルが、その大きな耳をぴょこぴょこと揺らしながら、その場にいるフレンズたちにそう語りかけた。
「緑も多くなって来ましたね。」
かばんはサーバルに続けて、周りを見渡しつつ言う。
すると、そんな二人の言葉に、ラッキービーストが答えた。
「タキニチカヅイテキテルカラネ。コノママシバラクナニモナケレバ、キョウマデニタキチホーニハツクヨ。」
――。
そんな時。
「キキィーーーーーーーーーッ!!!!!!!」
バスが停まった。
「ま、また〜〜〜!?」
サーバルが少しだけ呆れたような様子で叫んだ。
「ど、どうしたんですか!?」
かばんがラッキービーストに聞き、前を見る。
するとそこには、ある障害物があった。
だがそれは先程とは違い、フレンズではなかった。
それは横転した、大きな樹木。
林から飛び出て、バスの進行を邪魔している。
「サーバルちゃん、あれ動かせる?」
かばんがサーバルに聞いた。
「流石に無理だよ! でもまあ、皆でやったなら……。」
サーバルが答え、そこまで言った時。
「バス……!? なんでこんな所に……。」
そんな声が聞こえた。
もちろんその声は、バスに乗っている7人の物でも、今まで会ってきたフレンズ達の物でもない。
かばんがその声を聞き、辺りを見回したが何かある気配もない。
この声は一体どこから聞こえて来るのだろうか?
ふとかばんが再び正面へ目を向けると、倒れている大木が少し揺らいだのが目に入り、それをじっくりと見つめた。
すると大木が削れ行くように消え去り、窓の外の空が歪んだ。
「もう、人類はここには居ないはずなのに……。」
そんな声が聞こえたかと思うと、バスの入り口が歪んで見えた。
「設備も、あの時と何ら変わりないし……。」
またもそんな声が聞こえ、バスの中のフレンズ達が一斉に、入り口に顔を向けた。
すると入り口の歪みがどんどん、かばんへ向かってきて、こんな声が鳴り響いた。
「その姿……その服……あなた、もしかしてヒト!?」
その音の発生源はかばんの目の前からだった。
「ふぇ、ふぇええ!?」
かばんは姿の見えない声の持ち主が、居るであろう場所を見つめながら、困惑した表情で言った。
「あ……ごめんなさい。元に戻るのを、忘れていたわ。」
そんな声が聞こえると、そのフレンズの姿が、かばんの目の前にゆっくりとフェードインした。
「あ……あなたは……。」
かばんは呟くように問い掛けた。
「私? 私はエボシカメレオンよ。」
▼■■■■■▼ 有鱗目 カメレオン科 カメレオン属
■ ■ ■
■ ■ ■ ジャクソンカメレオン
■ ■ ■
■■ ■ Jackson's chameleon
「ジャクソン……。」
「ジャクソンカメレオンハ、パンサーカメレオントオナジク、ユウリンモクノカメレオンカデ、カメレオンカノカメレオンゾクニゾクシテイルドウブツダ
ヨ。」
ラッキービーストがいつも通りの単調な声で、そのフレンズについて解説を続ける。
ラッキービーストの声に、かばんは彼の方向へと顔を向けた。
「カノジョハパンサーカメレオントオナジヨウニ、カラダノイロヲマワリノハイケイトドウカサセテカクレルコトガデキルンダ。」
「なるほど、歪んで見えたのは背景と同化してたからなんですね。」
かばんはうんうん、と頷きながら言うと、エボシカメレオンがいる方向へと向き直る。
「あれ。」
見てみると、ジャクソンカメレオンは何やら手を振りながらかばんに背を向けている。
どうやら、知り合いのフレンズに声をかけているようだ。
「おーい!カワウー!ヒトだー!ヒトがいたよー!」
「マジでか!」
新たなフレンズの声が聞こえ、かばんがその声に聞こえた方向へと目を向けると、頭に黒い羽を生やしたフレンズがこちらに向かってきた。
「どうも、私はカワウ。名前の通り、カワウのフレンズだ。」
▼■■■■■▼ カツオドリ目 ウ科 ウ属
■ ■ ■
■ ■ ■ カワウ
■ ■ ■
■■ ■ Great Cormorant
「おおっ、ボス! 久し振りじゃーん!」
カワウはバス内を見回し、ラッキービーストを見つけると彼の元へと近づき、彼の身長に合わせるようにしゃがみながら言った。
「お二人、知り合いなんですか!?」
かばんは二人の意外な関係性に驚いて声を漏らした。
「まあ、知り合いっちゃあ知り合いかなあ。」
カワウは、かばんの問いにそう答えると、ラッキービーストに目を向けて言った。
「ねえボス! 久し振りにあれ、やってもいいかしら。」
「ダメダヨ。」
ラッキービーストは少し急ぎ気味にそんな反応を返した。
「ありがとー。」
カワウはラッキービーストの答えにそう返すと、運転席へと飛び乗った。
「ダメダヨ。……カバン、カワウ……カノジョヲハヤクココカラホウリダシテクレナイカナ。」
ラッキービーストは言った。
「……え。なんでですか?」
かばんが言った。
「そーだよー。追い出すなんてひどいよー。ねー。ヒトさん?」
カワウがかばんの言葉に反応して言い、さらに彼女はかばんの同意を求める為に瞼をパチパチと瞬いた。
「ヒドクナイヨ。カバン、ハヤクカノジョヲバスカラオイダシテ。」
ラッキービーストが言った。
「だ、だからなんで……。」
かばんはラッキービーストに、なぜ彼女を追い出そうとするのか聞こうとした。
だがその瞬間。
「う、うわあああああ!」
バスがハイスピードで走り出した。
辺りに悲鳴が響く。
「……コウイウコトダヨ。」
そしてそれと共に、バス内に積み込まれていた様々な物が崩れ落ち、その床に散乱した。
