次に長野県高校新人戦です 結果は⬇の通り
・画面1枚目 久々の登場と言えば、この田中博己さん 2019年の朝日アマ以来4年振りです 彼が小学生の時から面倒を見たのが 横にいる市川憲治さん。成長した田中さんと 並びながら将棋に熱中出来て嬉しかったと 思います。
また久々と言えば倉沢周作さんの姿も 今回は大会には参戦しなかったものの 県将棋選手権ではA級にエントリー 地元上田地区代表として県大会に挑みます
・画面2枚目=中沢良輔三段 上田市が産んだ超強豪。現在プロ棋士を 目指し日夜、奨励会で激戦を展開しています 今回は指導対局で大会に花を添えました
中沢さん、田中さん、倉沢さん・・・ 上田市出身及び上田市に縁ある強豪の方々が これだけ出揃うと、いかにも上田市で 大イベントが行われている事を実感致します
・画面3枚目&4枚目=開会式 小野沢憲雄会長の挨拶、湯浅正樹前会長の ルール説明(湯浅さんも上田市出身)を経て いよいよ大会スタートです。
②から戦いの様子を振り返ります
・画面上段 ⬆塩尻支部関連の選手の中に懐かしい人が 西田誉さん。兄の新さんと共に東御市在住 ながら積極的に塩尻道場に稽古に出向いて くれました。今は御兄妹ともに大学生活 真っ只中のようです。充実した大学生活を 経て必ず立派な社会人になるでしょう
他の塩尻支部関連では井内優介さんの姿も 彼とも、もう少し沢山会話したかったです
・画面下段=塩尻支部の小学生会員たち 右側手前が小松陸人さん 同じく向側が矢本英太さん 私がこの2選手を「さん付け」で呼ぶ事に 塩尻支部会員、何よりこの2人が違和感を 感じるでしょうが、まあこの回顧録の 特徴という事で(A^_^;)
彼等を小中学生団体戦にと考え始めた頃には 既にB級にエントリーしていました。 その積極性は買いですね なお左側で顔を隠している子は、 この後、否が応でも目立つ事になります
⬆残りのクラスの星取表
・画面上段=Bクラス 15番には小林六郎選手が入りました 対戦形式は棋王戦であるA級と同じです
・画面中段=女流アマ棋王戦 一所懸命の宣伝が実り7名が参戦しました 総当りのリーグ戦です
・画面下段=小中学生団体戦 山岸チームがB級に回り参加チーム数が 1つ減りましたが、それでも参加9チーム 特に長野支部から多数の参加がありました 県外からの参戦もあり俄然盛り上がりました
⬆信州アマ棋王戦の星取表 左右2名と対局、計4試合を行い 上位8選手が決勝トーナメント進出です
懐かしい名前や県外の強豪 多彩な顔触れが集結いたしました
⬆本格的な秋の幕開けとなった10月1日は 東信初開催となる信州アマ棋王戦の日でした。
会場は上田市の信州大学キャンパスの7階
まず私が最初に学んだ事、それは会場が 7階にある時はエレベーターを使用する事 階段の昇り降り。良く考えたらシンドイです (A^_^;)
⬆記念撮影 松下安茂里支部長(右端)本当にお疲れ様で ありました。今回は安茂里支部の月例大会も 安茂里公民館で行われていたので運営人員か 分散され普段以上に大変だったと思いますが 会場の方々の協力もあって無事に運営を 進めていました。
そして16名の代表選手の皆様も全力で 戦い抜きました。選手や運営スタッフの 労を労いながら回顧録を終えたいと思います
MSD掲示板閲覧者の皆様、最後まで 御覧いただき有難うございました (完)
⬆準優勝の鈴木翼さん
