開幕戦は例年通り中南信VS東北信の図式に
中南信代表の選手達は連続出場の青沼くんを 除けば初めての檜舞台といっても決して 過言ではないと思います。今までにない 空気と緊張感を体験したと思います
結果は・・・東北信代表が全員勝利 経験値の高さを活かしきった東北信勢が 底力を遺憾無く発揮いたしました
⬆️予選B組(敬称略) ・画面1枚目 青沼航太(伊那北)VS斉木温彦(佐久長聖) ・画面2枚目 島村勇充(松本県ケ丘)VS相原瑞樹(上田)
⬆️予選A組 ・画面1枚目(敬称略) 仁科拓人(屋代)VS石川瑛太(伊那北) ・画面2枚目 瀧澤峻平(長野高専)VS山本裕大(松本深志)
⬆️組み合わせは御覧の通り 2勝通過&2敗失格ルールを経て 4人の決勝トーナメントという方式です
①で振り返った一次予選の激闘を 勝ち抜いて颯爽と県大会に挑んだ 我が地元・中南信勢でしたが・・・
⬆️当日は豊科駅ではなく柏矢町駅から 乗車して高校竜王戦の会場に向かいました 長野駅までの料金は変わりません
広くて綺麗な大会会場にて開会式が 穏やかに進行していました
・画面1枚目 島村勇充くんVS山口未来くん
最後に紹介するのは松本支部会員同士の対決 ここまで宮下真輝くん中沢拓也くんと 前回代表選手が次々と姿を消し、最後の砦と して残っていたのが山口くんでしたが 同じ支部のライバルに敗れ彼もまた 連続出場は叶いませんでした
惜しくも代表を逃した山口くんでしたが この大会から2週間後の高校選手権では 準々決勝で島村くんとの再戦が実現 見事に雪辱を果たしたのをキッカケに 勝ち星を重ねた結果。何と初優勝を飾り 長野県の高校棋界の頂点に立ちました
詳しくは「高校選手権の雑感」を御覧下さい テレビドラマを彷彿とさせるような何度も 何度も雪辱を積み重ねた、神憑り的な ストーリーを経ての優勝でありました
まあそれはともかく今回の代表決定戦の 結果は画面2枚目の通りで4人全員が 初出場という形で決着いたしました
次回は当然、県大会の戦いを振り返ります それは②にて
・画面1枚目 佐藤友哉くんVS石川瑛太くん
松本第一と伊那北のライバル校の主力対決は 終盤に山場を迎えました。それが画面2枚目
穴熊の堅陣を頼りに74桂で飛車角をかけ 76飛と逃げたのを見て86桂と角を取った 石川くんでしたが、この瞬間が問題でした 戻って74桂打では75銀と打って ワザと銀を取らせる方が優ったようです
私(丸山)は71飛成から即詰みと見ましたが 実際は、どうなのでしょう。皆様も是非 並べて見て下さい。
本局は平凡に86同歩としたのが最後の 敗着で77銀と王手に打って佐藤くんの 飛車を取り除いた石川くんが青沼くんに 続いて伊那北2人目の地区代表と なりました
・画面1枚目 山本祐太くんVS宮下真輝くん ・画面2枚目 青沼航太くんVS宮下大輝くん
あと1勝で兄弟アベック出場となる所だった 宮下兄弟でしたが真輝くんは松本深志の 新戦力・山本くんに敗れ連続出場の夢を 断たれ、大輝くんは自校のエース青沼くんの 牙城を崩せず残念ながら同時敗退でした
⬆️宮下真輝くんVS宮下大輝くん
