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F23104 2024/01/17 (水) 04:31:25 18825@7d254

12章 心の問題へのアプローチ
今回、流れ・読みやすさを重視するため、課題2を一番上に記載している。

課題2 私は面接法が良いと考える。
 面接法には、情報の量を確保することが難しいというデメリットが存在する。だが今回の被験者は「この授業に参加しない学生」である。彼らが+印象を持っているとは考えにくく、その講義に関係する研究への参加率も芳しくないと推察できる。そのため、上記のデメリットがあまり問題にならない。また、情報の量を確保できないなら、正確に調べるために質を重視するべきであり、この方針は面接法の質的情報の確保に長ける特徴に極めて適合的である。
 また、改善方法を考える上でも、直接対話が出来る点が大きなメリットとなる。改善案についての質問も直接可能であり、実情に沿った有効性のある改善方法を立案しやすい。
 質的情報の収集は観察法も秀でている。だが、「授業に参加しない」傾向が判断できるのは授業が数回は経過した後であり、「参加しなくなった」理由を測ることが難しい。仮説の検証のため、他の授業の出席具合などに行動目録法的に用いることもできる。だが、主軸として用いるには得られる情報があまりに限定的である。
 面接なら、質問紙法における面接調査はどうか、という意見も考えられる。だが、面接法と殆ど手間が変わらないにも関わらず得られる情報の質が低いため、今回の場合あまり適合的でないと考えられる。質問紙法を用いるとしても、観察法と同じく併用的にすべきであると考える。以上より、私は面接法が良いと結論づけた。

出典:中澤潤・大野木裕明・南博文(編). 心理学マニュアル 観察法 北大路書房
   加藤司(2008). 心理学の研究法 実験法・測定法・ 統計法 改訂版 北樹出版

課題1 論理療法 行動療法について情報提供を行う。
 論理療法には、論理情動行動療法という発展形が存在し、その治療までの経路をABCDE理論という。内容はA~Cまでは教科書の通りで、D:Dispute『不適応的な「結果(C)」をもたらした「非合理的信念(B)」について「(自己の内で)議論(D)」する』E:Effect (その効果がもたらされる)とされている。このDは教科書p188例のDと(恐らく意図されて)同一であり、例D:aの「外食は予定より100kcal多いだけ」から議論を始めるなら、「外食可能な柔軟性のある予定にすべき」などと結論づけ、外食(A)を「現実的に継続可能な予定立ての一助(E)」として捉えることが出来るようになる。
 行動療法は、不適応行動の原因をオペラント条件付けなどによる誤学習だと考える。よって治療においては、誤学習による問題行動を低減し、適切な行動の再学習をすることが目的となる。具体的にはABC分析があり、先行事象→標的行動→結果事象を考える。先の例において、ドカ食いを標的行動とする場合、流れは外食で食べ過ぎた→やけ食い→ダイエットに失敗(?)となる。是正を目指す場合、先行・結果事象のいずれかを変更することで標的行動の変容を目指す。

 これらの情報を提供した理由は「役に立つ」という12章と同様の視点での記載をすべきだと考えたからである。
12章のテーマは「心の問題とアプローチ」である。つまり、心理学という学問がどのように支援に活きるか、活かせるかを主軸とした章なのだ。実際、p186の系統学的脱感作法なども、それ自体の説明+有効性の説明がある。つまり、「認知行動療法」の枠組み内での説明であるならば、この2療法の各基本的説明を削ったとしても、それに絡めてそれぞれが認知行動療法において「どう役に立っているか」の視点での記載が有って良いと考えた。

課題3 認知行動療法において、論理療法は指針と直面、行動療法は分析と適応を担っている。
  以下に具体的な説明を順に記載する。
「指針」論理療法では、価値観の是正を試みる場合、人はABCDE理論とおおまかに同じ順路を辿るとされている。
 つまり、ABCDE理論自体が治療の方向性や患者の寛解度合いを測る指針として機能するのだ。
「分析」まず、事例を論理療法的に考えるためには、何が起きたかを明確にする必要がある。ここで行動療法を用いる。患者と話し合い、目標(是正したい行動)を定め、それを標的行動としたABC分析を行うのだ。
「直面」ABC分析を試みる、または完了した場合、なぜ先行事象から標的行動に移行したのか、当時の心理と直面することとなる。課題1-2のやけ食いの事例なら、「もう続けられないと思ったから」などに当たる。
「適応」最後に、そう思う自分がいる現実への適応がある。これが難しい場合、教科書にあるような系統的脱感作法などの行動療法を用いて、少しずつでも適応していくことを目指す。

 現実的な話も記述する。上記は厚生労働省のマニュアルを参考にしたのだが、そちらでは「分析」と「直面」に非常に大きいウエイトが置かれている。カウンセリングを必要とする多くの患者は、上記の流れを遂行できないほどの「出来事」にさらされている。故に、「何が起きたか」を分析するだけで強い負荷を受け、現実逃避的に歪めた回答をする、またはそもそも回答出来ない場合が多い。また、自身の「行動」そのものを受け入れる事が出来たとしても、その行動をした「当時の心理」を受け入れらないケースもある。先ほどのダイエットの事例の場合、実は「もう続けられない」ではなく、「もう続けたくない」と思っていたとしたら。その現実を受け入れることは「もう続けられない」と比にならない厳しさである。このように、実際の治療において、上記の4段階うち、指針~直面は何度も往復することとなる。また、あるタイミングで突然受容出来る事も少なくなく、その場合には段階を飛ばす事もある。

出典:心理学用語の用語集(2024年1月17日閲覧)
(ABC分析:https://psychologist.x0.com/terms/223.html)(ABCDE理論:https://psychologist.x0.com/terms/224.html)
   厚生労働省 心の健康 うつ病の認知療法・認知行動療法治療者用マニュアル(https://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/kokoro/dl/01.pdf)
   日本心理学諸学会連合 心理学検定局編,心理学検定基本キーワード改訂版,2022年,実務教育出版

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F23104 2024/01/17 (水) 04:28:11 18825@7d254

>> 1613流れが正しく汲み取れているか分かりませんが、「読字障害を持つ人が音読を要求される状況」への対応として、「事前の聴覚的サポート」以外に良い案があるか、という質問だと私は捉えました。

 具体案としては、「事前の視覚的サポート」があります。この方法では、教科書を挿絵の多い物に変更します。いわゆる漫画の様な形式です。そして更に「読み上げ」ではなく「要約」を先生には要求してもらいます。
 読字障害は音韻処理に問題が有るケースがあり、その場合聴覚的サポートでも理解が難しい場合があります。ですが絵などの文字情報を介さない形式であれば、そのような読字障害の場合でも意味の理解が可能です。ですが、特性上そのままの読み上げは厳しいため、行わないようにする事で対処しています。
 この方法も軽減するだけの案ではありますが、「事前の聴覚的サポート」と違い、「聴覚補助器具」という通常の生徒が持たない物ではなく「教科書」という通常の生徒も持つ物で支援を行う事で、学校という場により馴染むことが可能です。また、音韻処理に問題のある読字障害のケースにも対応できる方法のため、使い分ける形での利用が可能だと思われます。
 みんな同時に読むという案についてですが、障害表出の機会を増やす危険性があると思います。小中学校の合唱を思い出して貰えば分かると思うのですが、ある程度能力が全員有る場合の下手な音読は相当目立つと推察できます。

出典:(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscap/58/2/58_227/_pdf/-char/ja)

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F23071 2024/01/17 (水) 04:08:16 修正 afcc0@aefff

