2章 学習心理学の課題
課題1 レスポンデントの追加情報 リンク こちらのサイトではレスポンデントの条件付けの例や高度条件づけなどについて細かくわかりやすく解説されているかつオペラントの条件付けとの違いも分かりやすく説明されているのでレスポンデントの条件づけの理解が深まりさらには互いの条件づけの違いについても理解できるので教科書の理解をさらに促すことができると思いました。
課題2 「スケートボードがある(刺激)」ー「乗る(反応)」ー「転んでけがをする(結果)」 転んでけがをすることによる乗るということに対しての「罰子(嫌子)」のはたらきであり、獲得されていたオペラント条件づけの事例。スケートボードに対して苦手意識を持った場合、新たな行動が獲得される。
2章 学習心理学 課題1 三項随伴性についての追加です。三項随伴性は行動分析学ではABC分析と呼びます。ABC分析は三項随伴性の「刺激ー行動ー結果」に基づいて「行動の原因を環境と個人の相互作用」を理解するものです。そして結果によって一連の過程は強化されるとしています。 出典:https://psychologist.x0.com/terms/223.html#! この用語を選んだ理由は教科書ではあまり触れられていなかったですが、行動という範囲の分野を理解する上では実験などにもよく使われる言葉で個人的に学んでいる時に頻繁に出てくる言葉だと感じたからです。そして別名を知っておくことでこれから学ぶことがあった時に、今回の学びを思い出し有効的に活用できると考えたためです。
課題2 「お笑い番組をみる(刺激)」ー「真似をする(反応)」ー「周囲の人に面白いと褒められる、笑ってもらえる(結果)」 これは真似をすることで周りの人に褒められることで正の強化が働き、行動が繰り返されるというオペラント条件づけの事例です。
課題1: レスポンデントについての追加情報 パブロフはレスポンデントで条件づけをできることを提唱している。生まれつきの誘発刺激(無条件刺激)と、もともと無関係な刺激(中性刺激)を同時に与えることを繰り返すことで、もともと無関係な刺激が誘発刺激(条件刺激)に変化する。つまり、レスポンデントは特定の刺激に誘発される行動で、反射や本能行動が含まれる。 例として、パブロフの犬の場合は無条件刺激(餌を見ると唾液をだす)に中性刺激(ベルを鳴らす)を反復して繰り返すことで犬はベルを鳴らすだけで唾液を出すようになった。
出典: 日本心理学諸学会連合 心理学検定局「心理学検定基本キーワード改訂版」,2015年,実務教育出版
補足した理由として、教科書では「生まれつき決まりきった行動パターン」としか説明されておらず、その生まれつきの行動パターン(無条件刺激)が条件づけをする上でどの役割を果たしているのか明確にされていなかったためです。上記の内容を把握することでオペラントとの区別もつきやすくなると考えたため追加情報としました。
課題2: 夕方のチャイムが鳴る(刺激)-お風呂に入る(反応)-チャイムが鳴るとお風呂に入りたくなる(結果) 小さい頃から夕方のチャイム(19:00)が鳴るとお風呂に入っていた人が、18:00にチャイムが鳴る違う町で暮らした場合、時間は違うがお風呂に入りたくなるという、獲得された行動が維持されている事例である。
2章 学習心理学 課題1. 学習についての補足情報 学習とは「経験の結果生じる比較的永続的な行動の変容」と定義され、様々な経験によってそれ以前とは異なる行動が形成されることである。したがって、学校の教科学習は学習の一部にすぎない。なお、学習には疲労や病気による一時的な変化、薬物の効果、生物学的な成熟による行動上の変化などは含まない。
出典 日本心理学諸学会連合心理学検定局 「心理学検定基本キーワード改訂版」 2022年 実務教育出版.
補足した理由 教科書では、学習についての説明が簡単にしかされておらず、はっきりとした定義がなかったように感じたため、補足しました。また、教科書では学習に含まれることを少し紹介していますが、ここで学習には含まれないことを紹介しておくことで、「学習」というものをより正確に理解できると考え、補足しました。
課題2. 母親が忙しそうにしている(刺激)→子供が母親の手伝いをする(反応)→子供が母親に褒められる (結果) 母親が忙しそうにしているときに、子供が進んで手伝いをするという反応が維持されると考えます。この場合は、「母親に褒められる」ということが、子供にとって正の強化子となっています。
2章 学習心理学の課題 課題1 教科書内の青文字で書いてある三項随伴性について教科書内では刺激→反応→結果の順で起こる組と記述されているが引用した内容では環境→行動→変化と記している。こちらの方がわかりやすい。http://www.counselorweb.jp/article 課題2 眠たくなる(刺激)-エナジードリンクを摂取する(反応)-目が覚める(結果) この例は眠たくなってきた時にエナジードリンクを飲むことで目が覚め課題を続けることができるといった反応である。
>> 315返答ありがとうございます。 各指摘に対する自分の解釈を載せます。 課題1 お菓子等は生得的に報酬価を持つ一次強化刺激であり、本来報酬値を持たないトークンも一次強化刺激との古典的条件づけによって報酬値を獲得し、二次強化刺激として扱う事が出来る。つまり、トークンエコノミー法では、古典的条件づけにより二次強化刺激となったトークンを用いて、オペラント条件付けが行われているのである。
課題2 盲点でした。修正するならば、「質問による加点のある特定の講義中(刺激)」となるでしょうか。 前提となる状況については0章計量などでも重要でしたので、これからも注意します。
各指摘を修正した後、再投稿しようと思いますが、負の強化子について理解を固めたい点がありましたので質問します。
負の強化子の解釈につきまして、心理学概論の授業で用いた教科書には 「後続事象の生起によって直前の行動の自発頻度が減少した場合には、後続事象は負の強化子、あるいは罰子または嫌子と呼ばれる。講義中に私語をしていて怒られたという経験によって私語が減少したならば、怒られることは負の強化子として機能したわけである。」とあります。 この記載通りなら、負の強化子=罰子であり、>> 311提出時の自分は、問題はないと判断しました。 ですが>> 312、314でのやりとりを参照する限りでは負の強化子≠罰子です。
そこで返信後に心理学検定演習の記載を確認したところ 「オペラント条件付けは、①反応すれば報酬を与えると、反応が増加する(正の強化)、②反応すれば嫌悪刺激を与えると反応が減少する(正の罰)、③反応すれば報酬を除去すると、反応が減少する(負の罰)、④反応すれば嫌悪刺激を除去すると反応が増加する(負の強化)に分けられる」との記載がありました。
最終的には文献ごとの記載に差がある事も踏まえて、 「罰子=後続事象の生起により、反応が減少。(②③)負の強化子=④反応すれば嫌悪刺激を除去すると反応が増加。」 と解釈したのですが、特に問題は無いでしょうか?先生の解釈との齟齬はどの程度あるでしょうか?
