⬆以上です。
では本題に入りたいと思います
先日予告したこれまででは考えられない 活気的というか革新的な現象とは・・・
県下4地区7ヶ所で行われた予選を 勝ち抜いた各クラス8名ずつ 合計40名の代表選手の方々が 一同に介して繰り広げされた数々の熱戦 その舞台となった長野県将棋選手権の 様子を次回から振り返りたいと思います
その次回ですが、プロローグからいきなり B級~E級の戦いの様子を、まとめて一気に 振り返りたいと思います。何故なら これまででは考えられない活気的というか 革新的な現象が起きたのですから。
早ければ今度の木曜日に掲載したいです
以上で棋王戦の回顧録を終わります 選手並びに運営スタッフの皆様 お疲れ様&有難う御座いました
さて次回からですが 11月に塩尻市にて行われた 2023長野県将棋選手権の回顧録を 連載したいと思います
優勝までの経緯がカッコ良かった酒井さん 何しろ関東の猛者を次々と連破。そして 売り出し中の小学生ホープとの戦いを制して 優勝したのですから。
この前週の赤旗名人戦では鈴木翼さんとの 最後の決戦に敗れ北信予選で涙を飲んだ 酒井さんでしたが、その借りを返す 見事な優勝でした。宿敵・小林暖希さんと 同じで強くて上手いだけでなくハートの 熱い好青年です。「酒井棋王」の誕生を 祝福しつつ将来の活躍を期待したいと思います
惜しくも二冠達成は叶いませんでしたが 優勝した支部名人戦に続き今年2度目の 長野県ファイナリストとなった岡村さん やはり並の小学生ではありません 厳しい戦いを強いられている筈の研修会に おいても私・丸山の予想ごとき簡単に 上回る昇級の速さ。今回の棋王戦も含め 相変わらずの伸び代の高さでした
しかし高校竜王戦でも感じた事。そして 何より私・丸山が支部対抗戦で戦って 痛感した事でもありますが酒井さんの受けは 実に手厚いです。24銀、34金と並べて 桂得を確定させると引き角棒金の要領で 繰り出そうとした岡村さんの援軍部隊を 角や右銀の増援を得た酒井さんの守備隊が シッカリ抑え切った所で岡村さんが投了
こうして酒井さんが優勝を決めました 酒井さんにとって、これが初戴冠であります 本当に素晴らしい頑張りでした
これで2023アマ棋王戦、全日程終了です 回顧録も次回の⑦で完結したいと思います
⬆具体的な解説は後日必ず掲載される筈の 信濃毎日新聞の朝刊に、お任せするとして
試合の方は岡村さんが4筋の位を 酒井さんが中央の位を確保し合いまして 継ぎ歩攻めで勇躍した岡村さんの25桂が 働くか?酒井さんが桂を取り切れるかに 掛かってきました。
岡村さんは33歩と楔を打って酒井さんの 金を22に追いやり、更に端にまで戦火を拡大 懸命の手作りで酒井玉に迫ります
⬆指し直し局は後手の酒井さんが積極的な 布陣を作りつつ雁木を構築しようとした その矢先に岡村さんが先攻。酒井さんは 43銀と上がって迎え撃った場面です。 以後は⬇の局面まで進行いたしました
⬆画面上段 決勝戦・岡村奏汰さんVS酒井悠安さん
岡村さんが支部名人に加え棋王位を奪取して 小学生にして長野県の2冠王となるのか? 高校団体連覇&高校竜王の酒井さんが 先輩・鈴木翼さん以来の高校生タイトル ホルダーに輝くのか?注目の決勝戦は 酒井さんの先手で幕を開けました
対局は画面下段の通りに進み膠着状態に 両雄ともに打開策を見出すに至らず ⚫58金、○52金、⚫68金右、○62金 この手順を4回繰り返して千日手と なりました
先後が入れ替わって今度は岡村さんが先手に しかし持ち時間は岡村さん3分に対して 酒井さんは7分を残しており双方に2分が 加算されて岡村さん5分、酒井さん9分に これ等が指し直し局に、どう影響するか?
