課題1: 「投影法は面接法の一つという誤解」は資料で指摘しました。その理由も。あなたの提供情報は、この誤解の修正とはなっていないと思うのですが。 本の要約記事を典拠とするのはやめたほうがいいです。これまでに何回か理由は説明しました。 課題2: 「特定の学生の改善」を目的にした書き方にしたはずですが、特定の学生を特定せずに授業を改善するという目的に読めましたか。そこはすみません。 10文字でどういう情報が取れるとは思いませんが、無記名にすると抵抗も無くなる代わりに、真面目に書かないという危険も生まれます。授業への取り組みに問題がある学生であればなおさらかと。「「なんで私の授業がちゃんとやっていないの」というような恐怖」とは、尋ねる側の恐怖ですか。質問紙法だって嘘をつく可能性はありますよ。
採点締め切りを過ぎていますよ。
課題1: 二次障害は教科書でほとんど説明がないので、追加情報は必要でしょう。記事そのままの抜き書きなので、具体的に説明したほうがいいですね。そのまま抜くのであれば、その少し前の部分「発達障害の特性によって、学習の遅れや対人関係がうまくいかず、学校で孤立するなどの状況」になる、というところの方がいいかも。 この記事は「専門家の意見」ですね。引用文献が明示されておらず、学術的信用性があると想定しないほうがよいです。
2点差し上げます。
課題1: 質問紙法にかかわるどういう情報を提供したかったのでしょう。冒頭の書き出しから、質問紙法に優れた点があるという意見が出されるのかと思いました。「他の情報源を組み合わせて判断の材料とするのが適切」という結論だと、食い違ってしまうのでは。 課題2: 自然に質問を決めにないといけない、決めた質問以外尋ねられないという質問紙法の欠点がしっかりと指摘されています。面接法だとそこは克服できますね。面接に応じない可能性はありますが、それなら他の方法でも同じかもしれないですね。対象者の日常行動を観察法によって見張るというなら違うでしょうが。面接の場面で正直に答えてくれるかということも心配したほうがいいですね。
7点差し上げます。
課題1: 「検査に対する被験者の理解と協力が必要なことや、データは必ず正確なわけではなく何らかの刺激で不正確になる」ことは他の検査でも同様です。「信頼性と妥当性がチェックされている」のであって、「確立されている」とは書かれていません。あなたのような指摘も、そのチェックのひとつです。そのチェックの内容を提供したということですね。 課題2: どうして授業に参加しないかを知りたい情報収集で、参加したかどうかのレベルで嘘をつかれないようにするにはという話をされても、「知りたいのはその先」と言われるのではないでしょうか。 課題3: 冒頭から認知行動療法の説明が始まっていますが、途中で行動療法の話になっています。整理して書いた上で、両者がどう補い合っているかを明確にするといいですね。
9点差し上げます。
課題2: なぜそういう長所となるのかを併せて書くともっとよかったと思います。 課題3: それは役割分担ですね。これまでのコメントを参照してください。
6点差しあげます。
課題2: 対象者となる学生たちがどういう状況であるか、どういうことら配慮して情報を得ればよいのかが考えられていて、とても説得的だと思います。 課題1: DとEについてはおっしゃる通りです。Dについては図12.3には書かれているのに、本文での解説がないですね。オペラント条件づけについては2章で語られていることもあり、ここでは説明を省略したのかもしれないですね。ABC分析も図2.5およびその周辺の説明が該当しています。なお行動療法にはレスポンデント条件づけを応用したものもあり、一例として系統的脱感作は教科書に載っているのでご注意を。論理療法については図の内容程度は説明しておくこと、行動療法については2章の該当部分を示すことでよいのではないかと思います。 課題3: 「事例を論理療法的に考えるためには、何が起きたかを明確にする必要がある」。そして「ここで行動療法」を用いるのはどうしてですか。論理療法では「信念」を突き止めないといけないはずです。「論理療法」は「行動療法」の間違いですか。「論理療法は指針と直面、行動療法は分析と適応を担っている」のに、どうして直面の時に「ABC分析を試みる」のですか。最初の部分がちょっとよくわからないです。 この書き方だと、二つの両方が役割分担をしていることはわかりますが、どう補い合っているかがわかりにくいです。 ちなみにスキナーの応用行動分析では、論理療法でいう「信念」は「私的出来事」としての「行動」と位置づけられており、応用行動分析の範囲でコントロール可能と想定されています。すなわち論理療法は不要なのです。「認知」という概念も。気になったら、「行動理論への招待」(大修館書店)という本を読んでみてください。
16点差し上げます。
他の受講生の質問に解答してくれてありがとう。支援方法としての解答としては適切かと思います。課題の主旨は障害の不可視化でしたが、質問者の方は支援方法について知りたがっていたので、これでよいと思います。
5点差し上げます。
課題2: 他の方法と比べて、それらの欠点が克服されている理由、優れている点が述べられていて、とてもよい書き方だと思います。この課題で想定している状況(対象者がさほど多くない)に言及している点もいいですね。これが当たっているかどうかはともかく、こういう状況が考えられると、考察の範囲を拡げたことに価値があります。「被験者の態度や表情をなどからも多くのデータを取ることができる」ことから、観察法のメリットも含むことがわかります。面接法のよさが説得的に語られていると思いました。 課題3: 論理療法と行動療法の特徴を語ることで、双方の守備範囲がわかるようになっています。行動療法が二つの条件づけを利用していることも明示してあることもすばらしい。二つの両方に欠けているところ、双方が補い合っているところが書かれていて、とてもよい解答になっています。
14点差し上げます。
課題1: この情報がどうして必要なのかを説明したほうがいいと思います。アセスメントとして、どうしてこういう生理学的な手法をとるのかを書くのが先ではないかと思います。 課題2: あなたが期待する結果を出すには、言動から無意識領域のことを察知する卓越した能力を持った人が行なう必要があるでしょう。また集団面接のデメリットもあるはずです。皆の前で本心が語れる人ばかりではない。このへんへの気づきも必要ではないかと。 課題3: 冒頭で認知行動療法に触れたところから、論理療法、行動療法について説明していっていますが、この流れの論理がよくわかりません。冒頭では、認知行動療法が論理療法と行動療法の統合であるというようなことを述べたほうがいいと思います。 「出来事と自分の感情の間にある、その時とった自分の行動や、考えたこと」とはどういうことでしょうか。「そのネガティブなものからくる不適切的習慣を排除しようとする行動療法」では認知行動療法となってしまい、行動療法でないように思えます。 二つの両方が役割分担をしていることはわかりますが、どう補い合っているかは書かれていないように見えます。
課題2: 対面しないことをメリットしてあげていると思いますが、どうしててですか。対面しないことのデメリットもありますね。防衛規制については、直前の方へのコメントを参考にしてください。 課題3: 両者はどのように補い合っていえると言えますか。
