ロウリィの行動に添って読むことになかなか気が進まない一方、ロウリィもオンラインユーザー由来の曖昧な情報処理に悪戦苦闘しながら、
そのような現実と対決しながら、ロウリィは、数百年におよぶ白人の植民地政策のなかで人種混交がおこなわれて、大量消費社会が出現した現在、環境は汚染され、エネルギーは絶対不足になったということを行動規範の前提にして、つぎにある行動原理のモチベーションをどのように手にいれるかということを課題にしていった。
歴史感覚に悩まないで心理的なポイントを言えば、
- 行動規範
- 行動規範の前提(→『それは事実とする』)
- 彼自身がこれから次にする(べき)行動
- その行動原理
- 掲げる(べき)行動原理に寄与するモチベーション(個人的な動機)
を確立することが彼の現在の課題、と一文で書き述べてしまう。富野小説を読む読者は大方、前後のけばけばしい文章に目を流されて続けてロウリィがどんな気持ちなのか、彼の動機に興味を置き続けることが難しいんじゃないだろうか。
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