⬆️3位の表彰を受ける細川さん
中南信予選では川上諒くんや小松陸人くんと 言った、イキの良い小中学生ホープを連破 そしてこの県大会では信州王将戦で準優勝を 果たした長野県の中学生王者・相原くんを 倒して底力を見せた細川さん。アマ名人戦も 県大会の経験があります。今後尚一層 名前を売って欲しいです
⬆️準決勝・細川研さんVS田中博己さん
1回戦は余り本調子とは言い難かった 田中さんでしたが、エンジンが掛かったか 相原瑞樹くんを倒して上り調子の細川さんを 退けて決勝進出を果たしました。
それは③にて語ります
惜しい将棋を落としたなとは思いますが 大事な場面で有効な手を指す田中さんと 肝心な場面で踏み込めない私・丸山とでは やはり実力的に大きな開きがありました
今後この実力差を、どこまで埋める事が 出来るのか?これからもそれを考え実践して いきたいと思います。かなり試行錯誤を 重ねまくると思いますが(^ー^;A
あと年齢を言い訳にせずに今までの自分より 強くなれるよう精進に励みたいと思います
これで1回戦は全て語り終えました その結果と準決勝の組み合わせは⬇️の通り
⬆️は私の59角成に対して田中さんが 77銀と受けた場面。ここで私は18竜と しましたが多分これが敗着の緩手だったと 思います。ここは68馬と金を取り同銀に 69竜と詰めろで迫れば恐らく田中さんの 銀が助からず有望な局面だったと思います
その後例えば詰めろを防いで78銀と打てば 68竜と銀を取りながら詰めろで迫りますが この竜を撃退する手段が無いと思うので それならば大金星も夢では無かったかも
このチャンスを逃してからは私に勝ち目ナシ 最後は形作りの必至を掛けるのが精一杯で 田中さんに悠々寄せきられてしまいました
戦型は2年前のVS佐藤戦と同様、相穴熊に 私は三間飛車に構え開戦の機を伺って いましたが、まだ互いに穴熊が完成してない 状況ながら相手の穴熊が固まりきらない内に と思い先制攻撃を敢行。田中さんに桂馬を 捌かせたのは不味かったかなと思いつつ 意外とこちらも駒が捌けた上に駒損ながら 王様の守りではこちらが勝り、悪いながらも 勝負型だと思いながら終盤に突入しました
そして多分⬇️の局面が 最大のハイライトだったかもしれません
⬆️トーナメント1回戦 丸山佳洋VS田中博己さん
その1回戦の相手は田中博己さん ハッキリ言って奥村龍馬さんと並ぶ優勝候補 この戦いの1ヶ月前には県支部名人戦で優勝 相変わらずの強さを発揮しておりました しかしだからと言って、こちらが臆する理由 にはならず、何より臆してもいなかったので 自分の将棋を指せれば活路を見いだせる そう言い聞かせて対局に臨みました
アマ竜王戦の県大会に初めて進出したのは 2年前でした。初参加は確か平成元年か? 以来長い間ずっと勝てずにいましたが 53歳にして、ようやく初出場そして 県のベスト8に勝ち残る事が出来ました
しかしまさか、それからたった2年で 中南信代表に返り咲く事になるとは (・・;)
予選は白星発進も金井文哉さんに完敗 しかしその後は薄氷の思いで連勝して 3勝1敗で終了。集計の結果辛くも 代表決定戦を戦える事になりました
相手となった熊谷真さんは余りに強く 最終盤まで敗勢でしたが、それまでに 少しでもと逆転の火種を残しておいたのが 奇跡的に実を結び幸運の大逆転勝利となり 県大会切符を掴む事が出来ました
そして県大会 2年前は佐藤清文さんの前に力及ばず 初戦敗退。何とか雪辱したいの一心でした
なお私(丸山)は 安茂里支部の大会に参戦予定です
次に松本支部からであります
松本支部月例会ならびに 岡村奏汰長野県アマ名人壮行大会