課題2: 欠点を指摘した上で対処法を考えるのはいいアイデアですね。ところでこれら二つの対処策は、防衛機制対応ですか。一つ目の対処策は、正直に書いてくれることが前提となっていないでしょうか。防衛規制によって本心を答えないのだとすると、この対処は有効でしょうか。二つ目も同様です。伝えるだけで防衛規制が働かなくなるのかという疑問があります。それよりも、質問紙法は、質問を事前に決めておかないといけないこと(その人の問題になっていそうなことを想定しておかないといけない)、決めた質問以外をすることができないことのほうが重要な問題ではないかと思います。
課題1: 「うつ療、パニック障害といった患者ごとに治療方法を確立することをめざし、着実な成果を上げている」ことはどうして必要な情報なのですか。 認知行動「医療」というキーワードはないですよ。 課題2: 「対象人数が少なくなってしまう」と言いますが、必要な学生には面接しないといけないので、「時間が多くかかる」というべきです。これ以降の部分は課題文で示した状況に適合していないと思います。 課題3: どのように補い合っているのですか。
6点差し上げます。
課題1: 自傷行為についての理解は深まるでしょう。ただ教科書の書き方は、自傷行為の理解を深める方向にはなっていないことは把握してください。応用行動分析では、何が強化子になっているかを突き止めることが肝心なのですが、これが難しいよということをいうため、たまたま自傷行動を出した方がだけです。 課題2: 相手の行動から真偽を読み取るのは難しいと思いませんか。面接者の高い技量が要求されるでしょうね。集団で面接すると、言いたいことが言えなくなってしまいませんか。
課題1: 「自律訓練法で身に着けた弛緩反応によって減弱させる」という教科書の内容を補足するのはよいと思います。書き方に工夫が必要ですね。「適度な心身の弛緩した状態、ゆったりとくつろいだ状態が、自力で得られるようになる」としか書いてありませんが、どうやってここに至るのですか。これでは方法を示したことにならないのでは。 課題2: 「研究の対象人数が減る」というのをここであげるのは変ではありませんか。問題のある学生は面接しないといけない。「先生から生徒への状況の把握が困難になるので、課題を放置する人が増え」というのは、問題学生からの情報収集とどういう関係がありますか。「その人をどうにかしようとしても難しい」とありますが、どうにかするのはこの課題では問われていません。あくまで情報収集について尋ねています。 課題3: 「考えを変えるのは容易ではない」というのは教科書に書いてある通りですね。「系統的脱感作法などの行動療法で少しずつ」、何を変えるのですか。この文だと「歪んだ認知」「考え」になります。それだと行動療法になりません。そのあとには二つの両方の棲み分けが正しく書かれていますが、論理が一貫しているように見えない書き方になったのは惜しいです。 こういうサイトを参照するのは好ましくありません。理由はこれまで繰り返し述べてきました。
課題1: 「科学的手法によって裏付けられた」とは書いてありますね。この方向での情報なら教科書の主旨に適合するでしょう。あなたの提供の仕方だと、どうしてその情報が有益なのかがわかりにくく、もったいないです。 課題2: 一人一人質問を変える必要があるのはどうしてですか。逆に、同じように質問することの意味はありませんか。 「紙面法」? 複数の面接者を配置しないといけないのでは効率が悪いのでは?
課題1: どうしてそういう情報が必要なのかを書く必要があります。情報を増やせばいいというわけではないことは、繰り返し述べてきました。教科書では質問法は心理アセスメントの方法として挙げられています。心理アセスメントとは180ページ冒頭に「正確に知る作業」あるので、この視点での情報提供が適切です。「解釈に検査者の主観が入りにくい」こと、「回答の信頼性と妥当性」がこの視点に合致します。ここが中心になっているということを意識した書き方だともっとよかったと思います。 この記事の学術的信用性は、どのように担保されていますか。「参考文献」という書き方は、「この記事のどこかで参考にした」という不親切な書き方です。記事のどの部分がどの文献に裏付けられているかという書き方をしなければならず、その場合は「引用文献」となり、かつ記事の中にもどういう文献に裏付けられているかが書かれるはずです。 課題2: 「無意識が面接法によって知れる」というようなことを言っていますか。教科書にそのようなことが書いてありますが、これは適切でない考え方ではないかと、資料に載せてあります。読んでくれましたか。
課題1: 書き方に工夫が必要です。情報のどこが主張したいことの根拠になるのかを説明する書き方でないと、「これをよめばわかる」という不親切、あるいは誤解を招く説明になります。 課題2: よいと思います。
7点差しあげます。
課題1: 「人の心境を見極める側の大変さ」ではなく「正確に知る作業の大変さ」と言ったほうがいいと思いました。 こういうページを論拠にしてはいけません。理由はこれまで繰り返し述べた通りです。 課題2: 面接法が無意識を探る方法だという教科書の言い方には資料で注釈を加えました。読んでくれましたか。 課題3: 「柔らかくするためのお手伝い」という表現をはじめとして、学術的でない表現が散見されます。利用した資料の問題でしょうか。こういうページを論拠にしてはいけません。理由はこれまで繰り返し述べた通りです。
課題1: 自傷行動は「不適切な行動」ですよ。起こしたら困りませんか。だから治療の対象になるのです。「不適切な行動」とは、治療したほうがいいという意味で、偏見ではありません。 課題2: 短所が書かれていないですよ。
課題2: 会話だとどうして「より深く相手への理解が深ま」るのですか。「面接を通して相手の意識」が知れるのはどうしてですか。
3点差し上げます。
課題1: 「あまり書いていない」のには理由があるからです。あなたの情報の内容はその通りなのですが、それがどうして必要なのかを書くべきです。 課題2: 「声に表せない内容を紙に書くことができる」というのは本当でしょうか。声に表せないのであれば、文字にもできないのでは。 課題3: 両者はどう補い合っているのですか。それぞれが何をやっているかはわかりました。「思考と行動の相互作用に注目し、ネガティブな考えをポジティブに変換し、健康的な変化を促す」では、「相互作用」の中身がわからないし、「ネガティブな考えをポジティブに変換」だと論理療法そのままだし。
課題1: その情報より前に、エビデンスベースドとは具体的にどういうことかを述べたほうがいいように思います。それがわからないとあたなの情報もわからないと思う。出典はどこですか。 課題2: 情報採取の方法を考えてほしいという課題です。改善策を尋ねているのではありません。
課題1: 「科学的手法によって裏付けられた」とは書いてあります。それが批判している対象はあなたが述べた通りですが、エビデンス・ベースド・アプローチ自体の説明ではないですね。「・・・ではない」と言っていることなので。 課題2: 顔を見れば真意はわかりますか。どうして?
