昨日ビワイチいって、ほとんど自転車に会わなかった。春の晴天の日に自転車減ったなあ、変わりに自動車いっぱい増えてる。僕たちみたいな何十年自転車に乗ってきたオタクファン層も最近のディスクブレーキ、ワイドリム、前後エンド幅の変更などで昔の部品が使えなくなり、新しく一式そろえてまで・・・もういいわと高齢化とともに自転車乗らなくなる。そして増えるのは電動アシスト。
ビワイチ回ってても、その傾向は明確に出てる。スポーツ自転車のユーザーが減った。特にロードが減ってる。クロスは通勤などで使ってる人もいて、まだ結構乗っている人はいる。サイクルロード走ってもクロスで走ってる人と会うことが多い。
ロードバイクに乗ってる人は金が余って、格好だけで乗ってる人もよく見る。まずペダリングがなってない、たぶん誰からも自転車の走りを教えてもらってない。ママチャリのデタラメな踏み足をそのままロードでやってる。ペダルをシューズで固定しているから「がに股」がひどい。こんな足の形でよく故障しないなと感心。でも間違いなく疲れと痛みで「すぐやめる」そういうペダリングをしている。
ロード乗ってる人でも、こんな成金ド素人みたいなのばっかりだと未来は限りなく暗い。
各地のサイクリングイベントも参加者が集まらない。サイクル雑誌も少しづつ廃刊していってる。シマノは電動アシストで稼いでるから安泰だろうけど、たぶんデュラ、アルテの売り上げ個数は減ってると思う。古いユーザーとの互換性を無くしたためデュラ、アルテ、105を買う客は新規客ばかり、売り上げが増大するほど新規客はいないし、そもそも部品の値段がこの数年で2倍~3倍になった。古い客が使えるシマノの部品はクラリスだけ、昔デュラ使ってた人が、わざわざクラリス新品を買うとも思えない。
ということでシマノも電動バブルがはじけたら、確実に下降に入る。
ツールドフランスは100年歴史がある、その大半で使ってきたリムブレーキやタイヤなどを廃盤にして、従来の優良顧客を切り捨ててまで、今のワイドリム、ディスクブレーキなどやる価値があったのかなと思う。メルクスやイノーやインデュラインがリムブレーキでアルプスの坂を下れなかったことはないし、今の装備で破られていないタイムレコードも多く残っている
ディスクのロードは形が不細工、タイヤはぶといし横幅は広がってるし、昔のロードの方がスリムで締まって美しい、だから乗りたくない。鑑賞用に飾って置いても今のロードより昔のロードを飾ってた方が美しい。まあそう感じるのは僕みたいな昔の人間だけかもしれないけど、しかし確実に感じるのはスポーツバイクの愛好者は減っている、京奈和自転車道走ってもビワイチ走っても明確に減っている。
万博が未来を全然反映していないと思う一番の理由は「自転車がない」空飛ぶクルマみたいな実用性ゼロの見世物や、どうでもいいロボットはあっても21世紀も22世紀になってもみんなが一番使っている「未来の自転車がない」この先も一番使われ続けるのが自転車。エネルギーが必要ではなく効率が最もいい。
その自転車を使わない生活が未来の生活であるわけがない。
高齢者になり免許返上してから「電動アシスト」に乗るのではなく、もっと若いうちからスポーツバイクに乗りペダリングを身につけて置けば将来自転車使う生活する時でも安全に移行できる。若い子の自転車離れは将来大きな代償を支払わされるかも・・・