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ウクライナ問題とGaijin / 23624

23859 コメント
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23624
名前なし 2025/09/11 (木) 16:33:46 31f70@83e78 >> 23615

ロシア戦車に詳しい「愛国クソ野郎」「気持ちが悪い」って言い回しをする人ってbtvtだろうと思いつつリンク開いたらちゃんとbtvtで笑ってしまった その人確かにかなり詳しいけど、普段からかなりウラルとレニングラードアンチでハリコフを高く評価してるからその3工場関連の話は話半分程度で見たほうがいいよ 3工場関連の話でも評価や結論が好き嫌いありきなだけで、情報自体は詳しいし間違えていなそうだし、それ以外の話ならかなり良いんだけどね…

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  • 23631
    名前なし 2025/09/11 (木) 20:46:29 25acd@234d2 >> 23624

    大きくみてハリコフとウラル・レニングラード(オムスク)でソ連時代からずっと対立してるんだよな。割と歴史ある伝統の対立ではあるが発信者によってはそれにやや引っ張られがちというのがある。

  • 23633
    名前なし 2025/09/12 (金) 14:51:28 e3a9b@fa610 >> 23624

    ざっくり言えば故郷贔屓というか、それに近いやつなのかな

  • 23637
    名前なし 2025/09/12 (金) 20:18:05 修正 fcc47@81da1 >> 23624

    あれ、でもbtvtはロシア人じゃなかった?

  • 23646
    名前なし 2025/09/13 (土) 10:37:22 25acd@114d3 >> 23624

    故郷贔屓というよりはメーカー贔屓的なとこがあるね。日本で例えたら…三菱・中島的な?ちょっと違うか

  • 23647
    名前なし 2025/09/13 (土) 12:01:42 57ca7@b0476 >> 23624

    でもですよ?

  • 23649
    名前なし 2025/09/13 (土) 12:27:21 修正 d1362@21df1 >> 23624

    あまりにもグダグダに大人の争いを繰り広げてて草も生えん...T-34、T-54、T-55と傑作を作ってきたハリコフ(ハルキウ)がT-64で失敗したのはなぜ?と思ってたら偉い人の都合だったのかい...やっぱハリコフが設計した戦車ってすげぇわ...

  • 23650
    名前なし 2025/09/13 (土) 14:08:17 57ca7@b0476 >> 23624

    そしてそのグダグダのせいでハリコフでしか作れなかった6TDエンジンを戦時に安定供給するための技術移転・増産計画が悉くつぶれ、そうこうしてるうちにソ連が崩壊しすべて吹き飛ぶ。あとに残ったのはT-72系が搭載しているV-46を魔改造してV-92にしたはいいけど、もう出力が頭打ちか開発失敗の連続で将来性がなく、本来6TDがあれば十分な出力が確保できて要らなくなるはずだったGTD系列のエンジンの生産ラインを整える羽目になるロシアでしたと。戦車開発においてよく言われるのは「エンジンだけはあるウクライナ、エンジン以外はあるロシア」という評価だけど、T-72がなければそこらへんは変わってたかもしれないね。もちろんロシアにとって良いほうに。

  • 23652
    名前なし 2025/09/13 (土) 17:01:38 修正 a2579@95ecb >> 23624

    あーもう(外野の政治家のせいで)めちゃくちゃだよ(語録漏洩)

  • 23653
    名前なし 2025/09/13 (土) 17:36:55 d91fa@9fa47 >> 23624

    安心安定のT-72と思ってたが、そんなことなかったんだな...

  • 23657
    名前なし 2025/09/13 (土) 20:34:11 25acd@9564d >> 23624

    T-80UD、新生ロシアじゃ早々と退役させられたし、独立後ウクライナはそもそもまともに戦車の量産をしなかったせいでやたら影の薄い存在だけど、まさにソ連戦車の超決定版と言っても過言ではない傑作だったのにな。最高会議ビルへの砲撃ぐらいしかまともな露出が無い、なんて事になるとは。