課題1: この補足自体はよいのですが、参照した記事に少々問題ありです。どうしてかはこれまで述べてきた通りです。専門家の意見ではありますが、「専門家の意見」というのはエビデンスの質としては低いレベルのものです。 課題2: なぜ面接法をすると「授業に対しての関心やこれからの行動がある程度出てくる」のか、説明がほしいと思いました。非言語的情報が採取できるからですか。まとめて面接したら、言いたいことが言えなくなるのでは。
課題1: 性格検査の種類を細かく紹介するのは、この章の役目ではないと考えているのだと思います。MMPIが挙げられているのも他の章で紹介されたからでしょう。 課題2: 質問する方法が決まっている、とは? 質問項目が決まっているという意味ですか。 課題3: 「歪んだ認知に起因して生じる行動を修正する」のは行動療法ではなく、認知行動療法だと思います。行動療法には「認知」という考え方はないのでは? だから「考えを変える」という発想もありまん。
課題1: 質の高さについては、もう少し細かい分類とそれぞれの特徴があります。最も質が高いと言われているものが何かご存知ですか。結構知っておいてもよい知識だったりします。 課題2; 理由をこちらで用意して選択してもらう方法にすれば、社会的望ましさによるバイアスは払拭できるのですね。
8点差し上げます。
課題2: 長所、短所ともその通りだと思います。短所として、これだけのデータを観察法で得るためには結構な労力がかかるのではないかという懸念を思いついたのですが、どうですか。
課題1: 観察法にも信頼性と妥当性の問題があることを指摘できたのはよかっと思います。欲を言えば、どこが妥当性の、あるいは信頼性の問題なのかが明確にされているとよかったと思います。
4点差し上げます。
課題2: 短所についてはその通りなのですが、聞き手による「主観的な情報の偏り」とはどういうものなのかを聞きたかったです。発問方法ですか。そうであれば、これを防止する措置を指摘する方策を考えることができ、そこまで書いてくれるととてもよい提案になると思いました。
課題1: 二次障害については説明がなかったですね。重要な概念なのですが。
「「この人にはこういう教え方をする(障害があるから)」という意見が普通ではない」とありますが、「普通」かどうかではなく、そは障害が可視化されていることだから課題の主旨に沿っていないということです。 「先生が障害だとわかる」ということは、その人の可視化されているということです。たとえば、アクティブラーニングにすると多動が不可視化するという場合、「多動の子がいるから、先生がアクティプラーニングをする」のではなく、アクティプラーニングが常態であれば、そもそも多動かどうかはわからないし、問題にならないという視点で見てほしいのです。 多様性とか価値観については課題でも取り上げましたね。理想としてはその通りなのですが、実際にはうまくいかない現実があります。その根本にあるものは何か、そこを見つめずに理想だと語ってしまうと、状況は少しもよくならないのではないかと思います。多様性にどうして受け入れ難い部分があるのかをよく考えないといけないですね。
課題1 面接法と投影法の追加情報です。 教科書では「~面接法として用意されている。例えば~投影法とも呼ばれている」と書いてある。投影法は面接法の一つという誤解された可能性があるため、情報追加する。 面接法には、3つの種類がある。構造化面接は質問内容があらかじめ設定されている。非構造化面接は質問内容をあらかじめ設定しない。半構造化面接は質問は多少設定するが順序や尋ね方は対話の流れで変更可。 性格検査は「質問紙法」・「投影法」・「作業検査法」の3つに分類できる。 出典:https://sinri-text.com/assessment/ 課題2 目的は授業内容の改善だとすれば、不記名式の質問紙法がいいと思う。不記名だから、先生に悪い印象を残るとかの心配がなく、質問を設定するときに「10文字以上書いていただければ助かります」のようなもの書いて、詳しく書いてもらえると思う。面接法だとすれば、「なんで私の授業がちゃんとやっていないの」というような恐怖がある。本気の理由ではなく、嘘をつく可能性がある。観察法だとすれば、いつ、だれなどを決めないといけない、そして分析にもすごく時間かかると思う。
「心の問題へのアプローチ」への採点対象となる投稿は締め切りました。これで今学期の授業は終了です。ここまでで30点以上獲得した方は「最終レポート」に進むことができます。moodleを注意していてください。お疲れ様でした。
12章 心の問題へのアプローチ 追加 1.二次障害の補足情報 二次障害は、家庭や学校などの環境と発達障害の特性のミスマッチによって困りごとが生じ、それらが蓄積することが原因と言われています。 リンク 教科書には発達障害などで二次障害をつくらないことも肝要であると書かれているため、二次障害がどのような原因で起きるのか詳しく知ることができたほうがいいと思い補足しました。
12章 ・課題1 私は質問紙法を取り上げます。教科書の説明では質問紙法は回答を調節しやすいため面接法に劣っているような印象を受けた為です。 今回私が引用する「児童福祉機関における思春期児童等に対する心理的アセスメントの導入に関する研 究」という論文ですが、この研究の際に用いられた質問紙法は、虐待の可能性のある子どもを調べる目的があり、児童相談所の職員に対して子どもの行動観察のチェックリストを記入させる形でした。この論文ではこのチェックリストにさらに、家族、学校 、地域から得られた情報や医学診断を総合して「総合評価」に至るように構成された「虐待を受けた子 どもの心理診断プロトコル」が作成されました。 質問紙法は確かに検査者の特徴や場所による違いが出にくい方法ではありますが、最終的な判断に必要な情報を網羅する事は難しいため、他の情報源を組み合わせて判断の材料とするのが適切であると補足します。 参考(https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/2005/057021/200500392B/200500392B0001.pdf) ・課題2 私は面接法を取り上げます。質問紙法を用いた場合、講義に参加しない理由をほとんど「面倒だから」という理由で済ませてしまい、その奥にある根源的な理由にたどり着けないと考えたからです。 質問紙法では予め質問内容が決まっており、回答者の答えに対してさらに質問するといったことが出来ません。その点面接法であれば、「面倒くさい」の先にある何が面倒なのかや、難しく感じることは何なのかを聞き出す事が出来ます。紙面での回答では回答者は自分の考えに向き合うことすら面倒に感じて、ありきたりな答えに逃げてしまうかもしれません。面接官が目の前に居て質問されれば質問者の顔が見えない時よりもより真剣に回答しなければと思わせる事ができると考えます。 ただ、講義にすら参加しない学生を面接に呼んだところでそもそも面接に応じて貰えないという可能性は大いにあると思います。
