第6回 アルミフレーム登場
クロモリフレームしか無かった時代、初めて見たアルミフレームはズノウに来ていた川崎さんが乗っていた。ALANとバッジがあった。これがアルミなんだ、ジロジロ。フレーム軽いんだろなと持ってみると、それほど軽くなかった。当時一番軽かった石渡のクロモリより少し軽い位。フレームは溶接ではなくラグに接着。剛性はほとんどなく柔らかくて乗り心地は抜群。アルミフレーム=乗り心地いい=柔らかいという情報がインプットされた。
僕が初めて買ったアルミフレームはブリジストン レイダック。これも乗り心地抜群だった。それから時代が下ってGIANT R3買ったんだけど、これがガチガチで地獄の腱鞘炎マシン、トレックもスペシャもアルミは硬さを競っていた時代、とても乗れたフレームではなかった。その代わり反応素早く走りはよかった。ALANもレイダックも反応悪かった。もうアルミ最悪時代が続く。
fuji アブソリュート3.0のフレームを買った時に、どうせまたガチガチだろと期待してなかったけど、すべるような走り、クロモリより振動吸収がよく、レイダックのような頼りなさもない。これ最高!しかしfuji最高時代はそう長くは続かなかった。3.0のフレームはアメリカ製でfujiはアメリカの会社。昔、日米富士という会社が日本にあったけど倒産?してアメリカに行きfujiになった。アブソリュートはアメリカ製アルミフレーム。フジは競輪ピストフレームも供給していてピストの会社のイメージが強い。
と何十年分の歴史を数行で語ってしまったけど、ALAN時代はアルミフレームは羨望の的、乗ってるだけで注目された、でも川崎さんそれほど速くなかったので、あまりいいフレームじゃなかったのかも?見た目はかっこよかった。レイダックが出た時、値段も安かったので試しに買ったけどクロモリの方が走ったので飾りで置いてた。
今はアルミは戦闘的なフレームが多い。カーボン全盛時代だけど一発逆転を狙えるフレームがアルミにはある。ただ乗り心地は厳しいので美容と健康には悪いかも??