伊那北高校の次世代を担う兄弟の 対決も予選最終戦で実現いたしました 1敗対決を制したのは右側の大輝くんですが 真輝くんもSB方式で辛うじて踏ん張って 兄弟揃って代表決定戦に駒を進めました
⬇️その代表決定戦の行方ですが・・・
⬆️山口未来くんVS中沢拓也くん 最終戦で相対した松本支部と塩尻支部の 若手ホープ対決。前年に続いての出場を 目指した者同士のサバイバルマッチを 制したのは山口くんでした
⬆️予選5局を戦い得点上位8名を決めた後 代表決定戦で4人の代表を選ぶ形式でした
各所で激しい熱戦が展開されました
⬆️中南信予選の会場と言えば 最早定番化した松本市田川公民館 ここに22名の選手が集いました。 コロナ上陸前よりも 約1/3まで減りましたが徐々に その活気が戻りつつあるようです
⬆️最後は上位入賞者の記念撮影
以上で2025長野県アマ竜王戦の回顧録を 終わります。最後まで御閲覧してくれた 皆様方ありがとうございました そして選手や運営スタッフの方々に 労いと感謝の意を表紙ながら 終わりと致しますm(_ _)m
(完)
⬆️準優勝の田中さん
最後こそ強攻策が裏目に出で逆転を許した 田中さんでしたが、ポジティブに見れば あそこで踏み込めるという事は気持ちが 乗っている、つまり好調の証と言えるかも しれません。嗅覚を増して更に実力が アップしそうです。今度の名人戦では 必ずや主役に躍り出るでしょう。
田中さんは87銀と囮の銀打ちで、ワザと 竜で取らせて詰めろを防いでから88金と 打って粘りに出ましたが奥村さんは 強く同竜と切って78金と詰めろの金打ちで 田中さんの穴熊に食い付きます。以下は 全ての持ち駒を自陣に投入して頑張る 田中さんの穴熊を2枚角の威力を持って 制圧した奥村さん。激しい応酬を逆転で 乗り気って前年12月の朝日アマ信越大会 以来の大きな大会の頂点に立ちました
⬇️優勝の表彰を受ける奥村さん いつもながら堂々と賞状を受け取る 姿勢には、惚れ惚れと致します
田中さんは迷わず93角と王手に打ち込み 精算して香車を入手した後2発目の85桂打で 奥村玉を追撃そして今度は73角から精算して 33竜と王手ラッシュ。しかし唯一の受けの 手段・62玉と引いて逃げる手段があり これで片美濃囲いに守られていた奥村玉は 62の地点で辛くも持ちこたえていました 64の金もシッカリ玉頭を守っていました
やがて田中さんも85桂馬と楔を打ち込み 更に32の銀を竜で取ってきたのに対し 桂損ながら馬を金銀2枚と刺し違えて 竜で穴熊玉に迫る奥村さんでしたが 77銀が守備に良く利いている上に桂馬が 無いので詰めろになっていません (桂馬があれば87桂打の一手詰)
ここで田中さんが決めに出ます
⬆️決勝戦・奥村龍馬さんVS田中博己さん
奥村さんが桂馬を跳ねて銀を逆戻りさせて から飛車を捌いて来たのが⬆️の画像です
その後、角交換から歩で桂馬を取りにきた 田中さんに対し懸命の飛車のフットワーク から角を敵陣に打ち込んだ奥村さん
以下は飛車と桂馬を取り合ってから 金銀を玉側に纏める田中さん 馬を中央に引き付け55~47に成桂を 突っ込ませて中央の金底の歩の布陣を 崩しに掛かる奥村さん。ただ32から 動かない銀が気がかりか?