課題1:光トポグラティについて補足する。光トポグラフィ(near-infrared spectroscopy; NIRS)検査は,近赤外光を用いて脳内のヘモグロビンの濃度変化を測定する検査法である。また、光トポグラフィ検査は、他の生理学検査と同様に検査に対する被験者の理解と協力が重要である。そのためには検査の説明を丁寧に行う必要がある。検査では近赤外光を照・受光するプローブを前頭部に装着し、キャップの紐を後頭極の下部でしっかりと結び止めることによりプローブを 固定するが、それでもプローブの先端は動き易いため体動などの影響により波形にノイズが混入することがある。波形のノイズは結果判読の際に誤判読の原因となるためノイズの入らないような検査手技が要求される。 このことから、教科書には光トポグラティについて信頼性と妥当性がチェックされているとある。しかし、検査に対する被験者の理解と協力が必要なことや、データは必ず正確なわけではなく何らかの刺激で不正確になることもある。この情報で光トポグラフィだけで診断をせず、あくまで検討材料であるという情報が教科書理解に貢献できると思った。 出典:国立精神・神経医療研究センター病院年.齊藤友里香:「第 2 章 光トポグラフィ(2017)66 巻 J-STAGE-2号 p.9 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jamt/66/J-STAGE-2/66_17J2-12/_pdf/-char/ja
課題2:「この授業に参加しない学生」が、どうして授業に参加しないのかを調べるために、「質問法」を使えばよいと思った。質問法には解釈に検査者の主観が入りにくいという利点がある。また、短所には資料にもあるように本心を隠し、事実と異なった回答を得てしまう危険がある。さらに、回答者(クライエント)が、防衛機制によって無意識的に、本当の自分の心の問題を隠してしまう可能性もある。しかし、「どうして授業に参加しないか」というのはほとんどが自分の意志で決めた事実である。自分の意志で参加しないと決めた事実がある以上、ばれる嘘はつかない方がいいという心理から授業に参加していないのに参加しているに〇をつけることはないと思います。これらの理由から、私は質問紙法を使いう。
課題3:認知行動療法には不条理な信念を修正するという目的があります。例えば、自分は人並み以上に仕事ができると認知している人が上司に怒られるとします。この状況で自責的な考えになる人であれば、「自分は仕事ができるはずなのにおかしい」、「あれは偶然だった」など事実を隠そうとします。しかし、そこに根拠がない場合、自分の認めたくない事実が確信に変わらないか不安な時間を過ごすことになります。仕事ができるという自己概念をよしとするからこそ、この時間が最大のストレスであり、鬱病への道のりなのではないかと思います。このようなストレスから脱却するため、難しい仕事ばかりに挑戦せず、簡単な仕事からもう一度ゆっくり始めてみる。このように具体的な行動を変える行動療法をする。また、自分より優秀な人が同じ課題に苦戦するだろうから自分にも難しい課題だと思う。このような信念の修正する理論療法を使用してするなどして、不条理な信念からくるストレスを軽減させるのが認知行動療法です。
12章 課題2 私は面接法を選ぶ。 面接法は長所は、面接の人の感情、意見、経験に深くアクセスし、非言語情報も収集できる。面接の人の表情、ジェスチャー、声の調子などから追加の洞察を得え、その心理をより深く理解できる。なぜ参加しないの説明や質問が適切な理解可能、これにより、誤解や混乱を回避することができる。 短所は、個人の主観的な回答に依存するため、すべての人を満足するのは困難的。面接両方の都合をあうため、他の手法に比べて時間と労力がかかることがある。 面接法は、授業に参加意欲低い人と直接に話を行い、リッチな情報が得られる。授業に何もしない人にの質問が柔軟で自由な対話でき、学生に圧力を減らし、先生の側も誤解や混乱を回避することができる。そして、その結果を基に学生に対する個別のサポートやアドバイスを提供しなどの方法で改善できる。 課題3 「論理療法」は思考の変容を通じて心理的な問題に対処し、「行動療法」は具体的な行動の変化を通じて問題に対処する。これらを組み合わせた「認知行動療法」は、感情や行動、思考の相互作用に総合的にアプローチし、効果的な治療手法とされている。「論理療法」(内部)+「行動療法」(外部)=「認知行動療法」
課題1: 「投影法は面接法の一つという誤解」は資料で指摘しました。その理由も。あなたの提供情報は、この誤解の修正とはなっていないと思うのですが。
本の要約記事を典拠とするのはやめたほうがいいです。これまでに何回か理由は説明しました。
課題2: 「特定の学生の改善」を目的にした書き方にしたはずですが、特定の学生を特定せずに授業を改善するという目的に読めましたか。そこはすみません。
10文字でどういう情報が取れるとは思いませんが、無記名にすると抵抗も無くなる代わりに、真面目に書かないという危険も生まれます。授業への取り組みに問題がある学生であればなおさらかと。「「なんで私の授業がちゃんとやっていないの」というような恐怖」とは、尋ねる側の恐怖ですか。質問紙法だって嘘をつく可能性はありますよ。
採点締め切りを過ぎていますよ。
課題1: 二次障害は教科書でほとんど説明がないので、追加情報は必要でしょう。記事そのままの抜き書きなので、具体的に説明したほうがいいですね。そのまま抜くのであれば、その少し前の部分「発達障害の特性によって、学習の遅れや対人関係がうまくいかず、学校で孤立するなどの状況」になる、というところの方がいいかも。
この記事は「専門家の意見」ですね。引用文献が明示されておらず、学術的信用性があると想定しないほうがよいです。
2点差し上げます。
課題1: 質問紙法にかかわるどういう情報を提供したかったのでしょう。冒頭の書き出しから、質問紙法に優れた点があるという意見が出されるのかと思いました。「他の情報源を組み合わせて判断の材料とするのが適切」という結論だと、食い違ってしまうのでは。