「な、何!? なんなの!?」
サーバルが焦り、そう叫ぶ。
すると運転席のラッキービーストが、そんなサーバルの叫びに答えるように言った。
「カノジョハモトモト、ジャパリパークカーレースノレーサーダッタンダ、ダケドセルリアンノシュウゲキニヨリ、モトモトアッタレースシセツガハカイサレタンダ。ソレデレースガデキナクナリ、ソノタメニタメテシマッタストレスガフンカチョクゼンダッタンダ。」
ラッキービーストが言っている間にも、どんどんスピードは加速して、かばんが気付いた頃には既にスピードは限界に達していた。
「やっほーーーーーーー!!!!!」
かばんはそれを表すパラメーターを見るや否や、ショックのあまり気を失いかけた。
だがなんとか我をその場に留め、カワウに向けて言った。
「カワウさん……。」
恐怖のあまり、中々声が出ない。
「速いでしょー!?」
カワウはかばん達の様子を気にも止めず、得意げに、楽しげにそう答えた。
かばんはそんなカワウの言葉に、恐怖を押しのけながら言った。
「そうですね……。速いですね……。」
カワウの笑顔はより一層強まっていく。
かばんは力を振り絞って続けた。
「でも……、お願いですから停めて下さい!」
かばんのその言葉を聞き、カワウは顔を不満げに歪めながらもゆっくりとバスを停めた。
「せっかく面白かったのに……。」
カワウは拗ねたように呟いた。
「ひ、控えましょうね……。」
かばんはカワウの呟きに、そう答えた。
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の の の の の の の の の
の の の の の の の の
の の の の の の の の の
の の の の の の の の
の の の の の の の の の
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「さようならー!」
ジャクソンカメレオン達がそう言いながら手を振って去っていった。
かばんはそんな彼女に手を振り返しながら言った。
「またー!」
かばんは彼女の姿が見えなくなった事を確認した。
するとバスの中へと向き直り、バスの床の上に散らばる物へ目を向けて、ため息を漏らしながら気だるそうに言った。
「……さて。始めますか。」
【エンディング】
――――――――――――――――
の の
の の
の の タイリク予告 の の
の の
の の
――――――――――――――――
どうも。
タイリクオオカミだ。
今回は「たき」について、予習していこう。
滝は、川の段差が高い場合に出来る地形で、中にはとても高度が高い位置に位置する滝もある。
そう、ナイアガラの滝などがその主な代表だな。
さて、次回も少々、遅れをとる可能性があるが、みんなどうか楽しみに待っててくれ。
次回、「たき」。
ラッキービーストがフレンズと会話した!
カワウのカーレーサー設定 意外でしたのだ
アヒルのこけこっこーは本家よりうるさそうなのだ~😁
(こっしょり)そういえばアカウント登録しました
別のスレにもおじゃまするかもです
これからもよろしくですのだ!
原文があまりにもスカスカ過ぎたのでもうしばらくお待ちを。一旦4000字ほど消したのでしばらく更新遅くなります。
あと約6000字。
頑張ります💪。
この二次創作、9章まで作る予定ですが最終予定計算してみたら全部の文字数が大体原稿用紙2700倍分以上になりますね。
今更ですがオリフレの設定です。
はまべちほー
「やあやあ!私はホオジロザメ。普段は海でサーフィンや水泳などを楽しんでいる!困り事か……?私を頼ってくれ!」
「じゃぱりまん……?そうだな、私の食べ方は、こう、両手で抱えて……大口でガブッと!これが美味いんだよなぁ〜」
B:1.15
W:0.8
H:1.1
頭頂部に大きなヒレがあり、全体は灰系色のパーカーに身を潜めている(胸を除くお腹の部分は白め)。
また、フレンズの中でも割と筋肉質な体をしています。
薄く暗い碧系色のストレートロングヘアで、(かなりの頻度でサングラスをかけているため見えないが)目は碧い。
かせんちほー
「こんにちは、カッパです。……泳ぐのと力が自慢です。……よろしくお願いします」
「じゃぱりまん……ですか?私、あまり人前に出ないので、そのようなものはあまり食べたことがないのですが……。」
B:1
W:0.7
H:1.01
頭頂部に丸いお皿のようなものがあり、その底面は何か黄土色のギザギザしたものに覆われている。
全体は緑系色のニットに身を潜めている
また、黄色味がかった白のオーバーオールを羽織り、背中には緑のリュックサックを背負っている。(中にきゅうりをかなり溜め込んでいるのはまた別のお話)
エメラルドグリーン系色の目と髪を持つ。
ホホジロザメのフレンズ

リデザしてみましたのだ
>> 44
とても良い……
ありがとうですのだ!
カッパの設定ちょっと変えます
現在7000文字。
ストーリーの添削や1.9までの全体のストーリーに関わる伏線の伏線の伏線の追加を行なっております。残り約4000文字ってところですがここで弱音。
今回、戦闘描写がまたまたあるにはあるんですが、戦闘描写難しすぎる!
今後も戦闘描写など、まだまだ書いたりもすると思うんでどうにか頑張ります。笑
明日か明後日には完成して投稿したいところ。
ちょっと戦闘描写学んできます汗