品質のいいタイヤを使い、空気圧管理さえ誤らなければパンクすることはありません。しかし、突然の予期せぬ段差でリムうちパンクしたり鉄がささったりもします。その時は手持ちの予備チューブに交換し、パンクしたチューブは家で修理しましょう。
パンク修理に使う機材と注意点を書きます。
パッチゴム編
僕の鉄板メーカーはパンク機材といえばマルニ!です。
http://www.maruni-ind.co.jp/
百均のパッチなどとは品質が違います。一流品。
僕が使うマルニパッチゴムは2種類
1. R BOX49枚 Φ25¥ 1,469
http://www.amazon.co.jp/dp/B001SGZ5LO
2. SUPER THIN PATCH 超薄型パッチRR¥ 1,173
http://www.amazon.co.jp/dp/B0091O0JBG/
1は直径25mm2は直径20mmの真円型パッチゴムです。
1.はどんなチューブにでも使用でき、2は23C以下の細いチューブ用です。2の方が厚みも薄いです。どちらも重ね貼り可能、ただ、ぶ厚くなるので、あまりやりません。
ブチルチューブは上記のパッチで完璧に修理できます。
ラテックスチューブは適用外。
ゴムノリ編
使いやすさと接着の信頼度で僕はバルカン使っています。
3.マルニ工業 パンク修理用接着剤 バルカーン 200ccV-110¥ 1,966
http://www.amazon.co.jp/dp/B00MHDLCNW/
少しバルカンより落ちるけど、これもお薦め。自転車屋でも売ってます。
(Maruni/マルニ)(自転車用パンク修理)マルニ ゴムノリ 100cc(ハケ付)¥ 540
http://www.amazon.co.jp/dp/B01DFIL0O8/
こちらの欠点は、かなりきっちり密封しないと、すぐ固まって使えなくなります。ゴムノリは昔はトルエン入りで長期間使えましたが、今は中毒患者防止のためトルエンが禁止になり、全部ノントルエンになりました。ノントルは固まりやすく接着度が落ちます。
僕は作業を早く終わらせるため、ハケ付きタイプをお薦めします。
ゴムノリは素早く塗り開封時間を短くするのが長く使うためのこつです。
パンク修理のやり方 →省略(どこでも情報、転がってると思います)
パンク修理はタイヤもチューブもきれいに掃除して異物が残らないように、ゴミをはさまないように、きれいに貼るのがコツです。きれいが大事!
最後にラテックスチューブのパンク修理はラテックスゴムを使います。ブチルチューブ用パッチはつきません。しかしデリケートな素材なので厚みが太くなっても支障が出てきますから安全のためには、修理はあまりお薦めしません。使い捨てになります。
パンク防止剤などについて。
アホの極みです。自転車の場合、チューブ重量の1gの差が走行に大きく影響を与えます。パンク防止剤をチューブに入れたり、パンク防止テープなどをはさんだりすると重くなり、バランスも狂い、百害あって一理もありません「アホの極み」なので、やめた方がいいです。気をつけて。
みなさんもパンク関連で書きたいことがあればどうぞ。
鶏 泰造さん
修理時のポイントは、
「ゴムのりは付けすぎない。こんなに薄くて大丈夫か?ぐらいでちょうど良い」
「表面がちゃんと乾いてからパッチを貼る。テカリがなくなったけど、ホントに着くの?ぐらいで大丈夫」
というあたりでしょうか。最初の頃は、ゴムのり厚塗りしてよく失敗しました(^^;。
あとは、チューブに残る金型の境目に沿って漏れることがあるので、ナイフの刃を直角に当てて、パッチを貼る部分だけでも、こそぎ落として平らにしてしまうと安心です。
私はゴムのり/パッチはTip Topも使いますけど、特に問題になったことはないです。
マルニ工業の動画がありました。
https://www.youtube.com/watch?v=DeT4DsdLzb4
ゴムのりの厚みと乾かし具合は、これを見るとよくわかります。(4分30秒ぐらいから)。
iyanさん
道場長、いつもいいものの紹介ありがとうございます。お薦めはハズレが無いので買いました。Monotaro が安かったです。
マルニ ハイパッチ
http://www.monotaro.com/g/00346311/
マルニ バルカーン (ハケ付き)
https://www.monotaro.com/g/00208754/
マルニ ゴムのり(ハケ無し?不明)
https://www.monotaro.com/g/00348080/
鶏 泰造さん
あ、そうそう。ゴムのりは「加硫」って表示してあるやつのほうが、強力に着きます。
マルニで言えば、バルカーンですね(バルカナイズ=加硫接着)。
普通の接着剤とゴムのりの違いを簡潔に説明しているサイトがありました。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1498238864
私も最初はこれを知らなくて、接着剤感覚で厚塗りしてしまい、失敗を繰り返してたんですよね(^^;。
kinoさんが、イージーパッチの接着力確認テストをしています。これもなかなか興味深いですね。
http://blog.goo.ne.jp/kino55crazy55/e/a5399217945e77838fbbd0c69855c78d
それと、急場凌ぎならば、ガムテープ(布系)でも何とかなります。