12章 心の問題へのアプローチ
課題2 私は、面接法が適切であると考えた。
 まず、質問紙法は、質問用紙を用意し、それを被験者に回答してもらい回収するという手順だ。質問紙法のメリットとして挙げられるのは、質問紙を用意し、それを回収するのみのため実施が簡単であることだ。実施が簡単であり、採点も容易なため、一度に多くのサンプルを確保することができる。しかし、デメリットとしては、自己報告に依存した採点結果のため、虚偽を排除する手段がないことだ。今回の課題で質問紙法を使う場合、恐らくこの課題における「学生」の人数は多くないため、質問紙法のメリットがなく、デメリットが残ってしまい、正確性に欠ける結果が出ると考えられる。したがって、質問紙法は不適切であると考えた。
 次に観察法のメリットとして挙げられるのは、視覚的に分かるデータが確保できることだ。この課題においては「なぜ」授業に参加しないのか。という原因が分かる行動が直接的に観察できるため、改善策を考えるには最も適切な方法である。例えば、一日の生活リズムが狂ってしまっていることが観察できたとすれば、生活リズムを正し、時間を有効に使えば参加する余裕ができるのではないか。のように、改善策を考えるにはいい方法だ。しかし、この観察法は、行動を観察することに重点を置いているため、内面的な部分を無視しているといえる。後にも述べているが、観察できないものによって、行動が変化することが説明されている。したがって、この観察法は改善策を考えるには最も適しているが、この課題の状況において正確性が欠けていると考えた。
 この課題2の状況において、大量のサンプルは不必要であり、内面的な部分も考慮しなければならないため、面接法が最も適しているのではないかと考えた。
 面接法のメリットとして、半構造化面接により、回答の意味を正確にするために質問を加えたり、枝分かれした質問をする面接ができる。面接法のデメリットとして挙げられるのは、面接者の年齢や性別に結果が左右されてしまうことだが、結果の左右は半構造化面接の枝分かれ質問などで解決する手段がある。また、被験者の態度や表情をなどからも多くのデータを取ることができるため、他二つの方法と比べて正確性が高い。さらに、面接で取れるデータが多いため、そのデータの独自性を上げることができる。つまり、被験者(学生)に対しての改善方法はより適切なものを考察できる。
 したがって、私は面接法における半構造化面接で情報を得るのが適していると考えた。
課題3
 まず、行動療法と論理療法について説明する。行動療法は、治療の焦点を患者の不適応行動にあて、学習理論に基づいて不適切な行動を変容または除去し、適応行動を獲得しようとする治療法だ。つまり、適切な学習が不足しているため不適応行動をする、あるいは不適切な行動を学習していると考えるものだ。一方論理療法は、人間の反応は出来事によってではなく、出来事を受け止める認知によって生じるとしている。つまり、人間に悩みをもたらすのは、出来事ではなく出来事をどう受け止めるかという認知であるということだ。
 行動療法は、学習とそれに基づく行動に焦点を当てているため、不適応行動はオペラント条件付けやレスポンデント条件付けなどに分類でき、各々の適切な技法により治療することができる。ただし、行動療法は視覚的に分かる行動のみを見ているため、内面的な部分である認知を完全に無視している。認知という視覚的に分からず、観測できないものに介入しない、さらに内観では主観的なので、客観的に観察できる行動に着目するというのは確かに合理的ともいえる。しかし、情動二要因理論により、観察できない認知によって「特定の」生理的興奮や行動が行われることが説明されている。つまり、認知を完全に無視した場合に説明できない事象が存在する。したがって、認知は客観的に観測できないが、それを完全に無視することは不適切である。その認知の部分について焦点を当てているのが論理療法である。
 論理療法は、受けた刺激から反応が起こっているのではなく、どう受け止めるかという認知の媒介過程により反応が生じるとしている。随伴性を考察する点では行動療法と共通している。論理療法は、行動療法が無視していた認知の部分について重視して考えているため、行動療法では説明がつかない部分を説明することができる。しかし、認知の部分に焦点を当てているこの療法は、行動療法と違い客観的に観測が難しいものを焦点としているため、客観的なデータを得ることが難しく、行動療法と比較して、結果的に主観的な評価になることが予見できる。
 行動療法の欠点である、説明できない事象が生じている事実を、論理療法の焦点である「認知」の部分で説明する。そして論理療法の欠点である、観測が難しく、データに頼らないため主観的な評価になる現象を、行動療法の「客観的、視覚的に観測できる」もので考えることで、両者の欠点を補いあい統合したものが認知行動療法であると考える。

出典 
日本心理学諸会連合 心理学検定局編(2022)「心理学検定基本キーワード改訂版」実務教育出版

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F23040 2024/01/17 (水) 02:29:53 5e543@b87e2

第15章 心の問題へのアプローチの課題

課題1 光トポグラフィについての追加情報
 光トポグラフィとは「近赤外線スペクトロスコピイ」のことで、近赤外線が生体を通過する際にヘモグロビンより吸収されることを活用して、生体の血液量を非侵襲的に測定する方法。光を頭皮に照射すると、光は頭部のさまざまな組織を散乱、吸収されながら伝播していく。頭皮に戻ってきた一部の反射光を検出し、照射光と検出光の値から脳活動に伴う相対的な血中ヘモグロビン濃度の変化を測定する。

 光トポグラフィというものがどのような検査法なのかが説明されていない。しかし、他の検査方法と同様に説明をすることで光トポグラフィというものの理解し、教科書の理解へ貢献できると考えた。

chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.jstage.jst.go.jp/article/jamt/66/J-STAGE-2/66_17J2-12/_pdf/-char/ja

課題2
 私は、面接法が良いと考える。面接法の長所は、無意識的な傾向(非言語的情報)を得ることができるところである。しかし、時間やかかってしまうことや面接者によって結果が異なる可能性などが短所としてあげられる。個人の面接だけでなく、知り合い同士での集団面接も併用して行えば、個人では思い出せない出来事が思い出せたり、当事者同士での事実関係の確認がとれたり、緊張が緩和され無意識的な傾向が出やすいと考える。個人面接だけでなく集団面接と併用して行えば、正確に調べることができると考えた。

課題3
 認知行動療法は、ある状況に出くわした時に、私たちが持つ感情と行動が、その状況をどうとらえるか(認知)によって影響を受けることに着目する。論理療法は、人の悩みは出来事そのものではなく、出来事の受け取り方によって生み出されるものであり、受け取り方を変えれば悩みはなくなるというのが基本的な考え方である。行動療法は、学習された患者の不適切的習慣である行動障害を排除しようとする考え方である。この二つは認知行動療法の治療のターゲットである出来事と自分の感情の間にある、その時とった自分の行動や、考えたことをターゲットとしている心理療法である。認知の仕方をネガティブなものから、ポジティブなものへ変える論理療法と、そのネガティブなものからくる不適切的習慣を排除しようとする行動療法は、お互いに補い合っているといえると考える。

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k20109 2024/01/17 (水) 02:22:01 e0b0d@5b600

第12章 心の問題へのアプローチ
課題2
質問紙法が適切であると考える。
理由は質問紙法では直接相手と対面せず、考えている事を自由に表現できると考えたからである。質問紙法では防衛機制が働き、本心を隠して解答をするというデメリットがあるが、質問紙に「授業に参加していない学生対象のアンケート」であることを明記することで、不満を解答させやすくなると考えたからである。

課題3
「認知行動療法」とは過度に自責的な物事の受け止め方を修正する「論理療法」と、ストレスを感じるような出来事が起こった時に引き起こされる恐怖反応を繰り返し訓練し、段階的に克服していく「行動療法」を組み合わせたもので、不合理な出来事が起こった時でも訓練したリラクセーションによってストレスを軽減し、自責的な考え方をさせないようにするという療法である。

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F23026 2024/01/17 (水) 01:44:05 4281f@a9577