以上です。 選手と運営スタッフの皆様 お疲れ様でしたm(_ _)m
画面1枚目 B級の激戦に挑む中学生選手たち 手前=堀米真爾くん、向側=島村勇充くん
画面2枚目 その中学生の挑戦を受け止める大人の選手達 手前左側=長原輝彦さん 向側右側=山本大輔さん
画面3枚目 渡辺真絃くんVS金子巧磨くん
北信長野支部の小学生ライバル対決 彼等の他にD級準優勝の桐沢理くんも 参加。子供とは思えない強さで 大人達の目を丸くさせていました
画面4枚目=C級の表彰式 優勝の表彰を受けているのが栗岡滉くん
北村さんのA級準優勝に加え栗岡くんの優勝 更には堀米くんの奮闘。遠方から参加して くれた南信勢が安曇野大会を盛り上げました
後方向側の選手がC級準優勝の小松陸人くん 後方手前の選手が3位の坂中勇磨さん
画面上段 B級決勝・金子巧磨くんVS島村勇充くん
画面中段 B級3決・渡辺真絃くんVS山本大輔さん
画面下段=優勝の表彰を受ける金子くん
画面上段 A級決勝・小林勇司さんVS北村遼平さん
画面中段 A級3決・宮下謙一さんVS岡村奏汰くん
画面下段=優勝の表彰を受ける小林さん
こうして決勝戦は岡村さんVS酒井さんに 10代同士のフレッシュな決勝戦 その戦いの行方は後日⑥にて
しかし横山さんも粘り強い防戦で 酒井さんに、なかなか決め手を与えません 懸命に辛抱しつつ端を逆襲して酒井さんの 王様も危険な形に。駒の数も足りるか否か ギリギリの攻めでしたが、竜の王手を遮る 合い駒の桂を同角成と切った後、成銀で 必死に追いすがった酒井さん。最後まで 後退する事無く攻め続けた強気な姿勢が 実を結んだ酒井さんが、とうとう横山さん の王様を捕らえました。駒台に歩1枚が 余ったのみで即詰みを決めた酒井さん 鮮やかな勝ちっぷりでの決勝進出でした
左半分で激しい戦いが展開されました それは角銀桂香の総交換&馬の作り合いに 発展する程。22銀打で横山さんの馬を 生け捕り、その馬を王様で取って自陣の 安定を図る酒井さん。横山さんが85香と 飛車を逮捕する間に高美濃囲いに総攻撃を 敢行。39角の王手で楔を打ち込むと85の香を 毟った飛車が脱出に成功。2枚飛車と成桂が 協力して横山さんの本陣を攻め立てます
⬆磐石なる横山さんの振飛車の布陣に対し 酒井さんは敢然と急戦で挑んできました
試験的に途中の局面を再現して 撮影しましたが正直言って、これを 最初で最後にしたいですね(A^_^;)
私が理想とする選手の撮影のタイミングは 対局開始前後であり緊迫した中終盤以降の 撮影は厳に慎みたいので・・・
⬆酒井悠安さんVS横山博之さん
もう1つのヤマは現・長野県高校竜王と 2度目の長野県棋王を狙う東京のベテランの 一戦。開戦は⬇の通りとなりました
⬆赤木崇幸さんVS岡村奏汰さん
中信ダービーとなった準決勝 あらゆる中信大会だけでなく棋望会でも 毎月毎回のように激突しているだけに 手の内は両雄ともに知り尽くしていました
その棋望会では先週最終戦で激戦を 展開したばかり。結果は岡村さんの逆転勝利 しかし最後の土壇場までは赤木さんが圧倒 していただけに今回も激闘が予想されました
私が見た時は中央を起点とした厳しい せめぎ合い。5筋から敵陣に駒を殺到さする 赤木さんに対し桂馬の王手飛車で銀を入手 しながら右玉のコビンに歩を進める岡村さん
両者一歩も譲らぬ熱戦を制したのは岡村さん これで長野県2冠王に王手を掛けました
⬆因みに私は朝日アマ名人戦と 忘年会に参加予定ですm(_ _)m
以上で準々決勝の回顧を終わります ⬆が準決勝の組み合わせ それは後日⑤にて振り返りたいと思います