2章 学習心理学の課題 課題1:学習とは何かを経験することによって、その後の行動が半永続的に変化することを意味します。教科書では簡単な例えと誰しもが生きていく上で必要とされる能力にまで当てはまる概念とだけ書かれていたので補足しました。出典:https://www.sankyobo.co.jp/dicgak.html
課題2:飼い主の命令(刺激)→犬が命令に従う(反応)→成功してお菓子などのご褒美をもらう(結果) 飼い主の命令(お座りなど)と共に、犬が座るようになる。命令に対する行動が成功体験や報酬(結果)をもたらすことで、新たな行動が生まれます。ご褒美によってそれが維持され、逆にご褒美をなくすと成功が減少します。
課題1 刺激について 教科書内では例としては挙げられていたものの、好子や嫌子といった刺激の種類、またそれが関わる強化と弱化についての記載が簡易的であったため、刺激について情報を捕捉する。
教科書p39から「刺激ー反応ー結果の3つの組」のことを三項随伴性という。 そのうちの刺激には種類がいくつか存在し、弁別刺激、好子、嫌子が挙げられる。 弁別刺激は、ある行動の手掛かりとなる刺激であり、反応のきっかけとしてとらえることができる。「お昼のチャイム」によって「食堂に行く」等の反応が引き起こされる例が、教科書p44で例示されている。ほかに、例としては「電話が鳴ると電話に出るが、鳴っていない時は出ない」「青信号では道路を渡るが、赤信号では道路を渡らない。(※1)」が挙げられ、弁別刺激は好子や嫌子とは別に、行動を引き起こしやすくする刺激のことを指している。 好子は、正の強化子や強化刺激と呼ばれ、この刺激が出現することで反応は強化されるが、消失した場合は反応は弱化される。例としては「お菓子」等の食べ物が挙げられる。 嫌子は、負の強化子や罰子と呼ばれ、この刺激が出現することで反応は弱化されるが、消失した場合は行動が強化される。例としては「叱られる」といった行動等が挙げられる。 また、強化と弱化について、刺激が出現することを「正」、刺激が消失することを「負」と表す。この刺激の出現/消失(正/負)と好子/嫌子の組み合わせにより行動の増減が変容する。例としては、叱られるから走り回る頻度が減少する(負の強化子が出現し、行動が減少した(正の弱化))、お菓子がもらえなくなるから遅くまで遊んでくる頻度が減少する(正の強化子が消失し、行動が減少した(負の弱化))等が挙げられる。 刺激の出現/消失(正/負)は、正の強化子(好子)や負の強化子(嫌子)の正/負とは違った扱い方がされているため注意したい。
参考・引用先 心理学用語集:オペラント条件付け リンク 放課後等デイサービス ほーぷ「弁別刺激と弁別訓練」(2019)※1 リンク%E3%81%A8%E8%A8%80%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82)
課題2 「登校時間(家から出る時間)になる(刺激)」→「学校に登校する(反応)」→「いじめられる(結果)」 正の弱化の例として、不登校を取り上げる。 刺激については個人差があるため、「学校に登校する」行動は、ほかに「テレビを消す」「靴を履く」等のルーティンのような行動が刺激になり引き起こされる場合も考えられるが、今回は「登校時間(家から出る時間)になる」という、時間を刺激とする。 登校時間となり、学校に登校して、いじめられる(殴る蹴るや言葉等、いじめられている本人が不快に思うこと)という流れは、嫌子(いじめられる)が出現(正)しているので、学校に登校することがなくなる(弱化)と想定される。つまりは正の弱化である。
ちなみに、この状況から通学するように条件づけるためには正の強化(好子を出現させて行動頻度を増加させる)か、負の強化(不快刺激を消失させて行動頻度を増加させる)の2択である(正の弱化をするには、そもそも好子が必要なため、正の弱化は除外)。ただし、不登校の状態で正の強化をするには「何を好子とするか」について検討する必要があり、これは、学校の中で楽しみを見出せない児童の場合は極めて難しいことである。また好子となりうる刺激(例えば友達とスポーツができる等)があったとしても、「いじめられる」という嫌子の影響が強ければ、条件付けが上手くなされない場合も考えられる。負の強化の場合はいじめ行動を無くす、もしくは本人がいじめられないような環境を作る必要がある。例としては保健室登校が挙げられる(「先生から電話で「学校においで」と言われる(刺激)→「保健室に行く(反応)」→「いじめられなかった(結果)」)。
「第2章 学習心理学の課題」 ●課題1:レスポンデントとオペラントについての追加情報(教科書p.34) ・レスポンデント条件付けの例:アルバート坊やの実験 この実験は、心理学者のワトソンとレイナーが行ったものである。 もともと白ネズミを見ても、怖がらなかったアルバート坊やに、 「白ネズミを見せてから大きい音を鳴らす」という行動を繰り返した結果、 白ネズミを見ただけで、恐怖反応を示すようになった。 ・レスポンデント条件付けとオペラント条件付けの違い これら2つの違いは、学習の仕組みである。 レスポンデント条件付けは、「刺激と刺激の関係」、 オペラント条件付けは、「弁別刺激(先行刺激)→行動(反応)→行動の結果」だ。
このことから、アルバート坊やの実験は、「白いネズミを見せる」という刺激に、 「大きい音を鳴らすという」という刺激を対提示させた、レスポンデント条件付けであり、教科書に書かれてあ る、ソーンダイクの問題箱の実験は、「扉が開かない(先行刺激)」→「自発される試行錯誤をしたうえでの行動 (反応)」→「扉が開く(行動の結果)」という三項随伴性によるオペラント条件付けである。 出典:オペラント条件づけ(道具的条件づけ)とは?学習の例をわかりやすく説明 | やさびと心理学(yasabito.com)
教科書は、ソーンダイクの問題箱の実験をもとに、オペラント条件付けについて詳しく説明している。その説明 に、レスポンデント条件付けの具体例と、2つの条件付けの違いについて、情報を追加することで、教科書がさらにわかりやすくなると考えた。
●課題2:「餌を持っている飼育員がいる(刺激)」→「ジャンプする(反応)」→「餌がもらえる(結果)」 この事例は、水族館にいる空腹のイルカが、餌を持っている飼育員のいる前でジャンプをすることによって、餌が もらえる(正の強化子)というものである。イルカがジャンプをしたときに必ず、餌を与えることで、イルカにとって、餌をもらえることがよいことである場合、獲得された行動が維持されるというオペラント条件付けである。
「2章 学習心理学の課題」
課題1:レスポンデントについてです。 パブロフはレスポンデントを条件づけられることを発見しました。有名な実験例として犬を用いた唾液条件付け実験があります。これは、犬がご飯を食べる際に毎回ベルの音を聞かせることで犬はご飯が提示されていなくてもベルの音を聞くだけで唾液分泌が誘発されるようになるというものです。また、この結果は消去したり回復することができます。
補足理由:教科書ではオペラントを中心として話が発展しており、レスポンデント反応でも条件付けを行えることが記載されていませんでした。レスポンデント条件付けも学習することで引き起こされるものなので、オペラント条件付けと対にして提示することでそれぞれの違いや特徴を理解でき教科書の理解を促すことができると考えたからです。
出典:https://kotobank.jp/word/レスポンデント条件づけ-151664
課題2:課題が提示される(刺激)→自発的に取り組む(反応)→褒められる(結果) これは褒められることが正の強化子となり、課題に自発的に取り組むという獲得された行動が維持されていく事例です。
2章 学習心理学の課題 課題1:強化子についての追加情報
強化子とは、目標となる行動を増やす(強化する)ための報酬などの刺激のこと。 動物に対する餌、子供に対するお菓子や褒めることなどが一般的な強化子として用いられるが、結果的に行動が増えることが強化子の定義であり、行動が増えなければそれは強化子ではない。
弱化子・罰子とは、目標となる行動を減らす(弱化する)ための罰などの刺激のこと。 動物や子供を叱ることなどが一般的な弱化子として用いられるが、結果的に行動が減ることが弱化子の定義であり、行動が減らなければそれは弱化子ではない。 出典:https://it-counselor.net/psychology-terms/reinforcement-punishment#toc2
補足した理由としては、教科書内では強化子の記述の割合が弱化子よりも多いせいか、これまでの投稿者の中にも強化子と罰子の区別の曖昧な方が見受けられたので、強化子と弱化子の定義の違いを比較することで、受講者の認識を今一度確認する手助けになると考えたからである。
課題2:「生の牡蠣がある(刺激)」‐「生の牡蠣を食べる(反応)」‐「食中毒になった(結果)」 これは食中毒になったことが生の牡蠣を食べたという行動に対して負の罰子としてはたらき、行動の頻度が少なくなるオペラント条件付けの事例である。
学習心理学 修正
課題① 強化子についての追加情報です。 強化子には持続性があり、強化子が正の強化子でも負の強化子でも、条件付けによって強化されたオペラント行動が、強化子を提示しないことによってなくなる消去という現象があります。 野島一彦 繁枡算男 公認心理士の基礎と実践2「心理学概論」 この情報を追加した理由として、教科書に消去の情報がなく、オペラント条件付けをしてから消去されるまでの過程が書いていなかったため、一度強化された行動がその後どうなるのか分かりません。今まで強化されていた行動が消去されることで、新しい行動を獲得するきっかけになります。消去は、教育や行動療法でも重要な要素であるため、有益な情報であると考えました。 課題2 信号が赤(刺激)→信号を守らない(反応)→警察に注意、逮捕(結果) この場合、警察に捕まったり注意されることが罰子となり、信号を守らないという反応の頻度が下がるオペラント条件付けの例です。
第2章 学習心理学
課題1 B.F.スキナーについての追加情報 スキナーは1928年あるいは1929年、大学院1年次に「スキナー箱」と呼ばれる実験装置を考案した。箱の中にバーを備え付け、ネズミがそのバーに触れると餌が出てくるという仕組みで実験を行った。バーを押し下げると餌粒が餌皿に放出されるようになっている箱の中に空腹のシロネズミを入れる。はじめは探索的行動などをし、ある時間経過したとき偶然にバーを押す。すると、餌粒が放出され、ネズミがそれを食べる。その後2.3回散発的にバーを押すが、やがて頻繁にバー押し反応を繰り返すようになる。そしてネズミをスキナー箱に放置したまま試行が繰り返され学習が進行していくのを観察した。 その実験から教科書のスキナーの考える学習の主張を具体的にどのようなことを行ってそのような主張になったのか補足できると考える。 出典 https://wesleyan.repo.nii.ac.jp/records/173
課題2 犬がいる(先行刺激)→触る(行動)→吠えられて恐怖を感じる(結果) このオペラント条件付けは恐怖という結果を得る(+)ため「正」に該当し、犬を見るという先行刺激を受けて触るという行動は減少(-)するので『正の弱化』に該当する。 このことから、獲得されていた行動が現れなくなっていく事例に該当すると考える。
2章 学習心理学の課題
課題1. スキナーが行った実験についての追加情報です。 反応レバー、餌皿、ランプなどがついたスキナー箱を作成し、動物を自由に行動させるフリーランオペラント手続きを考案しました。強化を与えないときのレバー押し反応率をオペラント水準と呼び、レバー押し反応を餌で強化すると徐々に反応率が高まります。強化を止める(消去)と反応率は一時的に上昇し、行動のばらつきが大きくなるが、その後反応率は低下します。一般に、強化回数が多いほど消去されにくく、反対に消去経験が多いほど消去されやすいとされます。
出典:日本心理学諸学会連合 心理学検定局編,心理学検定 基本キーワード[改訂版],2022年,実務教育出版.
