自転車道場

僕の自転車半世紀の記録 / 4

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ディープインパクト 2025/06/26 (木) 13:54:40

 城東輪業30年以上いってないです。たぶん卸は成立しない時代ですから無くなっても不思議じゃない。僕でも部品はアマゾンで買ってますから・・自転車屋で部品買えなくなっちゃいましたね。城東輪業は小売りはしてくれなかった卸の筋を通してた。でも部品の話とかシマノの話とか聞けて全部初めてのことだったので目を輝かせて聞いてた。あと売ってくれなかったけど捨てる部品(B品)をくれた。教えてもらってシマノ城下町の堺の町工場にもいった。そうなんだ実際にシマノ部品を作ってるのは堺の町工場なんだと知った。たぶん今は工場が中国やマレーシアにあるんでしょう、シマノの品質は堺の町工場の品質。戦国時代から鉄砲を作ってきた刀鍛冶の技術がシマノを支えた。だから昔のメードインジャパンのシマノと今のチャイナシマノを比べると、やっぱり雲泥の差を感じる。堺の職人は中国にはいない??

 日本の自転車部品の最高傑作は「シュパーブ」三信、スギノ、サンツァー、ダイヤコンペが1980年代、中野浩一とともに世界の頂点に立った。部品の箱にアンカンシェル(5輪の5色線)が入ってた。カンパの箱にはいつもアンカンシェルラインが入ってた。1960年代から1980年代まで世界の頂点はカンパだった。そして80年代、日本が頂点に立った。シュパーブはカンパレコードと同じく部屋に飾っていて眺めているだけで感動できる、芸術品。サンツァーが倒産し90年代、7400デュラでシマノが頂点に立つ。今の部品って真っ黒で個性がない。とても美術品の代わりにはならない、昭和は美術品になる自転車部品を作っていた。

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