88金打で岡村さんの王様を69に追い 46に設置した角を鈴木さんがどう活用するか 57桂成と突っ込み唯一の守備駒58金を狙うか 28角成で39飛を狙いながら挟撃するのか 鈴木さんは後者を選び岡村さんの飛車を 66に追いやり王手で15に飛び出した角の援軍 を頼りに岡村さんの王様に迫りました
しかし一手の余裕を得た岡村さんが43銀打 から反撃開始。そしてもう1枚の銀を16に 打って角と馬の両取り。結果的に2枚の角を 取る事で一時的ながら右辺の逃げ道を確保 すると最後は端で踏ん張る鈴木さんの王様に 対し角成の詰めろ(2通りの詰まし方アリ)を 掛けた所で鈴木さんが投了いたしました
広範囲に及んだ大会戦 遊び駒ほぼ皆無の大熱戦でした。
⬆鈴木翼さんVS岡村奏汰さん
トリを飾るは連覇を目指す鈴木棋王と 注目の小学生・岡村支部名人の一戦 今年の両雄の対決は竜王戦で鈴木さんが 長野支部の例会では岡村さんが勝っています
本局は先手岡村さんの中央位取り左美濃を 後手の鈴木さんが雁木で迎撃いたしました
2筋~8筋に渡り大規模な戦線を構築しての 捻り合い。更に23歩・87歩と楔の打ち合い 本当は互角だったのでしょうが私・丸山には 受けては桂馬が参加していない岡村さんの 攻めを受け止め、攻めては角銀交換の駒得を 果たしながら65桂と捌いた鈴木さんの方が 良いと見ていました。
⬆赤木崇幸さんVS田中博己さん
「長野県のエース」そう言っても良いでしょう 田中さんが4年振りの信州棋界への里帰りです 実力の方は健在なようで予選の顔触れを見ても 市川憲治さん、小川顕さん、小山泰治さん、 そして後の県高校2冠王・小林暖希さんと 厳しい組み合わせでしたが、それを4戦全勝で クリアしたのですから凄いというか流石です
最後は赤木さんに敗れましたが 復活に向けて大きな一歩を踏み出しました
⬆以上です。
では本題に入りたいと思います
先日予告したこれまででは考えられない
活気的というか革新的な現象とは・・・
県下4地区7ヶ所で行われた予選を
勝ち抜いた各クラス8名ずつ
合計40名の代表選手の方々が
一同に介して繰り広げされた数々の熱戦
その舞台となった長野県将棋選手権の
様子を次回から振り返りたいと思います
その次回ですが、プロローグからいきなり
B級~E級の戦いの様子を、まとめて一気に
振り返りたいと思います。何故なら
これまででは考えられない活気的というか
革新的な現象が起きたのですから。
早ければ今度の木曜日に掲載したいです
以上で棋王戦の回顧録を終わります
選手並びに運営スタッフの皆様
お疲れ様&有難う御座いました
さて次回からですが
11月に塩尻市にて行われた
2023長野県将棋選手権の回顧録を
連載したいと思います
優勝までの経緯がカッコ良かった酒井さん
何しろ関東の猛者を次々と連破。そして
売り出し中の小学生ホープとの戦いを制して
優勝したのですから。
この前週の赤旗名人戦では鈴木翼さんとの
最後の決戦に敗れ北信予選で涙を飲んだ
酒井さんでしたが、その借りを返す
見事な優勝でした。宿敵・小林暖希さんと
同じで強くて上手いだけでなくハートの
熱い好青年です。「酒井棋王」の誕生を
祝福しつつ将来の活躍を期待したいと思います
惜しくも二冠達成は叶いませんでしたが
優勝した支部名人戦に続き今年2度目の
長野県ファイナリストとなった岡村さん
やはり並の小学生ではありません
厳しい戦いを強いられている筈の研修会に
おいても私・丸山の予想ごとき簡単に
上回る昇級の速さ。今回の棋王戦も含め
相変わらずの伸び代の高さでした
しかし高校竜王戦でも感じた事。そして
何より私・丸山が支部対抗戦で戦って
痛感した事でもありますが酒井さんの受けは