教科書ではスキナーの主張については触れられていましたが、具体的にどのようなことを行ったのかについては書かれていませんでした。上記の情報を追加することで。スキナーが教科書で述べられていたような主張をするにあたった経緯を知ることができるという点で貢献できると考えました。
強化子についての追加情報です。 強化子には無条件性強化子(一時性強化子)、条件性強化子などの種類が存在します。無条件性強化とは、生まれながらにして強化子としての機能をもっている刺激のことです。具体例として食べ物、飲み物、電気ショック、気温などがあげられます。条件性強化子とは、経験によって強化子としての機能をもった刺激のことです。具体例としてゲームやおもちゃ、誉め言葉などがあげられます。般性強化子とは、複数の強化子と結びついているもののことです。具体例として、お金やポイント、スタンプなどがあげられます。
出典:https://yasabito.com/1321
教科書では、温度や気温の変化、人に出会うことなどの具体例は挙げられていましたが、それぞれの分類や名称については触れられていませんでした。上記の情報を追加することで、教科書に書かれていた具体例はどの種類に分類されるのかがわかり、反応の型を置き換える際の手がかりにもなるという点で貢献できると考えました。
課題2. カラスがいる(刺激)→石を投げる(反応)→攻撃される(結果) これは、カラスに攻撃されるということが正の罰となり、石を投げるという攻撃的な行動が無くなるというオペラント条件付けの事例であると考えました。
2章 学習心理学の課題 課題1 強化子についての追加情報 強化子とは行動の頻度を高める環境の変化(刺激)のこと。行動の後に強化子を提示することで、その行動は強化される。その中でも、生まれながら強化子としての機能を持っている刺激を「無条件性強化子」という。経験によって強化子としての機能を持った刺激を「条件性強化子」という。ある刺激が出現することで、行動の頻度が高まる場合は「正の強化子」という。ある刺激が消失することで、行動の頻度が高まる場合は「負の強化子」という。 出典 やさびと心理学 心理学の強化子とは?具体例・種類ごとの意味・使い方をわかりやすく解説 https://yasabito.com/1321
補足理由 教科書では具体例で終わっているため森先生が講義中に話していた、積極的な強化子、消極的な強化子の説明がありませんでした。なのでこの補足説明があることにより、教科書の具体例を補足説明と結び付けて理解を深めることができます。
課題2 オペラント行動の学習の事例 お昼のチャイムが鳴り、外に出かけると、新しい食べ物を食べられる。これはお昼のチャイムが刺激となり、外に出かけるという行動を起こしたため、新しい食べ物が食べられたという結果が得られている。この事例では、新しい食べ物を食べられるという結果が正の強化子となり、お昼のチャイムが鳴ると外に出かけるという行動をするようになるという獲得された行動が維持されている例である。
課題1: ここまでの投稿とコメントを読んだ方は「行動の頻度を下げる「負の強化子」がある」の部分が間違いであることがお分かりかと思います。 トークンエコノミー法におけるトークンは、なぜ強化子として働くのかを説明した方がよいと思います。その方法が、二つの条件づけによって可能になっていることを、ですね。 課題2: 厳密にいうと、どういう場合の行動なのかを述べた方がいいと思います。加点のない、別の授業でも質問するようになるでしょうか、この人は。
4点差し上げます。
ご名答、その通りです。間違いやすいので気をつけてください。
2点差し上げます。
課題1: 「消去」について触れられていなかったのは事実ですが、それを知っておくことはどういう意味で重要ですか。古典的条件づけの消去と混同しないようにするためにというのは一つの理由ですが、この章では古典的条件づけの消去には触れられていないですよね。それに、二つの消去を混同するのは、二つの条件づけを混同していることがそもそもの原因かと思います。 課題2: 「警察に捕まったり注意されることが負の強化子となり」の部分が間違っていますが、どう間違っているかわかりますか。これについても投稿を募集します。また「信号を守らないという反応がなくなる」ではありません、厳密にいうと。
>> 308 噛まれるという嫌悪刺激によってオペラント行動の頻度が低下しているので、罰子でした。指摘ありがとうございます。
第2章 学習心理学 課題1:「強化子」についての追加情報 強化子には行動の頻度を上げるものであるが、対立するものとして行動の頻度を下げる「負の強化子」がある。(この場合、強化子は正の強化子) また強化子はトークン(代用貨幣)などの間接的に行動の頻度を上げる物でもよい。 トークン(代用貨幣)単体に強化子としての役割は無いが、後にお菓子などと交換することで、適切な行動を増やす強化子としての運用が出来る。 これは教室や精神科病院、矯正施設などで使われる事を前提として、トークンエコノミー法と呼ばれている。
これらの話題を選んだ理由は、行動の頻度を下げる「負の強化子」についての追加情報を知る事で、教科書での実例等について、例えば「注目」→正の強化子「無視」→負の強化子 と、理解を促進出来ると考えたからである。 また、更にトークンエコノミー法などの間接的な強化子について知る事で、行動の頻度を変動させる現象全体の理解に貢献できると考えた。
出典1: 日本心理学諸学会連合 心理学検定局編,心理学検定基本キーワード改訂版,2022年,実務教育出版 出典2: 繁桝算男編,公認心理士の基礎と実践2 心理学概論,2018年,遠見書房
課題2:「講義中(刺激)」‐「質問する(反応)」‐「加点される(結果)」 この事例は、講義中、質問を行い、加点という正の強化子を与えられた事で、質問という反応が望ましいものだと学習し、新たな行動が獲得される事例だと言える。
課題1: これ、条件づけによる学習(行動変容)ですか? この内容が教科書と関係あるかどうかを考えてみてください。 課題2: これだと、どういう時のどういう行動が強化されているのか曖昧ですね。わかりますか?
3点差し上げます。
課題1: ノート的な箇条書きになっています。「効果の法則について」以降は、それまでとどう関係する情報なのかを明記してください。 内容については、のちのオペラント条件づけにおける随伴性の理解に確かにつながります。 課題2: 「目が覚める」が「よい出来事」であることが明示されているとよかったと思います。人によっては「眠れなくなって困った」となり、コーヒーを飲まなくなるかもしれません。
6点差し上げます。
課題1: 一足飛びに標的行動の強化ができないことが多々あります。それは標的行動それ自体が、放っておいたら生じない(オペラントレベルが0)からです。そういうときは、標的行動の生起につながるようなよりオペラントレベルが高い行動から強化していきます。下位目標を何段階か設定するという工夫をするのですね。これがシェイピングと呼ばれる手法です。12章あたりで出てきてもよい用語ですが、この教科書には出てきませんね。実際の臨床実践(行動療法など)に活用されているので、触れておいた方がよい知識かもしれません。 課題2: 「負の強化子」ではなく「罰子(嫌子)」ですね。どこが間違っているかわかりますか。投稿者じゃなくても、分かった人は投稿していいですよ。
8点差し上げます。
「扉が開くことはエサを一次強化子とした二次強化子」だとすれば、餌が得られなり、行動の結果が扉が開くことだけになっても、行動の頻度は低下しないでしょう。よく知っていましたね、二次強化子。ポイントを集めること自体が強化されてしまっている消費者のようですね。
学生同士の議論の発端を開いてくれてありがとうございます。質問への回答への返信、および追加情報をしてくれたのはなおよいと思います。単に知っている人が教えているのではなく、協力して理解に至ろうとしているように見えます。 「空腹」というのは先行刺激とは考えられないと思います。学習メカニズムの構成要素というより、学習が成立する前提といったところでしょうか。「扉が開く」が「餌を確保できる」ことに直結しているので、真の強化子は「扉を開くことで得られる餌」となるでしょうね。
学習心理学 課題① 強化子についての追加情報です。 強化子には持続性があり、強化子が正の強化子でも負の強化子でも、条件付けによって強化されたオペラント行動が、強化子を提示しないことによってなくなる消去という現象があります。 オペラント行動が消去される期間ですが、強化子を提示しなくなってから一日目は、強化子を提示している場合と同じオペラント行動が見られますが、二日目と三日目からは一気にオペラント行動が消去され、4日でオペラント行動が全く見られなくなります。 「部分強化における強化子出現の規則性と反応の持続性」内田 雅人 K201454119130.pdf この情報を追加した理由として、教科書に消去の情報がなく、オペラント条件付けをしてから消去されるまでの過程が書いていなかったため、私はオペラント条件付けの消去と古典的条件付けの消去を混同してしまいました。この消去までの情報を書くことで、同じ誤解を防ぐことができ、役に立つ情報であると考えました。
課題2 信号が赤(刺激)→信号を守らない(反応)→警察に注意、逮捕(結果) この場合、警察に捕まったり注意されることが負の強化子となり、信号を守らないという反応がなくなるオペラント条件付けの例です。
専門的には「平均への回帰」と言って、全般的に上昇あるいは下降傾向でも、ミクロに見ると逆行することがあります。「ジグザク変化するが、真実はその中間にあり」のが平均への回帰です。スポーツ選手の成績なんかも上下しますよね。平均して3割バッターだとしても。 しかしこのグラフによれば、学習というものは離散的でなく、連続的なものだということですね。つまり、どこかから完全にできるようになるというものでなく、できるとできないの比率が変わっていくというものだということです。これが試行錯誤の姿なのでしょう。 受講生同士の質疑応答、いいですね。今後も続けてください。