  • 23658
    名前なし 2025/09/13 (土) 20:37:31 57ca7@b0476 >> 23624

    少なくともT-64にガスタービンエンジンを積むために生まれたT-80はT-80UDに繋がったけど、T-64の自称改善版こと性能低下・価格上昇版のT-72はソ連戦車開発史において存在意義があったとは言えない。コストはT-64より高く、それでも大量配備するから安くしようとT-72BのFCSは10年前のT-64Bから大幅劣化で生まれ、装甲はセラミック装甲が使えたT-64/T-80に比べて簡素で、改修で常にT-64/T-80のガチ勢から技術のバックフィットで資金を食いつぶした。T-90になったら商業的に成功したけど、別にそのポジションはT-80UDで担えたし車体の拡張性はT-80の方が高いから結局技術面で評価するところはない。

  • 23659
    名前なし 2025/09/13 (土) 21:15:47 be00f@c3665 >> 23624

    やっぱ戦車みたいな複数の工場単位で作るような重装備は政治が絡みやすいのかな(銃器とかだと設計者同士が仲良くて弾倉の設計を譲ってもらったドラグノフみたいな例もあるけど)

  • 23660
    名前なし 2025/09/14 (日) 00:32:13 修正 39966@26977 >> 23624

    でも現場の兵士はT-72を好んで使ってたし、諸々の信頼性問題でT-80を嫌がってたのは事実なわけで、現場的にはT-72は十分成功してたで良いんじゃないの?実際各国にも大人気で売れたわけだし。

  • 23661
    名前なし 2025/09/14 (日) 05:39:58 57ca7@b0476 >> 23624

    現場の兵士はT-72を好んで使ってた→T-80は高級高性能なため、配備先が精鋭師団に限定されてる。なので一般の現場にはT-72しか来ないため装備を選べることなんてない。諸々の信頼性問題でT-80を嫌がってたのは事実→だから信頼性を担保した上で必要な出力、航続距離を持ったT-80UDを実用化したし、それより前なら出力以外でT-64BはT-80Bとほぼ同等の装備、装甲で、エンジンも76年からは運用保証時間500時間に達し信頼性は十分。上のレスでも言ったけど5TDFはT-72のV-46エンジンより信頼性に優れる。現場という場面でその場に必要数居たことが肯定されるなら、そもそもT-72はT-64より高い(前述)しFCSがポンコツ(前述)で装備体系に混乱を引き起こし、無駄なリソースを消費したため、そもそもT-72が生まれてなければT-72Bの座ははるかに優れたFCS、セラミック装甲(初期のT-72Bは多重空間装甲でKE弾耐性に問題あり)、より整備性の良い車体、おまけに低コストというシンプル上位互換がより多くの数で担うことができていた。そもそもエンジンの信頼性問題も現場が適応してからはそこまで問題になってないし。ガスタービンエンジンは政治のゴタゴタなので擁護できない。実際各国にも大人気で売れた→売れた、というか売らなかった(売るのに消極的だった)方が正しい。ここは東側である。西側の市場とやり方が違う。当時のラインナップに上げることができる車両はT-72とT-64で、シャーシの各部構造を極力シンプルにして現場の負担を減らそうとしたT-64はT-72より整備コストが安い。そして子分に兵器輸出しても自前でオーバーホールまでできる国が一体いくつあるでしょうか?そうなるとソ連がそれを請け負うので、T-64だと維持費が安くソ連に入るお金減っちゃうから輸出に消極的だったというレポートもある。T-72が大量生産/大量輸出されたのは利益追求のためだし、T-72Bに関しては「とにかく安いほうがいいよね」という上層部によって現場ガン無視で10年前の車両より貧弱なFCSが積まれるほどだったので、現場をないがしろにしている人に担がれてる軽い神輿なだけ。ただ擁護するなら、いわゆる武人の蛮用に耐えうる戦車だったのはT-64よりT-72だったのは事実。まあT-55の感覚でより速度が上がって機械的に無理のかかるものを振り回して壊したのを信頼性というのを現場の意見として全面的にのむのは流石に不公平である。まとめると、一部の師団以外に現場にはT-72しか与えられず、T-64は主力戦車にふさわしい性能だったが実用化前は軍上層部がゴネてT-62が生まれ、T-80はガスタービンエンジンを積まなければならないという政治屋に振り回され、T-72はメーカー、産業界の思惑で大量に作られ、T-72Bで軍上層部がまた口出ししてこの世の終わりみたいな性能の戦車を作ることになった。そしてハリコフが順当に信頼性が上がったT-80UDを作ってもT-72/T-80の改修でリソースを食われ、生産は進まずそうこうしてるうちにソ連崩壊。色々な負債を引きずり今に至る。対してT-64は設計段階で現場の負担を軽くしようとされ、実際部品点数や整備性、整備コストも優れていた。足回りは重量を増やす余裕があったが車体の拡張性は無かったのでFCSや水平対向エンジンを引き継いでT-80UDにいたるが、スタービンエンジンの代替で燃費もよくなり当時のドクトリンにも長い航続距離は合致していた。おまけにT-72Bよりずっと高性能。果たして現場を考えているのはどこの設計局でしょうか?そして攻防だけで見たとき、T-64BがあればT-80Bまで要らないし、T-80UDがあればT-64も含めてT-80Uまで要らないと言える性能だった。グダグダの結果を現場では成功と呼ぶのは良くない。彼らにはそれしか与えられなかったのだから。