実に手厚いです。24銀、34金と並べて
桂得を確定させると引き角棒金の要領で
繰り出そうとした岡村さんの援軍部隊を
角や右銀の増援を得た酒井さんの守備隊が
シッカリ抑え切った所で岡村さんが投了
こうして酒井さんが優勝を決めました
酒井さんにとって、これが初戴冠であります
本当に素晴らしい頑張りでした
これで2023アマ棋王戦、全日程終了です
回顧録も次回の⑦で完結したいと思います
⬆具体的な解説は後日必ず掲載される筈の
信濃毎日新聞の朝刊に、お任せするとして
試合の方は岡村さんが4筋の位を
酒井さんが中央の位を確保し合いまして
継ぎ歩攻めで勇躍した岡村さんの25桂が
働くか?酒井さんが桂を取り切れるかに
掛かってきました。
岡村さんは33歩と楔を打って酒井さんの
金を22に追いやり、更に端にまで戦火を拡大
懸命の手作りで酒井玉に迫ります
⬆指し直し局は後手の酒井さんが積極的な
布陣を作りつつ雁木を構築しようとした
その矢先に岡村さんが先攻。酒井さんは
43銀と上がって迎え撃った場面です。
以後は⬇の局面まで進行いたしました
⬆画面上段
決勝戦・岡村奏汰さんVS酒井悠安さん
岡村さんが支部名人に加え棋王位を奪取して
小学生にして長野県の2冠王となるのか?
高校団体連覇&高校竜王の酒井さんが
先輩・鈴木翼さん以来の高校生タイトル
ホルダーに輝くのか?注目の決勝戦は
酒井さんの先手で幕を開けました
対局は画面下段の通りに進み膠着状態に
両雄ともに打開策を見出すに至らず
⚫58金、○52金、⚫68金右、○62金
この手順を4回繰り返して千日手と
なりました
先後が入れ替わって今度は岡村さんが先手に
しかし持ち時間は岡村さん3分に対して
酒井さんは7分を残しており双方に2分が
加算されて岡村さん5分、酒井さん9分に
これ等が指し直し局に、どう影響するか?
以上です。
選手と運営スタッフの皆様
お疲れ様でしたm(_ _)m
画面1枚目
B級の激戦に挑む中学生選手たち
手前=堀米真爾くん、向側=島村勇充くん
画面2枚目
その中学生の挑戦を受け止める大人の選手達
手前左側=長原輝彦さん
向側右側=山本大輔さん
画面3枚目
渡辺真絃くんVS金子巧磨くん
北信長野支部の小学生ライバル対決
彼等の他にD級準優勝の桐沢理くんも
参加。子供とは思えない強さで
大人達の目を丸くさせていました
画面4枚目=C級の表彰式
優勝の表彰を受けているのが栗岡滉くん
北村さんのA級準優勝に加え栗岡くんの優勝
更には堀米くんの奮闘。遠方から参加して
くれた南信勢が安曇野大会を盛り上げました
後方向側の選手がC級準優勝の小松陸人くん
後方手前の選手が3位の坂中勇磨さん
画面上段
B級決勝・金子巧磨くんVS島村勇充くん
画面中段
B級3決・渡辺真絃くんVS山本大輔さん
画面下段=優勝の表彰を受ける金子くん
画面上段
A級決勝・小林勇司さんVS北村遼平さん
画面中段
A級3決・宮下謙一さんVS岡村奏汰くん
画面下段=優勝の表彰を受ける小林さん
こうして決勝戦は岡村さんVS酒井さんに
10代同士のフレッシュな決勝戦
その戦いの行方は後日⑥にて
しかし横山さんも粘り強い防戦で
酒井さんに、なかなか決め手を与えません
懸命に辛抱しつつ端を逆襲して酒井さんの
王様も危険な形に。駒の数も足りるか否か
ギリギリの攻めでしたが、竜の王手を遮る
合い駒の桂を同角成と切った後、成銀で
必死に追いすがった酒井さん。最後まで
後退する事無く攻め続けた強気な姿勢が
実を結んだ酒井さんが、とうとう横山さん
の王様を捕らえました。駒台に歩1枚が
余ったのみで即詰みを決めた酒井さん
鮮やかな勝ちっぷりでの決勝進出でした