skogenさん



パンク修理の頻度は高くないので、簡単なセットをミント缶に入れてます。大粒のFRISK Neoのミント缶も使えそうなので、捨てずにとってます。
パッチが硬化して、劣化しないように金属の缶が良いだろうって考えていたんですが、あまり心配しなくて良いんですね。700cのチューブはパンク修理したことが無いですが、やる時はもうちょっと良いものを揃えたほうが良いかな。
自転車のパンク修理は昔から自分でやってますが、傘の修理はここ8年ぐらいやらなくなっちゃいました。特に子供の傘は教育の意味も込めて修理してましたが、もう手を離れちゃったし、ビニール傘は壊れる時は修復不能なぐらい壊れちゃうし、普通の傘は使う機会が減って、もう10年ぐらい失くさずに同じ傘を使ってます。
良い接着剤は加硫の効果があるんですね。知らなかった。
私が持っている簡単キットはたぶん普通のボンドなので、高圧の700cだと信頼性が落ちますね。
靴の修理は自分でやりますが、ゴムの接着は難しいです。
加硫効果がある接着剤があることを知らなかったですが、この接着剤はたぶん靴修理にも使えますね。
ちょっとだけ雑学
加硫によりゴムの高分子間にS-S結合が作られ、ゴムが安定します。(Sは硫黄元素)
S-S結合の形成は時間が掛かるので、接着後は少し時間を置いた方が良い気がします。
現在のゴムの発明はグッドイヤーによるものですが、それが加硫の効果の発見です。グッドイヤーはタイヤメーカの名前として有名ですが、発明者のグッドイヤーとは無関係で、本人は富を得ること無く亡くなってます。
バルカナイズって言葉も、グッドイヤーの発明のきっかけから理解できました。
(バルカン星人を思い出しちゃう私は宇宙大作戦世代です ^^;)
小杉むさしさん
フィリピンでは市場とか工場のあるような場所を歩いていると「Vulcanize」って看板や張り紙が出てます。「パンク修理」っていう意味なんですが、加硫効果ってことは知らなかった。無精して辞書ひいてなかった。あはは。英語圏でチューブが尽きて立ち往生した時は思い出してください。
「Vulcanize」したいんだけど助けてくれ。っていうとパンク修理できるかも。
ヘラーマンさん
逆さま保管
マルニのゴムのりですが、基本は逆さま保管です。
画像のように蓋を下向きにおいて保管すると3倍ぐらいは長持ちします。
有機成分は上に上がっていくので、蓋が上向きだと微細な隙間から徐々に逃げていきますが、蓋を下向きにすることで、ほぼ密閉保管できます。
知らない方はお試しあれ!
うーむ。。。さん
チューブはちょっともったいないと思いつつも信頼性重視で使い捨てにすることも多いです。とはいえここ何年もパンクしてないし、走行距離もめっきり減ったし、チューブレスを使っているので、だいぶ前の話ですが。年代物となりつつある在庫があるので処分がてらという側面も。。。
修理ですが、私はパンクしたら予備に交換し、そしてその場で修理し、予備に回します。
>S-S結合の形成は時間が掛かるので、接着後は少し時間を置いた方が良い気がします。
この効果を狙ってですね。
で、家に帰ってから予備を使っていた場合には新品に変え、ホイールのバランスを取り直します。(チューブを変えるとバランスが変わりますので)
16fumiさん
vans ワッフルソール
バルカナイズと聞くと、10数年前スケボーやBMXに明け暮れていた自分としてはバルカナイズド製法のスニーカーを思い出しちゃいますね。
スケボーでは底がフラットなのでデッキ(板)の感触を掴みやすく、ソールが減ってもシューグー等で補修しやすかったです(ゴム同士の相性?)
BMXではピンへの食い付きが良かったのと、ソールにある程度のしなりと硬さがあって力が逃げにくかったので使ってました。
今でもフラットペダルの時は履いてます。
国産バルカナイズドのムーンスター。上履きの最大手の会社ですね
ってあわわ、何を関係ない話を(-_-;)
早速、サドルバックルに入ってる修理セットを確認してみたら片方はサギサカ(マルニ製)と片方はパークツールでした。
以前ヤスリがけした時、接着面を何度も触ったので手の脂分が気になったのでパッチ装着前に脱脂しちゃったんですけどゴム製品にこれってダメですよね…
tukubamonさん
アストロのタイヤリペアキット
ゴムのりで思い出しましたが、パンク修理の技術は車でも応用できますよ。
アストロで車用のパンク修理キット売っているのですが、それについているチューブはまんまゴムのりです。
当然チューブですから2回目に使うときはカラカラで使えなくなっていて、アストロでも買えるのですが、ゴムのりだけなら自転車用でも使える(実証済み)。加硫タイプならなお良いと思う。
タイヤショップで修理するゴムを刺す修理と同じで、タイヤショップだと1000円~、自分で修理すればその1/5くらいで修理できます。
もちろん自己責任ですが。
鶏 泰造さん

これでグリグリして穴を広げます。 ツールを差し替えて、ゴムを押し込み、余分をカットすれば終了。
tukubamonさん
それ、何度か使ったことあります。釘が刺さった程度の穴なら、問題なく治りますよ(^^)。作業も簡単です。
うーむ。。。さん
ヘラーマンさん
>マルニのゴムのりですが、基本は逆さま保管です。
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