日時;令和6年8月18日(日) 9時15分~30分受付 準備でき次第対局開始
会場;松本市鎌田地区公民館 2階中視聴覚室・小視聴覚室・小会議室 中視聴覚室が月例会メイン会場 小視聴覚室がサブ会場 小会議室が昼食会場となります
会費;一般1,300円。支部会員割引 松本支部会員割引・学生割引あります。
昼食のお弁当は別会計で承ります 注文自由です。
対局;当日発表します 全参加者が10名に達した場合 予選は各人5局指しのリーグ戦 持ち時間15分30秒
その後、上位8名による決勝トーナメントと それ以外の全参加者(希望者)による 5位決定戦トーナメントに分かれる
それぞれの順位決定戦のみ 持ち時間20分30秒 な参加者が10人に満たなかった場合は 総当たりリーグ戦を行う
賞品;5位までにクオカードを進呈します。
問合せ ℡090-3564-2543 船坂(ふなさか)までお気軽にどうぞ
以上で①での回顧を終わります ②では1回戦残りのカードである 私・丸山佳洋VS田中博己さんの対局を 中南信予選での私自身の戦いぶりと共に 振り返りたいと思います。
最後に申し遅れましたが 1回戦4試合の対局風景を撮影してくれた 赤木崇幸さんに深く感謝の意を表します 有難うございました
⬆️トーナメント1回戦 相原瑞樹さんVS細川研さん
この所は大活躍が目立つ中学生強豪の 相原くん。この前年2023年は赤旗戦にて 県3位。信州王将戦では準優勝と大躍進 最後は中原大介さんに敗れましたが終盤まで 勝勢で中学生タイトルホルダーとなるまで あと一歩、いやあと半歩という惜敗でした
そしてこの約3ヶ月後の県名人戦では 13年振りの中学生ファイナリストまで やはりあと一歩、いやあと半歩・・・ その話は、またいつの日か必ず・・・
そんな若手強豪の勢いを止めたのが細川さん 県アマ名人戦にも南信代表として出場した 経験を持つ実力者が意地を見せて競り合いを モノにして準決勝に駒を進めました
⬆️トーナメント1回戦 須田博貴さんVS中畑和将さん
須田さんはかつて野沢北高で腕を磨いて 今は軽井沢佐久支部の一員として同支部の 練習会に出向いて腕を磨いているようで この前年の信州王将戦でも東信代表として 奮闘していました。私(丸山)とも佐久で 2局指して1勝1敗。振飛車党という印象が 強いですが高校時代は居飛車党だった気が。
試合は現在の伊那北高のエース中畑さんが 勝利。中南信予選は細川研さん南沢祐仁さん といった強敵を連破。途中で北村遼平さんに 敗れて3勝1敗となるも代表決定戦で雪辱 そしてこの勝利で準決勝進出。奥村さんへの 挑戦権を掴み取りました
⬆️トーナメント1回戦 林奎史郎さんVS奥村龍馬さん
1月の朝日アマ戦以来、久々に勇姿を見せた 長野県の3冠王・奥村さんと県赤旗名人である 信大の雄・林さんの対決。
林さんは、この対局から約半月前の支部対抗戦 東日本大会にて松本支部の大将として奮戦して 3位入賞に導く見事な活躍ぶりを見せました その自信と勢いを持って第一人者を相手に 果敢に挑みましたが奥村さんが力強く挑戦を 退け2連覇に向けて好スタートを切りました
再三再四遅れてしまい 大変申し訳ありませんでした
本日の経過報告は以上です 佐藤さんの復活優勝か 岡村くんが小学生初の快挙を成し遂げるのか 決勝の結果は後日の信毎にて御確認ください 御閲覧有難うございました
なお代表16選手は次の通りです
中信 丸山佳洋、金井文哉、岡村奏汰、坂口謹一
南信 鈴木麻修、荻原拓也、清沢匠、佐藤歩
東信 奥村龍馬、小山泰治、相原瑞樹、田中博己
北信 小林暖希、北野敬寛、傳田寛人、鈴木翼
奥村龍馬さんが2連覇を果たすのか? 田中博己さんが3冠王となるのか? それを止めるのは誰なのか?