左半分で激しい戦いが展開されました
それは角銀桂香の総交換&馬の作り合いに
発展する程。22銀打で横山さんの馬を
生け捕り、その馬を王様で取って自陣の
安定を図る酒井さん。横山さんが85香と
飛車を逮捕する間に高美濃囲いに総攻撃を
敢行。39角の王手で楔を打ち込むと85の香を
毟った飛車が脱出に成功。2枚飛車と成桂が
協力して横山さんの本陣を攻め立てます
⬆磐石なる横山さんの振飛車の布陣に対し
酒井さんは敢然と急戦で挑んできました
試験的に途中の局面を再現して
撮影しましたが正直言って、これを
最初で最後にしたいですね(A^_^;)
私が理想とする選手の撮影のタイミングは
対局開始前後であり緊迫した中終盤以降の
撮影は厳に慎みたいので・・・
⬆酒井悠安さんVS横山博之さん
もう1つのヤマは現・長野県高校竜王と
2度目の長野県棋王を狙う東京のベテランの
一戦。開戦は⬇の通りとなりました
⬆赤木崇幸さんVS岡村奏汰さん
中信ダービーとなった準決勝
あらゆる中信大会だけでなく棋望会でも
毎月毎回のように激突しているだけに
手の内は両雄ともに知り尽くしていました
その棋望会では先週最終戦で激戦を
展開したばかり。結果は岡村さんの逆転勝利
しかし最後の土壇場までは赤木さんが圧倒
していただけに今回も激闘が予想されました
私が見た時は中央を起点とした厳しい
せめぎ合い。5筋から敵陣に駒を殺到さする
赤木さんに対し桂馬の王手飛車で銀を入手
しながら右玉のコビンに歩を進める岡村さん
両者一歩も譲らぬ熱戦を制したのは岡村さん
これで長野県2冠王に王手を掛けました
⬆因みに私は朝日アマ名人戦と
忘年会に参加予定ですm(_ _)m
以上で準々決勝の回顧を終わります
⬆が準決勝の組み合わせ
それは後日⑤にて振り返りたいと思います
88金打で岡村さんの王様を69に追い
46に設置した角を鈴木さんがどう活用するか
57桂成と突っ込み唯一の守備駒58金を狙うか
28角成で39飛を狙いながら挟撃するのか
鈴木さんは後者を選び岡村さんの飛車を
66に追いやり王手で15に飛び出した角の援軍
を頼りに岡村さんの王様に迫りました
しかし一手の余裕を得た岡村さんが43銀打
から反撃開始。そしてもう1枚の銀を16に
打って角と馬の両取り。結果的に2枚の角を
取る事で一時的ながら右辺の逃げ道を確保
すると最後は端で踏ん張る鈴木さんの王様に
対し角成の詰めろ(2通りの詰まし方アリ)を
掛けた所で鈴木さんが投了いたしました
広範囲に及んだ大会戦
遊び駒ほぼ皆無の大熱戦でした。
⬆鈴木翼さんVS岡村奏汰さん
トリを飾るは連覇を目指す鈴木棋王と
注目の小学生・岡村支部名人の一戦
今年の両雄の対決は竜王戦で鈴木さんが
長野支部の例会では岡村さんが勝っています
本局は先手岡村さんの中央位取り左美濃を
後手の鈴木さんが雁木で迎撃いたしました
2筋~8筋に渡り大規模な戦線を構築しての
捻り合い。更に23歩・87歩と楔の打ち合い
本当は互角だったのでしょうが私・丸山には
受けては桂馬が参加していない岡村さんの
攻めを受け止め、攻めては角銀交換の駒得を
果たしながら65桂と捌いた鈴木さんの方が
良いと見ていました。
⬆赤木崇幸さんVS田中博己さん
「長野県のエース」そう言っても良いでしょう
田中さんが4年振りの信州棋界への里帰りです
実力の方は健在なようで予選の顔触れを見ても
市川憲治さん、小川顕さん、小山泰治さん、
そして後の県高校2冠王・小林暖希さんと
厳しい組み合わせでしたが、それを4戦全勝で
クリアしたのですから凄いというか流石です
最後は赤木さんに敗れましたが
復活に向けて大きな一歩を踏み出しました