  • 23662
    名前なし 2025/09/14 (日) 07:09:59 修正 887b4@8d7e0 >> 23624

    T-72はウラル設計で値段が高く性能は低く信頼性はあんまり変わらない。T-80はレニングラード設計でT-64と同じような性能だがガスタービンエンジンがメチャクチャ高い、エンジンも信頼性は微妙。T-64はハリコフ設計で値段良し、性能良し、信頼性も良し(初期不良も無事に解決)、ただし拡張性は低い、って自分の認識は合ってるかな?それでいくつか質問があるんだけど、

  • 23663
    名前なし 2025/09/14 (日) 10:49:17 349d7@2b816 >> 23624

    ランクIV以降のソ連MBTの旧い史実解説を更新してみない?

  • 23666
    名前なし 2025/09/14 (日) 16:22:06 25acd@9564d >> 23624

    これ見てグルカン見直してきたので数点

  • 23669
    名前なし 2025/09/14 (日) 20:11:33 修正 31f70@83e78 >> 23624

    btvt氏(個人なのか集団なのか分からないからなんて呼ぶべきか分からない)の「T-72はT-64Aより高いのに性能が低い」って主張は概ね理解できるけどいくつか疑問点があって

    あと初期のT-72Bは多重空間装甲←T-72Bは85年に100SBになってて077SBの84年型はT-72Bか微妙じゃない?

  • 23673
    名前なし 2025/09/14 (日) 21:44:47 a636f@8ff65 >> 23624

    部品点数は維持費、現場での整備性に利点だし、労働集約性が悪くてもタギルを下請けにして作る予定だったのである程度カバーできてる。底部脆弱性に関して、地雷は底部装甲を破る前段階で装甲を歪ませる。その際車体底部が破れるまで耐えるMZと8mmの変形で動作しないAZではどちらが弱いかと言ったらAZに決まってる。再装填のしにくさも一回の会戦に充分な弾薬量が装填装置内にあれば充分な訳で、欠点ではあるが特筆して下げる材料には不適当。それが問題なら西側の自動装填装置持ちはみんなダメになるじゃないか。なんなら対戦車戦闘においては設計、装填速度でMZは優れているので装填装置の出来自体はどう考えてもMZの方が良い。

  • 23678
    名前なし 2025/09/16 (火) 02:08:34 修正 25acd@9564d >> 23624

    特にAZ・MZの話が長くなったので

    この話の元ともなったBTVTライブジャーナルはタラセンコというウクライナ人のブログなんだが、この人はT-72を「戦車類似品」と貶し、ソ連によるT-72の採用を「国家的犯罪」「タギルによる野心と愛国心を満たすためだけの国家資金の犯罪的浪費」などと評したんだがその動機は単純で、彼はウクライナ国有の兵器輸出企業であるウクルスペッツエクスポート社の広報担当で、在庫という名の保管車両を山ほど抱えている割にさっぱり売れないT-64を売りたいがためというもの。