この3つが大きな注目点になるでしょう
以上で2024長野県支部対抗戦の回顧を 終わりに致します
大会の運営に携わった方々と熱戦を 繰り広げた選手の方々の労を労い 我が拙文に最後まで、お付き合いして 下さった当掲示板閲覧者の方々に 感謝の意を表しながら筆を置きたいと 思います。皆様ありがとうございました (完)
⬆️準優勝の長野支部チーム
約10年に渡り、この大会の主役を張る 長野支部チーム。とりわけ塩尻支部との 長年に渡る決勝を舞台とした熱戦の数々は (私自身も、その身を置いた分尚更)強い 印象を残しました。特筆すべきは2021年。 鈴木翼さん、南沢祐仁さん、北野敬寛さんの 3人で北関東大会で優勝した事でしょう。 長野支部らしいバランスの取れた 素晴らしいチームでした
それから3年後の今回、準優勝とは言え この学生トリオも北関東王者をチームに 勝るとも劣らない強力なトリオでした
何度でも見たいトリオ。しかし今後は 酒井くんが大学受験、瀧澤くんが高校受験。 下手すると今回が見納めになりやしないかと 寂しく思います。でもまあ彼等が今後 ますます強くなる事に変わりはありません 更にその下の長野支部ジュニア世代も 急激に力を伸ばしています。今後も 長野支部が長野県の支部対抗戦の中枢を担う この図式は今後も続くかもしれません
⬆️松本支部に初優勝を、もたらした精鋭たち
その後の活躍は皆様の方が御存知と思います 県大会準決勝~東日本大会準決勝に至る 8試合全て2VS1という紙一重の激戦を 勝ち抜き東日本3位&四段免状獲得 本当に素晴らしい戦いを見せてくれました
私(丸山)が松本支部の存在を知ったのは 平成元年。夫婦揃って高貴な文化人としての 風格を漂わせていた早田茂一郎さんが 支部長の頃でした。将棋を楽しむ場として 開智の自宅を提供していた古畑由夫さんや 松本第2公民館での子供教室や松本お城 将棋祭りを支援した金子直市2代目支部長と 上條銀雄さん。会社の行き帰りに良く顔を 合わせた内沢久雄さんや赤羽森蔵さん 更には前・副支部長の桐原一夫さんや 田多井さん、斎藤さん、丸山さん、そして 空穂教室分校に協力してくれた小原逸男さん 小山さんとか高木さんという大先輩の顔も しばし思い浮かびます。
その頃に比べると大分人が変わり 老若問わず多くの会員の入会で大所帯に なった事で、かなり様変わりした感じの 松本支部ですが60年を目前とした 老舗支部は今後も更に発展する事でしょう
⬆️副将戦 酒井悠安くんVS岡村奏汰くん
県アマ棋王・県高校竜王の酒井くんに 今年早くも3度目の決勝戦を戦う岡村くん
この両雄は前年秋の棋王戦の決勝戦で対決 その時は千日手指し直しの後、酒井くんが 完封勝利を飾り自身初のタイトル獲得を 果たす思い出深い記念の一局となりました
今回は先手の酒井くんが棒銀&袖飛車に 岡村くんは雁木を完成させるも居玉のまま こちらも銀を足早に76まで進めてきます
先に敵陣に手をつけたのは岡村くん。 何と前述の通り雁木&居玉の形のままにも 関わらず飛車切りを断行、酒井くんの86角と 刺し違える強攻策から挟撃体制を作ります
酒井くんも飛車打ちの王手を挟んで懸命の 防戦を見せましたが、2枚の馬を駆使して 酒井くんの王様に迫る岡村くん。最後は 馬を飛車と刺し違えて勝負を決めました
これで最終スコアは2VS1で松本支部の 勝利。創立60年を目前にして ついに念願の初優勝を飾りました
⑤は以上です 次回の⑥で完結したいと思います
⬆️こちらは大将戦 小林暖希くんVS林奎史郎さん
後の県高校三冠VS県赤旗名人の激突
右玉に構えた先手の林さんに対して 62金、81飛で応じる小林くん。 盤面全体にて激しい攻防が展開される中 小林くんが絶好の角打ちからペースを掴みます
しかし林さんも相手の攻めが小休止した所で 猛反撃を開始、矢倉城に守られた小林くんの 王様は84までの大脱走して堪えます
