かとかの記憶

リーンの翼 / 438

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katka_yg 2026/03/31 (火) 11:38:03 修正

地上/バイストン・ウェル融合の思想

「第十章 ホウジョウの王」
オウカオーという特殊な一機のオーラバトラーについての話から、その開発にいたる技術的背景が語られ、ことはオーラエンジンだけではなく地上由来のコンピュータ開発も行われているんだ等。

オーラバトラーの話は技術問題だけに済まず、マシンを建造できるための基礎工業力が求められること、この地のこの時代の社会つまり政治を考えることになり、迫水がなぜ政治を考えるようになったかを振り返れば、迫水自身がこれまで出会ってきた人々、体験がある。何より、聖戦士として世界から求められていることを問わなければならなかった。この長い年月、理由はわからないが、自分は若いままで歳を取らない事実はあったからだ。

芋づる式に話は引き続き、迫水の聖戦士の使命とは。バイストン・ウェルと地上界を交流させる、ひとつに繋ぐことが迫水=現代の聖戦士の使命ではないか。

旧伝説のリーンの翼の聖戦士は、ひとつの戦乱が収まれば去ってゆき、また後の時代に現れては同じ伝説をくり返す。「歴史のくり返し」を語り続けている人々の心、バイストン・ウェルの世界観には「世界存在は無限である」という前提が、ある。

 時代は輪廻し、人も輪廻するというのは、世界が無限であるからと思われているからではないのか?
 その世界とは、つきつめるところ、人が生かされている地球のことである。

バイストン・ウェルは地上の人々の心の反映ではないかといわれている。そして、その地球については、地球上で人を生かし続けるには限界に来ていると近年言われているのだった。このことを解決するため(地球を永遠にするため)に聖戦士は地上界にバイストン・ウェルの存在を教え伝えるのが使命なのだと思い知った。まで。

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    地上界(地球)の人々にバイストン・ウェルのことを伝える使者として――というのは、もっと早く『ファウ・ファウ物語』のようなストーリーを読んだほうが素朴に読者にわかる。ファウ・ファウは、ファウ・ファウのことを地球のみんなが知ればきっと幸せになるのに、というくらいのごく素朴なはなしだった。

    『リーンの翼』の中では今回、前の巻の頃に「ガロウ・ランの神話」のようなトピックで、地上の歴史をバイストン・ウェル物語に編入するもくろみとして考えていた。それは作家・富野由悠季の野心として。

    「バイストン・ウェルがある」と地上の人々が皆知れば、地上界の現代史もバイストン・ウェルの存在を踏まえて語り直されなければならないだろう。個人の生き方も国家政治もバイストン・ウェルありきで考え直されることになるはずだ。

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    その使命なる求めにより、圧倒的なオーラバトラーと巨大戦艦を率いて地上の日本国を制圧しに行こう、という言い方をすれば、フェラリオのファウ・ファウと英雄たる聖戦士の違いはわかりやすいはず。

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    katka_yg 2026/03/31 (火) 12:14:53 修正 >> 439

    無垢のフェラリオやエミコちゃんに語らせれば夢や希望に聞こえるものを、悪意的に歪めてるんじゃないか?というのは、そういう風に読むべきではない。『どうせ伝わらないのでしょうが』というペシミスティックな言いは、ファウファウでも同じだ。

    迫水真次郎はその使命を糧に、個人的には地上への望郷や憎悪ももろともに燃やして浮上する先を求めているんだ。その情念は子供には足りない。フェラリオの節を横に除けておいてようやく生き神様のところに戻るみたいだな。

  • 442

    そして戦艦フガクは、コモンの人々のロマン主義も含めて、夢の実現!