第2章 学習心理学 課題
課題1 行動変容の追加情報 行動変容の具体例 1)今までに経験したことのない行動を新たに始める。 2)かつて経験したことのある行動を再開する。 3)好ましくない行動をやめる。 4)行動を修正する。 5)これら4つを継続する。 行動変容には、種々の多様員が複雑に影響しあっており、行動変容の事象や状況を説明し、予測する概念が抽出されている。 出典 津田・石橋 行動変容 日本保健医療行動科学会雑誌 34(1),2019 49-59
教科書で見た行動変容では、具体的にどうするのかが書かれていなかったため、行動変容の追加情報を選出した。「できないことができるようになる」ではなく、具体的に説明することによって、行動変容の意味と流れがわかりやすくなると考えた。
課題2 「天気のいい休日(刺激)」→「野球をしに行く(反応)」→「楽しかった(結果)」 これは野球をしにいった結果、楽しかったという正の強化子がはたらき、獲得された行動が維持される事例である。
>> 300 三項随伴性についての指摘、ありがとうございます。扉が開くことはエサを一次強化子とした二次強化的にはたらいているのかもしれませんね。
2章 学習心理学の課題 課題1 刺激についての追加情報 刺激には強化刺激と嫌悪刺激がある。ソーンダイクは強化刺激とは満足をもたらす刺激と考えた。(効果の法則) 効果の法則について 1.満足の法則:反応直後に満足をもたらす反応は、その状況と強固に連合し、その状況でより生じやすくなる。 2.不満足の法則:反応直後に不快をもたらす反応は、その状況との連合が弱まり、その状況でより生じにくくなる。 3.強度の法則:満足や不快の程度が高いほど連合の変化が大きくなる。
出典 日本心理学諸学会連合 心理学検定局編,心理学検定基本キーワード改訂版,2022,実務教育出版 補足した理由として、この効果の法則を知ったうえでなら反応すれば刺激が与えられる場合と、反応すれば刺激が除去される場合の随伴性の理解に役立つと考えたからである。
課題2 「眠気がする(刺激)」-「コーヒーを飲む(反応)」-「目が覚める(結果)」 この事例では、眠気がすると目を覚ますためにコーヒーを飲むという反応が維持される事例といえる。
>> 296 回答ありがとうございます! なるほど、初期段階ではまだ完全に学習がされていなかったという事ですね。 日常の試行錯誤の事を考えてみると、確かに納得のいく説明です。 例示して頂いた三項随伴性について、「扉が開く」が結果として強化子になり得るか気になり調べてみたのですが、 どうやらソーンダイクの問題箱では、先行刺激として更に「空腹」、結果・後続刺激として扉の外に「餌」があるようです。 つまり三項随伴性として表記すると、「空腹状況に問題箱の中にいる(先行刺激)」‐「ペダルを踏む(行動)」‐「扉が開き餌を食べられる(結果・後続刺激)」となると考えられます。 追記した情報が参考になれば幸いです。
課題1: 教科書のどこがわかりにくいですか。確かに、この記事の方が詳細ですが、簡略な説明でわかるのであれば簡略の方がよいです。 課題2: 教科書の主張が妥当だと思う根拠は何でしょうか。
課題1: 「二つの処理系」とは何ですか。それから課題文には「どういう点でその情報が教科書の理解に貢献するのかを必ず説明すること」とあるので、これについても触れてください。 これは多分論文なので、「著者名」「論文名」「掲載誌」「掲載巻数」「掲載ページ」「発行年」といった情報が必要です。「掲載巻数」「掲載ページ」を入れてください。 課題2: 主張があるのみで、根拠がないですよ。
2章 学習心理学の課題 課題1:オペラント・レベルについての追加情報 強化したい行動(標的行動)のオペラントレベルが0のとき、「シェイピング」という強化と消去を組み合わせた以下のような手法で行動を形成する。 ①標的行動に近いオペラントレベルが0ではない行動を強化する 例)お手が標的行動の時、指示に対して少しでも手を動かしたときエサを与える ②一旦その行動を消去する(強化子の呈示をやめる)と、行動のばらつきが大きくなる ③2でとった行動の中から、より標的行動に近いものを強化する 例)指示に対して手を上げたときにエサを与える ④2,3を繰り返し最終的に標的行動を形成する。
出典)日本心理学諸学会連合 心理学検定局編,心理学検定基本キーワード改訂版,2022年,実務教育出版
私がこの情報を選んだのは、教科書では元のオペラントレベルが0の行動について触れられていなかったためである。 シェイピング自体も動物の調教や行動療法などで用いられる手法であり、有益な情報であると考えた。
課題2:「犬がいる(刺激)」‐「撫でる(反応)」‐「噛まれた(結果)」 これは噛まれたことが撫でる行動に対して負の強化子としてはたらき、獲得されていた行動が現れなくなるオペラント条件付けの事例である。また、犬を見ると逃げるようになった場合、新たな行動が獲得される事例と言える。
>> 295 簡単にいうと、p36,l13の通り、「2試行目で早く脱出できたのはたまたまだったから」だと思います。 箱の扉が開く条件をペダル踏み行動と仮定します。グラフから、1度目はなかなか踏まず、2度目はかなり早い段階でペダルを踏んだことがわかります。しかし、この段階ではまだ「ペダルを踏むと扉が開く」と学習したわけではなく、偶然早い段階で踏んだに過ぎないのです。そのため、3度目では2度目よりも脱出に時間がかかっています。5~12度目を見ると若干の上下はあるものの大幅に時間が短縮しています。これは、たまたまペダルを踏むことを繰り返して「ペダルを踏むと扉が開く」という随伴性を学習している様子です。 三項随伴性に当てはめると、「問題箱の中にいる(先行刺激)」‐「ペダルを踏む(行動)」‐「扉が開く(結果・後続刺激)」となります。図2.1のグラフは、扉が開くことが強化子となってペダル踏み行動の自発頻度が上昇していく様子を脱出時間の短縮に置き換えて示しているグラフです。
2章 学習心理学 質問 教科書p36,8行目に「脱出の時間が試行数と共に急速に減少」とあります。試行錯誤の積み重ねで学習が進むのであれば、これは同ページ図2.1の「2試行目より3試行目の方が脱出までの時間が長い」という結果と食い違っていませんか?
これらの記載について何か情報ある方居たら返信お願いします。
課題1: 課題文には「どういう点でその情報が教科書の理解に貢献するのかを必ず説明すること」とありますので、この部分を書いてください。 課題2: 両眼視差を事例とする投稿はずっと前にありました。そちらも参照してください。「両目の異なる視差を脳が統合し、奥行きや距離の知覚に繋げるための情報源となっていると考える」根拠は何ですか?
課題1: 「「時間的に配置」という部分が不明瞭」と言われますが、教科書ではその後に、あなたが言及している速度差による説明がなされています。教科書の情報で十分ではないかと。 課題2: 像が近づくいているか遠ざかっているかが経験に依拠するとは考えにくいですが、これを認めた上で話をすると、「記憶」が作用しているので加工説は指示されると主張されているように思えます。「記憶」なんて言わないで、経験によって物の見え方が変わると考えてはどうですか。脳はいらないのでは? 要は、経験によって異なる機械になったのです。
課題1: 視覚以外の「盲点」の用法については、教科書の内容と関係ないので不要だと思います。同じ情報に基づく同様の投稿が既にありましたので、コメントはそちらを参照してください。 課題2: 脳を経由しない反射については、あなたと同様の事例を挙げた投稿が既になされています。脊髄反射が存在するからと言って、脳による加工説が否定されるわけではないですよ。
課題1: 外受容感覚以外の感覚に関する情報は既に投稿がなされています。「認知」と「認識」については、心理学ではなく日常用語としての差異が示されている記事なので、教科書とは関係ないと思います。 「→」等は私的なノートや、口頭による説明が併用されるスライドなどにとどめ、テストやレポートでは使用を回避した方がいいです。 課題2: 「加工説に何かが足りない」ではなく、「加工があるのか、ないのか」が問われていますので、この解答だと関連しない答えになってしまいませんか。書かれていること自体は興味深いですけれども。
2章 学習心理学の課題
課題1
レスポンデントの追加情報
リンク
こちらのサイトではレスポンデントの条件付けの例や高度条件づけなどについて細かくわかりやすく解説されているかつオペラントの条件付けとの違いも分かりやすく説明されているのでレスポンデントの条件づけの理解が深まりさらには互いの条件づけの違いについても理解できるので教科書の理解をさらに促すことができると思いました。
課題2
「スケートボードがある(刺激)」ー「乗る(反応)」ー「転んでけがをする(結果)」
転んでけがをすることによる乗るということに対しての「罰子(嫌子)」のはたらきであり、獲得されていたオペラント条件づけの事例。スケートボードに対して苦手意識を持った場合、新たな行動が獲得される。
2章 学習心理学
課題1
三項随伴性についての追加です。三項随伴性は行動分析学ではABC分析と呼びます。ABC分析は三項随伴性の「刺激ー行動ー結果」に基づいて「行動の原因を環境と個人の相互作用」を理解するものです。そして結果によって一連の過程は強化されるとしています。
出典:https://psychologist.x0.com/terms/223.html#!
