⬆中信代表決定戦② 久保修一さんVS中原大介さん
大町の大器・中原さん久々の登場です。 今回も最終戦で林さんに敗れましたが 出だしから4連勝と快調で堂々の2位通過
久保さんとは、少し前にファミレスで偶然 出会し復活に向けて気合い充分な言葉を 聞かせていただきました。今回は連勝こそ 無かったものの最後に山本大輔さんとの 相星対決を制して中原さんとの再戦に 臨みました。そして久保さんらしい粘りに 粘りまくっての逆転勝利で予選の雪辱を 果たしました。しかし県大会当日は都合が 悪く出場辞退との事。誠に残念です
という事で予選2位の中原さんが 久保さんに代り県大会出場となりました
⬆中信代表決定戦① 南沢祐仁さんVS胡桃沢正雄さん
唯一の全勝者・南沢さんと折り返しの段階では 黒星先行ながら後半連勝で浮上した胡桃沢さん この一戦は南沢さんの三間飛車を胡桃沢さんが 十八番の右玉で迎撃。穴熊の固さと角の フットワークを生かした南沢さんが攻め切り 県大会切符を掴みました
4年振りに開催される事になった地区予選 中信予選には14名が参加しました。 予選5試合をこなして上位8名が10月8日に 開催する県大会に駒を進める事になります
なおB級には4名、C級には2名という事で リーグ戦は、この6選手の総当りリーグ戦と なりB級は小松くん、C級は西村くんが それぞれ優勝いたしました
大団円は後日⑥にて
⬆準優勝・清沢匠さん🥈
松本道場支部・金沢大学で鍛えた将棋の筋力 が充分に発揮されて見事な準優勝でした。
彼の師匠・内川新一さんが唯一、私の棋譜を 欲しがったのが清沢さんと中沢良輔さんとの 小学生名人戦での1局でした。清沢さんが 素質あるホープと期待されているだけでなく それに結果で応えるだけの技量の高さと 意志の強さも期待されていた事を 証明するエピソードかと思います
その期待に応えた清沢さん本当に立派でした
決勝戦も、いよいよ大詰めです
成桂で狙われた飛車を高美濃の要駒4九金と 刺し違え、直ぐ様その金を4七に貼り付けた 清沢さんに対し2一飛打の王手を皮切りに 2枚飛車の威力で王様を端に追い詰めた 奥村さん。そして1五歩からの端攻めが 強烈で、これがトドメとなったようです
清沢さんも上下からの挟撃に耐えながら 1六に攻防の銀打で、こちらも左右挟撃の 体制を築きましたが、これは形作りか?
最後は奥村さんが竜切りから即詰みに 駒台には歩しか余らない鮮やかな収束でした
終わって見れば双方とも遊び駒が殆どなく 投了図も綺麗なモノでしたが唯一の遊び駒が 清沢さんの8一桂。本局の明暗を分けたのは 桂馬の働きの差だったかもしれません。 飛車切りを強要させて堂々と5三に居座る 奥村さんの成桂が、それを物語っている ように私は感じました
守りは高美濃、攻めは6六銀・7七角と 好バランスの奥村さんに銀冠の堅陣が頼みの 清沢さん。清沢さんが7四歩と桂馬の活用を 図った時が戦機と見たか奥村さんが中央から 先攻します。
清沢さんも6筋から反発。更に8筋~7筋と 歩を突き捨て大駒の活用を図りますが 奥村さんも相手の手に乗りながら効率良く 駒を活用します。銀交換・角交換を経て 飛車を成り込む奥村さん。清沢さんも飛車を 4筋に転進させて敵陣に狙いを定めますが 好打の6四角を基点に左の桂馬を5三に 成り込ませた奥村さんの捌きが綺麗でした
⬆決勝戦・奥村龍馬さんVS清沢匠さん
かつて大学将棋団体戦で立命館大学から 殊勲の白星を挙げた金沢大学。3VS3の フルセットの後、最後の白星を挙げたのが 清沢さんでした。その清沢さんが立命館が 頼みとした奥村さんと相対する。これも 不思議な縁と感じます。
ただこの両雄、年代が違うので大学大会で 戦える筈がなく、しかも今回が初対局だと 思いますが・・・
先手番を握った奥村さん十八番の四間飛車に 清沢さんは銀冠で対抗いたしました
以上です 皆様ぜひとも奮って御参加ください
なお10月のアマ棋王戦ですが 今年は上田市開催であります
こうして決勝戦は奥村さんVS清沢さんに (画面上段)
奥村名人・竜王誕生なるか? それとも清沢さんの初優勝か?