課題2: 自然に質問を決めにないといけない、決めた質問以外尋ねられないという質問紙法の欠点がしっかりと指摘されています。面接法だとそこは克服できますね。面接に応じない可能性はありますが、それなら他の方法でも同じかもしれないですね。対象者の日常行動を観察法によって見張るというなら違うでしょうが。面接の場面で正直に答えてくれるかということも心配したほうがいいですね。
7点差し上げます。
課題1: 「検査に対する被験者の理解と協力が必要なことや、データは必ず正確なわけではなく何らかの刺激で不正確になる」ことは他の検査でも同様です。「信頼性と妥当性がチェックされている」のであって、「確立されている」とは書かれていません。あなたのような指摘も、そのチェックのひとつです。そのチェックの内容を提供したということですね。
課題2: どうして授業に参加しないかを知りたい情報収集で、参加したかどうかのレベルで嘘をつかれないようにするにはという話をされても、「知りたいのはその先」と言われるのではないでしょうか。
課題3: 冒頭から認知行動療法の説明が始まっていますが、途中で行動療法の話になっています。整理して書いた上で、両者がどう補い合っているかを明確にするといいですね。
9点差し上げます。
課題2: なぜそういう長所となるのかを併せて書くともっとよかったと思います。
課題3: それは役割分担ですね。これまでのコメントを参照してください。
6点差しあげます。
課題2: 対象者となる学生たちがどういう状況であるか、どういうことら配慮して情報を得ればよいのかが考えられていて、とても説得的だと思います。
課題1: DとEについてはおっしゃる通りです。Dについては図12.3には書かれているのに、本文での解説がないですね。オペラント条件づけについては2章で語られていることもあり、ここでは説明を省略したのかもしれないですね。ABC分析も図2.5およびその周辺の説明が該当しています。なお行動療法にはレスポンデント条件づけを応用したものもあり、一例として系統的脱感作は教科書に載っているのでご注意を。論理療法については図の内容程度は説明しておくこと、行動療法については2章の該当部分を示すことでよいのではないかと思います。
課題3: 「事例を論理療法的に考えるためには、何が起きたかを明確にする必要がある」。そして「ここで行動療法」を用いるのはどうしてですか。論理療法では「信念」を突き止めないといけないはずです。「論理療法」は「行動療法」の間違いですか。「論理療法は指針と直面、行動療法は分析と適応を担っている」のに、どうして直面の時に「ABC分析を試みる」のですか。最初の部分がちょっとよくわからないです。
この書き方だと、二つの両方が役割分担をしていることはわかりますが、どう補い合っているかがわかりにくいです。
ちなみにスキナーの応用行動分析では、論理療法でいう「信念」は「私的出来事」としての「行動」と位置づけられており、応用行動分析の範囲でコントロール可能と想定されています。すなわち論理療法は不要なのです。「認知」という概念も。気になったら、「行動理論への招待」(大修館書店)という本を読んでみてください。
16点差し上げます。
他の受講生の質問に解答してくれてありがとう。支援方法としての解答としては適切かと思います。課題の主旨は障害の不可視化でしたが、質問者の方は支援方法について知りたがっていたので、これでよいと思います。
5点差し上げます。
課題2: 他の方法と比べて、それらの欠点が克服されている理由、優れている点が述べられていて、とてもよい書き方だと思います。この課題で想定している状況(対象者がさほど多くない)に言及している点もいいですね。これが当たっているかどうかはともかく、こういう状況が考えられると、考察の範囲を拡げたことに価値があります。「被験者の態度や表情をなどからも多くのデータを取ることができる」ことから、観察法のメリットも含むことがわかります。面接法のよさが説得的に語られていると思いました。
課題3: 論理療法と行動療法の特徴を語ることで、双方の守備範囲がわかるようになっています。行動療法が二つの条件づけを利用していることも明示してあることもすばらしい。二つの両方に欠けているところ、双方が補い合っているところが書かれていて、とてもよい解答になっています。
14点差し上げます。
課題1: この情報がどうして必要なのかを説明したほうがいいと思います。アセスメントとして、どうしてこういう生理学的な手法をとるのかを書くのが先ではないかと思います。
課題2: あなたが期待する結果を出すには、言動から無意識領域のことを察知する卓越した能力を持った人が行なう必要があるでしょう。また集団面接のデメリットもあるはずです。皆の前で本心が語れる人ばかりではない。このへんへの気づきも必要ではないかと。
課題3: 冒頭で認知行動療法に触れたところから、論理療法、行動療法について説明していっていますが、この流れの論理がよくわかりません。冒頭では、認知行動療法が論理療法と行動療法の統合であるというようなことを述べたほうがいいと思います。
「出来事と自分の感情の間にある、その時とった自分の行動や、考えたこと」とはどういうことでしょうか。「そのネガティブなものからくる不適切的習慣を排除しようとする行動療法」では認知行動療法となってしまい、行動療法でないように思えます。
二つの両方が役割分担をしていることはわかりますが、どう補い合っているかは書かれていないように見えます。
7点差し上げます。
課題2: 対面しないことをメリットしてあげていると思いますが、どうしててですか。対面しないことのデメリットもありますね。防衛規制については、直前の方へのコメントを参考にしてください。
課題3: 両者はどのように補い合っていえると言えますか。
5点差し上げます。
課題2: 欠点を指摘した上で対処法を考えるのはいいアイデアですね。ところでこれら二つの対処策は、防衛機制対応ですか。一つ目の対処策は、正直に書いてくれることが前提となっていないでしょうか。防衛規制によって本心を答えないのだとすると、この対処は有効でしょうか。二つ目も同様です。伝えるだけで防衛規制が働かなくなるのかという疑問があります。それよりも、質問紙法は、質問を事前に決めておかないといけないこと(その人の問題になっていそうなことを想定しておかないといけない)、決めた質問以外をすることができないことのほうが重要な問題ではないかと思います。
5点差し上げます。
課題1: 「うつ療、パニック障害といった患者ごとに治療方法を確立することをめざし、着実な成果を上げている」ことはどうして必要な情報なのですか。
