自転車の服は化繊が多い。綿100%のタイツなんて皆無、化繊の服は洗濯するとマイクロプラスチックを出し海を汚染する。だから出来るだけ着たくない、なければ作っちゃえ!と最近は自転車の服は100%手作りになった。でも布地から型紙で裁断して作るのは大変なので既製品を改造して作ってる。
ユニクロも無印良品もセシールも薄い綿100%のズボンが消えた。化繊が混ざったのばかりになってしまった。なんで日本人ってこんなに石油の糸が好きなんだろ??オーストラリアのスーパーとか行けば綿100%の服が山ほど売ってる。アマゾンでも薄い綿100%のタイツに使えそうなズボンはない。
ところが田舎の場末、昭和風レトロ雑貨ショップ行くと、なぜか綿100%ズボンが売っている。「バラエティショップ」「ファッションセンター」などの店名が多い。北海道はコープの一画で売ってる。僕も北海道やオーストラリアいったら綿100%の服を仕入れて使ってる。本当は地元で買えればうれしいんだけど・・・奈良も田舎なんだから「場末レトロないんかい!」。そしてついに1軒みつけた!
オーストラリアでしか手に入らなかった薄い綿100%のズボンが800円で売ってた。買ったぁ。日本でも買えるんだ(昭和だったら普通に売ってたけど・・)見つけた時はうれしくってカンパレコードのクランクを買った中学の時みたいに喜んでウキウキ。
このズボンは絶対ガンダム入れよ。今の気持ちは「ガンダム発進!」
このガンダム刺繍24000針縫うので、今まで1回しか縫ったことがない、これだけ縫うと生地が伸びてグチャグチャなって失敗する確率が上がる。そこで今回は生地グチャグチャ対策を事前に準備、しかも下糸上がり色抜け対策もやった。今持てる刺繍のスキル全てを注ぎ、太陽の塔の3倍の時間をかけ、気合いで縫いきった。貴重な天然記念物並の綿100%ズボンに失敗の確率50%のガンダムを縫うのは冒険。
下手すると新品=即ゴミ。でも真剣勝負で1回目より奇麗に縫いきった(もう1回は縫いたくないわ)
これで薄いタイツ、化繊やめて脱プラできる。足首のゴムを外す時、リッパーでやると縫い目が細かすぎて穴が開きそうだったので刺繍用渡り糸切りハサミを使った。このハサミ関の孫六(長谷川刃物製)最初気づかなかったんだけど関の孫六は研げば切れ味が劇的に変わる。この刺繍用ハサミも研ぐと変身した。これが関の孫六だぁ!という切れ味。ヘンケルと関の孫六はいい勝負と思っていたけど関の孫六がワンランク上だった。
研いで100%の切れ味ださないと本当の顔は見えてこない。ハサミ研ぐのビビッテた頃、関の孫六の本当の実力を知らずに他のより少しいい位かなと思ってた。自転車の整備でも同じだけど、ド素人は修行もせずに見切ったと勘違いする。本物の顔をみたいなら、自分のスキルも本物レベルに上げないと無理。ガンダムの刺繍も関の孫六を100%の完成度に仕上げて美しくなる。世の中時間かかることばっかりです。