ところで少し興味深い事が・・・
(画面中段) 竜王戦決勝・金井文哉さんVS奥村龍馬さん
名人戦決勝戦から約4か月前に行われた 竜王戦の決勝戦のカードが、これでした 対戦相手の金井さんは金沢大学時代の 清沢さんの盟友。支部も同じ小松支部です
竜王戦に続いて名人戦でも決勝戦で 金沢大学OBが奥村さんに挑戦する図式 何やら因縁めいたモノを感じずには いられませんでした。
(画面下段) 決勝戦・清沢匠さんVS奥村龍馬さん
さてどんな形で決着がつくのか? それは来週⑤で語りたいと思います
⬆3位の表彰を受ける 上條祥さん&原田泰典さん
原田さんは南信予選で、あの佐藤歩さんを 倒して、この檜舞台に帰ってきました。 シニア名人戦優勝に続いてアマ名人戦でも この快進撃。歳を重ねても衰え知らず。 いや努力し続ければ更に強くなれるという 事を証明した原田さん。素晴らしい模範を 見せてくれました。
上條さんも信州王将獲得に続く大活躍 万全の構えから着々ポイントを積み重ねて 堅実に白星を勝ち取る。信州王将戦や この名人戦で受けた私の印象です。 人柄も含め正に生きた教科書と言っても 過言ではないでしょう。
両選手の御健闘を称えつつ これからも更なる活躍を切望いたします
⬆奥村龍馬さんVS上條祥さん
全国大会で実現しても不思議ではない好取組 先手奥村さんの向飛車VS上條さんは三間飛車
一歩を手にした上條さん。金銀4枚を王様に 寄せてから中飛車に転換。奥村さんが矢倉に 構築中、4九金が離れ駒となった所で 先制攻撃を敢行。自玉頭の筋からの継ぎ歩 攻めで2枚銀のスクラムを形成。2二角の 威力を頼りに奥村さんの攻撃部隊の圧迫を 図りました。
1つ間違えれば7七角成と桂馬を抜かれる さもなくば8六角が、お荷物の駒になって 一気に試合が壊れる緊迫の場面。 しかし奥村さんも強気の応戦尚且つ正確な 手順で対応いたしました 銀交換の後、5五銀打で飛角の押さえ込みを 図り角と桂馬を綺麗に捌きます。更に 好機と見ると早くも角切りから強攻を敢行 最後は十字飛車を決めて寄せ切りました
⬆原田泰典さんVS清沢匠さん
戦型は角換わり。先手番を握った清沢さんが 右玉に構え後手番の原田さんは王様を2二に 入城してから雁木に。互いに一歩を持ち合い 原田さんが飛車を4筋に転換したのを見て 清沢さんが5筋から先攻。以下、5五馬と 6五銀のスクラムで中央を厚くした清沢さん これに対し原田さんは7五角・6四桂の コンビネーションを生かし5六歩の垂れ歩で 清沢陣を脅かします
ここで清沢さん「大駒は近づけて受けよ」の 格言に沿って6六歩~6七金左と受けながら 角を追ったのが好判断か?以下は原田さんの 5七角成からの強襲を力強く受け止めた後 2四桂の犠打から玉頭攻撃を敢行。雀刺しの 要領で攻撃の布陣を完成させて原田さんを 投了させた清沢さん。初出場で決勝戦進出を 果たしました
⬆更に詳しい要項が届きました B級とC級は地区予選ナシの一般戦です なお要項には「ハンデ戦」とありますが 今までの中信予選の将棋部門では 一度も行われた事はありませんので 今回もないと思います。
なお会場の最寄駅は南松本駅です
⬆準々決勝の戦いが終わり次は準決勝へ その戦いの様子は④にて
⬆北信の子達に交じって稽古に励む岡村さん この後、坂口さんの指導の下、上條戦を検討 をしておりました。
あと一歩で奥村さんへの挑戦の機会を逸した 岡村さんですが、この年の上半期は彼に とって大きなターニングポイントになるかも しれません。支部名人戦の東日本大会では 桐山隆さんや中川慧悟さんといった超強豪と 連続挑戦の機会を得るという貴重な経験を 得ました。のみならず竜王戦も県大会進出
そしてこの度、東海研修会に入会。将来は どんな目標を掲げているのか?正直私は 測りかねていますが、大きな目標に向って 前向きなチャレンジを見せている事だけは 確かです。どこまで実力を伸ばすのか?