12章 心の問題へのアプローチ
課題2
 私は質問紙法が良いと考えます。
 長所は多くのデータを客観的に得ることができ、時間を短くしやすいことです。ほかの手法だと調べる側の主観が入ってしまい回答する人達の意見を正確に汲み取ることが難しいと考えます。そして時間が長くかかってしまうものだと、あまり意欲的では無い人は正確に答えてくれなかったり、そもそも協力してくれない可能性があると考えました。
 短所は回答する側の防衛機制が働き、正確な答えを得ることができない可能性があることです。対処法として2つ挙げます。
 1つ目は選択肢と自由欄を設けることです。選択肢では参加しない理由に最も近しいものを選んでもらい、自由欄では授業に対する意見や感想などを書いてもらいます。選択肢を設ける理由は自分で考えて書くよりも歪みが生じにくくなるのではないかと考えたためです。自由欄を設ける理由は選択肢の中だけでは答えられなかった理由や授業に対して思っていることを書いてもらうことで新たな改善点が見つかる可能性があると考えたためです。
 2つ目はどんな回答をしても不利益はないと伝えることです。授業に対してマイナスな理由や適当な理由を言うことで評価などに響くかもしれないという不安がある状態で調査をしてしまうと回答に歪みが生じると考えたためです。
 そして実施する際は質問のはじめの方に「5分かかります」などと時間を書いておくと良いと考えます。5分くらいなら答えようと思い、参加してくれるのではないかと考えたためです。

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G220550 2024/01/17 (水) 01:40:27 58143@f08ab

課題1
 私は認知行動医療について調べた。認知行動医療とは、薬物医療ではなく、心理療法による治療で、うつ病、パニック障害、強迫性障害、統合失調症に対する治療効果が、確認されている、うつ病は100点を取れなかったら、60点とれても0点と同じだと感じてしまう状態であり、一つがダメだと他のもダメに違いないと、憶測をしてしまいがちである。そういった患者さんの極端な考え方を、治療者と患者が確認していき、認知してもらう治療の仕方である。うつ病やパニック障害の方々が、この治療を受けた場合薬物医療による治療と比べて、再発が少ない結果が出ている。調べた理由は教科書には、うつ療、パニック障害といった患者ごとに治療方法を確立することをめざし、着実な成果を上げていると書かれていたため、どのような治療法か書かれているいなかったのと、どのような成果を上げているのか書かれていなかったためである。
参照文献
厚生労働省、2023、「eヘルスネット」『認知行          動療法』(2024年1月15日閲覧)
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-044.html
課題2
 私は「この授業に参加しない学生」がなぜ授業に参加しないのか調査する場合「面接法」を使います。「面接法」の長所として、対象者の言葉と情緒的な流れという情報を同時に得ることができるため、お互いの疑問や印象を直接伝えて会うことができる点です。短所として面接者によって結果が変わってしまう恐れがあることと、質問紙法と比べて、データを取る時間と手間がかかるため、対象人数が少なくなってしまうという短所がある。対策として複数人でデータを収集し結果が変わってしまったこともデータとして残し、人数を増やすことにより作業速度も上げると解決すると思われます。
課題3
「認知行動療法」は、論理療法と「行動療法」を統合したアプローチで、論理療法は主に認知や考え方に焦点を当て、患者の問題行動に影響を与える考えを改善する。一方、行動療法は具体的な行動への焦点を当て、望ましくない行動パターンを変えることを目指します。両者が合わることで、患者は自分の認知や考え方を理解して、それに基づいて具体的な行動の変化を促進できるようになる。

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G22061 2024/01/17 (水) 01:39:13 b5270@2f4ca

12章心の問題へのアプローチ
課題1
私は自傷行為について補足します。
ストレスから自分を傷つける行為が、10代から20代を中心とした若い世代にみられます。リストカット、たばこの火を押しつける、ピアス穴を過剰にあけるなどのほか、髪の毛を抜く抜毛症などもあります。リストカットをしたからといって自殺したいと思っているとは限りません。これらの行為には、自分の体を傷つけることで、精神的な苦痛を和らげようとする気持ちが隠れていることがあります。
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/parent/mental/sos/sos_03.html
この情報を追加した理由は、教科書では、「注意を引きたい」「注目を浴びたい」「不適切な行動」などと取り上げられているが、「ストレスなどの苦痛を和らげるため」、「助けを求めている」といった意味もあるため、偏見を持たず正しい知識を持った方が良いと思ったため追加しました。

課題2
私は面接法が適していると思います。長所としては、こちらが質問をした際の相手の行動、表情、動揺で質問の答えについて真偽が読み取りやすいです。短所は時間が他に比べよりいっそうかかってしまうことです。しかしこの短所を、集団で面接することで解決します。これらの理由から私は面接法が適していると思います。

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G21079 2024/01/17 (水) 01:31:50 修正 3b1f9@9f020

第12章「心の問題へのアプローチ」
1.自律訓練法についての補足情報
科学的な催眠に誘導された人が、腕や脚の温かさをしばしば報告するという事実から、その感覚を自己暗示により生じさせ、催眠状態をつくることを考案しました。
自律訓練法の目的はリラックスした状態、つまり、余分な緊張のない適度な心身の弛緩した状態、ゆったりとくつろいだ状態が、自力で得られるようになることです。自分自身でいつでもどこでも行えるという良さがあり、種々の効果が実証されている心理生理的訓練法です。効果として、緊張・不安の軽減、心身共に苦痛から緩和されます。
リンク
補足した理由は、まず、教科書には「自律訓練法で身に着けた弛緩反応によって減弱させる」と書かれていますが、身に着けたものが明確ではないこと、どのような方法なのかどのような効果があるのかがわからないため、この補足情報で、自律訓練法が系統的脱感作法の恐怖をどのようにして減弱させるか明確にできると思い補足しました。

2.私は面接法を選びます。面接法とは、面接者である研究者が、被面接者との間での言語的コミュニケーションにおいて表現された内容を、記述・分析する心理学研究法です。対象者の自己表現を通し、情報を得る方法であることから、対象者の内的世界を把握するのに優れているという点が特徴として挙げられます。短所として、データを取るのに手間と時間がかかる上ことで質問紙法などに比べると研究の対象人数が減ることが挙げれます。ただ、今回はこの授業でなぜ参加しないのかという議題なので、質問紙法だと回答者が置かれた状況を統制しにくいというデメリットがあり、この授業のような遠隔の授業だと生徒側に自由を与えてしまって、先生から生徒への状況の把握が困難になるので、課題を放置する人が増え、またその人をどうにかしようとしても難しいと思います。面接法であれば、相手にアドバイスができ、授業の内容が入り、課題の進行がスムーズになる。また、相手を把握できれば、授業に出てもらうように統制することができます。これは観察法よりも相手に伝える面では強みがあると思います。

3.認知行動療法は、認知行動療法とは 現在生じている問題を具体的にし、考え方や行動などの変えやすい部分から少しずつ変えていくことで、問題の解決をめざす心理療法です。リンク倫理療法と行動療法がどのように補い合っているのかというと、倫理療法は誤った受け止め方、歪んだ認知を修正して、ただ、考えを変えるのは容易ではないため、系統的脱感作法などの行動療法で少しずつ解決していきます。逆に行動療法を先に行って身体症状をコントロールできれば、倫理療法で不合理な信念や嫌なことが起きても自分をうまくコントロールできます。なので、認知行動療法は倫理療法と行動療法で補い合えています。

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G22106 2024/01/17 (水) 01:09:11 ee1a0@072c8

1.エビデンスビーストについて補足します。
エビデンスビーストとは客観的な根拠(エビデンス)に基づいて援助を行おうとする立場のことをいいます。
根拠に基づく臨応心理学で最初に重視され介入法は本当に効くか否かに関するエビデンスです。
歴史的にみると、1952年にH.Jアインゼクが「心理療法は逆効果である」と主張したことをきっかけに、心理療法の介入効果のエビデンスが注目されました。
出典、http://rinsyou.com/archives/116
補足した理由は、教科書にエビデンスビーストの意味や歴史についての情報がなかったので補足することによって他の単語も理解しやすくなると思ったからです。
2.「この授業に参加しない学生」がどうして、授業を参加しないかを調べるために「面接法」を取り入れるのがいいと思いました。長所は、学生に対して一人一人質問を変えることができるのと学生の表情や言葉のトーンなどの実際に対面しないと分からない情報を得られるため学生一人一人の理由を聞き出せることが出来る。短所は、紙面法などよりは効率が悪いことや誘導尋問になる可能性があることだ。だが、何人かの面接官がいれば効率も悪くならないし誘導尋問になる可能性もなくなるので改善できると思った。