しかし林さん惜しくも、あと一歩届かず ひとまずの余裕を得た小林くんが攻撃再開 最後は慎重に攻めを繋げて大熱戦に終止符を 打ちました。 この将棋は後日、信濃毎日新聞に掲載される ので詳しく展開を知りたい方は そちらを御覧下さいませ。
これで1VS1のタイスコアに 最終決着は副将戦に委ねられました
⬆️三将戦 瀧澤峻平くんVS金井文哉さん
この大会で瀧澤くんは多分4回ほど決勝まで 勝ち上がっていると思います。それだけに 今年こそはと気合いを入れて臨んだと 思いますが惜しくも及ばず。長野県の準竜王 金井さんが難戦を制して松本支部が先勝です
⬆️3位の表彰を受ける細川さん
中南信予選では川上諒くんや小松陸人くんと
言った、イキの良い小中学生ホープを連破
そしてこの県大会では信州王将戦で準優勝を
果たした長野県の中学生王者・相原くんを
倒して底力を見せた細川さん。アマ名人戦も
県大会の経験があります。今後尚一層
名前を売って欲しいです
⬆️準決勝・細川研さんVS田中博己さん
1回戦は余り本調子とは言い難かった
田中さんでしたが、エンジンが掛かったか
相原瑞樹くんを倒して上り調子の細川さんを
退けて決勝進出を果たしました。
それは③にて語ります
惜しい将棋を落としたなとは思いますが
大事な場面で有効な手を指す田中さんと
肝心な場面で踏み込めない私・丸山とでは
やはり実力的に大きな開きがありました
今後この実力差を、どこまで埋める事が
出来るのか?これからもそれを考え実践して
いきたいと思います。かなり試行錯誤を
重ねまくると思いますが(^ー^;A
あと年齢を言い訳にせずに今までの自分より
強くなれるよう精進に励みたいと思います
これで1回戦は全て語り終えました
その結果と準決勝の組み合わせは⬇️の通り
⬆️は私の59角成に対して田中さんが
77銀と受けた場面。ここで私は18竜と
しましたが多分これが敗着の緩手だったと
思います。ここは68馬と金を取り同銀に
69竜と詰めろで迫れば恐らく田中さんの
銀が助からず有望な局面だったと思います
その後例えば詰めろを防いで78銀と打てば
68竜と銀を取りながら詰めろで迫りますが
この竜を撃退する手段が無いと思うので
それならば大金星も夢では無かったかも
このチャンスを逃してからは私に勝ち目ナシ
最後は形作りの必至を掛けるのが精一杯で
田中さんに悠々寄せきられてしまいました
戦型は2年前のVS佐藤戦と同様、相穴熊に
私は三間飛車に構え開戦の機を伺って
いましたが、まだ互いに穴熊が完成してない
状況ながら相手の穴熊が固まりきらない内に
と思い先制攻撃を敢行。田中さんに桂馬を
捌かせたのは不味かったかなと思いつつ
意外とこちらも駒が捌けた上に駒損ながら
王様の守りではこちらが勝り、悪いながらも
勝負型だと思いながら終盤に突入しました
そして多分⬇️の局面が
最大のハイライトだったかもしれません
⬆️トーナメント1回戦
丸山佳洋VS田中博己さん
その1回戦の相手は田中博己さん
ハッキリ言って奥村龍馬さんと並ぶ優勝候補
この戦いの1ヶ月前には県支部名人戦で優勝
相変わらずの強さを発揮しておりました
しかしだからと言って、こちらが臆する理由
にはならず、何より臆してもいなかったので
自分の将棋を指せれば活路を見いだせる
そう言い聞かせて対局に臨みました
アマ竜王戦の県大会に初めて進出したのは
2年前でした。初参加は確か平成元年か?
以来長い間ずっと勝てずにいましたが
53歳にして、ようやく初出場そして
県のベスト8に勝ち残る事が出来ました
しかしまさか、それからたった2年で
中南信代表に返り咲く事になるとは
(・・;)
予選は白星発進も金井文哉さんに完敗
しかしその後は薄氷の思いで連勝して
3勝1敗で終了。集計の結果辛くも
代表決定戦を戦える事になりました
相手となった熊谷真さんは余りに強く
最終盤まで敗勢でしたが、それまでに
少しでもと逆転の火種を残しておいたのが
奇跡的に実を結び幸運の大逆転勝利となり
県大会切符を掴む事が出来ました
そして県大会