まあ私としては今回は長文になりましたか なるべく言葉少なめにしながら彼の行く末を 見届けたいなと思っています
⬆岡村奏汰さんVS上條祥さん
最年少の支部名人・岡村さんと信州王将位に 君臨するベテラン・上條さんの注目対決 上條さんの十八番・ゴキゲン中飛車に対し 角交換から端の筋違い角を基点に逆に中央に 圧力を掛ける岡村さんに対し自陣馬を軸に 万全な陣形作りに徹する上條さん。
最後まで難しい戦いでしたが岡村さんの角を 追いながら着実なポイント稼ぎを目指しつつ 自陣を上手く整備した上條さんの指し回しが 功を奏し南信勢3人目の準決勝進出者と なりました
⬆佐藤清文さんVS清沢匠さん
先の原田VS市川戦がシニア名人戦の再戦なら この試合は竜王戦の再戦でした。 共に小細工なしの本格正統派的な居飛車党 そして信州大学と金沢大学の違いこそあれ 北信越大学棋界で活躍した者同士であります
当然実力は伯仲しており竜王戦は佐藤さんが 勝ったのですが今回は清沢さんが雪辱。 2人の戦いは今後も一進一退を繰り返しつつ 更に激化する事でしょう
⬆原田泰典さんVS市川憲治さん
この5ヶ月前のシニア名人戦の決勝戦 その時以来の再戦であります。
長野県シニア名人戦の最多優勝者・市川さん 決勝戦進出回数も最多であります。更には この対局の5年前・平成31年には 長野県の支部名人戦も優勝しています 子供の指導にも非常に熱心で有望な子供達 が沢山、この人の訓導を受けています
一方の原田さんも、シニア名人戦優勝時の 絶好調を維持し続けているようで。今回は いつになく厳しい予選ロードを勝ち上がって きたようです。その勢いそのまま、大敵の リベンジを許さなかった原田さんが準決勝へ
これを機に南信勢が勢いづいてきました
⬆中信代表決定戦②
久保修一さんVS中原大介さん
大町の大器・中原さん久々の登場です。
今回も最終戦で林さんに敗れましたが
出だしから4連勝と快調で堂々の2位通過
久保さんとは、少し前にファミレスで偶然
出会し復活に向けて気合い充分な言葉を
聞かせていただきました。今回は連勝こそ
無かったものの最後に山本大輔さんとの
相星対決を制して中原さんとの再戦に
臨みました。そして久保さんらしい粘りに
粘りまくっての逆転勝利で予選の雪辱を
果たしました。しかし県大会当日は都合が
悪く出場辞退との事。誠に残念です
という事で予選2位の中原さんが
久保さんに代り県大会出場となりました
⬆中信代表決定戦①
南沢祐仁さんVS胡桃沢正雄さん
唯一の全勝者・南沢さんと折り返しの段階では
黒星先行ながら後半連勝で浮上した胡桃沢さん
この一戦は南沢さんの三間飛車を胡桃沢さんが
十八番の右玉で迎撃。穴熊の固さと角の
フットワークを生かした南沢さんが攻め切り
県大会切符を掴みました
4年振りに開催される事になった地区予選
中信予選には14名が参加しました。
予選5試合をこなして上位8名が10月8日に
開催する県大会に駒を進める事になります
なおB級には4名、C級には2名という事で
リーグ戦は、この6選手の総当りリーグ戦と
なりB級は小松くん、C級は西村くんが
それぞれ優勝いたしました
大団円は後日⑥にて
⬆準優勝・清沢匠さん🥈
松本道場支部・金沢大学で鍛えた将棋の筋力
が充分に発揮されて見事な準優勝でした。
彼の師匠・内川新一さんが唯一、私の棋譜を
欲しがったのが清沢さんと中沢良輔さんとの
小学生名人戦での1局でした。清沢さんが
素質あるホープと期待されているだけでなく
それに結果で応えるだけの技量の高さと
意志の強さも期待されていた事を
証明するエピソードかと思います
その期待に応えた清沢さん本当に立派でした
決勝戦も、いよいよ大詰めです
成桂で狙われた飛車を高美濃の要駒4九金と
刺し違え、直ぐ様その金を4七に貼り付けた
清沢さんに対し2一飛打の王手を皮切りに
2枚飛車の威力で王様を端に追い詰めた
奥村さん。そして1五歩からの端攻めが
強烈で、これがトドメとなったようです
清沢さんも上下からの挟撃に耐えながら
1六に攻防の銀打で、こちらも左右挟撃の
体制を築きましたが、これは形作りか?