惜しくも準優勝。今年に入って未だ県大会の 優勝がないのですが、それでも竜王戦では ベスト4、更にベスト8も2回。そして 今回の奮闘。信州屈指と言える実力者ぶりは 健在でした。これからも県大会、やがては 全国大会で活躍してくれる そう信じていきたいと思います
⬆優勝した林奎史郎さん
届きそうで、なかなか届かなかったタイトル 特に支部名人戦は、あと少しという所で 惜しくも準優勝。さぞ悔しかったでしょう しかし今回、苦しい戦いを次々と乗り越えて ようやく長野県の頂点に立つ事が出来ました
この後、秋季北信越大学大会を含めて 格好の腕試しの機会が続きます。全国大会 でも全く怯む事無く堂々と指す事でしょう 檜舞台での御健闘を祈り御活躍を期待します
ここで鈴木さんが1四玉と逃げたのが 痛恨の失着だったようで2二玉と逃げた 方が、まだまだ難解な戦いが続いたかも しれません。実戦は1五銀と王手で引いて から(同玉は詰み)飛車を成り込み寄り形に
林さんの王様は6八に居ながら左美濃囲いの 金銀3枚がシッカリ護衛されて守りは万全 鈴木さんは3七に馬を作り銀取りを見せるも 香を取りながらの1一竜の王手から即詰みに 討ち取った林さんが見事優勝を決めました
総手数は75手。短手数ですが大熱戦でした 名局・好局に手数の長い短いは関係ナシ!! 力の限りを尽くしながら、それを証明した 若き両雄に心から拍手を送りたいと思います
2023赤旗名人戦編、次回で完結です。
鈴木さんの玉頭方面には次々と両軍の駒が 打ち込まれ、飛車先を切り開かんと林さんが 3七桂と援軍を繰り出した直後に鈴木さんが 6四角と打ってナナメ田楽刺しを発動
ここで林さんが見せた決断は2五桂跳ね 2八の飛車を見捨てて桂馬を突進させました 3三の地点が3VS2(攻める林さんは 6六角・3四金・2五桂が効いており 守る鈴木さん側は3二玉と4二金のみ 他に守りの銀が2枚、4三と1二に配置)
という事で鈴木さんは6六飛と走って 林さんの角を取り除きましたが林さんは 直ぐに同歩とせず2三歩成。金銀交換で 王様を2三に誘き出した後、ハネ違いの 1三桂成(2八飛と連動した空き王手そして 両王手)同玉に2四銀と打って王手を かけました
6六角~7七歩と渋く守備を強化した林さん 程なく銀を3五まで進撃させると鈴木さんは 4五銀・3四金と力強く迎撃。ただ右銀が 7一から全く動いていないのが気になります
金銀交換から鈴木さんの角頭に金を打ち込み 角金交換の駒得の後、飛車取りに6五角と 打った林さん。鈴木さんは6四飛とかわし 飛車による角の田楽刺しを見せると林さんは 角を1枚犠牲にして、と金を2筋に作り 鈴木さんが桂馬の威力で2五歩と打って 飛車を遮断する間に、と金で金を奪います
⬆決勝戦・林奎史郎さんVS鈴木翼さん
先手の林さんは左美濃。王様を6八に 置いたままで右銀を4六へ繰り出します 対する鈴木さんは十八番の雁木に構えた後 袖飛車に。お互い敵の角頭を目標に 3五歩、7五歩と突き合い22手目で 早くも開戦。丁度この辺りから長考合戦と なり、44手目には両者共に持ち時間30分 を使い切って秒読み合戦となりました
⬆決勝戦は林さんと鈴木さんの戦いに これはまた後日、振り返りたいと思います
⬆3位の表彰を受ける相原さん
彼を初めて見かけたのは令和元年 上田市・こぶし会館でした。筋が良くて 芯も強そうで急成長も有り得るとは思って いましたが僅か4年で長野県の4強の一角に なるとは思いませんでした
中学生大会での活躍も凄いし棋望会にも 1度となく参加してくれました その棋望会でも優勝しています