2年前は佐藤清文さんの前に力及ばず
初戦敗退。何とか雪辱したいの一心でした
なお私(丸山)は
安茂里支部の大会に参戦予定です
次に松本支部からであります
松本支部月例会ならびに
岡村奏汰長野県アマ名人壮行大会
日時;令和6年8月18日(日)
9時15分~30分受付
準備でき次第対局開始
会場;松本市鎌田地区公民館
2階中視聴覚室・小視聴覚室・小会議室
中視聴覚室が月例会メイン会場
小視聴覚室がサブ会場
小会議室が昼食会場となります
会費;一般1,300円。支部会員割引
松本支部会員割引・学生割引あります。
昼食のお弁当は別会計で承ります
注文自由です。
対局;当日発表します
全参加者が10名に達した場合
予選は各人5局指しのリーグ戦
持ち時間15分30秒
その後、上位8名による決勝トーナメントと
それ以外の全参加者(希望者)による
5位決定戦トーナメントに分かれる
それぞれの順位決定戦のみ
持ち時間20分30秒
な参加者が10人に満たなかった場合は
総当たりリーグ戦を行う
賞品;5位までにクオカードを進呈します。
問合せ
℡090-3564-2543
船坂(ふなさか)までお気軽にどうぞ
以上で①での回顧を終わります
②では1回戦残りのカードである
私・丸山佳洋VS田中博己さんの対局を
中南信予選での私自身の戦いぶりと共に
振り返りたいと思います。
最後に申し遅れましたが
1回戦4試合の対局風景を撮影してくれた
赤木崇幸さんに深く感謝の意を表します
有難うございました
⬆️トーナメント1回戦
相原瑞樹さんVS細川研さん
この所は大活躍が目立つ中学生強豪の
相原くん。この前年2023年は赤旗戦にて
県3位。信州王将戦では準優勝と大躍進
最後は中原大介さんに敗れましたが終盤まで
勝勢で中学生タイトルホルダーとなるまで
あと一歩、いやあと半歩という惜敗でした
そしてこの約3ヶ月後の県名人戦では
13年振りの中学生ファイナリストまで
やはりあと一歩、いやあと半歩・・・
その話は、またいつの日か必ず・・・
そんな若手強豪の勢いを止めたのが細川さん
県アマ名人戦にも南信代表として出場した
経験を持つ実力者が意地を見せて競り合いを
モノにして準決勝に駒を進めました
⬆️トーナメント1回戦
須田博貴さんVS中畑和将さん
須田さんはかつて野沢北高で腕を磨いて
今は軽井沢佐久支部の一員として同支部の
練習会に出向いて腕を磨いているようで
この前年の信州王将戦でも東信代表として
奮闘していました。私(丸山)とも佐久で
2局指して1勝1敗。振飛車党という印象が
強いですが高校時代は居飛車党だった気が。
試合は現在の伊那北高のエース中畑さんが
勝利。中南信予選は細川研さん南沢祐仁さん
といった強敵を連破。途中で北村遼平さんに
敗れて3勝1敗となるも代表決定戦で雪辱
そしてこの勝利で準決勝進出。奥村さんへの
挑戦権を掴み取りました
⬆️トーナメント1回戦
林奎史郎さんVS奥村龍馬さん
1月の朝日アマ戦以来、久々に勇姿を見せた
長野県の3冠王・奥村さんと県赤旗名人である
信大の雄・林さんの対決。
林さんは、この対局から約半月前の支部対抗戦
東日本大会にて松本支部の大将として奮戦して
3位入賞に導く見事な活躍ぶりを見せました
その自信と勢いを持って第一人者を相手に
果敢に挑みましたが奥村さんが力強く挑戦を
退け2連覇に向けて好スタートを切りました
再三再四遅れてしまい
大変申し訳ありませんでした
本日の経過報告は以上です
佐藤さんの復活優勝か
岡村くんが小学生初の快挙を成し遂げるのか
決勝の結果は後日の信毎にて御確認ください
御閲覧有難うございました
なお代表16選手は次の通りです
中信
丸山佳洋、金井文哉、岡村奏汰、坂口謹一
南信
鈴木麻修、荻原拓也、清沢匠、佐藤歩
東信
奥村龍馬、小山泰治、相原瑞樹、田中博己
北信
小林暖希、北野敬寛、傳田寛人、鈴木翼
奥村龍馬さんが2連覇を果たすのか?
田中博己さんが3冠王となるのか?
それを止めるのは誰なのか?