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F23039 2024/01/17 (水) 00:53:10 c2dc3@be25c

12章 心の問題へのアプローチ

課題1
 質問紙法についての追加情報
 まず質問紙法は、施行・結果の整理が容易であること、集団実施が可能であること、統計的・客観的データが得られること、解釈に検査者の主観が入りにくいという特徴が挙げられる。
 質問紙法には多くのやり方がある。例えば、場面想定法や回想法がある。場面想定法とはある場面の中に自分がいると想定し、その場面での自分の認知・感情・行動などを推測させる方法である。回想法とは、過去の出来事や考え、感情について思い出すよう教示する方法である。場面想定法では、過去の出来事を被検者が体験していない場合をどのようにするのか、あまりにも昔の出来事だった場合、回答の信頼性と妥当性に支障をきたすといった課題がある。
出典:https://psycho-psycho.com/questionnaire-method/
 質問紙法などのアセスメント法が詳しく紹介されていなかったため追記した。

課題2
 私は質問紙法を用いることがよいと考える。質問紙法を用いることの長所は、課題1で示した通りである。逆に質問紙法の短所は無意識の層まで測定が困難なことや観察法に比べ、行動過程を記録できないこと、被検者の言語理解能力に依存することが挙げられる。しかし、授業に参加しないことにあまり無意識の層は関係しないことや言語理解能力は大学生はある程度あると考えられることから質問紙法を用いることが有効だと考える。

1639
F23070 2024/01/16 (火) 23:56:28 修正 12b12@96f7e

「第15章 心の問題へのアプローチの課題」
●課題1
 不合理な信念についての追加情報
 教科書に書かれている「出来事に対する受け止め方が過度に自責的で決定的」(p.186.2)という不合理な信念の説明を読んで、なぜ自分を否定するような思考に陥るのかについての情報があったほうが良いと考えたため、情報を追加した。なぜなら、同じ出来事でも、自分を否定するような受け止め方をする人とそうでない人がいるからだ。この情報を追加することで、双方の認知にはどのような違いがあり、何を改善することで、前者が自責的な出来事の受け止め方をせずに済むのかを知ることができる。

 不合理な信念は、「こうでなければならない」「こうであってはならない」といったあるべき姿(理想の自分)を絶対視する認知である。理想の自己像と現実の自己像が一致しているのが適応状態である。不合理な信念が低いほど、自己受容が高い。新井(2001)は、自己受容を上昇させることで、不合理な信念の低減を試みることが有効であると述べている。

出典:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpsy1926/72/4/72_4_315/_pdf

●課題2
 「この授業に参加しない学生」が、どうして授業に参加しないのかを調べるために、「面接法」を使うことを選んだ。面接法によって、情報を得ようとする場合の長所は言語だけではなく、学生の表情や態度などを見ることができることや、学生の回答に対して、面接者が気になった部分をさらに掘り下げて質問することで、回答の情報を深く得られるところだ。一方、短所は面接者が学生に答えてほしいような回答を得られるように誘導質問をしてしまうところや、回答に面接者の主観が入ることで、本来の回答の意味とずれてしまう場合があるところだ。これらの短所は、質問する内容や順番をあらかじめ決めておくことや、面接者がした解釈を学生にこの解釈で合っているかを聞くことによって、改善できると考えた。

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G22081 2024/01/16 (火) 23:21:18 4774f@f1be4

課題1心理アセスメントについての補足
心理アセスメントとは心の問題へのアプローチをする前にかかえている問題をできるだけ正確に知る作業だと書いてあるが、この作業は非常に難しいことだということが調べてみて分かった。カウンセラーはクライアントをコミュニケーション、観察を行い、状況を的確に判断しなければならない。相手の本心を聞くためには信頼してもらえるように話を聞いたり、詮索をするような尋ね方や意見を押し付けるような言い方をしてはいけないという。また、クライアントのプライバシーを守るために情報管理もしっかりしなければならない。場合によっては本人からだけではなく家族や周りの友達にも話を聞いて間接的な情報を集めることもあるという。この複数の情報の中で整理し、的確な判断をするということは大抵の人にはとても厳しいことなのではないだろうか。
補足理由
教科書には心理アセスメントの重要性は書いているが、人の心境を見極める側の大変さが書かれていなかった。これを知ることでより重要な作業だということが理解できるのではないかと考えたため。https://www.saraschool.net/mentality/mental/column/article30/#心理アセスメントの手法
課題2
正確に調べるという点では面接法を提案する。面接法の利点は、対象者の無意識な傾向を取り出すという点にある。これは対象者の本心を読み取ることができるということになる。質問紙法では意識的に回答を調節できるため、虚偽の回答をする人がいる可能性が出てくる。観察法では、コミュニケーションをとらないため、参加していないという事実は分かるがなぜ参加しないかということは判断できない。以上の理由から面接法を提案する。
課題3
認知行動療法とはストレスなどで固まって狭くなった考えや行動を自身に力で柔らかくするためのお手伝いをする心理療法である。クライアントに「何が起きたのか」「それをどのように解釈したのか」などの事実を理解させる(倫理療法)ことと、それを理解させたうえで、故意的に恐怖を近づけたり、喜ばせたりして(行動療法)その感情を適切にコントロールできるように慣れさせ、治療することができる。これは事実を理解することで適切な感情を出すことができ、適切な感情を覚えることで、事実を理解しやすくなるという部分で補い合っているのではないだろうか。https://www.ncnp.go.jp/hospital/patient/rinshoshinri/rinshoshinri_blog20220713.html

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G22068 2024/01/16 (火) 23:12:55 101b7@8c90c

課題1 自傷行為について
 教科書では、注意を引きたいということや注目を浴びたいという例を取り上げていたが、つらい感情や怒りからなども起こる行為で、自傷行為をすることで脳内麻薬が分泌され、一時的に気持ちが和らいだりする行為でもある。また、中高生の割合が最も多くなっている。
 なぜ、この情報が教科書の理解に役立つのかと思ったのかは、教科書では、一部の例をげつつ、自傷行為が「不適切な行動」など問題行動として捉えていると思ったのだが、これらを解決するためには、偏見を持たず、正しい知識を得ることがとても大切と医師が言っているように、意見が逆だと思ったからである。
https://www.nippon-foundation.or.jp/journal/2023/91367/suicide

課題2 面接法が良い
 面接法が良いと思った理由は、個々に聞くことで本音を聞くことができると思ったからである。なぜなら、対面して、直接相手のことが見える状態にあるので、その時の感情や本音をうかがうことができ、相手に寄り添うことで、本音がでやすいと思ったからである。逆に、質問紙法は、決められた手続きで行うことができる点など効率的だと思うが、そもそも、授業に参加しない人が質問紙に本音などを書くと思わないので、授業に参加しない(やる気のない)人には向いてないと感じる。また、観察法に関しても、行動を採取するということはかなり難しい行為であると思っていて、その時の感情などによって変わってしまうので、難しいと感じる。

1636
G23604 2024/01/16 (火) 23:01:00

課題2 私は面接法が良いと考えます。面接法は会話を通してより深く相手への理解が深まります。また、面接を通して相手の意識や態度などをより知れるので非常に授業を改善するには向いていると思います。面接法には面接する側の人の苦労がとても多いことが短所だと挙げられます。しかし、面接官が面接法に対しての知識を持っており改善する気持ちがあればそこは問題ないと思いますし改善する最善の手段だと思うので多少の苦労は仕方のないことだと思います。