認知行動「医療」というキーワードはないですよ。
課題2: 「対象人数が少なくなってしまう」と言いますが、必要な学生には面接しないといけないので、「時間が多くかかる」というべきです。これ以降の部分は課題文で示した状況に適合していないと思います。
課題3: どのように補い合っているのですか。
6点差し上げます。
課題1: 自傷行為についての理解は深まるでしょう。ただ教科書の書き方は、自傷行為の理解を深める方向にはなっていないことは把握してください。応用行動分析では、何が強化子になっているかを突き止めることが肝心なのですが、これが難しいよということをいうため、たまたま自傷行動を出した方がだけです。
課題2: 相手の行動から真偽を読み取るのは難しいと思いませんか。面接者の高い技量が要求されるでしょうね。集団で面接すると、言いたいことが言えなくなってしまいませんか。
5点差し上げます。
課題1: 「自律訓練法で身に着けた弛緩反応によって減弱させる」という教科書の内容を補足するのはよいと思います。書き方に工夫が必要ですね。「適度な心身の弛緩した状態、ゆったりとくつろいだ状態が、自力で得られるようになる」としか書いてありませんが、どうやってここに至るのですか。これでは方法を示したことにならないのでは。
課題2: 「研究の対象人数が減る」というのをここであげるのは変ではありませんか。問題のある学生は面接しないといけない。「先生から生徒への状況の把握が困難になるので、課題を放置する人が増え」というのは、問題学生からの情報収集とどういう関係がありますか。「その人をどうにかしようとしても難しい」とありますが、どうにかするのはこの課題では問われていません。あくまで情報収集について尋ねています。
課題3: 「考えを変えるのは容易ではない」というのは教科書に書いてある通りですね。「系統的脱感作法などの行動療法で少しずつ」、何を変えるのですか。この文だと「歪んだ認知」「考え」になります。それだと行動療法になりません。そのあとには二つの両方の棲み分けが正しく書かれていますが、論理が一貫しているように見えない書き方になったのは惜しいです。
こういうサイトを参照するのは好ましくありません。理由はこれまで繰り返し述べてきました。
7点差し上げます。
課題1: 「科学的手法によって裏付けられた」とは書いてありますね。この方向での情報なら教科書の主旨に適合するでしょう。あなたの提供の仕方だと、どうしてその情報が有益なのかがわかりにくく、もったいないです。
課題2: 一人一人質問を変える必要があるのはどうしてですか。逆に、同じように質問することの意味はありませんか。
「紙面法」? 複数の面接者を配置しないといけないのでは効率が悪いのでは?
5点差し上げます。
課題1: どうしてそういう情報が必要なのかを書く必要があります。情報を増やせばいいというわけではないことは、繰り返し述べてきました。教科書では質問法は心理アセスメントの方法として挙げられています。心理アセスメントとは180ページ冒頭に「正確に知る作業」あるので、この視点での情報提供が適切です。「解釈に検査者の主観が入りにくい」こと、「回答の信頼性と妥当性」がこの視点に合致します。ここが中心になっているということを意識した書き方だともっとよかったと思います。
この記事の学術的信用性は、どのように担保されていますか。「参考文献」という書き方は、「この記事のどこかで参考にした」という不親切な書き方です。記事のどの部分がどの文献に裏付けられているかという書き方をしなければならず、その場合は「引用文献」となり、かつ記事の中にもどういう文献に裏付けられているかが書かれるはずです。
課題2: 「無意識が面接法によって知れる」というようなことを言っていますか。教科書にそのようなことが書いてありますが、これは適切でない考え方ではないかと、資料に載せてあります。読んでくれましたか。
6点差し上げます。
課題1: 書き方に工夫が必要です。情報のどこが主張したいことの根拠になるのかを説明する書き方でないと、「これをよめばわかる」という不親切、あるいは誤解を招く説明になります。
課題2: よいと思います。
7点差しあげます。
課題1: 「人の心境を見極める側の大変さ」ではなく「正確に知る作業の大変さ」と言ったほうがいいと思いました。
こういうページを論拠にしてはいけません。理由はこれまで繰り返し述べた通りです。
課題2: 面接法が無意識を探る方法だという教科書の言い方には資料で注釈を加えました。読んでくれましたか。
課題3: 「柔らかくするためのお手伝い」という表現をはじめとして、学術的でない表現が散見されます。利用した資料の問題でしょうか。こういうページを論拠にしてはいけません。理由はこれまで繰り返し述べた通りです。
5点差し上げます。
課題1: 自傷行動は「不適切な行動」ですよ。起こしたら困りませんか。だから治療の対象になるのです。「不適切な行動」とは、治療したほうがいいという意味で、偏見ではありません。
課題2: 短所が書かれていないですよ。
5点差し上げます。
課題2: 会話だとどうして「より深く相手への理解が深ま」るのですか。「面接を通して相手の意識」が知れるのはどうしてですか。
3点差し上げます。
課題1: 「あまり書いていない」のには理由があるからです。あなたの情報の内容はその通りなのですが、それがどうして必要なのかを書くべきです。
課題2: 「声に表せない内容を紙に書くことができる」というのは本当でしょうか。声に表せないのであれば、文字にもできないのでは。
課題3: 両者はどう補い合っているのですか。それぞれが何をやっているかはわかりました。「思考と行動の相互作用に注目し、ネガティブな考えをポジティブに変換し、健康的な変化を促す」では、「相互作用」の中身がわからないし、「ネガティブな考えをポジティブに変換」だと論理療法そのままだし。
7点差し上げます。
課題1: その情報より前に、エビデンスベースドとは具体的にどういうことかを述べたほうがいいように思います。それがわからないとあたなの情報もわからないと思う。出典はどこですか。
課題2: 情報採取の方法を考えてほしいという課題です。改善策を尋ねているのではありません。
3点差し上げます。
2点差し上げます。
課題1: 「科学的手法によって裏付けられた」とは書いてあります。それが批判している対象はあなたが述べた通りですが、エビデンス・ベースド・アプローチ自体の説明ではないですね。「・・・ではない」と言っていることなので。
課題2: 顔を見れば真意はわかりますか。どうして?