この3つが大きな注目点になるでしょう
以上で2024長野県支部対抗戦の回顧を
終わりに致します
大会の運営に携わった方々と熱戦を
繰り広げた選手の方々の労を労い
我が拙文に最後まで、お付き合いして
下さった当掲示板閲覧者の方々に
感謝の意を表しながら筆を置きたいと
思います。皆様ありがとうございました
(完)
⬆️準優勝の長野支部チーム
約10年に渡り、この大会の主役を張る
長野支部チーム。とりわけ塩尻支部との
長年に渡る決勝を舞台とした熱戦の数々は
(私自身も、その身を置いた分尚更)強い
印象を残しました。特筆すべきは2021年。
鈴木翼さん、南沢祐仁さん、北野敬寛さんの
3人で北関東大会で優勝した事でしょう。
長野支部らしいバランスの取れた
素晴らしいチームでした
それから3年後の今回、準優勝とは言え
この学生トリオも北関東王者をチームに
勝るとも劣らない強力なトリオでした
何度でも見たいトリオ。しかし今後は
酒井くんが大学受験、瀧澤くんが高校受験。
下手すると今回が見納めになりやしないかと
寂しく思います。でもまあ彼等が今後
ますます強くなる事に変わりはありません
更にその下の長野支部ジュニア世代も
急激に力を伸ばしています。今後も
長野支部が長野県の支部対抗戦の中枢を担う
この図式は今後も続くかもしれません
⬆️松本支部に初優勝を、もたらした精鋭たち
その後の活躍は皆様の方が御存知と思います
県大会準決勝~東日本大会準決勝に至る
8試合全て2VS1という紙一重の激戦を
勝ち抜き東日本3位&四段免状獲得
本当に素晴らしい戦いを見せてくれました
私(丸山)が松本支部の存在を知ったのは
平成元年。夫婦揃って高貴な文化人としての
風格を漂わせていた早田茂一郎さんが
支部長の頃でした。将棋を楽しむ場として
開智の自宅を提供していた古畑由夫さんや
松本第2公民館での子供教室や松本お城
将棋祭りを支援した金子直市2代目支部長と
上條銀雄さん。会社の行き帰りに良く顔を
合わせた内沢久雄さんや赤羽森蔵さん
更には前・副支部長の桐原一夫さんや
田多井さん、斎藤さん、丸山さん、そして
空穂教室分校に協力してくれた小原逸男さん
小山さんとか高木さんという大先輩の顔も
しばし思い浮かびます。
その頃に比べると大分人が変わり
老若問わず多くの会員の入会で大所帯に
なった事で、かなり様変わりした感じの
松本支部ですが60年を目前とした
老舗支部は今後も更に発展する事でしょう
⬆️副将戦
酒井悠安くんVS岡村奏汰くん
県アマ棋王・県高校竜王の酒井くんに
今年早くも3度目の決勝戦を戦う岡村くん
この両雄は前年秋の棋王戦の決勝戦で対決
その時は千日手指し直しの後、酒井くんが
完封勝利を飾り自身初のタイトル獲得を
果たす思い出深い記念の一局となりました
今回は先手の酒井くんが棒銀&袖飛車に
岡村くんは雁木を完成させるも居玉のまま
こちらも銀を足早に76まで進めてきます
先に敵陣に手をつけたのは岡村くん。
何と前述の通り雁木&居玉の形のままにも
関わらず飛車切りを断行、酒井くんの86角と
刺し違える強攻策から挟撃体制を作ります
酒井くんも飛車打ちの王手を挟んで懸命の
防戦を見せましたが、2枚の馬を駆使して
酒井くんの王様に迫る岡村くん。最後は
馬を飛車と刺し違えて勝負を決めました
これで最終スコアは2VS1で松本支部の
勝利。創立60年を目前にして
ついに念願の初優勝を飾りました
⑤は以上です
次回の⑥で完結したいと思います
⬆️こちらは大将戦
小林暖希くんVS林奎史郎さん
後の県高校三冠VS県赤旗名人の激突
右玉に構えた先手の林さんに対して
62金、81飛で応じる小林くん。
盤面全体にて激しい攻防が展開される中
小林くんが絶好の角打ちからペースを掴みます
しかし林さんも相手の攻めが小休止した所で
猛反撃を開始、矢倉城に守られた小林くんの
王様は84までの大脱走して堪えます
しかし林さん惜しくも、あと一歩届かず
ひとまずの余裕を得た小林くんが攻撃再開
最後は慎重に攻めを繋げて大熱戦に終止符を
打ちました。
この将棋は後日、信濃毎日新聞に掲載される
ので詳しく展開を知りたい方は
そちらを御覧下さいませ。
これで1VS1のタイスコアに
最終決着は副将戦に委ねられました
⬆️三将戦
瀧澤峻平くんVS金井文哉さん
この大会で瀧澤くんは多分4回ほど決勝まで
勝ち上がっていると思います。それだけに
今年こそはと気合いを入れて臨んだと
思いますが惜しくも及ばず。長野県の準竜王
金井さんが難戦を制して松本支部が先勝です