1635
G22083 2024/01/16 (火) 19:26:24 48717@b6d83

1,質問紙法についての追加情報です。
質問紙法とは、質問紙を用いて、定期的な質問に対して回答してもらい、その回答から査定を行う方法である。回答には、「選択肢回答」と「自由回答」があります。質問紙法のほかに、面接法と観察法がある。なぜ、質問紙法を使われるかについて情報を追加する。質問紙法の長所は、一つ目、簡便性である。質問紙は比較的手軽に実施でき、多くの被験者に同時に配布できる。二つ目は、広範なデータ収集である。 多くの情報を同時に収集でき、広範な主題にわたる質問が可能となる。3つ目は、統計的処理である。大量のデータを統計的に処理しやすい。短所は、一つ目、主観性である。自己報告型の質問紙では、回答者が自身の認識に基づいた情報を提供するため、客観的事実との対応が必ずしも一致しない。二つ目は、誠実性の問題である。 回答者が自分の意図や社会的期待に合わせて回答する可能性があるため、誠実性に疑問が生じることがある。三つ目は、妥当性の懸念である。質問紙の結果が客観的基準と一致しない場合があり、質問紙の妥当性に疑念を抱かせることがある。
教科書では、質問紙法の長所・短所があまり書いていない。紙での回答であるため、自分で回答を調整することができるなどの短所しか書かれていないため、情報を追加した。したがって、質問紙法の特徴を理解することができるので教科書の貢献に繋がると考えた。

成田健一、2002、「質問紙調査の特徴」、『調査研究―質問紙調査法によるアプローチ』、(2024/01/16閲覧)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsdr/6/2/6_140/_pdf

2,質問紙法を提案する。なぜなら、他の方法よりも短い時間でデータをまとめることができる。また、回答方法を選択や記述にし、自由に書いてもらうことで声に表せない内容を紙に書くことができるので本音を聞き出すことができる。選択問題などでは、選択肢を2つとかではなく、増やすことによって、相手の考えに近いことを理解することができる。また、選択なので、データとしてまとめやすい。他の方法で調査を行ってしまうと、回答者の考えに対して、質問者を見て、聞いた内容のほかに自分の相手に対する考えなどの偏見が入る場合があるので適していないと考える。したがって、私は質問紙法を提案する。

3,認知行動療法は、認知療法と行動療法を統合したものである。認知療法とはクライアントの考え方に焦点を当て、ネガティブな思考を変え、柔軟な考え方にし、ストレスを減らすこと。一方、行動療法は、楽しい雰囲気のなか、望ましくない行動を特定し、感情や行動の変化を促進します。認知行動療法は、二つを統合したものなので、思考と行動の相互作用に注目し、ネガティブな考えをポジティブに変換し、健康的な変化を促すことである。
https://works.litalico.jp/column/system/018/
http://www.jsccp.jp/near/interview8.

1634
G21032 2024/01/16 (火) 16:13:42 1723c@9077b

課題1
エビデンスベーストについての補足情報です。
エビデンスベーストは、特定の心の問題に対してどの治療法や介入が有効であるかを科学的に評価します。これにより、最も効果的なアプローチを選択する際に意思決定をサポートします。
1つ目は、治療の個別化です。心の問題は個々の状況によって異なります。エビデンスベーストのアプローチは、患者の特定のニーズや背景に合わせて治療をカスタマイズするのに役立ちます。
2つ目は、効果のモニタリングです。エビデンスベーストは、治療の進捗を評価し、必要に応じて修正するプロセスにも関与します。治療の効果が実証されているかどうかを定期的に評価し、適切な変更を行います。
3つ目は、患者教育です。エビデンスベーストの原則は患者にも伝えられます。患者に治療法の根拠や期待される効果を理解させることで、治療への協力心が高まります。
このように、エビデンスベーストは心の問題に対するアプローチにおいて、科学的な根拠に基づいた合理的な判断を促進し、より効果的かつ効率的な治療を実現する手段となります。
エビデンスベーストを補足した理由は、あまり教科書に詳しく書かれていなかったため、より詳しく調べた方が心の問題に対して、問題視だかりせずに改善していく方向も考えていけると考えたから。

課題2
学生が授業に参加しない場合、質問法を用いることで積極的な学習環境を促進できる可能性があります。
1つは、興味を引く質問を投げかけることです。授業内容に関連する興味深い質問を提供し、学生が興味を持ちやすいトピックに焦点を当てます。これにより、学生が自発的に授業に参加しやすくなります。
2つ目は、ディスカッション型質問を行うことです。学生同士のディスカッションを促進する質問を導入します。グループディスカッションやディベート形式の質問は、参加意欲を高めるのに効果的です。
そして、実践的な質問をすることも重要です。授業の内容を実際の状況に結びつけ、学生に実践的な応用を考えるような質問を提示します。実践的な例を用いることで、学習の関連性を高め、理解を深めることができます。
これらの質問法は、学生の関与を高め、積極的な学習環境を構築するのに役立ちます。ただし、学生の個々の状況や好みに合わせてアプローチを調整することが重要です。

1633
G22037 2024/01/16 (火) 15:59:03

課題2
 私は質問紙法が良いと考えた。長所は回答を選択肢型にして回答させた際に、改善方法を考えるのが容易であるという点。選択肢型である場合、選択肢に対しての改善案を考えるため、改善方法を見つけ出すのが容易である。短所は、正確に調べるのが難しいということ。選択肢型である以上、どれにも当てはまらない選択肢を持っている可能性があるからである。
コメント不要です。

1632
G22078 2024/01/16 (火) 14:20:25 98718@d2c37

1.エビデンスベーストについて補足します。
エビデンスベーストとは、客観的な根拠(エビデンス)に基づいて援助を行おうとする立場のことをいいます。
従来の臨床心理学には、個人的な勘や経験、各自が拠って立つ学派の考えのみに頼り過ぎているという批判や社会的責任に対する疑問があり、それらの批判や疑問を乗り越えるためにエビデンス・ベースド・アプローチは発展していったとの事です。http://rinnsyou.com/archives/116
補足した理由はエビデンスベーストについての情報が何も無く、教科書の理解を深めるためにエビデンスベーストとは何なのかを補足する必要があると考えたからです。
2.私は質問紙法が良いと考えました。長所は他2つの方法に比べて時間がかからなく効率的でより多くのデータが集められる点だと思います。短所は面接などとは違い直接顔を見て判断することが出来ないため記述された物からしか情報を得られない為、回答者の真意が分からない可能性がある点です。

1631
G22147 2024/01/16 (火) 14:18:19 c057b@d2c37

課題1
不合理な信念について
教科書には出来事に対する受け止め方が過度に自責的で決定的であるようなことと明記だけされています。
不合理な信念=さまざまな出来 事を“絶対に〜でなければならない”, “〜であるのが当 然である”といった教条主義的・絶対論的に捉えてしま う非論理的な認知スタイルのことを指しています。
ではなぜこの不合理な信念について追加情報を出すことにしたかですが、自責的が決定的じゃどのような場合化がわからないと感じたからです。ですのでいくつか例を挙げたいと思います。
 ①「約束は守らなければならない」、「人には優しくしなければならない」など、私たちはいろいろな「ねばならない」を持っています。そのすべてが不合理な信念だというのではありませんが、こうした「ねばならない」には、いつでも、どこでも、自分の思うように事を運ぼうとする願望優先の態度が隠されている。
②ろくなことがない」、「どうしようもない」、「救いようがない」、「同じことの繰り返しだ」、「絶望的だ」といったような言葉を、しらずしらず口にしていませんか。こうした言葉の背後には、事実をはっきりと見ようとせず、悲観的な思いこみに流されてしまいがちな態度が隠されています。
このように例を一個でもあげることによって、教科書の話題とリンクして学べると思ったので不合理な信念について調べました。リンク

課題2
私は、面接法を採用したらいいと感じました。長所は、相手の顔をはっきり見てその生徒がこの授業に対しての関心やこれからの行動がある程度出てくるという点です。短所としては面接になれば、他の考えよりも明らかに時間がかかってしまい、取捨選択に時間がかかることです。これを解決するには1対1ではなく、まとめて面接することによって解消すると考えました。

