自転車道場

おしゃべり塾 / 130

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ディープインパクト 2025/04/24 (木) 19:42:19

天板のカンナ掛け
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 古いこたつ天板のカンナ掛けを頼まれた。大きな面積をツルツルに仕上げるのは結構難しい。反りも出てるしカンナがかからない節やキズもある。これは真剣勝負でやり切るしかない!朝から3つのカンナ刃を研いでキレキレにする。切れ味が悪いと引っかかって、めくれたりする。一発勝負なので「めくれは御法度」まず側面を削って木の性格を確認。うん、性格よさそうな木だ。逆目はこっちか、じゃこちらから削っていこ。

 反りが2段になっていて谷がふたつ。ここは60mm刃ではかからない、谷は50mm刃で削る。段差をできるだけ作らないように速度を上げ、引っかからないように引ききると、いい音が出る。カンナ掛けしてますという音。スタミナ無くなる前に一気に荒削り、やったぁ。どこも引っかからず削り切った。

 あとは仕上げカンナでやさしく丁寧にツルツルに仕上げていく。カンナくずが薄く巻いて向こうが透けて見える位ならOK。仕上げは地合を確認しながら押し加減を調整して掛けていく。今日朝、しっかり研いできたキレキレの刃が生きる。カンナ刃の切れ味がツルツル表面の輝きを決める。

 「美しい」。この輝きはカンナでしか出せない。完了。これでいいですか?と聞いたら、合格といって頂けました。真剣勝負で気合い入れまくってたので帰ってきたら。バタンキューで3時間熟睡。カンナって面白い。

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