かとかの記憶

Electric Forest / 18

18

すごくフェミニズム小説っぽい書き出しで、途中では男性支配者のヒュプノティズムという言葉もあからさまに出てくる。でもリーはフェミニスト作家だとはいえ、それをフェイントに、それではないもっとコアなところに踏み込んでくるんじゃないかという予期はあって、虚実がめぐり、タイトルの「Electric Forest」に戻る。これはやはり戦慄を誘う書き手の上手さ。

それとべつにして、作中、主人公の台詞の喋り方の奇妙で魅力的な面白さ。コミカルというか、作中で「TVドラマ的」のような言われ方をしているから、そうなんだろう。リー作品のキャラクターでも独特なんじゃないだろうか。美しいか・醜いかへの思索はこれまでも続けて興味のこと。

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