5点差し上げます。
課題1: この補足自体はよいのですが、参照した記事に少々問題ありです。どうしてかはこれまで述べてきた通りです。専門家の意見ではありますが、「専門家の意見」というのはエビデンスの質としては低いレベルのものです。
課題2: なぜ面接法をすると「授業に対しての関心やこれからの行動がある程度出てくる」のか、説明がほしいと思いました。非言語的情報が採取できるからですか。まとめて面接したら、言いたいことが言えなくなるのでは。
5点差し上げます。
課題1: 性格検査の種類を細かく紹介するのは、この章の役目ではないと考えているのだと思います。MMPIが挙げられているのも他の章で紹介されたからでしょう。
課題2: 質問する方法が決まっている、とは? 質問項目が決まっているという意味ですか。
課題3: 「歪んだ認知に起因して生じる行動を修正する」のは行動療法ではなく、認知行動療法だと思います。行動療法には「認知」という考え方はないのでは? だから「考えを変える」という発想もありまん。
6点差し上げます。
課題1: 質の高さについては、もう少し細かい分類とそれぞれの特徴があります。最も質が高いと言われているものが何かご存知ですか。結構知っておいてもよい知識だったりします。
課題2; 理由をこちらで用意して選択してもらう方法にすれば、社会的望ましさによるバイアスは払拭できるのですね。
8点差し上げます。
課題2: 長所、短所ともその通りだと思います。短所として、これだけのデータを観察法で得るためには結構な労力がかかるのではないかという懸念を思いついたのですが、どうですか。
5点差し上げます。
課題1: 観察法にも信頼性と妥当性の問題があることを指摘できたのはよかっと思います。欲を言えば、どこが妥当性の、あるいは信頼性の問題なのかが明確にされているとよかったと思います。
4点差し上げます。
4点差し上げます。
課題2: 短所についてはその通りなのですが、聞き手による「主観的な情報の偏り」とはどういうものなのかを聞きたかったです。発問方法ですか。そうであれば、これを防止する措置を指摘する方策を考えることができ、そこまで書いてくれるととてもよい提案になると思いました。
4点差し上げます。
課題1: 二次障害については説明がなかったですね。重要な概念なのですが。
4点差し上げます。
「「この人にはこういう教え方をする(障害があるから)」という意見が普通ではない」とありますが、「普通」かどうかではなく、そは障害が可視化されていることだから課題の主旨に沿っていないということです。
「先生が障害だとわかる」ということは、その人の可視化されているということです。たとえば、アクティブラーニングにすると多動が不可視化するという場合、「多動の子がいるから、先生がアクティプラーニングをする」のではなく、アクティプラーニングが常態であれば、そもそも多動かどうかはわからないし、問題にならないという視点で見てほしいのです。
多様性とか価値観については課題でも取り上げましたね。理想としてはその通りなのですが、実際にはうまくいかない現実があります。その根本にあるものは何か、そこを見つめずに理想だと語ってしまうと、状況は少しもよくならないのではないかと思います。多様性にどうして受け入れ難い部分があるのかをよく考えないといけないですね。
3点差し上げます。
8点差し上げます。
課題1
面接法と投影法の追加情報です。
教科書では「~面接法として用意されている。例えば~投影法とも呼ばれている」と書いてある。投影法は面接法の一つという誤解された可能性があるため、情報追加する。
面接法には、3つの種類がある。構造化面接は質問内容があらかじめ設定されている。非構造化面接は質問内容をあらかじめ設定しない。半構造化面接は質問は多少設定するが順序や尋ね方は対話の流れで変更可。
性格検査は「質問紙法」・「投影法」・「作業検査法」の3つに分類できる。
出典:https://sinri-text.com/assessment/
課題2
目的は授業内容の改善だとすれば、不記名式の質問紙法がいいと思う。不記名だから、先生に悪い印象を残るとかの心配がなく、質問を設定するときに「10文字以上書いていただければ助かります」のようなもの書いて、詳しく書いてもらえると思う。面接法だとすれば、「なんで私の授業がちゃんとやっていないの」というような恐怖がある。本気の理由ではなく、嘘をつく可能性がある。観察法だとすれば、いつ、だれなどを決めないといけない、そして分析にもすごく時間かかると思う。
「心の問題へのアプローチ」への採点対象となる投稿は締め切りました。これで今学期の授業は終了です。ここまでで30点以上獲得した方は「最終レポート」に進むことができます。moodleを注意していてください。お疲れ様でした。
12章 心の問題へのアプローチ
追加
1.二次障害の補足情報
二次障害は、家庭や学校などの環境と発達障害の特性のミスマッチによって困りごとが生じ、それらが蓄積することが原因と言われています。
リンク
教科書には発達障害などで二次障害をつくらないことも肝要であると書かれているため、二次障害がどのような原因で起きるのか詳しく知ることができたほうがいいと思い補足しました。
12章
・課題1
私は質問紙法を取り上げます。教科書の説明では質問紙法は回答を調節しやすいため面接法に劣っているような印象を受けた為です。
今回私が引用する「児童福祉機関における思春期児童等に対する心理的アセスメントの導入に関する研 究」という論文ですが、この研究の際に用いられた質問紙法は、虐待の可能性のある子どもを調べる目的があり、児童相談所の職員に対して子どもの行動観察のチェックリストを記入させる形でした。この論文ではこのチェックリストにさらに、家族、学校 、地域から得られた情報や医学診断を総合して「総合評価」に至るように構成された「虐待を受けた子 どもの心理診断プロトコル」が作成されました。