1630
G22151 2024/01/16 (火) 14:06:38 修正 a4161@0bbf7

課題1性格検査について調べた。教科書では、ミネソタ多面人格目録が挙げられているが、他にないか調べてみたら、MBTIという性格診断が出てきた。しかし、これはアセスメントツールではなく、自分の心を理解するための座標軸として用いることを最大の目的としている。この情報がどのように役に立つのかと言うと、誰でも簡単に性格検査のようなとのができるため、1度体験することにより、性格検査について教科書だけでなく実践で理解することができると考えた。

課題2質問紙法を選ぶ。これの長所は、誰が調査しても質問する方法が決まっているため、誰が調査してもいいところが長所だ。逆に、短所は、回答者が意識的に回答を調整できるため、正確な本当の心の回答がこないかもしれないところだ。

課題3論理療法というのは、何か問題となる出来事が生じたときに、原因が認知の歪みにあり、それを修正することだ。行動療法は、歪んだ認知に起因して生じる行動を修正することだ。しかし、心から治す論理療法だけでは、考えを変えることは容易ではない。他の人は言葉以上に介入できない。そこで、言葉以上に介入するため行動療法が補うということだ。言葉だけでなく、行動でも治していくというように論理療法だけではなく、行動でも治していくというように補っている。

1629
F231218 2024/01/16 (火) 12:44:40 修正 5f749@d2c37

12章 心の問題へのアプローチ
課題1
エビデンスベーストについて補足する。心理学におけるエビデンスに基づく支援とは、患者の特性、文化、好みに照らし合わせて、活用できる最善の研究成果を臨床技能と統合することである。またエビデンスには「質のランク」が存在する。客観的に治療効果を評価することを目的とした研究試験と専門家の意見では大きな質の差がある。支援に用いるエビデンスは質の高いものでなければならない。
原田隆之 「エビデンス・ベイスト・プラクティス入門」2015 金剛出版
情報を追加した理由は教科書では「科学的方法によって得られたデータ」としか記載がないがまとめの部分で「実用に生かしていくエビデンスベーストの支援の重要性が高まっている。」と書かれていたのでエビデンスベーストについてもう少し知るべきだと考えました。上記の情報を追加することで支援する立場になったときエビデンスの質が高いか判断することができるようになると考えました。
課題2
私は質問紙法を提案します。長所はほかの検査方法に比べ短い時間で多くのデータを集めることができる。また改善方法を考える点で解釈が質問紙法はしやすいという点があげられる。短所として回答が被験者の主観に依存し社会的望ましさなどによって回答にゆがみが生じる可能性がある。これを解決するには例えばなぜ授業に参加しないのかを記述式で聞くのではなくあらかじめ想定できる理由をこちらで複数挙げて選択してもらうという方法がある。

学籍番号をすべて入力してしまいましたがハンドルネームは変えることができないようなので次に気を付けます

1628
F22096 2024/01/16 (火) 12:23:41 1245f@d2c37

課題2.
私はこの講義に一切参加しない生徒の調査に「観察法」を用いる。
生徒がそのほかの講義にきちんと出席しているか。規則的な生活をおくることができているか、日常生活でギャンブルやたばこなどの依存性になりやすいものを常用していないかなどを観察する。得られた結果から、本人に学校に対する意欲はあるのかや、本講義のみ避ける理由があるのかなどを特定し、それに合わせた改善方法を考えることができるためだ。
しかし欠点として、観察者が考察した理由は主観で導き出されたため偏見が混じる、そもそも的外れな考察結果が出るなどの可能性がある。また、その生徒が自分の現状や講義に対してどのような心情を抱いているのかがわからないため、観察者が考えた改善法に対して反感を抱く恐れもある。そのため観察法を用いてある程度その生徒の人柄を把握したうえでそのほかの調査と併用することがより問題改善へとつながると考えた。

1627
F23018 2024/01/16 (火) 11:44:47 d4128@6bae6

12章 心の問題へのアプローチ
課題1.
観察法についての追加情報です。観察法とは、現実の場面において評価を目的として対象に関連する事実や事象に関する情報を、評価者の五感を通して能動的に収集する方法です。そのため、観察者の認知能力や視点によって結果に制限が加えられる事があり、願望や期待に影響を受けて結果がしばしば歪むことがあります。
教科書では、心理検査における信頼性と妥当性について触れられている一方で、観察法における信頼性と妥当性については記載が無かったため、追加情報としました。上記の情報を追加することで、人間が検査者となる以上は、検査者の主観が反映され、偏った考え方や誤った判断がされる可能性があるという認識ができます。教科書に記載されている質問法だけでなく、観察法も確実な検査法ではないという認識ができるため、正確な理解ができるという点で貢献すると考えました。
出典:藤永保監「最新 心理学」2013,平凡社.

1626
F23075 2024/01/16 (火) 11:15:17 9f3f9@d2c37

課題2
私は、この授業に参加しない学生がなぜ授業に参加しないのか調査する方法に「質問紙法」を用います。長所は多くのデータが取れること、解釈に検査者の主観が入りにくいため客観的な指標が得られることです。短所としては、回答者の本当に考えていることが回答に表れない可能性があることです。これを解決するために、質問紙は無記名にし質問紙の最初に正直に回答してもらえるような言葉を添えることを提案します。例えば、「回答については質問しないこと」「正直に回答することで誰かに怒られたり、回答者にとって不利益なことは起こらないこと」を記載します。また、質問の構成として答えやすい質問を最初に設定して、質問紙の中で最も聞きたいことを回答者が質問に慣れてきたところで出す工夫をすることで、短所は解決すると考えます。

コメント不要です。

1625
G22130 2024/01/16 (火) 09:18:12 829f2@d2c37

第12章 心の問題へのアプローチ
課題2
私は「この授業に参加しない学生」がなぜ授業に参加しないのかを正確に調査する場合に「面接法」を用います。この方法で情報を得ようとした際の長所としては、対象の相手の心情を言葉による言語的要素と表情などによる非言語的要素から得ることができ、対象者のことを深く理解することができるというのが長所であると考えます。一方短所としては、聞き手によって主観的な情報の偏りが生じる恐れがあり、得られる情報に差が生じてしまう可能性があることです。

1624
F23093 2024/01/16 (火) 00:06:16 71f7f@358bc

第12章 心の問題へのアプローチ
課題1.
二次障害についての補足情報です。
発達支援において考慮されるべきこととして二次障害の問題があります。失敗経験の繰り返しによって自尊感情や自己効力感が低下し、社会生活への適応を妨げるさまざまな情動・行動面の問題が起こることがあり、それを二次障害といいます。そのような二次障害を起こさないための予防的な介入が必要であるという認識も今日の発達支援における基本的な考え方であり、機能の改善だけでなく、精神的健康への配慮も含め、生涯発達的な視点をもちQOLの向上をめざした支援が重要とされます。

出典
藤原保監「最新 心理学辞典」2013 平凡社.

補足した理由
教科書には、二次障害についての詳しい説明がなかったため、補足しました。この情報を補足することで、二次障害とはどのようなものか知ることができると考えます。また、発達支援における支援で大切にされているこの認識は知っておくべきものであり、障害に起因する症状の低減のみならず、その後のケアにつなげるための、大切な知識であり、それらの点において貢献すると考えました。

1623
G21079 2024/01/15 (月) 18:41:58 修正 3b1f9@d2c37

>> 1617
 返信ありがとうございます。「この人にはこういう教え方をする(障害があるから)」という意見が普通ではないという事に納得しました。自分が質問した「読字障害に関しては、みんなの前で読むことが前提とされているので、このかたの方法以外見当たりません。他に方法があれば教えていただきたいです。」というのに対して、みんなの前で一人ずつ読むことは厳しいので、みんな同時に読むことで、いくら読字が上手でもいくら読字が下手でも、その場では誰も判断できないと思います。それでは先生が個々の能力を把握できないため、定期的に一人ずつ個別でテストをすればいいと思います。ただ、これだけだと軽減しているだけかもしれないのでご意見お聞かせ願いたいです。
 「障害とは身体的機能や知的機能等の器官が、何かの原因により動きづらかったり、全く動かない、または知能的機能が発達しづらいために、社会生活を送りにくくなってしまうように、全般的な弊害があることを指す」リンク。確かに世の中には文字であふれかえっていて、今のままだと社会生活に支障が出るかもしれませんが、「障害が障害に見えなくなる」には根本的に障害が害ではないという価値観を今後全世界に根付けていくことが大切だと思います。大胆な意見ですが、読字ができなくてもできる仕事はありますし、多様性の世の中にしていければ、障害も個性という言葉に代わると思います。