この用語を選んだ理由は教科書ではあまり触れられていなかったですが、行動という範囲の分野を理解する上では実験などにもよく使われる言葉で個人的に学んでいる時に頻繁に出てくる言葉だと感じたからです。そして別名を知っておくことでこれから学ぶことがあった時に、今回の学びを思い出し有効的に活用できると考えたためです。
課題2
「お笑い番組をみる(刺激)」ー「真似をする(反応)」ー「周囲の人に面白いと褒められる、笑ってもらえる(結果)」
これは真似をすることで周りの人に褒められることで正の強化が働き、行動が繰り返されるというオペラント条件づけの事例です。
2章 学習心理学の課題
課題1: レスポンデントについての追加情報
パブロフはレスポンデントで条件づけをできることを提唱している。生まれつきの誘発刺激(無条件刺激)と、もともと無関係な刺激(中性刺激)を同時に与えることを繰り返すことで、もともと無関係な刺激が誘発刺激(条件刺激)に変化する。つまり、レスポンデントは特定の刺激に誘発される行動で、反射や本能行動が含まれる。
例として、パブロフの犬の場合は無条件刺激(餌を見ると唾液をだす)に中性刺激(ベルを鳴らす)を反復して繰り返すことで犬はベルを鳴らすだけで唾液を出すようになった。
出典: 日本心理学諸学会連合 心理学検定局「心理学検定基本キーワード改訂版」,2015年,実務教育出版
補足した理由として、教科書では「生まれつき決まりきった行動パターン」としか説明されておらず、その生まれつきの行動パターン(無条件刺激)が条件づけをする上でどの役割を果たしているのか明確にされていなかったためです。上記の内容を把握することでオペラントとの区別もつきやすくなると考えたため追加情報としました。
課題2: 夕方のチャイムが鳴る(刺激)-お風呂に入る(反応)-チャイムが鳴るとお風呂に入りたくなる(結果)
小さい頃から夕方のチャイム(19:00)が鳴るとお風呂に入っていた人が、18:00にチャイムが鳴る違う町で暮らした場合、時間は違うがお風呂に入りたくなるという、獲得された行動が維持されている事例である。
2章 学習心理学
課題1.
学習についての補足情報
学習とは「経験の結果生じる比較的永続的な行動の変容」と定義され、様々な経験によってそれ以前とは異なる行動が形成されることである。したがって、学校の教科学習は学習の一部にすぎない。なお、学習には疲労や病気による一時的な変化、薬物の効果、生物学的な成熟による行動上の変化などは含まない。
出典
日本心理学諸学会連合心理学検定局 「心理学検定基本キーワード改訂版」 2022年 実務教育出版.
補足した理由
教科書では、学習についての説明が簡単にしかされておらず、はっきりとした定義がなかったように感じたため、補足しました。また、教科書では学習に含まれることを少し紹介していますが、ここで学習には含まれないことを紹介しておくことで、「学習」というものをより正確に理解できると考え、補足しました。
課題2.
母親が忙しそうにしている(刺激)→子供が母親の手伝いをする(反応)→子供が母親に褒められる (結果)
母親が忙しそうにしているときに、子供が進んで手伝いをするという反応が維持されると考えます。この場合は、「母親に褒められる」ということが、子供にとって正の強化子となっています。
2章 学習心理学の課題
課題1 教科書内の青文字で書いてある三項随伴性について教科書内では刺激→反応→結果の順で起こる組と記述されているが引用した内容では環境→行動→変化と記している。こちらの方がわかりやすい。http://www.counselorweb.jp/article
課題2 眠たくなる(刺激)-エナジードリンクを摂取する(反応)-目が覚める(結果)
この例は眠たくなってきた時にエナジードリンクを飲むことで目が覚め課題を続けることができるといった反応である。
>> 315返答ありがとうございます。
各指摘に対する自分の解釈を載せます。
課題1
お菓子等は生得的に報酬価を持つ一次強化刺激であり、本来報酬値を持たないトークンも一次強化刺激との古典的条件づけによって報酬値を獲得し、二次強化刺激として扱う事が出来る。つまり、トークンエコノミー法では、古典的条件づけにより二次強化刺激となったトークンを用いて、オペラント条件付けが行われているのである。
課題2
盲点でした。修正するならば、「質問による加点のある特定の講義中(刺激)」となるでしょうか。
前提となる状況については0章計量などでも重要でしたので、これからも注意します。
各指摘を修正した後、再投稿しようと思いますが、負の強化子について理解を固めたい点がありましたので質問します。
負の強化子の解釈につきまして、心理学概論の授業で用いた教科書には
「後続事象の生起によって直前の行動の自発頻度が減少した場合には、後続事象は負の強化子、あるいは罰子または嫌子と呼ばれる。講義中に私語をしていて怒られたという経験によって私語が減少したならば、怒られることは負の強化子として機能したわけである。」とあります。
この記載通りなら、負の強化子=罰子であり、>> 311提出時の自分は、問題はないと判断しました。
ですが>> 312、314でのやりとりを参照する限りでは負の強化子≠罰子です。
そこで返信後に心理学検定演習の記載を確認したところ
「オペラント条件付けは、①反応すれば報酬を与えると、反応が増加する(正の強化)、②反応すれば嫌悪刺激を与えると反応が減少する(正の罰)、③反応すれば報酬を除去すると、反応が減少する(負の罰)、④反応すれば嫌悪刺激を除去すると反応が増加する(負の強化)に分けられる」との記載がありました。
最終的には文献ごとの記載に差がある事も踏まえて、
「罰子=後続事象の生起により、反応が減少。(②③)負の強化子=④反応すれば嫌悪刺激を除去すると反応が増加。」
と解釈したのですが、特に問題は無いでしょうか?先生の解釈との齟齬はどの程度あるでしょうか?