私・丸山とは棋望会だけでなく長野支部の 月例大会でも対局いたしました。今の所 星は五分。機会があれば節目だけは キッチリ付けたいなと思っています
今大会は東信予選での佐藤清文さんとの 大熱戦や鈴木翼さんに食い下がった 170手の激戦が印象に残りました これでまだ中学2年生。 まだまだ強くなりますね
⬆相原瑞樹さんVS鈴木翼さん
鈴木さんの四間飛車+トーチカ囲いに対して 居飛車穴熊採用の相原さん。互いに金銀4枚 で固めた後、鈴木さんが向飛車に転換して 戦闘開始。相原さんが桂損してワザと成桂を 作らせた後、角を6二金と刺し違え飛車を 成り込んで激しい攻め合いとなりました
堅陣を頼りに懸命に鈴木陣に喰い付こうと する相原さん。しかし鈴木さんも冷静でした ガッチリした受けで敵の進撃を食い止め 駒を貯めながらの着実な攻め。170手の 熱戦でしたが鈴木さんが先輩の意地を見せ 勝ち切りました。
⬆菊池康文さんVS林奎史郎さん
最後まで目が離せない大熱戦でした。 終盤の段階では菊池さんの方が 良い感じに見えましたが林さんが 底力を発揮。3月の支部名人戦に続き 今年2度目の決勝進出を果たしました
敗れた菊池さんでしたが小学生~大学生に 渡って数多くの学生ホープを産み出す 北信地区で若手たちに飲まれる事無く 逆に次々と挑戦を跳ね除け続け、更には ベテランも舌を巻く百戦錬磨の力強さは 流石でした。
さて令和5年の赤旗名人戦も準決勝です
準決勝のカードは⬆の通りです
⬆佐藤清文さんVS鈴木翼さん
最後に紹介するのは優勝候補同士の対決 共に地区予選を1位で突破した強者です
3ヶ月前のアマ名人戦1回戦以来の激突 この時は佐藤さんが勝って鈴木さんの アマ名人戦2連覇の夢が断たれましたが 今回は鈴木さんが雪辱。私の記憶が 正しければ3大会連続の準決勝進出か? 翌週の県選手権では小林暖希さんと共に 塩尻切符獲得。それを含めて流石の強さです
以上で準々決勝の戦いの回顧を終わります
⬆仁科拓人さんVS林奎史郎さん
先の北村VS相原戦に続く信州大学出身者と 中学生棋士の対決でした。最も林さんは 現役の信大生ですが・・・
赤木・塩尻支部長も好評価を下した激戦 最後まで、どちらが勝つのか分からなかった ようですが僅差で林さんが勝ち切りました
惜しくも敗れた仁科さんでしたが翌週の 県選手権ではB級にエントリーして予選突破 三段免状獲得を目指し気合いを入れ直します
⬆菊池康文さんVS中原大介さん
中原さんが実力を存分にアピールしたのは 高校時代。長野県の高校大会には選手権、 竜王戦、新人戦にて合計8回の県予選が ありますが中原さんは全て参加。しかも 出場8回全て準決勝進出以上という 凄い記録を作った事でしょう。
これ以上となると現・岐阜県アマ竜王の 藤居賢さん(長野南高)のパーフェクト優勝 ぐらいしか私は浮かびません(ただし 藤居さんが出場したのは個人戦のみ)
中原さんはこの内、高校選手権では 個人戦・団体戦で優勝しています。 高校選手権の県予選は 4つ(男女個人・団体)ですが、この4つの 部門全てに優勝者を出したのは伊那北と 中原さんの母校・大町(現・大町岳陽)のみ 大町&北安曇郡在住者で固めたトリオでの 優勝も考慮すると、大町棋界への貢献度の 高さには脱帽するしかありません。
この赤旗戦は懸命の食い下がりも及ばず 菊池さんの軍門に降りましたが翌週の 県選手権・大北、安曇野予選では 私・丸山佳洋との代表決定戦に逆転勝利 多分200手は超えたであろう大激戦を モノにして再び県大会の舞台に 立つ事になりました。