最後は奥村さんが竜切りから即詰みに
駒台には歩しか余らない鮮やかな収束でした
終わって見れば双方とも遊び駒が殆どなく
投了図も綺麗なモノでしたが唯一の遊び駒が
清沢さんの8一桂。本局の明暗を分けたのは
桂馬の働きの差だったかもしれません。
飛車切りを強要させて堂々と5三に居座る
奥村さんの成桂が、それを物語っている
ように私は感じました
守りは高美濃、攻めは6六銀・7七角と
好バランスの奥村さんに銀冠の堅陣が頼みの
清沢さん。清沢さんが7四歩と桂馬の活用を
図った時が戦機と見たか奥村さんが中央から
先攻します。
清沢さんも6筋から反発。更に8筋~7筋と
歩を突き捨て大駒の活用を図りますが
奥村さんも相手の手に乗りながら効率良く
駒を活用します。銀交換・角交換を経て
飛車を成り込む奥村さん。清沢さんも飛車を
4筋に転進させて敵陣に狙いを定めますが
好打の6四角を基点に左の桂馬を5三に
成り込ませた奥村さんの捌きが綺麗でした
⬆決勝戦・奥村龍馬さんVS清沢匠さん
かつて大学将棋団体戦で立命館大学から
殊勲の白星を挙げた金沢大学。3VS3の
フルセットの後、最後の白星を挙げたのが
清沢さんでした。その清沢さんが立命館が
頼みとした奥村さんと相対する。これも
不思議な縁と感じます。
ただこの両雄、年代が違うので大学大会で
戦える筈がなく、しかも今回が初対局だと
思いますが・・・
先手番を握った奥村さん十八番の四間飛車に
清沢さんは銀冠で対抗いたしました
以上です
皆様ぜひとも奮って御参加ください
なお10月のアマ棋王戦ですが
今年は上田市開催であります
こうして決勝戦は奥村さんVS清沢さんに
(画面上段)
奥村名人・竜王誕生なるか?
それとも清沢さんの初優勝か?
ところで少し興味深い事が・・・
(画面中段)
竜王戦決勝・金井文哉さんVS奥村龍馬さん
名人戦決勝戦から約4か月前に行われた
竜王戦の決勝戦のカードが、これでした
対戦相手の金井さんは金沢大学時代の
清沢さんの盟友。支部も同じ小松支部です
竜王戦に続いて名人戦でも決勝戦で
金沢大学OBが奥村さんに挑戦する図式
何やら因縁めいたモノを感じずには
いられませんでした。
(画面下段)
決勝戦・清沢匠さんVS奥村龍馬さん
さてどんな形で決着がつくのか?
それは来週⑤で語りたいと思います
⬆3位の表彰を受ける
上條祥さん&原田泰典さん
原田さんは南信予選で、あの佐藤歩さんを
倒して、この檜舞台に帰ってきました。
シニア名人戦優勝に続いてアマ名人戦でも
この快進撃。歳を重ねても衰え知らず。
いや努力し続ければ更に強くなれるという
事を証明した原田さん。素晴らしい模範を
見せてくれました。
上條さんも信州王将獲得に続く大活躍
万全の構えから着々ポイントを積み重ねて
堅実に白星を勝ち取る。信州王将戦や
この名人戦で受けた私の印象です。
人柄も含め正に生きた教科書と言っても
過言ではないでしょう。
両選手の御健闘を称えつつ
これからも更なる活躍を切望いたします
⬆奥村龍馬さんVS上條祥さん
全国大会で実現しても不思議ではない好取組
先手奥村さんの向飛車VS上條さんは三間飛車
一歩を手にした上條さん。金銀4枚を王様に
寄せてから中飛車に転換。奥村さんが矢倉に
構築中、4九金が離れ駒となった所で
先制攻撃を敢行。自玉頭の筋からの継ぎ歩
攻めで2枚銀のスクラムを形成。2二角の
威力を頼りに奥村さんの攻撃部隊の圧迫を
図りました。
1つ間違えれば7七角成と桂馬を抜かれる
さもなくば8六角が、お荷物の駒になって
一気に試合が壊れる緊迫の場面。
しかし奥村さんも強気の応戦尚且つ正確な
手順で対応いたしました
銀交換の後、5五銀打で飛角の押さえ込みを