上田高校からの優勝者は秋山和洋さんを始め 奥村龍馬さん丸野崇志さん倉沢周作さんに 続き20年ぶり5人目。
⬆️私は長野市の大会には参加予定ですが 伊那市の大会は2つとも参加不可かもです (そもそも6月の方は参加資格ないですし)
最後に先日長野市で行わなれた 長野県高校竜王戦の結果を、お伝えします
優勝=相原瑞樹(上田) 2位=仁科拓人(屋代) 3位=山本祐太(松本深志)瀧澤峻平(長野高専)
⬆️準決勝が終わりました 以上で速報を終わります 決勝戦の結果は後日の読売新聞にて 御確認くださいm(_ _)m
開幕戦は例年通り中南信VS東北信の図式に
中南信代表の選手達は連続出場の青沼くんを
除けば初めての檜舞台といっても決して
過言ではないと思います。今までにない
空気と緊張感を体験したと思います
結果は・・・東北信代表が全員勝利
経験値の高さを活かしきった東北信勢が
底力を遺憾無く発揮いたしました
⬆️予選B組(敬称略)
・画面1枚目
青沼航太(伊那北)VS斉木温彦(佐久長聖)
・画面2枚目
島村勇充(松本県ケ丘)VS相原瑞樹(上田)
⬆️予選A組
・画面1枚目(敬称略)
仁科拓人(屋代)VS石川瑛太(伊那北)
・画面2枚目
瀧澤峻平(長野高専)VS山本裕大(松本深志)
⬆️組み合わせは御覧の通り
2勝通過&2敗失格ルールを経て
4人の決勝トーナメントという方式です
①で振り返った一次予選の激闘を
勝ち抜いて颯爽と県大会に挑んだ
我が地元・中南信勢でしたが・・・
⬆️当日は豊科駅ではなく柏矢町駅から
乗車して高校竜王戦の会場に向かいました
長野駅までの料金は変わりません
広くて綺麗な大会会場にて開会式が
穏やかに進行していました
・画面1枚目
島村勇充くんVS山口未来くん
最後に紹介するのは松本支部会員同士の対決
ここまで宮下真輝くん中沢拓也くんと
前回代表選手が次々と姿を消し、最後の砦と
して残っていたのが山口くんでしたが
同じ支部のライバルに敗れ彼もまた
連続出場は叶いませんでした
惜しくも代表を逃した山口くんでしたが
この大会から2週間後の高校選手権では
準々決勝で島村くんとの再戦が実現
見事に雪辱を果たしたのをキッカケに
勝ち星を重ねた結果。何と初優勝を飾り
長野県の高校棋界の頂点に立ちました
詳しくは「高校選手権の雑感」を御覧下さい
テレビドラマを彷彿とさせるような何度も
何度も雪辱を積み重ねた、神憑り的な
ストーリーを経ての優勝でありました
まあそれはともかく今回の代表決定戦の
結果は画面2枚目の通りで4人全員が
初出場という形で決着いたしました
次回は当然、県大会の戦いを振り返ります
それは②にて
・画面1枚目
佐藤友哉くんVS石川瑛太くん
松本第一と伊那北のライバル校の主力対決は
終盤に山場を迎えました。それが画面2枚目
穴熊の堅陣を頼りに74桂で飛車角をかけ
76飛と逃げたのを見て86桂と角を取った
石川くんでしたが、この瞬間が問題でした
戻って74桂打では75銀と打って
ワザと銀を取らせる方が優ったようです
私(丸山)は71飛成から即詰みと見ましたが
実際は、どうなのでしょう。皆様も是非
並べて見て下さい。
本局は平凡に86同歩としたのが最後の
敗着で77銀と王手に打って佐藤くんの
飛車を取り除いた石川くんが青沼くんに
続いて伊那北2人目の地区代表と
なりました
・画面1枚目
山本祐太くんVS宮下真輝くん
・画面2枚目
青沼航太くんVS宮下大輝くん
あと1勝で兄弟アベック出場となる所だった
宮下兄弟でしたが真輝くんは松本深志の
新戦力・山本くんに敗れ連続出場の夢を
断たれ、大輝くんは自校のエース青沼くんの
牙城を崩せず残念ながら同時敗退でした
⬆️宮下真輝くんVS宮下大輝くん
伊那北高校の次世代を担う兄弟の