次に長野県高校新人戦です
結果は⬇の通り
・画面1枚目
久々の登場と言えば、この田中博己さん
2019年の朝日アマ以来4年振りです
彼が小学生の時から面倒を見たのが
横にいる市川憲治さん。成長した田中さんと
並びながら将棋に熱中出来て嬉しかったと
思います。
また久々と言えば倉沢周作さんの姿も
今回は大会には参戦しなかったものの
県将棋選手権ではA級にエントリー
地元上田地区代表として県大会に挑みます
・画面2枚目=中沢良輔三段
上田市が産んだ超強豪。現在プロ棋士を
目指し日夜、奨励会で激戦を展開しています
今回は指導対局で大会に花を添えました
中沢さん、田中さん、倉沢さん・・・
上田市出身及び上田市に縁ある強豪の方々が
これだけ出揃うと、いかにも上田市で
大イベントが行われている事を実感致します
・画面3枚目&4枚目=開会式
小野沢憲雄会長の挨拶、湯浅正樹前会長の
ルール説明(湯浅さんも上田市出身)を経て
いよいよ大会スタートです。
②から戦いの様子を振り返ります
・画面上段
⬆塩尻支部関連の選手の中に懐かしい人が
西田誉さん。兄の新さんと共に東御市在住
ながら積極的に塩尻道場に稽古に出向いて
くれました。今は御兄妹ともに大学生活
真っ只中のようです。充実した大学生活を
経て必ず立派な社会人になるでしょう
他の塩尻支部関連では井内優介さんの姿も
彼とも、もう少し沢山会話したかったです
・画面下段=塩尻支部の小学生会員たち
右側手前が小松陸人さん
同じく向側が矢本英太さん
私がこの2選手を「さん付け」で呼ぶ事に
塩尻支部会員、何よりこの2人が違和感を
感じるでしょうが、まあこの回顧録の
特徴という事で(A^_^;)
彼等を小中学生団体戦にと考え始めた頃には
既にB級にエントリーしていました。
その積極性は買いですね
なお左側で顔を隠している子は、
この後、否が応でも目立つ事になります
⬆残りのクラスの星取表
・画面上段=Bクラス
15番には小林六郎選手が入りました
対戦形式は棋王戦であるA級と同じです
・画面中段=女流アマ棋王戦
一所懸命の宣伝が実り7名が参戦しました
総当りのリーグ戦です
・画面下段=小中学生団体戦
山岸チームがB級に回り参加チーム数が
1つ減りましたが、それでも参加9チーム
特に長野支部から多数の参加がありました
県外からの参戦もあり俄然盛り上がりました
⬆信州アマ棋王戦の星取表
左右2名と対局、計4試合を行い
上位8選手が決勝トーナメント進出です
懐かしい名前や県外の強豪
多彩な顔触れが集結いたしました
⬆本格的な秋の幕開けとなった10月1日は
東信初開催となる信州アマ棋王戦の日でした。
会場は上田市の信州大学キャンパスの7階
まず私が最初に学んだ事、それは会場が
7階にある時はエレベーターを使用する事
階段の昇り降り。良く考えたらシンドイです
(A^_^;)
⬆記念撮影
松下安茂里支部長(右端)本当にお疲れ様で
ありました。今回は安茂里支部の月例大会も
安茂里公民館で行われていたので運営人員か
分散され普段以上に大変だったと思いますが
会場の方々の協力もあって無事に運営を
進めていました。
そして16名の代表選手の皆様も全力で
戦い抜きました。選手や運営スタッフの
労を労いながら回顧録を終えたいと思います
MSD掲示板閲覧者の皆様、最後まで
御覧いただき有難うございました
(完)
⬆準優勝の鈴木翼さん
惜しくも準優勝。今年に入って未だ県大会の
優勝がないのですが、それでも竜王戦では
ベスト4、更にベスト8も2回。そして