1621
satsugakushinri 2024/01/10 (水) 21:38:17 >> 1608

難しい論文を読んで解答してくれました。素晴らしいです。「「なりやすさを決める」遺伝子背景に「引き金を引く」環境要因」という表現が端的に、この論文の立場を示していると思いました。教科書は「遺伝的素因」だけを強調しただけで、素因があっても環境要因が整わなければ病状は発現しないという点は見過ごしていたのではないかと思いました。

10点差し上げます。

1620
satsugakushinri 2024/01/10 (水) 21:31:31 >> 1606

質問に解答されたのは素晴らしいですが、学術的信頼性が高い資料を根拠にすべきだと思います。基本的に本(専門書)か論文、あるいは官公庁(厚労省など)の記事です。なぜこれらの資料の学術的信用性が高いかというと、複数の専門家のチェックを経ているからです。論文であれば「査読」という複数の専門家によるチェックと質疑応答があります。専門書であれば、編集者や出版社の専門的なチェックが入ります。こうすることで信憑性の高い資料が出来上がります。今回挙げてくれたのは、一つがある医院のHPでの解説、もう一つは専門家による記事ですが、放送局のページでの記事です。この両方とも、特に前者は、チェックという点で甘いのではないかと思います。また、学術的信用性を上げためには、すでに信用性が担保されている論文や専門書の意見を引く(引用する)という方法もとられます。こうすることで、自分が言っていることは思いつきではなく、先人の業績に担保されたものであることを示します。後者の記事は、この点に弱点があります。資料の学術的信用性については、今までずっと課題1の情報提供へのコメントで述べてきましたが、なかなか理解がされていないようです。

この方の質問に対しては、学術的な信用がおける記事を根拠にした解答が望まれます。期限を17日水曜の9時前までに延長しますので、どなたかお願いします。

今回の解答に対しては4点差し上げます。

1619
satsugakushinri 2024/01/10 (水) 21:17:44 >> 1612

F23104さんの質問と解答者への返信には8点を、追加情報には8点を差し上げます。

1618
satsugakushinri 2024/01/10 (水) 21:14:08 >> 1611

 ジェームズ=ランゲ説とキャノン=バード説は、「どちらも外部刺激が身体の生理的変化を引き起こし、一義的に情動の経験をもたらすという点で共通している学説」という認識は正しいと思います。そして二要因説は、そこにさらに「情動の認知」がかかわっているのだよと言っているのだから、折衷というより発展形だというのも正しいと思います。
 ただそうすると、ジェームズ=ランゲ説とキャノン=バード説のどこが違うのかという疑問が残るように思えます。この対立はどう解消されるのか、と。これを考える上で必要なのは、ジェームズ=ランゲ説の正しい理解ではないかと思います。この説は「泣くから悲しい」などと表現されますが、そもそもこの表現がミスリーディングです。ジェームズ=ランゲ説が強調したのは、生理的(情動的)な興奮だけでなく、身体表現によるフィードバックが自分の感情の認知には必要だ、ということなのです。トムキンスという人の顔面フィードバック仮説がより近年になって登場しましたが、これは表情筋を抑制すると感情が影響を受けるという学説で、ジェームズ=ランゲ説の現代版ではないかと思っています。ランゲは脊椎損傷を患い身体のフードバックが望めない患者を使った実験を行なっていたと思います。このような次第で、ジェームズ=ランゲ説とキャノン=バード説の差異とは、感情の認知において身体的フィードバックは必要な否かという点にあります。両学説は「逆」ではないですね。
 両学説の差異をわからなくさせているのは、とにもかくにも「泣くから悲しい」という表現です。出典は忘れましたが、「この表現はあまりに文学的で、学説の正確な表現になっていない」と苦言を呈している文献がありました。感情心理学の本だったと思います。「わかりやすそうに見えて、実は誤解を引き起こしかねない」という説明は意外とあります。気をつけてください。

F23071さんには10点差し上げます。

1617
satsugakushinri 2024/01/10 (水) 20:47:47

>> 1613 私のコメント(その他の方の投稿に対してもそうです)に返信するときはコメント機能を用いず、このように「>>投稿番号」としてください。
 課題2は、「障害が障害に見えなくなる環境づくり」をお願いしていました。「支援」とは「障害であることを知って何らかの手立てを打つこと」になるので、障害は見えたままです。「障害があるない関係なく、わからない人に教えてるのは普通」なのは、「ある人に特別な教え方をしているわけではない」というときのみだと思います。あなたの提案は、「この人にはこういう教え方をする(障害があるから)」というものなので、普通ではないと思います。

質問.読字障害に関しては、みんなの前で読むことが前提とされているので、このかたの方法以外見当たりません。他に方法があれば教えていただきたいです。
→ 誰か解答してあげてください。この解答については締め切りを次の水曜9時前までとします。

1616
G22062 2024/01/10 (水) 17:04:40 222ec@4b8b0

第12章
課題1.カウンセリングについて補足します。
カウンセリングは、心理の専門家が患者の話を傾聴したり、需要したりしながら、患者の心情や状況の理解をし、主体的に問題解決するために、サポートすること。
引用、https://www.google.com/url?q=https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-088.html#:~:text=%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%AF%E3%80%81%E4%B8%BB%E3%81%AB%E5%BF%83%E7%90%86,%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%92%E6%8C%87%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82&sa=U&sqi=2&ved=2ahUKEwikk-CVwdCDAxUbrVYBHVe1DhQQFnoECA0QBQ&usg=AOvVaw3Zhcit0JO6sHG9C_eNlYKE
補足理由については、教科書には簡潔に「専門的な知識のもとに行われる相談援助」と書いてあり、詳しく書いていなかったため補足しました。
課題2.私は質問紙法を考える。まず、情報を得ようとする場合の長所は、多くのデータを簡単にとれる、また、正確に調べるために質問を明確的に、適切な質問設計を行う。
情報を得ようとする場合の短所は、資料にも書いていますが、回答を回答者が、防衛機制により、無意識的に心を隠してしまうかもしれないため、回答を調整し、偽りの回答が生じることがある。
改善方法は、質問内容になぜ授業に参加しないのか?という質問に対して自由欄を、与え、その回答に対して、どう答えるかによって変える。
課題3.認知行動療法はアメリカの精神科医のアーロン・ベックが開発したもので、この療法のベースとなったのが、アルバート・エリスの論理療法とアーロン・ベックの行動療法である。エリスの論理療法(何か問題となる出来事が生じ、悩みや心の病が生じる場合、その原因は認知の歪みと考える)この思考と、ベックの行動療法(行動の変化が感情や思考を変えれると考える)という考えが補い合ってると考えた。補い合ってるところは、そもそもの論理を変える思考と、行動により感情を変えること、どちらも同時に行うことで、この認知行動療法が成り立っていると考えました。

※コメント不要です。

1615
satsugakushinri 2024/01/10 (水) 11:06:23

「大質問大会」への投稿は締め切りました。続いて「心の問題ぺアプローチ」に取り組んでください。今回最終回です。今回までに通算で30点以上を獲得していないと、最終レポートには進めませんので注意してください。

1613

課題2の学習障害について、「算数障害については個別にプリントなどを出してあげてわからなそうであれば答えをすぐ教えるのではなくフォローしてあげて答えに導かせてあげる」という意見に対して、先生からは支援であると指摘されていますが、障害があるない関係なく、わからない人に教えてるのは普通なのではないでしょうか。誰にでも当てはまることなら、障害が障害ではなくなるのでは。
質問.読字障害に関しては、みんなの前で読むことが前提とされているので、このかたの方法以外見当たりません。他に方法があれば教えていただきたいです。