  • 23680
    名前なし 2025/09/16 (火) 12:59:47 修正 57ca7@b0476 >> 23624

    あと自分は一貫して冷戦中の話をしていて冷戦後のセールス云々は正直知らない。でもT-64Aの改良型と言って高い・性能低い・希少資源ドカ食い国家財政気絶部・改良したのにウラルは複合装甲無しなT-72は「戦車類似品」と揶揄されてもしょうがないし、ソ連によるT-72の採用を「国家的犯罪」「タギルによる野心と愛国心を満たすためだけの国家資金の犯罪的浪費」と評したのも間違っては無いでしょう。当時のウラル設計局の動力装置責任者のヴァビロンスキーは「工場ではT-64から脱却するためのあらゆる積極的な措置が取られた。まず、我々の工場と設計局の愛国心がT-64の生産を許さなかった~」とかほざいてたし、戦車開発におけるゴタゴタと技術の停滞と冷戦中の技術移転失敗で今に至るまで苦労してることを考えたらすべての元凶のT-72採用は「国家的犯罪」と言えるっちゃ言えるかな。T-64Aを全工場で作り、Obj.439をワルシャワ条約加盟国で使い、T-64Bを作り、T-64BMケードルを作り、T-64をガスタービン化させようとT-80作ったけど6TDが実用化できたからそちらを使い(こっちの方がドクトリンにも合致してるし)、T-64BMケードルの砲塔を載せればT-64BMと攻守同等で走の性能とその性能を出すために必要な車体の拡張性が手に入ったT-80UDができるんだから、それを全工場でまた作ってT-64A/B/BMをだんだんと代替すれば、T-80UDをより早くから多くの工場で作れて配備数が多くなるし、1987年にやってたT-72B、T-64BV、T-80BV、T-80U、T-80UDの5種同時生産が2種になるし、エンジンの技術移転も優先度高くなるから今のエンジン周りで苦しむこともなかった。この流れの中でT-72を入れなければならない部分ない。だってT-72はT-64の自称改良型であって、自称改良型の改良型も10年逆行した性能だったし。そしてT-80はT-64のガスタービンエンジン化が開発の目的なんだから、T-80の車体と6TDFができた時点でガスタービンを捨てドクトリンに合致した6TD積んで冷戦中ソ連で一番性能バランスが高水準なT-80UDに進化するからT-72の系譜は要らない。

  • 23700
    名前なし 2025/09/17 (水) 15:28:48 修正 25acd@9564d >> 23624

    認める、タギルのやった事は完全なる蛇足だった。自分の文を読み返してみても、論ったT-64の欠点は、些細なもの、もしくはトレードオフ関係程度のものばかりで、T-64と並行させリソースを分散させてまであの時点でT-72が必要であった決定的な理由を述べることができない。完敗。スラバモロゾフ

  • 23716
    名前なし 2025/09/18 (木) 10:29:40 57ca7@b0476 >> 23624

    一応フォローになるかはわからんけど、(Obj.439がその役を担えるということを除けば)76年に軍上層部がT-72大量配備に方針転換するくらいに5TDFの運用保証時間の延長が遅れたのは事実。あと整備のやり方とかまるまる変わるし、T-72の方が転輪が大径なのでサスペンションのストロークが小さく破損しにくいから不整地で無茶な動きをしても壊れにくいのは事実。整備方法の周知や不整地で激しく車体をぶつける危険な動きをするなという話だが、技術者に比べてはるかに脳筋ばかりの軍では、T-64に比べてマニュアルを破った運用をしても壊れにくいT-72が合致していたのはまあわかる話なんですよね。戦車開発史としては要らないが、いざ作ったらアホの子ソ連軍にはマッチしてた部分もあった。代償はデカかったけど……

  • 23744
    名前なし 2025/09/19 (金) 18:07:52 a770f@dd2c3 >> 23624

    素晴らしい、大変参考になるお話し有り難うございました。日本語書籍読んでるだけじゃ全然分からないというか、一般的な情報と全然違うじゃん。

  • 23783
    名前なし 2025/09/22 (月) 15:28:15 94a9f@2a245 >> 23624

    この板で終わって流すには勿体なさすぎる話だと思うんで、マジで各戦車の史実解説を更新してほしい