今回の奮闘。信州屈指と言える実力者ぶりは
健在でした。これからも県大会、やがては
全国大会で活躍してくれる
そう信じていきたいと思います
⬆優勝した林奎史郎さん
届きそうで、なかなか届かなかったタイトル
特に支部名人戦は、あと少しという所で
惜しくも準優勝。さぞ悔しかったでしょう
しかし今回、苦しい戦いを次々と乗り越えて
ようやく長野県の頂点に立つ事が出来ました
この後、秋季北信越大学大会を含めて
格好の腕試しの機会が続きます。全国大会
でも全く怯む事無く堂々と指す事でしょう
檜舞台での御健闘を祈り御活躍を期待します
ここで鈴木さんが1四玉と逃げたのが
痛恨の失着だったようで2二玉と逃げた
方が、まだまだ難解な戦いが続いたかも
しれません。実戦は1五銀と王手で引いて
から(同玉は詰み)飛車を成り込み寄り形に
林さんの王様は6八に居ながら左美濃囲いの
金銀3枚がシッカリ護衛されて守りは万全
鈴木さんは3七に馬を作り銀取りを見せるも
香を取りながらの1一竜の王手から即詰みに
討ち取った林さんが見事優勝を決めました
総手数は75手。短手数ですが大熱戦でした
名局・好局に手数の長い短いは関係ナシ!!
力の限りを尽くしながら、それを証明した
若き両雄に心から拍手を送りたいと思います
2023赤旗名人戦編、次回で完結です。
鈴木さんの玉頭方面には次々と両軍の駒が
打ち込まれ、飛車先を切り開かんと林さんが
3七桂と援軍を繰り出した直後に鈴木さんが
6四角と打ってナナメ田楽刺しを発動
ここで林さんが見せた決断は2五桂跳ね
2八の飛車を見捨てて桂馬を突進させました
3三の地点が3VS2(攻める林さんは
6六角・3四金・2五桂が効いており
守る鈴木さん側は3二玉と4二金のみ
他に守りの銀が2枚、4三と1二に配置)
という事で鈴木さんは6六飛と走って
林さんの角を取り除きましたが林さんは
直ぐに同歩とせず2三歩成。金銀交換で
王様を2三に誘き出した後、ハネ違いの
1三桂成(2八飛と連動した空き王手そして
両王手)同玉に2四銀と打って王手を
かけました
6六角~7七歩と渋く守備を強化した林さん
程なく銀を3五まで進撃させると鈴木さんは
4五銀・3四金と力強く迎撃。ただ右銀が
7一から全く動いていないのが気になります
金銀交換から鈴木さんの角頭に金を打ち込み
角金交換の駒得の後、飛車取りに6五角と
打った林さん。鈴木さんは6四飛とかわし
飛車による角の田楽刺しを見せると林さんは
角を1枚犠牲にして、と金を2筋に作り
鈴木さんが桂馬の威力で2五歩と打って
飛車を遮断する間に、と金で金を奪います
⬆決勝戦・林奎史郎さんVS鈴木翼さん
先手の林さんは左美濃。王様を6八に
置いたままで右銀を4六へ繰り出します
対する鈴木さんは十八番の雁木に構えた後
袖飛車に。お互い敵の角頭を目標に
3五歩、7五歩と突き合い22手目で
早くも開戦。丁度この辺りから長考合戦と
なり、44手目には両者共に持ち時間30分
を使い切って秒読み合戦となりました
⬆決勝戦は林さんと鈴木さんの戦いに
これはまた後日、振り返りたいと思います
⬆3位の表彰を受ける相原さん
彼を初めて見かけたのは令和元年
上田市・こぶし会館でした。筋が良くて
芯も強そうで急成長も有り得るとは思って
いましたが僅か4年で長野県の4強の一角に
なるとは思いませんでした
中学生大会での活躍も凄いし棋望会にも
1度となく参加してくれました
その棋望会でも優勝しています
私・丸山とは棋望会だけでなく長野支部の