1612
F23104 2024/01/10 (水) 03:32:46 18825@7d254

>> 1611回答ありがとうございます。その理論で間違いありません。
 私はシャクターとシンガーの情動二要因理論が、「折衷案的理論」であると考えていました。
ですが今回、2理論の共通する問題点を指摘し、プラス要因を提案する「発展的理論」であると知り驚きました。
 感情に関して、「レシピ」という表現はとても分かりやすかったです。確かに、対立する2理論的な考えだと、同じ具材をレシピ通りに調理すれば同じ料理が出来上がる様に、感情にも具材となる一定の生理的変化があるという発想に囚われるかもしれません。さらに、その考えを同じ具材(生理的変化)で別の料理(情動)の生じた事例(吊り橋実験)により否定し、その結果から「原因帰属」あるいは「情動のラベリング」を要因付けした流れは、非常に学問的で面白かったです。

また、心理学での対立する説・論争について、知る限り簡単に記述しておきます。

心身問題(4章):心と身体の関係性についての論争
>> 651のように様々な分類が存在するが、心と身体(脳)を同一と考える、あるいは一方のみ存在するとする「心身一元論」と両者がどのような関係であれ別物であるとする「心身二元論」の2つの立場に大別できる。
感情の構成と起源(8章):感情の構成と起源に関する理論
感情を平面に、次元、方向性として捉える「感情次元説」と、進化的に会得された、基本となる複数の感情が存在し、その他の感情はその組み合わせと捉える「基本感情説」がある。その他の理論も存在する。
イメージ論争:イメージの本質についての論争
絵の様な視覚的なものであるとする「アナログ説」と、知識のような言語的なものであるとする「命題説」がある。前者に関係する話題には「心的回転」「心的走査」、後者に関係する話題には「意味ネットワーク」「スキーマ」がある。
記憶の忘却:忘却の本質についての論争
過去に記銘したはずの情報の再生や再認ができない場合、​「貯蔵」「検索」どちらに失敗したのか、という論争。
前者に関係する話題には「過誤記憶」、後者に関係する話題には「節約」「検索手がかり」がある。

以上4つを紹介しました。興味のある話題が有れば幸いです。

出典1:(https://psychologist.x0.com/terms/132.html)
出典2:日本心理学諸会連合 心理学検定局編(2022)「心理学検定基本キーワード改訂版」実務教育出版
出典3:(https://maruhi-lab.com/chikakuninchi/?page_id=858)

1611
F23071 2024/01/10 (水) 01:45:09 修正 afcc0@aefff

>> 1594
折衷案的かどうかはわかりませんが、シャクターとシンガーの情動二要因理論ではないでしょうか。
ジェームズ=ランゲ説とキャノン=バード説には共通点があり、どちらも外部刺激が身体の生理的変化を引き起こし、一義的に情動の経験をもたらすという点で共通している学説です。この2つの学説の違いとしては、情動が形成される過程の説明が異なるところでしょう。しかし、これらの学説は「生理的変化が同一なのに、異なる情動の経験がある」という事実を説明できません。なぜ説明できないのかは、ダットンとアロンが行った吊り橋実験の結果が証明しています。吊り橋実験では「吊り橋を渡る恐怖感による生理的緊張」と「魅力的な異性と対面した生理的興奮」を間違えて認知してしまうという結果が出ています。これは、心拍数の上昇や、発汗などの生理的変化は同一であるのに、「生理的緊張」と「生理的興奮」という異なる感情が表出しているということです。この結果から、感情の種類に関係なく、生理学的な心拍数上昇や緊張の増大は類似しているものといえます。つまり、生理的反応のみで感情を区別するのは難しいといえます。泣くという生理的反応によって悲しいとするジェームズ=ランゲ説や、悲しいという情動から生理的反応が引き起こされるとするキャノン=バード説では、感情を区別するのは難しいのです。個人的には、感情はレシピのようなものでは作られていなかったということではないかと思っています。
計量心理学の課題にあったような
体温が一定数上昇+心拍数が一定数上昇+目で追った秒数〇秒以上=恋愛感情のような感じです。
これらの問題点を含め、上記の2説を否定しているような形で情動二要因理論があります。情動二要因理論は
1. 原因帰属を伴わない機械的な生理的興奮状態の認知
2. 生理的興奮の原因がどういった感情や状況によるものなのかという「原因帰属」あるいは「情動のラベリング」
これにより、情動の経験と情動の知覚を説明しようとするものです。情動二要因理論は、生理学的指標そのものが情動を決定しているのではなく、生理学的変化から原因を類推する「原因帰属の認知」が情動の種類を決定しているとしています。(原因帰属とは、異なる情動や行動の原因をどこに求めるのかという心理過程)つまり、今どのような状況に置かれているのだろうという原因帰属の推測により、特定的な情動体験をしているということです。
例えば、ドアを開けた瞬間に人とぶつかってしまったとします。上記の1番の原因帰属を伴わない機械的な生理的興奮状態の認知が「驚き」であるとします。そして驚いて心拍数が上がったり、汗をかいたりする生理的反応が起きたとします。この前提で、相手が刃物を持っていた場合、驚きは恐怖になりますが、相手が身内の場合は、驚きは安心に変わるでしょう。このように「原因帰属の認知」により、「生理的変化が同一なのに、異なる情動の経験がある」という事実を説明する情動二要因理論は、前述の2説を否定するような、結び付けるような感じで存在しています。
出典 心理学用語集
   https://psychologist.x0.com/terms/132.html
日本心理学諸会連合 心理学検定局編(2022)「心理学検定基本キーワード改訂版」実務教育出版

1609
satsugakushinri 2024/01/09 (火) 16:37:35 >> 1608

会員登録しないと編集ができないとは知りませんでした。そこまでする必要はないです。これから投稿の際は気を付けてくだされば。

1608
G22075 2024/01/08 (月) 23:10:17

何度も同じ投稿をしてしまい申し訳ありません。
【すでに投稿した内容の編集、削除について】
当掲示板では、会員登録をした上で投稿する方法と会員登録しないで投稿する方法があります。
違いは会員登録をしないと、投稿後に編集や削除ができないということです。
私は登録をしていなかったので、今回から、会員登録して投稿します。
過去に残っている投稿については削除することができないため、ご容赦ください。

>> 1596に対する回答
>> 1521さんが紹介した課題1について
この論文では、発達障害の急増の原因は遺伝要因よりも環境要因が重要で、その中でも農薬やPCBなど有害な環境化学物質の曝露の危険性を取り上げている。これらが重要である理由は単位面積当たりの農薬使用量と自閉症、広汎性発達障害の有病率が偶然だと思えないような相関となっているから。
また遺伝子要因の記述だが、自閉症の原因遺伝子は発見されなかった。ただ、500以上の自閉症関連遺伝子が分かり、その関連遺伝子が化学物質や母親の生活スタイルなどの環境要因と大きく結びつくことがわかっている。例えば、ドーパミン受容体などの特定の遺伝子多型を持つ母親が喫煙するとそのリスクが特に上昇するという疫学報告は、遺伝子背景と環境要因である。
このことから、学術では「なりやすさを決める」遺伝子背景に「引き金を引く」環境要因とまとめられている。

教科書の「遺伝に基づく脳の障害」の前後の文を見てみると、「育て方を含めた環境要因によって自閉症やADHDになる考えは誤りである」『「脳」という原因なしに子育てといった環境要因のみで発達障害は生じえない。』と記述されている。
これであれば環境要因のみで自閉症やADHDになることはないと読みとることができる。しかし、キーワードの「遺伝に基づく脳の障害であることが明確でなっている」ことは言い切れない。
したがって、論文は「遺伝に基づく脳の障害であることが明確でなっている」というところでは反論となり、その前後の文に関しては補足文に該当するのではないかと考える。