2章 学習心理学の課題
課題1:学習とは何かを経験することによって、その後の行動が半永続的に変化することを意味します。教科書では簡単な例えと誰しもが生きていく上で必要とされる能力にまで当てはまる概念とだけ書かれていたので補足しました。出典:https://www.sankyobo.co.jp/dicgak.html
課題2:飼い主の命令(刺激)→犬が命令に従う(反応)→成功してお菓子などのご褒美をもらう(結果)
飼い主の命令(お座りなど)と共に、犬が座るようになる。命令に対する行動が成功体験や報酬(結果)をもたらすことで、新たな行動が生まれます。ご褒美によってそれが維持され、逆にご褒美をなくすと成功が減少します。
課題1 刺激について
教科書内では例としては挙げられていたものの、好子や嫌子といった刺激の種類、またそれが関わる強化と弱化についての記載が簡易的であったため、刺激について情報を捕捉する。
教科書p39から「刺激ー反応ー結果の3つの組」のことを三項随伴性という。
そのうちの刺激には種類がいくつか存在し、弁別刺激、好子、嫌子が挙げられる。
弁別刺激は、ある行動の手掛かりとなる刺激であり、反応のきっかけとしてとらえることができる。「お昼のチャイム」によって「食堂に行く」等の反応が引き起こされる例が、教科書p44で例示されている。ほかに、例としては「電話が鳴ると電話に出るが、鳴っていない時は出ない」「青信号では道路を渡るが、赤信号では道路を渡らない。(※1)」が挙げられ、弁別刺激は好子や嫌子とは別に、行動を引き起こしやすくする刺激のことを指している。
好子は、正の強化子や強化刺激と呼ばれ、この刺激が出現することで反応は強化されるが、消失した場合は反応は弱化される。例としては「お菓子」等の食べ物が挙げられる。
嫌子は、負の強化子や罰子と呼ばれ、この刺激が出現することで反応は弱化されるが、消失した場合は行動が強化される。例としては「叱られる」といった行動等が挙げられる。
また、強化と弱化について、刺激が出現することを「正」、刺激が消失することを「負」と表す。この刺激の出現/消失(正/負)と好子/嫌子の組み合わせにより行動の増減が変容する。例としては、叱られるから走り回る頻度が減少する(負の強化子が出現し、行動が減少した(正の弱化))、お菓子がもらえなくなるから遅くまで遊んでくる頻度が減少する(正の強化子が消失し、行動が減少した(負の弱化))等が挙げられる。
刺激の出現/消失(正/負)は、正の強化子(好子)や負の強化子(嫌子)の正/負とは違った扱い方がされているため注意したい。
参考・引用先
心理学用語集:オペラント条件付け
リンク
放課後等デイサービス ほーぷ「弁別刺激と弁別訓練」(2019)※1
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課題2
「登校時間(家から出る時間)になる(刺激)」→「学校に登校する(反応)」→「いじめられる(結果)」
正の弱化の例として、不登校を取り上げる。
刺激については個人差があるため、「学校に登校する」行動は、ほかに「テレビを消す」「靴を履く」等のルーティンのような行動が刺激になり引き起こされる場合も考えられるが、今回は「登校時間(家から出る時間)になる」という、時間を刺激とする。
登校時間となり、学校に登校して、いじめられる(殴る蹴るや言葉等、いじめられている本人が不快に思うこと)という流れは、嫌子(いじめられる)が出現(正)しているので、学校に登校することがなくなる(弱化)と想定される。つまりは正の弱化である。
ちなみに、この状況から通学するように条件づけるためには正の強化(好子を出現させて行動頻度を増加させる)か、負の強化(不快刺激を消失させて行動頻度を増加させる)の2択である(正の弱化をするには、そもそも好子が必要なため、正の弱化は除外)。ただし、不登校の状態で正の強化をするには「何を好子とするか」について検討する必要があり、これは、学校の中で楽しみを見出せない児童の場合は極めて難しいことである。また好子となりうる刺激(例えば友達とスポーツができる等)があったとしても、「いじめられる」という嫌子の影響が強ければ、条件付けが上手くなされない場合も考えられる。負の強化の場合はいじめ行動を無くす、もしくは本人がいじめられないような環境を作る必要がある。例としては保健室登校が挙げられる(「先生から電話で「学校においで」と言われる(刺激)→「保健室に行く(反応)」→「いじめられなかった(結果)」)。
「第2章 学習心理学の課題」
●課題1:レスポンデントとオペラントについての追加情報(教科書p.34)
・レスポンデント条件付けの例:アルバート坊やの実験
この実験は、心理学者のワトソンとレイナーが行ったものである。
もともと白ネズミを見ても、怖がらなかったアルバート坊やに、
「白ネズミを見せてから大きい音を鳴らす」という行動を繰り返した結果、
白ネズミを見ただけで、恐怖反応を示すようになった。
・レスポンデント条件付けとオペラント条件付けの違い
これら2つの違いは、学習の仕組みである。
レスポンデント条件付けは、「刺激と刺激の関係」、
オペラント条件付けは、「弁別刺激(先行刺激)→行動(反応)→行動の結果」だ。
このことから、アルバート坊やの実験は、「白いネズミを見せる」という刺激に、
「大きい音を鳴らすという」という刺激を対提示させた、レスポンデント条件付けであり、教科書に書かれてあ
る、ソーンダイクの問題箱の実験は、「扉が開かない(先行刺激)」→「自発される試行錯誤をしたうえでの行動
(反応)」→「扉が開く(行動の結果)」という三項随伴性によるオペラント条件付けである。
出典:オペラント条件づけ(道具的条件づけ)とは?学習の例をわかりやすく説明 | やさびと心理学(yasabito.com)
教科書は、ソーンダイクの問題箱の実験をもとに、オペラント条件付けについて詳しく説明している。その説明 に、レスポンデント条件付けの具体例と、2つの条件付けの違いについて、情報を追加することで、教科書がさらにわかりやすくなると考えた。
●課題2:「餌を持っている飼育員がいる(刺激)」→「ジャンプする(反応)」→「餌がもらえる(結果)」
この事例は、水族館にいる空腹のイルカが、餌を持っている飼育員のいる前でジャンプをすることによって、餌が もらえる(正の強化子)というものである。イルカがジャンプをしたときに必ず、餌を与えることで、イルカにとって、餌をもらえることがよいことである場合、獲得された行動が維持されるというオペラント条件付けである。
「2章 学習心理学の課題」
課題1:レスポンデントについてです。
パブロフはレスポンデントを条件づけられることを発見しました。有名な実験例として犬を用いた唾液条件付け実験があります。これは、犬がご飯を食べる際に毎回ベルの音を聞かせることで犬はご飯が提示されていなくてもベルの音を聞くだけで唾液分泌が誘発されるようになるというものです。また、この結果は消去したり回復することができます。
補足理由:教科書ではオペラントを中心として話が発展しており、レスポンデント反応でも条件付けを行えることが記載されていませんでした。レスポンデント条件付けも学習することで引き起こされるものなので、オペラント条件付けと対にして提示することでそれぞれの違いや特徴を理解でき教科書の理解を促すことができると考えたからです。
出典:https://kotobank.jp/word/レスポンデント条件づけ-151664
課題2:課題が提示される(刺激)→自発的に取り組む(反応)→褒められる(結果)
これは褒められることが正の強化子となり、課題に自発的に取り組むという獲得された行動が維持されていく事例です。
2章 学習心理学の課題
課題1:強化子についての追加情報
強化子とは、目標となる行動を増やす(強化する)ための報酬などの刺激のこと。
動物に対する餌、子供に対するお菓子や褒めることなどが一般的な強化子として用いられるが、結果的に行動が増えることが強化子の定義であり、行動が増えなければそれは強化子ではない。
弱化子・罰子とは、目標となる行動を減らす(弱化する)ための罰などの刺激のこと。
動物や子供を叱ることなどが一般的な弱化子として用いられるが、結果的に行動が減ることが弱化子の定義であり、行動が減らなければそれは弱化子ではない。
出典:https://it-counselor.net/psychology-terms/reinforcement-punishment#toc2
補足した理由としては、教科書内では強化子の記述の割合が弱化子よりも多いせいか、これまでの投稿者の中にも強化子と罰子の区別の曖昧な方が見受けられたので、強化子と弱化子の定義の違いを比較することで、受講者の認識を今一度確認する手助けになると考えたからである。
課題2:「生の牡蠣がある(刺激)」‐「生の牡蠣を食べる(反応)」‐「食中毒になった(結果)」
これは食中毒になったことが生の牡蠣を食べたという行動に対して負の罰子としてはたらき、行動の頻度が少なくなるオペラント条件付けの事例である。
学習心理学 修正
課題①
強化子についての追加情報です。
強化子には持続性があり、強化子が正の強化子でも負の強化子でも、条件付けによって強化されたオペラント行動が、強化子を提示しないことによってなくなる消去という現象があります。
野島一彦 繁枡算男 公認心理士の基礎と実践2「心理学概論」
この情報を追加した理由として、教科書に消去の情報がなく、オペラント条件付けをしてから消去されるまでの過程が書いていなかったため、一度強化された行動がその後どうなるのか分かりません。今まで強化されていた行動が消去されることで、新しい行動を獲得するきっかけになります。消去は、教育や行動療法でも重要な要素であるため、有益な情報であると考えました。
課題2
信号が赤(刺激)→信号を守らない(反応)→警察に注意、逮捕(結果)
この場合、警察に捕まったり注意されることが罰子となり、信号を守らないという反応の頻度が下がるオペラント条件付けの例です。
第2章 学習心理学
課題1
B.F.スキナーについての追加情報
スキナーは1928年あるいは1929年、大学院1年次に「スキナー箱」と呼ばれる実験装置を考案した。箱の中にバーを備え付け、ネズミがそのバーに触れると餌が出てくるという仕組みで実験を行った。バーを押し下げると餌粒が餌皿に放出されるようになっている箱の中に空腹のシロネズミを入れる。はじめは探索的行動などをし、ある時間経過したとき偶然にバーを押す。すると、餌粒が放出され、ネズミがそれを食べる。その後2.3回散発的にバーを押すが、やがて頻繁にバー押し反応を繰り返すようになる。そしてネズミをスキナー箱に放置したまま試行が繰り返され学習が進行していくのを観察した。
その実験から教科書のスキナーの考える学習の主張を具体的にどのようなことを行ってそのような主張になったのか補足できると考える。
出典 https://wesleyan.repo.nii.ac.jp/records/173
課題2
犬がいる(先行刺激)→触る(行動)→吠えられて恐怖を感じる(結果)
このオペラント条件付けは恐怖という結果を得る(+)ため「正」に該当し、犬を見るという先行刺激を受けて触るという行動は減少(-)するので『正の弱化』に該当する。
このことから、獲得されていた行動が現れなくなっていく事例に該当すると考える。
2章 学習心理学の課題
課題1.
スキナーが行った実験についての追加情報です。
反応レバー、餌皿、ランプなどがついたスキナー箱を作成し、動物を自由に行動させるフリーランオペラント手続きを考案しました。強化を与えないときのレバー押し反応率をオペラント水準と呼び、レバー押し反応を餌で強化すると徐々に反応率が高まります。強化を止める(消去)と反応率は一時的に上昇し、行動のばらつきが大きくなるが、その後反応率は低下します。一般に、強化回数が多いほど消去されにくく、反対に消去経験が多いほど消去されやすいとされます。
出典:日本心理学諸学会連合 心理学検定局編,心理学検定 基本キーワード[改訂版],2022年,実務教育出版.
