かとかの記憶

リーンの翼 / 398

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katka_yg 2026/03/04 (水) 09:37:38 修正

『アスファルト道路で四駆はしらせるなんて、格好いいものじゃないんだよ?』
 その一言から、金本がどういう質の奴かわかってしまったのだから、ロウリィとはおなじ穴の狢なのである。

どういうタチかというと、当時でいういわゆる非リアを自認するのに理論武装が要るオタク、という同類だろう。『そのへんの学生のアウトドアとか、その手の女をひっかけるのに使うんじゃねぇよ』。

金本の人物導入だがこれまでのロウリィの経緯のまとめでもある。ロウリィはネットの板の住民を「格好わりぃ」と思ったからテロは実践・実行あるのみが本当だと思ったので、そこに至るまで何かの大義から発したとか生活苦や官憲横暴への怒りのような現実から発したわけではない。

道路で四駆を走らせることについては、富野小説では『破嵐万丈』シリーズの4にそんな節があった気がする。

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    katka_yg 2026/03/04 (水) 09:46:11 修正 >> 398

    オフロード

    「そんな道、ないです」
    「この車はどういう車か知らないのか!? そこを右に曲がって!」
    「ナンバープレートを汚すのだって、やめて欲しかったのに」
     白マスクの青年が情けなさそうに言う。
    「オフロードの車というのは、こういう所を走るためにあるんでしょ!」

    運転手の青年を脅迫しながら占拠した4WDでカーチェイスさせるところ。

    「そんな……もう勘弁して下さいよ。弾だって当たってんですよ。板金やり直したり、塗装直したりするの大変なんですよ」
    「なにより弾の当たった跡が警察に知られれば、彼らが調べにくるだろうな」
    「厭ですよ」
    「仕方ないでしょ。男は度胸。ホラ、道路に出ないでオフロード、オフロード!」
    (『破嵐万丈4 愛はシベリアから』)