リーンの翼記事の過去のトピックを列べてみても、この章までに醸成されてきたものに読者は感無量なところだろう。もしも、ちゃんと読んでいるなら。
本作の読者の相当割合は、これまでの文章の中身はほとんど読み飛ばしていて、エロとグロと迫水の絶叫、なんとなくセンチメンタルな共感だけで上のような論説の進展には興味もないと思う。いつものこと。
ここで言っているのも、富野由悠季独自の論かというのはひとまず置いておき、富野作品を読むときに、富野文脈でまとめて言われている箇所は貴重だという意味だ。ここに書いてあるのでメモしておこう。
あと、ハンナ・アーレントのことが続く。これほどくどくくり返し紹介されているものを「読んでない、知らない」では今後、富野話題も口にするのを躊躇うくらいには思いたい。ジスミナの談義中にもアーレント引用されていたが『女のことはいいんだよ』とかでチャット民は飛ばしていた。そういうところ。
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ここの文中は「ハンナ・アーレントも過去だ」と言っているのだけど、まずハンナ・アーレントを読まれていなくて富野話だけをするのは浮く。ホッブズの『リヴァイアサン』などは古典なので学生はどこかの年頃で読んでいるだろうということで、もしも読んでいないかもうすでに忘れていたら、また折々に読み返してもよい。エンターテイメントの話はまたべつ。