教科書ではスキナーの主張については触れられていましたが、具体的にどのようなことを行ったのかについては書かれていませんでした。上記の情報を追加することで。スキナーが教科書で述べられていたような主張をするにあたった経緯を知ることができるという点で貢献できると考えました。
強化子についての追加情報です。
強化子には無条件性強化子(一時性強化子)、条件性強化子などの種類が存在します。無条件性強化とは、生まれながらにして強化子としての機能をもっている刺激のことです。具体例として食べ物、飲み物、電気ショック、気温などがあげられます。条件性強化子とは、経験によって強化子としての機能をもった刺激のことです。具体例としてゲームやおもちゃ、誉め言葉などがあげられます。般性強化子とは、複数の強化子と結びついているもののことです。具体例として、お金やポイント、スタンプなどがあげられます。
出典:https://yasabito.com/1321
教科書では、温度や気温の変化、人に出会うことなどの具体例は挙げられていましたが、それぞれの分類や名称については触れられていませんでした。上記の情報を追加することで、教科書に書かれていた具体例はどの種類に分類されるのかがわかり、反応の型を置き換える際の手がかりにもなるという点で貢献できると考えました。
課題2.
カラスがいる(刺激)→石を投げる(反応)→攻撃される(結果)
これは、カラスに攻撃されるということが正の罰となり、石を投げるという攻撃的な行動が無くなるというオペラント条件付けの事例であると考えました。
2章 学習心理学の課題
課題1
強化子についての追加情報
強化子とは行動の頻度を高める環境の変化(刺激)のこと。行動の後に強化子を提示することで、その行動は強化される。その中でも、生まれながら強化子としての機能を持っている刺激を「無条件性強化子」という。経験によって強化子としての機能を持った刺激を「条件性強化子」という。ある刺激が出現することで、行動の頻度が高まる場合は「正の強化子」という。ある刺激が消失することで、行動の頻度が高まる場合は「負の強化子」という。
出典 やさびと心理学 心理学の強化子とは?具体例・種類ごとの意味・使い方をわかりやすく解説
https://yasabito.com/1321
補足理由
教科書では具体例で終わっているため森先生が講義中に話していた、積極的な強化子、消極的な強化子の説明がありませんでした。なのでこの補足説明があることにより、教科書の具体例を補足説明と結び付けて理解を深めることができます。
課題2
オペラント行動の学習の事例
お昼のチャイムが鳴り、外に出かけると、新しい食べ物を食べられる。これはお昼のチャイムが刺激となり、外に出かけるという行動を起こしたため、新しい食べ物が食べられたという結果が得られている。この事例では、新しい食べ物を食べられるという結果が正の強化子となり、お昼のチャイムが鳴ると外に出かけるという行動をするようになるという獲得された行動が維持されている例である。
課題1: ここまでの投稿とコメントを読んだ方は「行動の頻度を下げる「負の強化子」がある」の部分が間違いであることがお分かりかと思います。
トークンエコノミー法におけるトークンは、なぜ強化子として働くのかを説明した方がよいと思います。その方法が、二つの条件づけによって可能になっていることを、ですね。
課題2: 厳密にいうと、どういう場合の行動なのかを述べた方がいいと思います。加点のない、別の授業でも質問するようになるでしょうか、この人は。
4点差し上げます。
ご名答、その通りです。間違いやすいので気をつけてください。
2点差し上げます。
課題1: 「消去」について触れられていなかったのは事実ですが、それを知っておくことはどういう意味で重要ですか。古典的条件づけの消去と混同しないようにするためにというのは一つの理由ですが、この章では古典的条件づけの消去には触れられていないですよね。それに、二つの消去を混同するのは、二つの条件づけを混同していることがそもそもの原因かと思います。
課題2: 「警察に捕まったり注意されることが負の強化子となり」の部分が間違っていますが、どう間違っているかわかりますか。これについても投稿を募集します。また「信号を守らないという反応がなくなる」ではありません、厳密にいうと。
4点差し上げます。
>> 308
噛まれるという嫌悪刺激によってオペラント行動の頻度が低下しているので、罰子でした。指摘ありがとうございます。
第2章 学習心理学
課題1:「強化子」についての追加情報
強化子には行動の頻度を上げるものであるが、対立するものとして行動の頻度を下げる「負の強化子」がある。(この場合、強化子は正の強化子)
また強化子はトークン(代用貨幣)などの間接的に行動の頻度を上げる物でもよい。
トークン(代用貨幣)単体に強化子としての役割は無いが、後にお菓子などと交換することで、適切な行動を増やす強化子としての運用が出来る。
これは教室や精神科病院、矯正施設などで使われる事を前提として、トークンエコノミー法と呼ばれている。
これらの話題を選んだ理由は、行動の頻度を下げる「負の強化子」についての追加情報を知る事で、教科書での実例等について、例えば「注目」→正の強化子「無視」→負の強化子 と、理解を促進出来ると考えたからである。
また、更にトークンエコノミー法などの間接的な強化子について知る事で、行動の頻度を変動させる現象全体の理解に貢献できると考えた。
出典1: 日本心理学諸学会連合 心理学検定局編,心理学検定基本キーワード改訂版,2022年,実務教育出版
出典2: 繁桝算男編,公認心理士の基礎と実践2 心理学概論,2018年,遠見書房
課題2:「講義中(刺激)」‐「質問する(反応)」‐「加点される(結果)」
この事例は、講義中、質問を行い、加点という正の強化子を与えられた事で、質問という反応が望ましいものだと学習し、新たな行動が獲得される事例だと言える。
課題1: これ、条件づけによる学習(行動変容)ですか? この内容が教科書と関係あるかどうかを考えてみてください。
課題2: これだと、どういう時のどういう行動が強化されているのか曖昧ですね。わかりますか?
3点差し上げます。
課題1: ノート的な箇条書きになっています。「効果の法則について」以降は、それまでとどう関係する情報なのかを明記してください。
内容については、のちのオペラント条件づけにおける随伴性の理解に確かにつながります。
課題2: 「目が覚める」が「よい出来事」であることが明示されているとよかったと思います。人によっては「眠れなくなって困った」となり、コーヒーを飲まなくなるかもしれません。
6点差し上げます。
課題1: 一足飛びに標的行動の強化ができないことが多々あります。それは標的行動それ自体が、放っておいたら生じない(オペラントレベルが0)からです。そういうときは、標的行動の生起につながるようなよりオペラントレベルが高い行動から強化していきます。下位目標を何段階か設定するという工夫をするのですね。これがシェイピングと呼ばれる手法です。12章あたりで出てきてもよい用語ですが、この教科書には出てきませんね。実際の臨床実践(行動療法など)に活用されているので、触れておいた方がよい知識かもしれません。
課題2: 「負の強化子」ではなく「罰子(嫌子)」ですね。どこが間違っているかわかりますか。投稿者じゃなくても、分かった人は投稿していいですよ。
8点差し上げます。
「扉が開くことはエサを一次強化子とした二次強化子」だとすれば、餌が得られなり、行動の結果が扉が開くことだけになっても、行動の頻度は低下しないでしょう。よく知っていましたね、二次強化子。ポイントを集めること自体が強化されてしまっている消費者のようですね。
3点差し上げます。
学生同士の議論の発端を開いてくれてありがとうございます。質問への回答への返信、および追加情報をしてくれたのはなおよいと思います。単に知っている人が教えているのではなく、協力して理解に至ろうとしているように見えます。
「空腹」というのは先行刺激とは考えられないと思います。学習メカニズムの構成要素というより、学習が成立する前提といったところでしょうか。「扉が開く」が「餌を確保できる」ことに直結しているので、真の強化子は「扉を開くことで得られる餌」となるでしょうね。
4点差し上げます。
学習心理学
課題①
強化子についての追加情報です。
強化子には持続性があり、強化子が正の強化子でも負の強化子でも、条件付けによって強化されたオペラント行動が、強化子を提示しないことによってなくなる消去という現象があります。
オペラント行動が消去される期間ですが、強化子を提示しなくなってから一日目は、強化子を提示している場合と同じオペラント行動が見られますが、二日目と三日目からは一気にオペラント行動が消去され、4日でオペラント行動が全く見られなくなります。
「部分強化における強化子出現の規則性と反応の持続性」内田 雅人
K201454119130.pdf
この情報を追加した理由として、教科書に消去の情報がなく、オペラント条件付けをしてから消去されるまでの過程が書いていなかったため、私はオペラント条件付けの消去と古典的条件付けの消去を混同してしまいました。この消去までの情報を書くことで、同じ誤解を防ぐことができ、役に立つ情報であると考えました。