月例大会でも対局いたしました。今の所
星は五分。機会があれば節目だけは
キッチリ付けたいなと思っています
今大会は東信予選での佐藤清文さんとの
大熱戦や鈴木翼さんに食い下がった
170手の激戦が印象に残りました
これでまだ中学2年生。
まだまだ強くなりますね
⬆相原瑞樹さんVS鈴木翼さん
鈴木さんの四間飛車+トーチカ囲いに対して
居飛車穴熊採用の相原さん。互いに金銀4枚
で固めた後、鈴木さんが向飛車に転換して
戦闘開始。相原さんが桂損してワザと成桂を
作らせた後、角を6二金と刺し違え飛車を
成り込んで激しい攻め合いとなりました
堅陣を頼りに懸命に鈴木陣に喰い付こうと
する相原さん。しかし鈴木さんも冷静でした
ガッチリした受けで敵の進撃を食い止め
駒を貯めながらの着実な攻め。170手の
熱戦でしたが鈴木さんが先輩の意地を見せ
勝ち切りました。
⬆菊池康文さんVS林奎史郎さん
最後まで目が離せない大熱戦でした。
終盤の段階では菊池さんの方が
良い感じに見えましたが林さんが
底力を発揮。3月の支部名人戦に続き
今年2度目の決勝進出を果たしました
敗れた菊池さんでしたが小学生~大学生に
渡って数多くの学生ホープを産み出す
北信地区で若手たちに飲まれる事無く
逆に次々と挑戦を跳ね除け続け、更には
ベテランも舌を巻く百戦錬磨の力強さは
流石でした。
さて令和5年の赤旗名人戦も準決勝です
準決勝のカードは⬆の通りです
⬆佐藤清文さんVS鈴木翼さん
最後に紹介するのは優勝候補同士の対決
共に地区予選を1位で突破した強者です
3ヶ月前のアマ名人戦1回戦以来の激突
この時は佐藤さんが勝って鈴木さんの
アマ名人戦2連覇の夢が断たれましたが
今回は鈴木さんが雪辱。私の記憶が
正しければ3大会連続の準決勝進出か?
翌週の県選手権では小林暖希さんと共に
塩尻切符獲得。それを含めて流石の強さです
以上で準々決勝の戦いの回顧を終わります
⬆仁科拓人さんVS林奎史郎さん
先の北村VS相原戦に続く信州大学出身者と
中学生棋士の対決でした。最も林さんは
現役の信大生ですが・・・
赤木・塩尻支部長も好評価を下した激戦
最後まで、どちらが勝つのか分からなかった
ようですが僅差で林さんが勝ち切りました
惜しくも敗れた仁科さんでしたが翌週の
県選手権ではB級にエントリーして予選突破
三段免状獲得を目指し気合いを入れ直します
⬆菊池康文さんVS中原大介さん
中原さんが実力を存分にアピールしたのは
高校時代。長野県の高校大会には選手権、
竜王戦、新人戦にて合計8回の県予選が
ありますが中原さんは全て参加。しかも
出場8回全て準決勝進出以上という
凄い記録を作った事でしょう。
これ以上となると現・岐阜県アマ竜王の
藤居賢さん(長野南高)のパーフェクト優勝
ぐらいしか私は浮かびません(ただし
藤居さんが出場したのは個人戦のみ)
中原さんはこの内、高校選手権では
個人戦・団体戦で優勝しています。
高校選手権の県予選は
4つ(男女個人・団体)ですが、この4つの
部門全てに優勝者を出したのは伊那北と
中原さんの母校・大町(現・大町岳陽)のみ
大町&北安曇郡在住者で固めたトリオでの
優勝も考慮すると、大町棋界への貢献度の
高さには脱帽するしかありません。
この赤旗戦は懸命の食い下がりも及ばず
菊池さんの軍門に降りましたが翌週の
県選手権・大北、安曇野予選では
私・丸山佳洋との代表決定戦に逆転勝利
多分200手は超えたであろう大激戦を
モノにして再び県大会の舞台に
立つ事になりました。