Criswell Predicts! (Andy Duncan)
これも、読者によってはタイトルを見た時点でネタは想像つくという話かもしれない。わたしはもともとそんなに好きでもなく、文中のネタはほとんど分からないので検索するだけで笑えはしないのと、……たまたま先日読んでた古川日出男の本で読んだばかりのところ……「死霊の盆踊り」のようなものに少し触れるのがあって、間が悪く食傷ぎみで読み進まなかった。
ともかく、現代のショービズが未来世界の宗教になっているような話は、今は奇想として驚くほどでもない一定のストーリーの型なんだなと思い出す。昭和のロボットアニメが火星で聖典になっているとか、逆にヒトラーが現代に生き返ってコメディアンとして人気を博すとか。そのグロテスクさも「またそれか」と思うよりは、その器、入れ物に今回は何を盛るかの、ジャンル。ここでも「Criswellは偏在する」みたいな…それに近い話なんだろうなとは先に分かっているので、やや疲れる。
ただ、これがなぜタニス・リー・トリビュートなのかという特殊な関心があって、ほかにディックの本でもヴァンスの本に入っててもわたしの最近の印象ではおかしくないんじゃないか。途中でちょっとだけ「わかる」感じはした。それも何年も前、タニス・リーを読み返し始めるよりまえに、「必ず当たる占い」とか占星術について他所で話していたことがあって、今それは書かない。
あと、節ごとに登場する人物が最初何の話をしているのか、どういう意味の言葉なのか謎でこんがらがるのは、興味を牽引する感じ。
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