課題2
信号が赤(刺激)→信号を守らない(反応)→警察に注意、逮捕(結果)
この場合、警察に捕まったり注意されることが負の強化子となり、信号を守らないという反応がなくなるオペラント条件付けの例です。
専門的には「平均への回帰」と言って、全般的に上昇あるいは下降傾向でも、ミクロに見ると逆行することがあります。「ジグザク変化するが、真実はその中間にあり」のが平均への回帰です。スポーツ選手の成績なんかも上下しますよね。平均して3割バッターだとしても。
しかしこのグラフによれば、学習というものは離散的でなく、連続的なものだということですね。つまり、どこかから完全にできるようになるというものでなく、できるとできないの比率が変わっていくというものだということです。これが試行錯誤の姿なのでしょう。
受講生同士の質疑応答、いいですね。今後も続けてください。
4点差し上げます。
第2章 学習心理学 課題
課題1
行動変容の追加情報
行動変容の具体例
1)今までに経験したことのない行動を新たに始める。
2)かつて経験したことのある行動を再開する。
3)好ましくない行動をやめる。
4)行動を修正する。
5)これら4つを継続する。
行動変容には、種々の多様員が複雑に影響しあっており、行動変容の事象や状況を説明し、予測する概念が抽出されている。
出典 津田・石橋 行動変容 日本保健医療行動科学会雑誌 34(1),2019 49-59
教科書で見た行動変容では、具体的にどうするのかが書かれていなかったため、行動変容の追加情報を選出した。「できないことができるようになる」ではなく、具体的に説明することによって、行動変容の意味と流れがわかりやすくなると考えた。
課題2
「天気のいい休日(刺激)」→「野球をしに行く(反応)」→「楽しかった(結果)」
これは野球をしにいった結果、楽しかったという正の強化子がはたらき、獲得された行動が維持される事例である。
>> 300
三項随伴性についての指摘、ありがとうございます。扉が開くことはエサを一次強化子とした二次強化的にはたらいているのかもしれませんね。
2章 学習心理学の課題
課題1
刺激についての追加情報
刺激には強化刺激と嫌悪刺激がある。ソーンダイクは強化刺激とは満足をもたらす刺激と考えた。(効果の法則)
効果の法則について
1.満足の法則:反応直後に満足をもたらす反応は、その状況と強固に連合し、その状況でより生じやすくなる。
2.不満足の法則:反応直後に不快をもたらす反応は、その状況との連合が弱まり、その状況でより生じにくくなる。
3.強度の法則:満足や不快の程度が高いほど連合の変化が大きくなる。
出典 日本心理学諸学会連合 心理学検定局編,心理学検定基本キーワード改訂版,2022,実務教育出版
補足した理由として、この効果の法則を知ったうえでなら反応すれば刺激が与えられる場合と、反応すれば刺激が除去される場合の随伴性の理解に役立つと考えたからである。
課題2
「眠気がする(刺激)」-「コーヒーを飲む(反応)」-「目が覚める(結果)」
この事例では、眠気がすると目を覚ますためにコーヒーを飲むという反応が維持される事例といえる。
>> 296
回答ありがとうございます!
なるほど、初期段階ではまだ完全に学習がされていなかったという事ですね。
日常の試行錯誤の事を考えてみると、確かに納得のいく説明です。
例示して頂いた三項随伴性について、「扉が開く」が結果として強化子になり得るか気になり調べてみたのですが、
どうやらソーンダイクの問題箱では、先行刺激として更に「空腹」、結果・後続刺激として扉の外に「餌」があるようです。
つまり三項随伴性として表記すると、「空腹状況に問題箱の中にいる(先行刺激)」‐「ペダルを踏む(行動)」‐「扉が開き餌を食べられる(結果・後続刺激)」となると考えられます。
追記した情報が参考になれば幸いです。
課題1: 教科書のどこがわかりにくいですか。確かに、この記事の方が詳細ですが、簡略な説明でわかるのであれば簡略の方がよいです。
課題2: 教科書の主張が妥当だと思う根拠は何でしょうか。
3点差し上げます。
課題1: 「二つの処理系」とは何ですか。それから課題文には「どういう点でその情報が教科書の理解に貢献するのかを必ず説明すること」とあるので、これについても触れてください。
これは多分論文なので、「著者名」「論文名」「掲載誌」「掲載巻数」「掲載ページ」「発行年」といった情報が必要です。「掲載巻数」「掲載ページ」を入れてください。
課題2: 主張があるのみで、根拠がないですよ。
2点差し上げます。
2章 学習心理学の課題
課題1:オペラント・レベルについての追加情報
強化したい行動(標的行動)のオペラントレベルが0のとき、「シェイピング」という強化と消去を組み合わせた以下のような手法で行動を形成する。
①標的行動に近いオペラントレベルが0ではない行動を強化する
例)お手が標的行動の時、指示に対して少しでも手を動かしたときエサを与える
②一旦その行動を消去する(強化子の呈示をやめる)と、行動のばらつきが大きくなる
③2でとった行動の中から、より標的行動に近いものを強化する
例)指示に対して手を上げたときにエサを与える
④2,3を繰り返し最終的に標的行動を形成する。
出典)日本心理学諸学会連合 心理学検定局編,心理学検定基本キーワード改訂版,2022年,実務教育出版
私がこの情報を選んだのは、教科書では元のオペラントレベルが0の行動について触れられていなかったためである。
シェイピング自体も動物の調教や行動療法などで用いられる手法であり、有益な情報であると考えた。
課題2:「犬がいる(刺激)」‐「撫でる(反応)」‐「噛まれた(結果)」
これは噛まれたことが撫でる行動に対して負の強化子としてはたらき、獲得されていた行動が現れなくなるオペラント条件付けの事例である。また、犬を見ると逃げるようになった場合、新たな行動が獲得される事例と言える。
>> 295
簡単にいうと、p36,l13の通り、「2試行目で早く脱出できたのはたまたまだったから」だと思います。
箱の扉が開く条件をペダル踏み行動と仮定します。グラフから、1度目はなかなか踏まず、2度目はかなり早い段階でペダルを踏んだことがわかります。しかし、この段階ではまだ「ペダルを踏むと扉が開く」と学習したわけではなく、偶然早い段階で踏んだに過ぎないのです。そのため、3度目では2度目よりも脱出に時間がかかっています。5~12度目を見ると若干の上下はあるものの大幅に時間が短縮しています。これは、たまたまペダルを踏むことを繰り返して「ペダルを踏むと扉が開く」という随伴性を学習している様子です。
三項随伴性に当てはめると、「問題箱の中にいる(先行刺激)」‐「ペダルを踏む(行動)」‐「扉が開く(結果・後続刺激)」となります。図2.1のグラフは、扉が開くことが強化子となってペダル踏み行動の自発頻度が上昇していく様子を脱出時間の短縮に置き換えて示しているグラフです。
2章 学習心理学 質問
教科書p36,8行目に「脱出の時間が試行数と共に急速に減少」とあります。試行錯誤の積み重ねで学習が進むのであれば、これは同ページ図2.1の「2試行目より3試行目の方が脱出までの時間が長い」という結果と食い違っていませんか?
これらの記載について何か情報ある方居たら返信お願いします。
課題1: 課題文には「どういう点でその情報が教科書の理解に貢献するのかを必ず説明すること」とありますので、この部分を書いてください。
課題2: 両眼視差を事例とする投稿はずっと前にありました。そちらも参照してください。「両目の異なる視差を脳が統合し、奥行きや距離の知覚に繋げるための情報源となっていると考える」根拠は何ですか?
4点差し上げます。
課題1: 「「時間的に配置」という部分が不明瞭」と言われますが、教科書ではその後に、あなたが言及している速度差による説明がなされています。教科書の情報で十分ではないかと。
課題2: 像が近づくいているか遠ざかっているかが経験に依拠するとは考えにくいですが、これを認めた上で話をすると、「記憶」が作用しているので加工説は指示されると主張されているように思えます。「記憶」なんて言わないで、経験によって物の見え方が変わると考えてはどうですか。脳はいらないのでは? 要は、経験によって異なる機械になったのです。
4点差し上げます。
課題1: 視覚以外の「盲点」の用法については、教科書の内容と関係ないので不要だと思います。同じ情報に基づく同様の投稿が既にありましたので、コメントはそちらを参照してください。
課題2: 脳を経由しない反射については、あなたと同様の事例を挙げた投稿が既になされています。脊髄反射が存在するからと言って、脳による加工説が否定されるわけではないですよ。
4点差し上げます。
課題1: 外受容感覚以外の感覚に関する情報は既に投稿がなされています。「認知」と「認識」については、心理学ではなく日常用語としての差異が示されている記事なので、教科書とは関係ないと思います。
「→」等は私的なノートや、口頭による説明が併用されるスライドなどにとどめ、テストやレポートでは使用を回避した方がいいです。
課題2: 「加工説に何かが足りない」ではなく、「加工があるのか、ないのか」が問われていますので、この解答だと関連しない答えになってしまいませんか。書かれていること自体は興味深いですけれども。
4点差し上げます。