図り角と桂馬を綺麗に捌きます。更に
好機と見ると早くも角切りから強攻を敢行
最後は十字飛車を決めて寄せ切りました
⬆原田泰典さんVS清沢匠さん
戦型は角換わり。先手番を握った清沢さんが
右玉に構え後手番の原田さんは王様を2二に
入城してから雁木に。互いに一歩を持ち合い
原田さんが飛車を4筋に転換したのを見て
清沢さんが5筋から先攻。以下、5五馬と
6五銀のスクラムで中央を厚くした清沢さん
これに対し原田さんは7五角・6四桂の
コンビネーションを生かし5六歩の垂れ歩で
清沢陣を脅かします
ここで清沢さん「大駒は近づけて受けよ」の
格言に沿って6六歩~6七金左と受けながら
角を追ったのが好判断か?以下は原田さんの
5七角成からの強襲を力強く受け止めた後
2四桂の犠打から玉頭攻撃を敢行。雀刺しの
要領で攻撃の布陣を完成させて原田さんを
投了させた清沢さん。初出場で決勝戦進出を
果たしました
⬆更に詳しい要項が届きました
B級とC級は地区予選ナシの一般戦です
なお要項には「ハンデ戦」とありますが
今までの中信予選の将棋部門では
一度も行われた事はありませんので
今回もないと思います。
なお会場の最寄駅は南松本駅です
⬆準々決勝の戦いが終わり次は準決勝へ
その戦いの様子は④にて
⬆北信の子達に交じって稽古に励む岡村さん
この後、坂口さんの指導の下、上條戦を検討
をしておりました。
あと一歩で奥村さんへの挑戦の機会を逸した
岡村さんですが、この年の上半期は彼に
とって大きなターニングポイントになるかも
しれません。支部名人戦の東日本大会では
桐山隆さんや中川慧悟さんといった超強豪と
連続挑戦の機会を得るという貴重な経験を
得ました。のみならず竜王戦も県大会進出
そしてこの度、東海研修会に入会。将来は
どんな目標を掲げているのか?正直私は
測りかねていますが、大きな目標に向って
前向きなチャレンジを見せている事だけは
確かです。どこまで実力を伸ばすのか?
まあ私としては今回は長文になりましたか
なるべく言葉少なめにしながら彼の行く末を
見届けたいなと思っています
⬆岡村奏汰さんVS上條祥さん
最年少の支部名人・岡村さんと信州王将位に
君臨するベテラン・上條さんの注目対決
上條さんの十八番・ゴキゲン中飛車に対し
角交換から端の筋違い角を基点に逆に中央に
圧力を掛ける岡村さんに対し自陣馬を軸に
万全な陣形作りに徹する上條さん。
最後まで難しい戦いでしたが岡村さんの角を
追いながら着実なポイント稼ぎを目指しつつ
自陣を上手く整備した上條さんの指し回しが
功を奏し南信勢3人目の準決勝進出者と
なりました
⬆佐藤清文さんVS清沢匠さん
先の原田VS市川戦がシニア名人戦の再戦なら
この試合は竜王戦の再戦でした。
共に小細工なしの本格正統派的な居飛車党
そして信州大学と金沢大学の違いこそあれ
北信越大学棋界で活躍した者同士であります
当然実力は伯仲しており竜王戦は佐藤さんが
勝ったのですが今回は清沢さんが雪辱。
2人の戦いは今後も一進一退を繰り返しつつ
更に激化する事でしょう
⬆原田泰典さんVS市川憲治さん
この5ヶ月前のシニア名人戦の決勝戦
その時以来の再戦であります。
長野県シニア名人戦の最多優勝者・市川さん
決勝戦進出回数も最多であります。更には
この対局の5年前・平成31年には
長野県の支部名人戦も優勝しています
子供の指導にも非常に熱心で有望な子供達
が沢山、この人の訓導を受けています
一方の原田さんも、シニア名人戦優勝時の
絶好調を維持し続けているようで。今回は
いつになく厳しい予選ロードを勝ち上がって
きたようです。その勢いそのまま、大敵の
リベンジを許さなかった原田さんが準決勝へ
これを機に南信勢が勢いづいてきました