質問紙法は確かに検査者の特徴や場所による違いが出にくい方法ではありますが、最終的な判断に必要な情報を網羅する事は難しいため、他の情報源を組み合わせて判断の材料とするのが適切であると補足します。
参考(https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/2005/057021/200500392B/200500392B0001.pdf)
・課題2
私は面接法を取り上げます。質問紙法を用いた場合、講義に参加しない理由をほとんど「面倒だから」という理由で済ませてしまい、その奥にある根源的な理由にたどり着けないと考えたからです。
質問紙法では予め質問内容が決まっており、回答者の答えに対してさらに質問するといったことが出来ません。その点面接法であれば、「面倒くさい」の先にある何が面倒なのかや、難しく感じることは何なのかを聞き出す事が出来ます。紙面での回答では回答者は自分の考えに向き合うことすら面倒に感じて、ありきたりな答えに逃げてしまうかもしれません。面接官が目の前に居て質問されれば質問者の顔が見えない時よりもより真剣に回答しなければと思わせる事ができると考えます。
ただ、講義にすら参加しない学生を面接に呼んだところでそもそも面接に応じて貰えないという可能性は大いにあると思います。
課題1:光トポグラティについて補足する。光トポグラフィ(near-infrared spectroscopy; NIRS)検査は,近赤外光を用いて脳内のヘモグロビンの濃度変化を測定する検査法である。また、光トポグラフィ検査は、他の生理学検査と同様に検査に対する被験者の理解と協力が重要である。そのためには検査の説明を丁寧に行う必要がある。検査では近赤外光を照・受光するプローブを前頭部に装着し、キャップの紐を後頭極の下部でしっかりと結び止めることによりプローブを 固定するが、それでもプローブの先端は動き易いため体動などの影響により波形にノイズが混入することがある。波形のノイズは結果判読の際に誤判読の原因となるためノイズの入らないような検査手技が要求される。
このことから、教科書には光トポグラティについて信頼性と妥当性がチェックされているとある。しかし、検査に対する被験者の理解と協力が必要なことや、データは必ず正確なわけではなく何らかの刺激で不正確になることもある。この情報で光トポグラフィだけで診断をせず、あくまで検討材料であるという情報が教科書理解に貢献できると思った。
出典:国立精神・神経医療研究センター病院年.齊藤友里香:「第 2 章 光トポグラフィ(2017)66 巻 J-STAGE-2号 p.9 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jamt/66/J-STAGE-2/66_17J2-12/_pdf/-char/ja
課題2:「この授業に参加しない学生」が、どうして授業に参加しないのかを調べるために、「質問法」を使えばよいと思った。質問法には解釈に検査者の主観が入りにくいという利点がある。また、短所には資料にもあるように本心を隠し、事実と異なった回答を得てしまう危険がある。さらに、回答者(クライエント)が、防衛機制によって無意識的に、本当の自分の心の問題を隠してしまう可能性もある。しかし、「どうして授業に参加しないか」というのはほとんどが自分の意志で決めた事実である。自分の意志で参加しないと決めた事実がある以上、ばれる嘘はつかない方がいいという心理から授業に参加していないのに参加しているに〇をつけることはないと思います。これらの理由から、私は質問紙法を使いう。
課題3:認知行動療法には不条理な信念を修正するという目的があります。例えば、自分は人並み以上に仕事ができると認知している人が上司に怒られるとします。この状況で自責的な考えになる人であれば、「自分は仕事ができるはずなのにおかしい」、「あれは偶然だった」など事実を隠そうとします。しかし、そこに根拠がない場合、自分の認めたくない事実が確信に変わらないか不安な時間を過ごすことになります。仕事ができるという自己概念をよしとするからこそ、この時間が最大のストレスであり、鬱病への道のりなのではないかと思います。このようなストレスから脱却するため、難しい仕事ばかりに挑戦せず、簡単な仕事からもう一度ゆっくり始めてみる。このように具体的な行動を変える行動療法をする。また、自分より優秀な人が同じ課題に苦戦するだろうから自分にも難しい課題だと思う。このような信念の修正する理論療法を使用してするなどして、不条理な信念からくるストレスを軽減させるのが認知行動療法です。
12章
課題2
私は面接法を選ぶ。
面接法は長所は、面接の人の感情、意見、経験に深くアクセスし、非言語情報も収集できる。面接の人の表情、ジェスチャー、声の調子などから追加の洞察を得え、その心理をより深く理解できる。なぜ参加しないの説明や質問が適切な理解可能、これにより、誤解や混乱を回避することができる。
短所は、個人の主観的な回答に依存するため、すべての人を満足するのは困難的。面接両方の都合をあうため、他の手法に比べて時間と労力がかかることがある。
面接法は、授業に参加意欲低い人と直接に話を行い、リッチな情報が得られる。授業に何もしない人にの質問が柔軟で自由な対話でき、学生に圧力を減らし、先生の側も誤解や混乱を回避することができる。そして、その結果を基に学生に対する個別のサポートやアドバイスを提供しなどの方法で改善できる。
課題3
「論理療法」は思考の変容を通じて心理的な問題に対処し、「行動療法」は具体的な行動の変化を通じて問題に対処する。これらを組み合わせた「認知行動療法」は、感情や行動、思考の相互作用に総合的にアプローチし、効果的な治療手法とされている。「論理療法」(内部)+「行動療法」(外部)=「認知行動療法」