対決も予選最終戦で実現いたしました
1敗対決を制したのは右側の大輝くんですが
真輝くんもSB方式で辛うじて踏ん張って
兄弟揃って代表決定戦に駒を進めました
⬇️その代表決定戦の行方ですが・・・
⬆️山口未来くんVS中沢拓也くん
最終戦で相対した松本支部と塩尻支部の
若手ホープ対決。前年に続いての出場を
目指した者同士のサバイバルマッチを
制したのは山口くんでした
⬆️予選5局を戦い得点上位8名を決めた後
代表決定戦で4人の代表を選ぶ形式でした
各所で激しい熱戦が展開されました
⬆️中南信予選の会場と言えば
最早定番化した松本市田川公民館
ここに22名の選手が集いました。
コロナ上陸前よりも
約1/3まで減りましたが徐々に
その活気が戻りつつあるようです
⬆️最後は上位入賞者の記念撮影
以上で2025長野県アマ竜王戦の回顧録を
終わります。最後まで御閲覧してくれた
皆様方ありがとうございました
そして選手や運営スタッフの方々に
労いと感謝の意を表紙ながら
終わりと致しますm(_ _)m
(完)
⬆️準優勝の田中さん
最後こそ強攻策が裏目に出で逆転を許した
田中さんでしたが、ポジティブに見れば
あそこで踏み込めるという事は気持ちが
乗っている、つまり好調の証と言えるかも
しれません。嗅覚を増して更に実力が
アップしそうです。今度の名人戦では
必ずや主役に躍り出るでしょう。
田中さんは87銀と囮の銀打ちで、ワザと
竜で取らせて詰めろを防いでから88金と
打って粘りに出ましたが奥村さんは
強く同竜と切って78金と詰めろの金打ちで
田中さんの穴熊に食い付きます。以下は
全ての持ち駒を自陣に投入して頑張る
田中さんの穴熊を2枚角の威力を持って
制圧した奥村さん。激しい応酬を逆転で
乗り気って前年12月の朝日アマ信越大会
以来の大きな大会の頂点に立ちました
⬇️優勝の表彰を受ける奥村さん
いつもながら堂々と賞状を受け取る
姿勢には、惚れ惚れと致します
田中さんは迷わず93角と王手に打ち込み
精算して香車を入手した後2発目の85桂打で
奥村玉を追撃そして今度は73角から精算して
33竜と王手ラッシュ。しかし唯一の受けの
手段・62玉と引いて逃げる手段があり
これで片美濃囲いに守られていた奥村玉は
62の地点で辛くも持ちこたえていました
64の金もシッカリ玉頭を守っていました
やがて田中さんも85桂馬と楔を打ち込み
更に32の銀を竜で取ってきたのに対し
桂損ながら馬を金銀2枚と刺し違えて
竜で穴熊玉に迫る奥村さんでしたが
77銀が守備に良く利いている上に桂馬が
無いので詰めろになっていません
(桂馬があれば87桂打の一手詰)
ここで田中さんが決めに出ます
⬆️決勝戦・奥村龍馬さんVS田中博己さん
奥村さんが桂馬を跳ねて銀を逆戻りさせて
から飛車を捌いて来たのが⬆️の画像です
その後、角交換から歩で桂馬を取りにきた
田中さんに対し懸命の飛車のフットワーク
から角を敵陣に打ち込んだ奥村さん
以下は飛車と桂馬を取り合ってから
金銀を玉側に纏める田中さん
馬を中央に引き付け55~47に成桂を
突っ込ませて中央の金底の歩の布陣を
崩しに掛かる奥村さん。ただ32から
動かない銀が気がかりか?
上田高校からの優勝者は秋山和洋さんを始め
奥村龍馬さん丸野崇志さん倉沢周作さんに
続き20年ぶり5人目。
⬆️私は長野市の大会には参加予定ですが
伊那市の大会は2つとも参加不可かもです
(そもそも6月の方は参加資格ないですし)
最後に先日長野市で行わなれた
長野県高校竜王戦の結果を、お伝えします
優勝=相原瑞樹(上田)
2位=仁科拓人(屋代)
3位=山本祐太(松本深志)瀧澤峻平(長野高専)
⬆️準決勝が終わりました
以上で速報を終わります
決勝戦の結果は後日の読売新聞にて
御確認くださいm(_ _)m