雷鳴!いきなりの爆発音でこの曲は始まる。
閃光のハサウェイの話をしていて「王」とはなにか。このあと95年の富野小説『王の心』になら合いそうなタイトルだけど、今はハサウェイ……。ハサウェイで王と言えば、マフティー・ナビーユ・エリン「正当なる預言者の王」というネームがある。もっとも、それはでっち上げの合成語で、作中世界の誰もそこに正当性とか宗教的な意味を認めているはずがない。信じてはいけない。
ウソの名前を名乗ってしているのがテロで、まるで
俺達は間違っている、正しくないことは承知でやってる
と言わんばかりの胡散臭さを公然と表明している。ハサウェイはそのグループの象徴的リーダーだが、この「王」は神話的なストーリーの中では、自ら死ぬことで世界を再生させるか、次代の王にその地位を引き継ぐだろうということが暗に語られている。それあっての正当なる・預言者の王。ここまでは常識的に了解事として良いと思う。
「王の死」はロマン主義者には絶対的な主題だが、映画ハサウェイがそこまで行き尽くすかは第三部のマランビジーまで観てみるまで、まだまだわからないところ。虚構の王がその死によって本物の神話になってしまうのか、映画閃ハサはそこまで行けるか?
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